ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1136716
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

残雪の試練、常念岳(北ア)

2017年05月12日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:01
距離
11.4km
登り
1,628m
下り
1,615m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:25
休憩
0:36
合計
10:01
7:01
15
三股駐車場
7:16
7:16
228
11:04
11:04
63
12:07
12:32
84
13:56
13:59
165
16:44
16:52
10
17:02
三股駐車場
天候 晴れ〜曇り
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 ほりでーゆ〜四季の郷から奥に続く三股林道から三股登山口駐車へ。この林道は狭くてすれ違いできない箇所が多数あり。駐車場は結構広いですが、ハイシーズンはすぐに埋まりそう。駐車場手前の林道に崩れた土砂を除けた所の上に、不安定で落ちそうな大きな岩が見えました。
コース状況/
危険箇所等
 標高1900mを過ぎると登山道に雪が現れ始め、2000m過ぎで雪が続き、2100mを過ぎると雪が深くなりました。頂上付近の雪稜でも雪面は柔らかく踏み抜きが多いです。所々雪が切れて夏道が出ており、ワカンとアイゼンは持って行ったものの使いませんでした。
今からそちらへ行きますよ。
2017年05月12日 06:15撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 6:15
今からそちらへ行きますよ。
三股登山口駐車からスタート
2017年05月12日 07:00撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 7:00
三股登山口駐車からスタート
常念岳へ。
2017年05月12日 07:14撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 7:14
常念岳へ。
運命の分かれ道。
2017年05月12日 07:16撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 7:16
運命の分かれ道。
迂回路途中で合流したかな。
2017年05月12日 07:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 7:37
迂回路途中で合流したかな。
登山道に雪が出てきた。
2017年05月12日 08:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 8:29
登山道に雪が出てきた。
雪が続きそうなので、ゲーターを付けてストックを出して出発。
2017年05月12日 09:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 9:10
雪が続きそうなので、ゲーターを付けてストックを出して出発。
雪が続く急斜面。
2017年05月12日 09:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 9:11
雪が続く急斜面。
標高2200m付近で斜度が緩やかになりました。
2017年05月12日 09:27撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 9:27
標高2200m付近で斜度が緩やかになりました。
でも樹の枝や藪が行く手をふさぎます。
2017年05月12日 09:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 9:44
でも樹の枝や藪が行く手をふさぎます。
ようやく樹林帯を抜けました。
2017年05月12日 10:14撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 10:14
ようやく樹林帯を抜けました。
アルミの梯子を登ると。
2017年05月12日 10:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 10:18
アルミの梯子を登ると。
岩が折り重なった登山道に。雪はありませんでした。
2017年05月12日 10:22撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 10:22
岩が折り重なった登山道に。雪はありませんでした。
振り返ると安曇野市側から雲が押し寄せてきた。
2017年05月12日 10:25撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 10:25
振り返ると安曇野市側から雲が押し寄せてきた。
ガスってしまいました(´Д`)。
2017年05月12日 10:50撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 10:50
ガスってしまいました(´Д`)。
ちょっとした雪渓を越えて。
2017年05月12日 10:56撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 10:56
ちょっとした雪渓を越えて。
避難小屋のある広場に到着。
2017年05月12日 11:04撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 11:04
避難小屋のある広場に到着。
少し休んでいるとガスが晴れてきた。
2017年05月12日 11:09撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 11:09
少し休んでいるとガスが晴れてきた。
この辺が前常念岳だったかな。
2017年05月12日 11:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 11:12
この辺が前常念岳だったかな。
常念岳を目指して雪稜を進みます。
2017年05月12日 11:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 11:13
常念岳を目指して雪稜を進みます。
途中はちょっとした岩場もあったり。
2017年05月12日 11:17撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 11:17
途中はちょっとした岩場もあったり。
でも山頂付近はガスっています。
2017年05月12日 11:20撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 11:20
でも山頂付近はガスっています。
ガスが晴れてきた。
2017年05月12日 11:32撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/12 11:32
ガスが晴れてきた。
山頂まで後もう少しですが、この辺は足が前に出ずキツかった。
2017年05月12日 11:52撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/12 11:52
山頂まで後もう少しですが、この辺は足が前に出ずキツかった。
山では見えてからが長い。
2017年05月12日 11:55撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 11:55
山では見えてからが長い。
常念小屋と山頂の分岐点。
2017年05月12日 11:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 11:57
常念小屋と山頂の分岐点。
まだ青空が広がっていました。
2017年05月12日 11:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/12 11:57
まだ青空が広がっていました。
山頂への最後の登り。
2017年05月12日 11:58撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 11:58
山頂への最後の登り。
ここを越えると。
2017年05月12日 12:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:05
ここを越えると。
ようやく標高2,857 mの山頂に到着。
2017年05月12日 12:07撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
5/12 12:07
ようやく標高2,857 mの山頂に到着。
穂高連峰〜槍ヶ岳の眺め。
2017年05月12日 12:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/12 12:08
穂高連峰〜槍ヶ岳の眺め。
前穂高岳〜吊り尾根〜奥穂高岳。
2017年05月12日 12:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/12 12:08
前穂高岳〜吊り尾根〜奥穂高岳。
行きたかったな、北穂高岳と泊まりかった北穂高小屋。
2017年05月12日 12:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 12:08
行きたかったな、北穂高岳と泊まりかった北穂高小屋。
大キレット
2017年05月12日 12:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/12 12:08
大キレット
北アルプスのランドマーク、槍ヶ岳。
2017年05月12日 12:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
5/12 12:08
北アルプスのランドマーク、槍ヶ岳。
裏銀座方面。
2017年05月12日 12:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 12:08
裏銀座方面。
横通岳〜東天井岳〜大天井岳かな。
2017年05月12日 12:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 12:08
横通岳〜東天井岳〜大天井岳かな。
立山をアップ。
2017年05月12日 12:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 12:08
立山をアップ。
蝶ヶ岳へ続く稜線。
2017年05月12日 12:09撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:09
蝶ヶ岳へ続く稜線。
梓川の上なので焼岳方面かな。
2017年05月12日 12:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 12:10
梓川の上なので焼岳方面かな。
上高地を見下ろして。
2017年05月12日 12:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:29
上高地を見下ろして。
山頂の方位盤。
2017年05月12日 12:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:30
山頂の方位盤。
名残惜しいですが、下山していきます。
2017年05月12日 12:43撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:43
名残惜しいですが、下山していきます。
山頂付近の雪もほとんど柔らかくグサグサでした。
2017年05月12日 12:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:45
山頂付近の雪もほとんど柔らかくグサグサでした。
槍ヶ岳も見納め。
2017年05月12日 12:50撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:50
槍ヶ岳も見納め。
ヤマテンの予報通り高曇りしてきました。
2017年05月12日 12:50撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 12:50
ヤマテンの予報通り高曇りしてきました。
突然、雷鳥が登場。
2017年05月12日 12:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11
5/12 12:54
突然、雷鳥が登場。
前常念岳を目指します。
2017年05月12日 12:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:57
前常念岳を目指します。
雪稜の雪は腐って、踏み抜き地獄。
2017年05月12日 12:59撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 12:59
雪稜の雪は腐って、踏み抜き地獄。
うっすらと安曇野市が見えます。
2017年05月12日 13:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 13:02
うっすらと安曇野市が見えます。
この穴凄く深いよ。脱出できて命拾いできた。
2017年05月12日 13:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 13:45
この穴凄く深いよ。脱出できて命拾いできた。
踏み抜かないように。
2017年05月12日 13:48撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 13:48
踏み抜かないように。
岩場も慎重に下山。
2017年05月12日 13:58撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 13:58
岩場も慎重に下山。
また雷鳥に遭遇。保護色になっていますね。
2017年05月12日 14:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/12 14:11
また雷鳥に遭遇。保護色になっていますね。
岩場が終わって今度は樹林帯に。
2017年05月12日 14:32撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 14:32
岩場が終わって今度は樹林帯に。
所々雪が切れています。
2017年05月12日 14:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 14:54
所々雪が切れています。
緩やかな尾根はここで終り。
2017年05月12日 15:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 15:11
緩やかな尾根はここで終り。
ここからは急斜面か続きます。
2017年05月12日 15:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 15:18
ここからは急斜面か続きます。
標高を下げると滑りやすいこんな道ばかり。
2017年05月12日 15:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 15:44
標高を下げると滑りやすいこんな道ばかり。
登山口手前の小川で道具や顔を洗いました。
2017年05月12日 16:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 16:45
登山口手前の小川で道具や顔を洗いました。
この橋を渡って。
2017年05月12日 16:49撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 16:49
この橋を渡って。
登山口に到着。
2017年05月12日 16:50撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 16:50
登山口に到着。
駐車場の車は少なくなっていました。
2017年05月12日 17:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 17:02
駐車場の車は少なくなっていました。
帰りの安曇野市〜松本市はりんごの白い花が満開でしたよ。
2017年05月12日 17:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 17:47
帰りの安曇野市〜松本市はりんごの白い花が満開でしたよ。

感想

【感想/記録】
 金曜日に休暇を頂き一泊で北穂高小屋に宿泊しようと計画していましたが、土曜日は南岸低気圧の影響で荒れ模様のお天気の予報。北穂高岳は諦めいっその事、鳥海山へ遠征しようかと思いましたが、土曜日に鳥海山が晴れる保証も無く(やっぱり雨でした)、燕岳からの帰りに見た男前の常念岳へ日帰りで登る事に。

 早朝出発し6時半過ぎには三股登山口駐車場に到着。朝食を食べ準備をして7時に出発。登山口で登山届けを提出し常念岳方面に進みます。いきなりやや急の登山道を登っていきますが、雪では無く土の感触が久々で新鮮でした。しかしアウトソールが硬いアルパインシューズでは、滑りやすい木の根があると歩きづらい。標高を上げていくと登山道に徐々に雪が現れるようになり、余計に滑りやすくなります。雪が増えてきたところで、ゲーターを付けストックを出してまた進んで行きます。斜度が急になり夏道の登山道が雪に覆われてルートが分かりづらくなりましたが、幸い先行者のトレースがあるので追って行きます。雪は腐り気味で柔らかいので、アイゼンを付けなくても大丈夫でした。

 急斜面を登って行くと標高2200m位で斜度が緩やかな尾根になり、歩きやすくなりました。途中で雪が切れて夏道が出たり、倒れた樹や灌木の藪が行く手をふさぎ歩きづらい。ようやく森林限界を超えると、前常念岳が見えてきました。短い梯子を登ると雪はありませんが、今度は大きい岩が積み重なった登山道となります。斜度もソコソコあるので、手も使って岩を乗り越えていきますので、クライミング用グローブがあると良かった。雪で登山道が少し埋まったところは、端のハイマツ側を通って避難小屋のある広場までたどり着けました。この辺にくると安曇野市側から雲が押し寄せて、ちょっとガスってしまいました。

 今日も眺望はダメかと思いつつも、休んでいるとガスが少し晴れてきました。前常念岳にまで来ると北アルプスの眺望があり、早く常念岳へ行くため標高を上げたいのですが、疲れもあって中々前に進めません。前常念岳からは雪稜を進んで行きますが、雪は柔らかく途中雪が切れて夏道が出ている箇所もあるので、アイゼンを付けずに進んで行きます。目の前の常念岳はガスに覆われており、眺望が気になりますが、幸いガスは晴れてきました。山頂と常念小屋の分岐点付近は雪が無く、頂上への最後の登山道も所々岩が出ていたので、アイゼン無しで登って行くとようやく12時過ぎに山頂に到着、長かった。

 お天気は少し高曇りしていましたがまだ少し青空もあって、前穂高〜吊り尾根〜奥穂高〜北穂高〜大キレット〜鑓ヶ岳の稜線が一望できました。さらに大天井岳、裏銀座の山々、黒部五郎岳、薬師岳、立山等も見えて苦労したけれど来て良かった。この北アルプスの大パノラマを見ながらお昼ご飯を食べて、ゆっくりとしていたら雲が優勢になってきたので、12時45分頃に下山開始。

 帰りは気温が上がったためか、尾根の雪稜の雪はさらに柔らかくなり、来た時よりも踏み抜きが多くなり歩きづらい。前常念岳手前で岩場に乗るために、すぐ手前の雪に左足を乗せたら激しく踏み抜きました。今度は足が深く潜って簡単に脱出できない。ザックを降ろして踏み台がわりにし、手で押しても足が上がりません。足の周りの雪を掘ってもダメ。このまま足が掘り出せなければ遭難か。明日は雨なのでこのままビバークしても低体温症と嫌な事ばかり思い浮かびます。

 そう言えばアメリカのロッキー山脈だったか、トレラン中に手が岩に挟まって抜け出せなくなり、手を切断して脱出した映画(タイトルは127時間)があったと思いだしました。なんとか脱出せねばと、態勢を変え右足を岩に押し付けて踏ん張り、手でザックを押すとようやく抜けた、足だけが。登山靴は深い雪穴の底でゲーターを引っ張ってもビクともせず、周りの雪を掘ってもダメ。登山靴が無ければ下山できないので、何か無いかと探しピッケルの石突きで登山靴の周りの雪を刺して、雪を切ったらなんとか救出できました。

 この間約15分ほどか、回収した登山靴を履いてお茶を飲んで一息ついたら、前常念岳を目指して出発、でもこの一件で不要な体力を使って疲れました。今日すれ違った登山者は1名のみで助けも期待できない平日の単独行だと、思いもしないトラブルがあると恐いですね。この後も雪稜では少し踏み抜き、前常念岳の岩場はこけて怪我をしないように丁寧に降りて尾根の雪渓に到着。

 また樹林帯に入り踏み抜かないようにトレースを追って急斜面の手前に到着。ここからはトレースが薄く雪が切れて笹の出ているところは滑るので、なるべく雪の続いている所を歩き、標高が下がると雪が切れてまた滑りやすい夏道が出てきましたが、ストックを使って標高を下げ雪が消えた夏道を進むと、ようやく登山口が見えてきました。手前の小川で泥にまみれたゲーター、登山靴、ストック、ついでに顔も洗い、17時過ぎに三股登山口駐車場に到着。

 今回は10時間もの長い山行でトラブルがあって余計に疲れました。残雪期の常念岳にまた来ますかと問われれば、いえもう結構です。次回からは夏季に来たいですね。帰りの安曇野市から松本市のりんご園は、白い花が満開で疲れた身体が癒されました。今回は下山時刻が読めず、疲れた体で国道158号線を遅い時間に走るのはいやだったので、松本市内で宿泊し登山でお世話になっている長野県にお金を落として帰りました。

【注意点や反省点】
 駐車場で害はありませんでしたが、羽虫にたかられました。気になる方はそろそろ防虫対策が必要です。水分は900ccを持って行きましたが、曇り空でも足りないくらいでした。1.5リットルくらいあった方が安心でした。
 駐車場には10台近くの車が止まっていましたが、三股コースで常念岳で出会った方は1人だけだったので、ほとんどの方は蝶ヶ岳へ向かわれたようです。
 今回は気温が高く雪は腐り気味だったので、アイゼンを使わずピッケルを出す場面もありませんでしたが、残雪期でも雪山へ行く場合はピッケルがあった方が良いと思いました。岩の近くは融雪して見えていなくても深い穴がある場合があり注意が必要です。

【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
  884
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
  60
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
  17
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
  204
ウォーキングの距離(km)
 21.6
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
 29,231
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
 47〜131
体重
 61.8 -> -
 ホテルには体重計が無く測定できず。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1228人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら