三頭山から笹尾根を経て高尾山へ
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 11:53
- 距離
- 40.6km
- 登り
- 2,538m
- 下り
- 2,883m
コースタイム
- 山行
- 11:22
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 11:53
天候 | はれ一時くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路)京王線「高尾山口駅」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三頭山北斜面の雪もほぼなくなりアイゼンは不要 |
写真
感想
三頭山から高尾山口までの日帰り走破に挑戦。
過去2回ほど挑戦しているが、2回とも途中でエスケープしています。
目の前に還暦が近づき、体力のピークが過ぎていることをひしひしと感じていますが、笹尾根走破の挑戦もチャンスも残り僅かなのでしょうか?
***********************************
スタートは、相変わらずのスロー。最近、朝早く起きれなくなって、とても始発どころではありません。
7:44新宿発のホリデー快速おくたま1号。出発8分前に新宿のホーム着きましたが、すでにほぼ満員。ほとんどが、登山客。運良く2号車に空席を見つけましたが、座っていくにはもう少し時間的余裕が必要です。
***********************************
奥多摩駅にはホリデー快速に接続するバスが並んでいて、メジャーな方面は乗り継ぎが便利となっています。この日も3/19に長沢背稜で行方不明になられた方の同僚が、目撃情報を伝えてほしい旨のパンフレットを配布していました。
鴨沢西行きのバスは3台ほど出ていましたが、1台目の終わりの方に並んでいたので目的地の峰谷橋まで立って行きました。麦山の浮橋は小河内神社BSが便利ですが、峰谷橋のたもとにはトイレがあり、小河内神社BSまではすぐなのでこちらの方が便利です。
この日は春の交通安全週間ということで、数人の警察官の方が詰めていて、周辺の駐車場情報などを教えていただきました。
************************************
麦山の橋を渡るのはおよそ5年ぶり。
三頭山への登りには山のふるさと村を使ったので、今回のヌカザスを登るのは初めてです。1回だけヌカザス尾根を下ったことがありましたが、日暮れが迫る中、急斜面を最終バスの時刻を気にしながら大変心細い思いをした覚えがあります。
今日はその尾根を登り返すわけですが、奥多摩3急登(諸説あり)の1つに挙げられるオツネ坂(オツネの泣き坂)ですので、過去2回の高尾山へのトライでも選択したことがありません。
*************************************
どうせ健脚ルートだし、せいぜい2-3人しか登らないんじゃ?と思っていたら、奥多摩道路から登山道に入ったところで、先行者2人。そのあとも、何人かの人に出会い、思ったより寂しくないルートでした。追い越していった方を目標に登って行ったのは良いのですが、さすがの急登続きにふくらはぎが.......。消炎鎮痛剤を時々塗りながらのヌカザス尾根挑戦となりました。ただし、登りということもあり、初めて下った時の恐怖はなく、ただただキツイだけ。心配した三頭山手前の北斜面にも、ほとんど雪はなく、持参した軽アイゼンは空振りでした。
************************************
歩きだしが9時過ぎということもあり、三頭山山頂はかなりのヒト。ベンチは埋まり、マットを敷いて休憩しているグループもありました。
この日は雲が厚く、残念ながら富士山は拝むことができませんでした。
ここから先は久しぶりの笹尾根です。
用竹→雨降山→権現岳のコースは2回程歩いたので、その稜線を右手に見ながら下っていきます。三頭山直下はやや急ですが、クメケタワからは緩やかなアップダウンに。そして、赤松林ではクッションもよく、木々を越えての眺めですが左には奥多摩三山も時折顔をのぞかせ、いい感じ。ゆったりと歩くうちに、ヌカザス尾根で使い果たした脚力も少しは回復した感じでした。
***********************************
笹尾根の終盤は浅間峠から、熊倉山・三国山への登り返しが一苦労。浅間峠までは下りが主でしたので足にはあまり来ませんでしたが、ここからが正念場です。熊倉山の山頂で、今朝同じコースを来たという方と、しばし歓談。このあと、陣馬高原下へ降りられるとのこと。このお話を伺い、佐野川峠から陣馬バス停へ下るエスケープも考えながら歩いてきましたが、やっぱり高尾を目指すかな、という気になりました。
***********************************
2Lの飲料水を持ってきましたが、和田峠へ下りころにはあと、400mlくらいに。和田峠で、飲み物を購入しようと思いましたが、到着するとすでに店は閉まっていました。看板には「駐車場は9-17時」と書いてありましたが、すでに閉鎖されており、今日は早じまいだったのかもしれません。
ここから陣馬山への登り返しは、看板には「15-20分」と書いてあります。が、何度もここを歩いているので知っていますが、めちゃくちゃ頑張って20分くらいかかります(笑)。
ふと脇の平坦コースをあることに気が付きました。これなら、陣馬高原下からの登山コースとの合流点から明王峠へ抜ける道があるはず。よし、陣馬さんを巻ける。
残された体力もすくなく、日没までの時間が1時間ちょっとと迫る中、どんどん巻いて行こう!
ここから、明王峠・堂所山・景信山と巻くことに。ただし、日没直前に誤って作業道に入ってしまい、ちょっとひやりとしました。小仏峠の手前で真っ暗となり、城山・もみじ平を巻き道でこなし、挙句は高尾山まで巻こうかと思いましたが、給水のために山頂に登ることにしました。山頂に自動販売機があるのを知っていたからでした。
****************************************
8時過ぎに山頂に到着し、コーラを飲んで休んでいると、かみさんから電話が。
下山したら連絡しようと思っていたので、連絡を忘れたわけではありませんが、日没過ぎに連絡がないのはおかしいと思ったようです。冒頭の不明男性も、私より少し若いくらいでしたので、やはり家族に心配をかけるのは良くないことと反省しました。
******************************************
約12時間の長旅でしたが、21時には高尾山口駅に到着。まあ歩きなれたコースなので、暗がりでも降りてこられましたが、ちょっと無理した感がありますね。
3回目の挑戦で、何とかコンプリートでしましたが、もう一度ヌカザス尾根を登るかというと、微妙なところです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する