【揖斐】鎗ヶ先〜鍋倉山【意外にヤブは薄し】
- GPS
- 09:46
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,320m
- 下り
- 704m
コースタイム
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鍋倉山:県道32号→長者の里キャンプ場を過ぎてまもなく、東海自然歩道入口に2台分のスペース。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回の鎗ヶ先へのルートはバリだと思います。もちろん鎗ヶ先〜鍋倉山間にも道はありません。出かけられる際は自己責任でお願いします。 噂ほどの酷いヤブは見当たらず、獣道を有効活用で思いのほかスムーズに歩けました。 鎗ヶ先からの下りすぐの痩せ尾根と、一箇所あるカレンフェルトの細長いピークの巻きに気を付ければあとは危険個所はありません。 |
その他周辺情報 | かすがモリモリ村(薬草風呂) http://morimorimura.com/ |
写真
感想
一昨年の6月に鎗ヶ先〜鍋倉山をhanamaruteさんが歩かれていて、案外ヤブも薄そうだということでその気になり、でもなるべくヤブが茂る前のGWに歩こうよという計画です。
直前に全く同じコースで知り合いが歩いてしまい先を越されましたが、以前よりの計画だったのでそのまま実行です。
【鎗ヶ先駐車地〜鎗ヶ先】
県道から、かすがモリモリ村への道を入ってすぐに広い駐車場がありここに車を置き出発です。県道を渡って高橋谷川右岸尾根に取付きます。作業道なのでしょう、手すりの付いた階段がありスンナリ。先人の情報に感謝です。
始めは転落に注意が必要なくらい急な登りで、その後も植林の急登が続きました。やがて傾斜が緩むとシロモジの新緑がまばゆい自然林も混じるようになり、鉄塔に出ます。鉄塔広場端まで行くと伊吹北尾根が望めました。
未舗装の林道が来ており、貯水槽のような施設と小屋があり、三角点・香六を経由するため小屋裏から尾根に取付きます。尾根はシロモジのトンネルで新緑の美しさに思わず歓声が上がります。そしてヤブっぽい中に埋もれた四等・香六を見つけました。
その後一旦林道歩きとなり、それが尾根を囲むように分岐するところから再び尾根に取付きます。
しばらくで自然林の尾根となりますが雲が多く、写真を撮るのに日差し待ち時間が増えるようになります。ロングコースなのでゆっくりもしていられないのですが。
そして正規登山道と合流して鎗ヶ先山頂へ到着。最近刈りはらわれて展望がよくなったというのはblack703さんのレコで予習していましたが、揖斐の山々はともかく白山まで望めるとは意外でした。ここでおやつを食べて小休止、ここから始まる鍋倉山への縦走に備えます。
【鎗ヶ先〜鍋倉山】
鍋倉山へ向けてまずは尾根芯のヤブを避けるようについている踏み跡をたどり、トラバース気味に下ります。切れ落ちた痩せ尾根にたどり着き、これを慎重に進みます。
それを過ぎれば尾根幅は広がり、ヤブのない新緑の雑木林の中を鼻歌で進むようになります。ヤブがないというよりむしろスッキリという感じで拍子抜け。
(ヤブは)いつくるかいつくるかと思いながら、快適な広い尾根を進むと三等・坂立に到着。プレートがあり、六字ヶ嶺と書かれています。私の持っているヤブ山ガイド本にもそう記されています。そこからの下りがちょこっとのヤブでそれを抜けて未舗装の林道へ降り立ちました。平らな場所でもあるのでここでお昼休憩にすることに。
そこからの後半戦はやや笹がうるさくなり、それ自体は軽いものですが、ヤマダニが取付いてくるのがやっかいでした。植林帯も出てくるようになります。
そして地形図で見てもまん丸なピークはまあまあのヤブ、そこを過ぎると一転してカレンフェルトの細長いピークになりました。さすがにここの尾根芯は厳しいヤブですが、その下をトラバースする獣道がちゃんとついています。これをたどればヤブコギは無し。花もがぜん多くなります。白玉はまだ蕾でしたが株は多い。圧巻はヒトリシズカで、凄まじい数でした。絨毯のようになっているところもありました。
獣道は尾根芯に上がっているので疑わずこれを追いますが、しばらくでヤブがうるさくなり、再びトラバースへ。
カレンフェルトピークを抜けしばらくで道は不明瞭となり、ササヤブが通せんぼ。そうです、もうその向こうは東海自然歩道なのです。このササをかきわけポンっと飛び出せばあとは高速道路のような広いハイキング道をたどるだけ。
鍋倉山避難小屋で小休止の後、三角点のある鍋倉山に到着、縦走は完了です。
【鍋倉山〜鍋倉山駐車地】
ここからは東海自然歩道をたどるだけなんですが、これが最後までアップダウンを繰り返す曲者でした^^;
それでも貝月山の展望や新緑を楽しみながら歩いて、車をデポした鍋倉山登山口に到着。
結局、覚悟していた酷い藪は出てこずじまいで、なんちゃってヤブ山ハイカーでも鎗ヶ先〜鍋倉山の縦走を果たすことができました。
コメント
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hermit-crabさん こんにちは〜
前回の高屋山〜大白木山もスゴイですが鎗ヶ先〜鍋倉も縦走されるとはー
伊吹山地から見るとこの尾根が必ず見えてそそられるので偵察に行ったことがありますが、なんせ鍋倉から縦走路に入るときの笹がすんごい藪でこれはムリだ・・・とあきらめていました
写真26枚目を見てもやっぱりキツそう〜
しかも白玉ちゃんもしっかり。。。
やっぱり奥に入るとあるんだなぁ
でもまだ蕾が多いんですね〜 今週末くらい満開になるでしょうか
hermit-crabさんがなんちゃってヤブ山ハイカーですって!?
とんでもない 十分ヤブ山エキスパートですよ〜ん
私には行けないのでまたレコで楽しませていただきま〜す
blackさん こんにちは
前回の高屋〜大白木よりもヤブは軽く、距離は長いという感じでしたね。blackさんも実際に行かれてみればそんなズゴクもないとわかるでしょう 縦走路にどこから入るかというのもポイントかもしれません。入ってしまえば大したこともないんですよ。
白玉ちゃんはヤブ山歩いてると、そんなに珍しくもないようですね。普通のハイカーのこない山の中で人知れず咲いている白玉ちゃんを見つけたときはホントにトキメキますよね〜 でも、blackさん達が行かれた奥美濃の秘境にはかなわないと思います
ややっ エキスパートなどとは買いかぶり過ぎですよ。初心者に毛が3本生えたくらいの未熟者がGPSという文明の力に頼り切って調子こいてるだけでございます
ところで昨日、西津汲を例のルートでまわってきました。白玉ちゃんは北東尾根ではつぼみが大半でしたが、南西尾根の下りだしは日当たりがいいせいか?ほとんど開花していましたよ
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