数馬〜小仏 笹尾根を槇寄山〜小仏峠へ 相模・多摩分水稜線をひたすら歩む
- GPS
- --:--
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 1,665m
- 下り
- 2,033m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:13
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 小仏からバス 高尾駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林帯のため基本的に眺望はない。 暑さ対策になって案外良かったと思う。 笹尾根は日原峠から浅間峠まで荒れ気味。 また、巻道が崩れで危険個所あり。 和田峠から陣馬への階段地獄が結局一番きつかった気がする。無論これは笹尾根を長々縦走してきた結果であり、その分、陣馬の眺望は最高だった。 |
その他周辺情報 | 高尾駅 あさかわ 美味いです。 |
写真
感想
暑いというもっぱらの予報だったため、標高が低いここを選んだのは失敗だったかとも思っていた。
しかし、数馬から槇寄山への長い登りを除くと、基本的に森林浴であるかのように快適であり、陽光を浴びないため案外涼しかったのだ。
それでも暑いものは暑いが…。
槇寄では富士を眺めた。朝方とあって中々にきれいだ。三国山、生藤山、陣馬では丹沢の山々がとにかく大きい。
陣馬では長々歩いてきた笹尾根の稜線が見えた。三国山付近で奥に三頭がある。そのあたりから延々来たということのようだ。
陣馬は山頂に馬の像があるだけでなく、各方面に茶屋が3軒ある。
北には奥多摩三山、都県境尾根など、南には丹沢が。
ここまでとにかく眺望はないは店はないはだったので、実にありがたい。
景信・および小仏あたりは、中央道・中央本線・八王子JCT,相模湖が良く見える。
高尾山もすぐそこだ。その先には八王子の街があり、その先に広大な関東平野がただただ広がる。
奥多摩縦走の〆の御岳からの眺望、丹沢縦走の大山からの眺望にやや似たもの。
山の終わりまで戻ってきたんだという感覚である。
笹尾根は三国山、生藤山付近を除き、登山は少なく、ハセツネ対策ランナーの方が多い。ある意味、六甲全縦に近いものがある。
和田峠以降はドメジャーな高尾〜陣馬区間なので人は当然ながら多かった。
景信到着は15時半すぎだったか。
今後のことを考え、小仏峠まで縦走し、ここで打ち切ることとした。
小仏バス停 毎時40分に間に合わせるべく、峠からは結構急いで下山し、無事15分前に到着した。
累積標高 登り 1800m強は伊達ではない。尾根道縦走の常だが、一体どれだけ登り返させれば気が済むのだという気持ちになってくる。
CTだと12時間強。これを9時間強(歩行時間8時間)でこなし、無事日中に高尾駅に戻れた。
スタートが7時過ぎでのCT12時間はプレッシャーであり、ややオーバーペース気味だったのかもしれない。陣馬に上がるのが精いっぱい。
景信につけばほぼ終わりと言い聞かせたがとにかくきつかった。
しかしとにかく疲れた。
やりきったことに意味があると思うこととする。
五日市線は生まれて初めて乗った。瀬音の湯には車で来たこともあるが。
秋川まではともかく、五日市から先はどんどん山の中になる。
五日市発数馬行きの始発のバスに乗ると前扉そばの最前列の席には荷物の山がおいてある。
これは檜原村村民への新聞配達のためである。
このため、誰もいなくとも停車し、その都度バス停に新聞の塊を置いていくのだ。
村民も待っているようで、その時間になると受け取りに来る人もいたりする。
何というかとてつもなくすごいものを見た気がする。
運転手さんに手当は着くのだろうか?
多少は上げてほしいと思うほど、運転以上に大変そうだった。
不思議な光景を目にした気がした。
ここは一体どこなんだ?曲がりなりにも、島嶼部ではない東京都…。
貴重な体験をできた気がした。
これは車アクセスの自分にはなかなかみることができない光景なのだろう。
最後に、高尾駅のあさかわは安くて美味い。
常連、山人でPM5:00にほぼ埋まる盛況ぶり。
今日も美味い店を探り当てる感が当たって気持ちよく家路についた。
小仏峠まで、この分水嶺歩きはすすんだ。
残るは小仏城山までの登り、後は道成りに草戸峠を目指せばよい。
そこからは…。相模川と多摩川の分水嶺という意味で言うと、このあたりからが難しい。
分水に団地やら大学やら清掃センターやらゴルフ場やらがあるためだ。
どうしたものだろう。
草戸まで行って考えよう。
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