常念東尾根〜前常念岳〜南東尾根
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- GPS
- 54:16
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,020m
- 下り
- 2,022m
コースタイム
天候 | 一日目:曇りのち雪 二日目:雪のち曇り 三日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今週末は3連休がとれた。天気はイマイチ。北アルプス方面は雪予報。常念岳東尾根を計画。悩んだ結果、突撃してみることにする。2時集合出発。6時過ぎにほりで〜ゆ近くの駐車場に到着。平日のためか他に車はなし。天候は予報どおりで曇り模様。駐車場の標高は800Mとかなり低い。準備を済ませて6:30頃歩きはじめる。林道にはところどころに雪があり歩きにくい。しばらく歩くと梯子が尾根へと延びている。ここが東尾根の取付き地点。少しの藪漕ぎをしながら尾根沿いを進む。標高が上がるにつれ雪の量が増えてくる。昨日までに結構雪が降り積もった様子。最初はうっすらとトレースがあったが途中からは無くなっていることが多かった。主にワカンを装備して歩く。膝下くらいのラッセルが続き、かなり疲れがたまってくる。雪もちらつき始める。2000Mを過ぎたあたりから尾根が広くなり2200M付近の平らな樹林帯でビバークすることにした。気温はそんなに低くはなかったが雪が降り続いていた。天候が悪いため明日からの行動予定を検討しながら早々に晩飯を食べて18時に就寝。翌日は6時起床。寝すぎてしまった。外はまだ小雪が舞っている。積雪も増している様子。予定では常念乗越まで出て荷物をデポして常念岳を往復。風が無いのでそのまま稜線上でビバークもありか。という行き当たりばったり感が満載な予定を立てる。8時頃出発。ここからは全くトレースが無くなり雪も深い。稜線上も膝くらいまでのラッセルを強いられる。状況によってアイゼンとワカンを何度も履き替えながら進む。岩稜帯の登りでは一枚岩にぶつかり緊張する場面もあった。前常念岳には13時半ごろ到着。400Mくらい標高を上げるのに5時間半を費やしてしまい疲労感十分。終始ガスガスで景色もない。更にこの先に見える常念岳へと続く稜線の雪の量が多すぎて危険と判断。今回はこの前常念岳を頂上として、ここでビバークすることにする。テント設営後、徐々に青空も見えるようになって一安心。今日も早々に晩飯を食べて18時就寝。翌朝は3時起床。星がすごい。6時出発。天気が最高に良くて気温も低い。久々にモルゲンロートを満喫できた。帰りは予定通りに南東尾根を下る。序盤かなり高度感があって切れ落ちている箇所のトラバースがあったりして朝から緊張する。全体的には終始尾根沿いを歩き、目印も結構あり思ったより分かりやすい印象だったが、最後の藪漕ぎにはとても苦労させられた。今回の山行は想定外の積雪量で大半をラッセルすることなってしまったがとても充実したやり遂げた感の残る山だった。
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