花桃が咲くあららぎから登る南木曽岳
- GPS
- 05:25
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 804m
- 下り
- 804m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中央自動車道の長野県飯田山本ICを下りて国道256号線に入り、清内路トンネルを抜けて南木曽町に入りました。額付橋渡り長延寺門前を通る舗装された林道を北に進み、南木曽山麓蘭キャンプ場や山荘あららぎを過ぎて避難小屋とトイレがある無料駐車場に車を置きました。 駐車場は避難小屋手前100mにもあり、合わせて乗用車20台ほどは駐車できるスペースがありました。 林道のゲート手前に自然探勝園入口があり登山道近道と併用になっていました。東屋があり過ぎると再び花崗岩の白砂の林道に合流し、さらに登って行くと「金時の産湯の池」があり過ぎると南木曽岳への登山口になりました。 堰堤を左側に見て登り沢に架かる古い木橋を渡り、上がり専用登山道と下り登山道の分岐になり時計回りの左側の登山道に進みました。 沢の近くに大きな岩の「金時の洞窟」や登山道から少し離れた「喉の滝」があり、過ぎると勾配が急な登山道になりました。 最後の水場「金明水」を過ぎ尾根に向かい、檜や高野槇の天然林の中をジグザグに登って行きました。クサリが付いた木の梯子の急勾配の登山道脇には、ミツバオーレンやショウジョバカマの可憐な花が咲いていて足を止め一息入れる機会になりました。 さらに登ると木橋が岩場を巻くように現れ道標に従い登りましたが、どうやらこの岩場は直接直登して登れることを木橋を登り終えて分かりました。 「兜岩」などを尾根道から見て笹原を通り標高1676.9mの南木曽岳山頂に着きました。山頂は樹木に覆われていて展望は有りません三角点と山頂表示の石碑がありました。二人の若い登山者がベンチで休憩をとっていました。 下山道の案内板にしたがい直進すると南木曾御嶽大神の石碑が大きな岩の上にありました。反対側にある岩を登ると展望台になっていて岩の上からは黄砂の影響で霞んだ御嶽山が見えました。 樹林帯を抜けて展望が開けた笹原に出ると赤い屋根の南木曽岳避難小屋が見えてきました。避難小屋の中はきれいに使われており、トイレもあり宿泊できる状態でした。 上の原への分岐を過ぎて中央アルプスが目の前に見える展望地で昼食をとりました。 たくさんの登山者で賑わう展望地から下山道を下がり、登り返して樹林帯へ入り右に折れて尾根に上がりました。 摩利支天に立ち寄り大きな岩の上からの展望を楽しみ下山道に戻り、下がって行くと見晴らし台がありました。そこからは摩利支天の大きな岩や南木曽岳の岩場と山頂方面が見えました。 下山道は急勾配の下り坂になり長いクサリが架かっていて、壊れかかった木の階段があり注意して下がりやがて上り専用道と合流しました。 自然探勝園内の男滝と女滝を見てから駐車場に戻りました。 |
写真
感想
春山の高い山は経験もなく無理と思えるので、登山愛好会で計画されている南木曽岳に登ることにしました。
分県登山ガイド長野県の山を読むと岩場やクサリ場があり手ごわい山と思いましたが、一方山と高原地図の解説を見ると初級になっていました。どちらの解説を信じてよいのかわからないので、自分の目で確かめながら下見を兼ねて登りました。 登山道はかなりの急勾配で岩場や木製の梯子などがあり変化に富んでいました。木製の梯子や階段そして木橋は設置してからの年月が長いようで老木化していて注意して通過しました。
南木曽岳の山名にも興味を抱きました。少し調べてみますと中岐蘇岳、奈岐蘇岳、泣き日蘇岳びそ岳、揚籠山(あげろうやま),額付山(ひたいづけやま)などと呼ばれていたようで、麓の人達の素直な表現で表した山名と思われます。
木曽五木(檜、サワラ、高野槇、クロベ、アスナロ)の中でクロベは登山中には確認はできませんでした。
山頂から下がった展望地からの中央アルプスの眺めは圧巻でした。眺めていると夏になったら未踏峰の空木岳へ登頂したい意欲が湧いてきました。
避難小屋の室内もきれいで十分に使用できる状態でした。展望地を過ぎた所に水場の標示がありましたが笹に覆われていて水の確認はとれませんでした。
急峻な山でしたので短時間で標高を稼ぐことができ比較的に楽に登山を楽しむことができました。
下山後は駐車料金500円を払い妻籠宿を訪ねました。山深い地に昔の宿場町が残っているとは驚きでした。豊かな生活を求めて街へ出て行くのにいまだに栄えて居るのはふしぎです。昔の水道でしょうか水路がありました。
水に注目してみると、妻籠宿の飲料水は水船に流されていて、生活用水は落差を利用して家の前を流れていました。山深い地のオワシスとして旅人が一夜の宿をとり栄えていたと思いました。
明日は恵那山に登るために中央高速道の飯田IC方面に向かいコンビニで食料を仕入れて明るいうちに広河原登山口へ急ぎました。
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