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Yamareco

記録ID: 1135162
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳西面・清水岳・猫又山周辺スキー山行

2017年05月02日(火) ~ 2017年05月05日(金)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
34.5km
登り
5,109m
下り
5,115m

コースタイム

1日目
山行
6:15
休憩
0:51
合計
7:06
8:15
138
10:33
11:00
96
12:36
13:00
141
15:21
大出原2537m
2日目
山行
6:10
休憩
2:25
合計
8:35
6:40
75
大出原2537m
7:55
8:30
25
8:55
9:30
75
清水谷2280m
10:45
11:10
35
2267m旭岳西側
11:45
11:55
75
清水平南側2262m
13:10
13:30
20
13:50
14:10
65
15:15
3日目
山行
4:47
休憩
1:08
合計
5:55
8:00
20
8:20
8:30
70
猫又谷1680m
9:40
10:00
37
猫又谷左俣2071m
10:37
11:00
20
猫又山直下2258m
11:20
11:35
140
オレントメン谷1756m
13:55
猫又山
4日目
山行
7:33
休憩
1:52
合計
9:25
6:20
110
猫又山
8:10
8:20
20
清水岳
8:40
9:00
115
柳又西俣2150m
10:55
11:20
43
旭岳直下2658m
12:03
12:30
40
頂上宿舎上
13:10
13:15
20
13:35
14:00
105
頂上宿舎上
15:45
駐車場
天候 5/2 快晴
5/3 晴れのち曇り
5/4 ド快晴
5/5 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜行バスで行こうと思っていましたが、空席があっても隣が女性だと乗車できません。予約はお早めに。
現在、猿倉線は1日3本。
コース状況/
危険箇所等
残雪は多く、谷筋のデブリは多かった。午後の滑走は自己判断で。
その他周辺情報 郷の湯はこんな連休のさなかでも割とすいていた。
猿倉台地から白馬岳
強風で雪煙舞ってます。
2017年05月02日 09:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 9:07
猿倉台地から白馬岳
強風で雪煙舞ってます。
小日向コルから温泉方面
2017年05月02日 10:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 10:37
小日向コルから温泉方面
六左衛門沢から鑓ヶ岳を望む。
右・杓子沢
2017年05月02日 10:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 10:37
六左衛門沢から鑓ヶ岳を望む。
右・杓子沢
帰り道はここを予定していた。
2017年05月02日 11:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 11:07
帰り道はここを予定していた。
鑓♨までの登り
見えてて遠い。
2017年05月02日 11:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 11:59
鑓♨までの登り
見えてて遠い。
湯気がモウモウです。
中央左に人と道具の塊が見えます。
2017年05月02日 12:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 12:26
湯気がモウモウです。
中央左に人と道具の塊が見えます。
この先長いので、今日は入浴できません。
2017年05月02日 12:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 12:41
この先長いので、今日は入浴できません。
斜光が美しい大出原までの登り
結構きつい。
2017年05月02日 16:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 16:26
斜光が美しい大出原までの登り
結構きつい。
計画通りは進まず、大出原カール内で幕営
夜景が美しい。
2017年05月02日 20:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/2 20:05
計画通りは進まず、大出原カール内で幕営
夜景が美しい。
翌朝
2017年05月03日 04:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 4:59
翌朝
稜線からここまではシートラでした(;´・ω・)
2017年05月03日 07:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 7:59
稜線からここまではシートラでした(;´・ω・)
剣・立山
真っ白です。
2017年05月03日 08:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 8:00
剣・立山
真っ白です。
毛勝三山
いつかはあそこも
2017年05月03日 08:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 8:00
毛勝三山
いつかはあそこも
旭・清水岳
本日はあの先まで。
2017年05月03日 08:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 8:29
旭・清水岳
本日はあの先まで。
白馬本峰・旭
双耳に見えます。
2017年05月03日 08:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 8:30
白馬本峰・旭
双耳に見えます。
清水谷の旭岳側斜面
帰りはここも滑る予定(疲れて滑らなかった。)
2017年05月03日 10:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 10:11
清水谷の旭岳側斜面
帰りはここも滑る予定(疲れて滑らなかった。)
鑓方面
硬くて難儀しました。
昼間なら天国斜面
2017年05月03日 10:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 10:12
鑓方面
硬くて難儀しました。
昼間なら天国斜面
この下の2280m二俣に最高のテント場あり
2017年05月03日 10:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 10:12
この下の2280m二俣に最高のテント場あり
中央左・清水岳
この裏を滑ろうと思っていたが、こちらの残雪量に負けて滑ってみた。
2017年05月03日 10:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 10:35
中央左・清水岳
この裏を滑ろうと思っていたが、こちらの残雪量に負けて滑ってみた。
2017年05月03日 11:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 11:56
旭西側から鉢山・柳又源流方面
2017年05月03日 13:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 13:29
旭西側から鉢山・柳又源流方面
清水岳から猫又山を見下ろす。
スキーで楽に行けそうに見えますが
雪庇の亀裂や凸凹が気になります。
2017年05月03日 14:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 14:14
清水岳から猫又山を見下ろす。
スキーで楽に行けそうに見えますが
雪庇の亀裂や凸凹が気になります。
朝日岳が間近
2017年05月03日 14:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 14:14
朝日岳が間近
雪庇と日本海
2017年05月03日 14:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/3 14:58
雪庇と日本海
猫又山頂上
ベース設定完了
2017年05月03日 18:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/3 18:02
猫又山頂上
ベース設定完了
来た道を振り返る
2017年05月04日 07:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 7:19
来た道を振り返る
剣・立山の各沢が滑りに来いと呼んでいる。
2017年05月04日 07:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 7:20
剣・立山の各沢が滑りに来いと呼んでいる。
天場その2
2017年05月04日 07:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 7:21
天場その2
やっと来ました猫又谷
地形図からはこんなにいい斜面とは思えませんでした。
剣に向かって滑ります。
2017年05月04日 08:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 8:15
やっと来ました猫又谷
地形図からはこんなにいい斜面とは思えませんでした。
剣に向かって滑ります。
2017年05月04日 08:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 8:42
登り返しからの1900m二俣
左に入ります。
2017年05月04日 09:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 9:11
登り返しからの1900m二俣
左に入ります。
双六南峰の雰囲気に似てたかな
2017年05月04日 09:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 9:38
双六南峰の雰囲気に似てたかな
2017年05月04日 09:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 9:50
2017年05月04日 10:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 10:18
こちらも来たかったオレントメン谷
名前の語源わからず。
ここはものすごい開放感。最高!
2017年05月04日 10:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 10:34
こちらも来たかったオレントメン谷
名前の語源わからず。
ここはものすごい開放感。最高!
もっと近ければ、この斜面を遊びまくるのもいい
2017年05月04日 11:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 11:13
もっと近ければ、この斜面を遊びまくるのもいい
朝日岳に向かって
2017年05月04日 11:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 11:15
朝日岳に向かって
登り返しから
2017年05月04日 11:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 11:40
登り返しから
妙高周辺の雰囲気
2017年05月04日 12:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 12:34
妙高周辺の雰囲気
とても暑い(;´・ω・)
2017年05月04日 13:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 13:12
とても暑い(;´・ω・)
2017年05月04日 13:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 13:18
メインのナル谷をのぞけば
こちらの斜面からのデブリーランド
日帰りで来た人がいるようだ。
結果、滑りませんでした。
2017年05月04日 14:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 14:43
メインのナル谷をのぞけば
こちらの斜面からのデブリーランド
日帰りで来た人がいるようだ。
結果、滑りませんでした。
夕暮れもいいねぇ
本当の頂上なら漁火・街の明かりも見えました。
2017年05月04日 18:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 18:25
夕暮れもいいねぇ
本当の頂上なら漁火・街の明かりも見えました。
2017年05月04日 18:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 18:26
旭岳直下の東俣斜面
最高の斜面ですが、結構デブってます。
2017年05月05日 10:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/5 10:01
旭岳直下の東俣斜面
最高の斜面ですが、結構デブってます。
本日とても雪が重く、バテバテで主稜線到着。
杓子Pから滑った跡が…
2017年05月05日 12:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/5 12:12
本日とても雪が重く、バテバテで主稜線到着。
杓子Pから滑った跡が…
今更ながら、旭岳滑ってくればよかったかな?
2017年05月05日 12:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/5 12:19
今更ながら、旭岳滑ってくればよかったかな?
ライチョウくん出ました。
2017年05月05日 13:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/5 13:36
ライチョウくん出ました。
歩き始め、このあと頭上を飛んでいきました。
2017年05月05日 13:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/5 13:37
歩き始め、このあと頭上を飛んでいきました。
大雪渓の雪質は最悪の重雪
最大のデブリーランド
2017年05月05日 14:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/5 14:24
大雪渓の雪質は最悪の重雪
最大のデブリーランド
里ではなんと桜が満開!
中綱湖畔でこんな景色にも出会えた。
2017年05月05日 17:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/5 17:17
里ではなんと桜が満開!
中綱湖畔でこんな景色にも出会えた。
撮影機器:

感想

5/1 元々、夜行バスで行こうと思っていたが、空席はあれど横が女性だと座席は取れないとのことで、急きょ車で行くことになった。若いころは新宿までの往復移動で板・ブーツが別にあるのはなんでもないことだったものの、便利な方に慣れるのは早いものだ。深夜2時過ぎ、猿倉到着。連休の谷間ということもあるのか思った以上にすいていた。

5/2 起きてみると快晴ながらも、稜線上は雪煙が舞っている。遭対協の人に聞けば『高気圧の張り出しに寒気が押されて風が強くなっている』ということだった。さらに、大雪渓は雪崩が頻発していることから、まだ遭難者が埋まっている。自己責任といえど一か八かではだめだからねと念を押された。
 猿倉荘裏から登りはじめ、夏の鑓温泉への看板から小尾根に取り付く。猿倉台地まで1時間ほど、結構な人の数が確認できる。4日分の荷が重く、ブーツも慣れていないことから小日向ノコルまでで大汗。もう太ももがつりそうだ。登り切れば鑓のきれいな三角形が見える。一旦、六左衛門滝方向に滑り込む。短い斜面だったが、なだらかで楽しい滑りだった。ここから先が荒行難行となった。
 鑓♨までの登りは見えてて遠いといった感じ。斜面がでかすぎて距離感がわからない。雪は緩みまくり大出原の登りが不安だ。鑓側から頻繁に雪崩音がしている。温泉に着く頃にはバテバテで、思わずここで今日の行動を打ち切ってしまおうかと思ったくらいだ。当然風呂には入らず先を急ぐ。いつかここをベースに滑りたい。この先から傾斜がきつくなり、足が限界を迎えているようだった。絶対にブーツが問題、もしかしてバックル⁇完全にバックルを外してダメだったら、別のものを買わなくては…いや、買ってほしいなんて言えない。フリーにして登り始めると、何のことはない。まるっきり足の負担が違った。でも時すでに遅し。もう気持ちが切れた。もっとも急な斜面を越えたところで幕営することに。なかなか計画通りにはいかないものだ。ただここからの夕景、夜景は素晴らしかった。

5/3 先行者1名、雪も締まりシールがよく効く。稜線までスキーでは登らず、夏道を使って登る。稜線上には雪なし。ここからピークまでのシートラが難行で、本当に帰りたくなった。頂上に着く頃には雲が多くなっており、早々に滑走斜面の選定に移る。夏道とは違う西への尾根を進み、雪庇が切れたところから滑り始める。この斜面はシュカブラ崩れのような雪が残っており結構難儀した。谷底の方に行くにつれてモナカになり何度転んだことか。何とか清水谷2280m二俣にたどり着く。ここは最高のテント場で、側壁の雪がついていないところには水が出ていた。
 旭岳西側に向かって一面真っ白のなだらかな斜面を登る。清水岳方面が見える高さまで来ると、清水岳南面の白一面の斜面が飛び込んできた。柳又方面は最終日に滑る予定、こちらの記事は今まで見たことがない。地形図を見れば登りもきつくなさそうなので入ってみることに決定。登り返しを考えながら斜面に入っていったので、トラバースが多かった。小尾根状が多く、そこに小雪庇が出ているような感じ。軽装でなら思い切って下部まで滑ってゆき、2000m位で清水平に向かって登り返す方が考えずに済んだか?2260m位から登り返すが、思ったよりも傾斜があった。
 緩い雪の斜面を終えると平坦な稜線に出る。反対側の滑走予定斜面は天国斜面だった。最終日に期待を膨らませる。清水岳はそこからまだ歩かされ、祖母谷温泉への尾根の分岐を過ぎた先で猫又山が見える。稜線上には巨大雪庇があり、コースアウトしなければそのままスキーを使っていけそうだ。問題は2か所のピョコだけ…と思っていたら甘かった。清水Pからいきなり急斜面となり、アンモナイトが自分を抜かして転がってゆく。とりあえずシール歩行で稜線復帰、平坦ピョコも南側を巻けると思っていたのは甘く、その先は波打っている雪庇稜線上をキックターンを交えて滑り下りる。猫又山手前の小ピョコはシートラで越える。どうせ戻ってくるのだからこのピョコ手前で幕営しようかとも考えたが、猫又山にまた来るだろうか?と考えると、ここまで来たのだから行くべきと判断。小ピョコ下の稜線はさらに波打っているため、樹林の間から猫又谷に向かって滑り、トラバース気味にピーク直下にたどり着いた。
 ベースをどこにしようかピークを含めて迷い歩き回る。なんとナル谷にシュプール、ピークに幕営跡が…ここに来る人がいるんだと感心してしまう。頂上からは富山や魚津方面の眺めがよく、しかも日本海も見える。2泊することを考えれば風がない所、でも夜景も見たい。結果、一段下がった窪地の壁を掘り込み、疲れていたため2時間かけてベースを作製。滑りは明日のお楽しみにした。この夜はお気に入りであるKNBラジオがバンバン入って、ちょっとした喜びを感じた。

5/4 今日は滑り三昧の予定。本山行のメインの日である。3本ある沢のうちどれから滑ろうか?迷いに迷って猫又〜オレントメン〜ナルという順番にすることに決定。しかしこれが後々の失敗につながってしまった。
 テント場でスキーを履き、そのまま猫又谷に滑り込む。出だしからしばらくは最高の斜面、まるっきり荒れていない。地形図で思っていたほど狭いわけではなく、十分の雪で埋まっており、清水尾根から落ちている沢からの雪崩れのみ気をつければいい感じだ。1900mくらいからデブリが出てくるがあまり気にならない。さらに下ってゆくと1650位から下はデブリであまり快適ではなさそうなので1680で終了、戻って1900m二俣からなだらか地形の左俣を登り、双六岳南峰周辺のような地形を詰める。露出した岩とダケカンバが庭園風で気分のいいところだ。
 登り切った2258m地点からオレントメン谷を見ると、なだらかな白一面の素晴らしい大斜面。盲目的に斜面に飛び込む。大きなターンで快適クルージングである。猫の踊り場方面からの沢を合わせた先で下部のデブリが見えたので1760くらいで終了。滑ってきた谷の右岸側小尾根を登り返し猫又山頂上に到着。猫又山頂上からじかに滑り込んでゆく斜面の方がまっすぐで傾斜のある斜面、こちらを滑ればよかったかな?
 本日はド快晴、そしてとても暑い。今山行のメインディッシュと思っていたナル谷を見ると…昨日滑ってきた尾根から出た複数の新しいデブリが目に入った。まさにデブリ−ランド、『ゲッ!』という感じだ。しかも2人滑った跡があったが、雪崩リスク250%といった感じだった。時間は14時、まだいける時間帯…1時間以上谷とにらめっこし、迷いに迷ってまた次回の宿題とした。とても残念だ。消化不良である。もう一度オレントメン谷に行こうかとも考えたが、気持ちが切れてしまい本日は閉店。滑る順番の正解はナル谷〜猫又谷〜オレントメン谷であろうか?この日の夕焼けもきれいで、暗くなってから頂上まで漁火を眺めに行った。明日も天気はいいということだが、雪が固いうちに清水岳まで戻りたいところである。

5/5 天気は曇り、スキーを履いたまま行けるかと思っていたが、思いのほか面倒な感じになっていたのでシートラで行く。清水岳でスキーを履き、旭岳東俣の取り付きに向かう。雪はかなりの重雪で、稜線から大きなデブリも出ていた。ねばりつくような雪はこの天候が関係しているのか?二俣まで滑り西俣を登る。この対岸にあった旭岳直下の台地がいいテント場のようだ。風が割と強かったので、稜線に戻る手前で休憩。この頃から雲と青空が交互にやってくる天気に変わる。
 登った先から清水谷を滑ろうと思っていたが、急に疲労度が増して嫌になってきた。旭岳直下をトラバースして頂上宿舎方面に向かう。杓子沢〜長走沢で締めと思っていたもののこれもやめて、大雪渓を下ることに計画変更。単独だと融通が利くもののひよってしまう可能性もかなり大きい。旧村営宿舎上に来るともうあとは下るだけ…のつもりだったが、たまには頂上でも行っておくかと気持ちを切り替え、空身で往復する。山荘直下まではスキーが使えた。頂上に近くなるにつれて景色がなくなる。旭岳の北面が観察できただけOKだった。ライチョウも多く出現し、目の前を飛んで行った。
 下りにかかるとまとわりつくような重さの雪、とてもしんどい。葱平付近は重雪がそのまま雪崩れてもおかしくない状況だろうか。そして超デブリーランド状態。白馬尻付近からは右岸の高い所をトラーバースしながら林道の歩く部分が少なくなるように滑る。ヘロヘロになって駐車場にたどり着き、凝りもせずまたもや郷の湯に向かい、年間の大きなイベントを締めくくった。里ではまだ桜が満開、仁科三湖で思いがけない風景に出会うことができた。
 GWということなのか寄ろうと思っていたレストランがすべて混んでいて、得得になってしまったのが残念。宿題はいつ終えることができるのだろう。

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コメント

オレントメン
0930050 さん、こんにちは。

猫又ベースとは しぶい ですネ。

オレントメン 変な名前ですよね。それもそのはず、地図測量技師が地元の案内人から聞いた オーレン を聞き違えて地図に書き込んだ名前です。

これからも、しぶい レコを楽しみにしています。
気を付けて楽しんで下さい。
2017/5/31 13:10
Re: オレントメン
はじめまして。
コメントありがとうございます😊
猫又に行かれたことがありそうですね。
十数年間行きたいと思っていた所で、やっとたどり着きました😵
とてもいい所ですね。
オレントメンの由来、はじめて聞きました。
なるほどですねぇ😲
記録をシブいと行って頂き、とても嬉しく思います。
お互いに安全に気をつけて、頑張って登って行きましょう😙
では、失礼します!
2017/5/31 21:55
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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