西穂丸山
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- GPS
- 06:27
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 616m
- 下り
- 644m
コースタイム
- 山行
- 2:26
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 4:06
- 山行
- 3:02
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 3:52
両親のペースに合わせてのゆっくり歩行に加え、写真を撮りつつなので、それを反映したコースタイムになっています。
天候 | 晴れ/曇り/雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高ロープウェイの西穂高口駅付近には観光客向けの周遊路があり、そこから少し進むと登山道になります。 歩く人も多く、西穂山荘まで歩きやすい道が続きます。 急坂区間があるので、確実に歩を進めたいですね。 西穂山荘から西穂丸山までもトレースがはっきりしており、歩きやすいです。 風が強い日が多いと思われるので、防寒対策はしっかりと。 積雪期にここから先へ登るには、きちんとした装備など、安全に通行できるだけの準備が整っている必要があるはずです。 天候の急変などにも注意が必要だと改めて認識しました。 西穂山荘から焼岳方面へのルートを少しだけ歩きましたが、途中までに部分的にトレースはあったものの、歩く人は少ないようです。 途中まで同方向の上高地方面への道には目印のリボンが立てられているようでしたが、焼岳方面は夏道の標識かなと思われる物が所々で目に入った程度でした。 雪崩の危険性の適切な判断はできませんが、周囲を見回して確認するように心掛けていた中での印象としては、すぐに危険な状況になるとは思われなかったので、最初の標高点まで進みました。 歩いている人が少なそうでもあるし、今後の天候や温度変化次第では危険性が増す可能性もあると思われるので、通行するかどうかの判断も含め、気を付ける必要がありそうです。 |
その他周辺情報 | こちら方面に出かけた際には、平湯温泉の『ひらゆの森』を利用しています。 |
写真
感想
今回の山行は西穂山荘に宿泊し、西穂丸山まで。
2週間前に行く予定でしたが、天候不安定との予報で延期、ゴールデンウィークの初日からの山行となりました。
山行とは言っても、家族で歩いており、かなりののんびりペースなので、優しい目で見てやって下さい。
西穂山荘に宿泊するのは、これで3度目。
初めての宿泊は11月頃で、まだ雪はなかったものの、宿泊明けの日はとても寒かったのを覚えています。
寒さには強い方なんですが、凍えるような思いをしつつも何とか独標まで登ったのでした。
あれが初の本格的な登山で、この時に自分は高所恐怖症なんだと自覚したのです。
2度目は2014年の4月の中旬で、今回と同じく西穂丸山まで。
天気が良くなくて、この日も吹きつける強風に悩まされながら丸山まで行きました。
これ以外にも日帰りで西穂山荘の途中まで歩いた事もあり、なじみのある所なのです。
ロープウェイを乗り継ぎ、西穂高口駅に到着し、準備を整え、出発です。
いつもとは少し勝手も違い、ヤマレコ用に必要な写真を撮り忘れたりしてしまいますが、気にしないようにして歩きます。
しばらく進むと、急坂区間になり、両親の足は前へなかなか進まず。
こちらも写真を撮りながらのんびりと歩いているのだけど、先行している際に振り返ると、両親は大抵は止まっています。
空気の薄さも手伝ってか、結構な疲労のよう。
実際に登っている標高差は大した事はないのだけど、確かに数字以上に疲れる要素のある道です。
苦労して登り続け、トラバース道になると、程なくして西穂山荘が目の前に見えて来ます。
随分と時間はかかったように感じましたが、とりあえず到着です。
ここまでの天候は曇り時々晴れの後、小雪が舞い始めるという感じだったかな。
到着後、コーヒーを注文。
おいしいコーヒーを飲みながら、ここまでの道のりを振り返り。
すると、次第に外は雪が強まり、ついには吹雪に。
丸山まで登る予定でしたが、とりあえず保留に。
個室へ移り、のんびりタイムです。
雪が止み、空もやや明るくなったので、少し歩く事に。
丸山へは行かず、焼岳方面への道を下る事にしました。
ワカンを持って来ていたものの、山荘までの道のりの雪の状態から判断して、今回の山行では使う機会なしと判断して、引き続き軽アイゼンでの歩行です。
しかし、この読みは間違えで、この下りのルートはトレースが部分的にある程度で、足のはまり込みが結構ありました。
途中の分岐までは上高地方面と同じ道を進むし、それなりに歩かれていると思っていたのです。
ワカンは部屋に置いたままなので、取りに戻るのも億劫だったんですよね。
仕方がないので、僕が先頭になり、ラッセルで道を切り開いて進みます。
両親が通る事を考えると、しっかりしておかなくてはならないので、結構な運動量になり、思わぬ展開に何だか笑わずにはいられない感じでした。
目印に従って進んでいたのだけど、これは上高地方面へのものだと気付き、引き返します。
この辺りかなとの地点から焼岳方面へのルートに向け、ラッセル開始です。
しばらく進むと、緑色のプレートが見え、そこを目標に進みます。
そこまでの斜面はまずまずの傾斜で頑張ってラッセルしつつ進みましたが、僕以外の3人はヒップそりで降下。
そりゃないよ〜ってな感じでしたが、楽しんでいるようだったので、まあ、それはそれで良しという感じ。
プレートを確認すると、ここが上高地方面と焼岳方面の分岐点のようです。
夏道だと思われます。
ここで引き返し、途中、また雪が振り出したりする中、山荘まで戻って来ました。
夕食を食べ、久しぶりの家族でのトランプに興じ、就寝です。
ただし、なかなか寝付く事ができず、時間のみがしばし経過しましたが。
知らぬ間に眠っていたようで、3時過ぎから睡眠が浅い状態になり、4時前に星空を観に行く事に。
少しずつ明るくなり始めていたので、満天の星空ではないものの、普段とは違う夜空に見入り、寒さに追われるようにして部屋に戻りました。
しかし、特に眠たくもなく、夜明けを見るかと再び外へ。
少し上まで登ってみたりしたものの、少し靄がかかっていた事もあり、日の出までは間が持たず、退散。
朝食を食べ、丸山へ向けて出発です。
ここからは言葉で述べるまでもなく、写真を見ていただくのが良いでしょう。
のんびりと歩き、絶景を堪能しました。
丸山の少し先にある小ピークまで行き、引き返しました。
山荘に戻った後、軽アイゼンからワカンに装備を変更し、昨日と同様に焼岳方面への道を進みます。
昨日のトレースに沿って進み、緑のプレートのある分岐点に到着。
両親は分岐の少し先で待っている事になり、兄と2人で先へ向かいます。
この先はトレースはなく、ここだろうと思われる辺りを進んで行きます。
やや急な斜面の下りで、ワカンだと進みにくくて苦戦しますが、何とか前方が開けた所に着き、焼岳を見やります。
進む方向の中心には木が生えておらず、雪で白い帯のように見えます。
少し進むと、左側は緩やかな谷になり、ここが『きぬがさの池』のようです。
この辺りで別ルートからの踏み跡が見られるようになりました。
美しい景色を眺めながらゆったりと登ると、P2242に到着。
満足感に包まれて周りを見やり、写真を撮り終えると、名残惜しいけども引き返します。
気温の上昇に伴い雪はシャーベット状になり、ワカンだとグリップ力が十分でなく、思うように前に進みません。
苦労しつつも何とか山荘に戻って来ました。
今度はワカンから軽アイゼンに履き替え、下山です。
帰り道でも展望を楽しみ、その度に写真撮影となり、ペースが上がりません。
この日は好天でもあり、下からは次々に人が登って来ます。
あの急坂区間はやはりしんどいようで、所々で休憩されていました。
周遊路まで来ると、観光客の姿が見られるようになり、ゴールの手前付近は渋滞です。
三角点を確認後、軽アイゼンを外し、ログを停止し、今回の山行も無事にゴールです。
久々の家族での遠征で、昨年の5月に蝶ヶ岳へ行って以来。
秋の山行計画は天候不順で中止になりましたからね。
高山での山行は久しぶりだったせいか、両親のバテ具合が予想以上で、普段からもうちょっと山歩きをしておく必要があるように感じましたが、ただ単純に歩く機会を増やして負荷をかけるようにすれば良いのかとなると、年齢的なものもあるので、無理は禁物とも思うのです。
まあ、一緒に歩く機会を持ちつつ、適切な答えを見つけられればとの思いです。
他には、ワカンのパーツがなくなっていたという事でしょうか。
思っていた以上に負荷がかかっていたのかなという印象。
AIRMONTEのサイトを見てみると、パーツは個別に値段設定されているようで、なくなったパーツだけの入手は可能なようです。
以上、今回も無事に山行を終えられた事に感謝です。
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