阿佐山と石見冠山をウルトラライト山行!


- GPS
- 17:16
- 距離
- 59.6km
- 登り
- 2,362m
- 下り
- 2,897m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 9:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
☆阿佐山系 来尾峠〜天狗石山 快適な道です 天狗石山〜三ツ石山 多少藪っぽいです 三ツ石山〜阿佐山(南峰) 問題ありません 阿佐山(北峰)〜瑞穂ハイランドスキー場 道は無しでスキー場を強引に歩きます(かなり藪っぽいところあり) ☆石見冠山 野原谷登山口〜石見冠山 急登ですが道ははっきり 野原谷登山口〜キャンプ場 お勧め出来ません(藪化、沢沿いの道は一部消失) |
写真
感想
GWに185キロのウルトラウォーキングで三瓶山山麓から蒜山山麓まで歩いた。
実はその時に続きの山行をある程度考えていた。
それが、今回の阿佐山から石見冠山の山行である。出発は前回の起点であるJR三江線の竹駅と思ったが、バスの関係で広島北部の臥龍山の近くとなった。
バスを乗り継いで、北広島町の芸北支所に着く。
と言っても「何処やねん」との突っ込みがあると思う。自分もこの山行まで知らなかった(笑)。
ところで、今回の山旅の目的は3つ。買ったばかりのエアーマットのお試しとウルトラライト山行の実践とお約束の赤線繋ぎ(爆)。
で、ウルトラライト山行とは何かと言うと、ディパック程度のリュックでテント山行が出来るかという事。
従って、リュックの中に、エアーマット、3シーズンシェラフ、そしてツェルトをぎゅうぎゅうに押し込めた。当然、コッヘルやガスカートリッジの余地はない。だから、リュックの余地にパンとおにぎりがこれ又、ぎゅうぎゅう。
芸北支所でバスを降りるとJAのお店発見(^ ^)
食料計画に一抹の不安を感じていたので早速カップラーメンを食す。ずるずる食べていると芸北支所まで乗せて貰ったバスの運転手が、自分の車で山の近くまで乗せてくれると言ってくれる。田舎の人は本当に親切だ。でも、そうすると赤線が切れるのでゴメンなさいm(._.)m
芸北支所より、来尾峠に向かう。約9キロの車道歩き。途中でサイオトという不思議な地名の集落を歩く。サイオトって?と思ったら才乙という字らしい。でも普通読めないね。此処では、牛が放し飼い状態でちょっとびっくり。サイオトの集落を過ぎると来尾峠はすぐ先。少し歩くと来尾峠到着。
此処から登山道となる。道ははっきりしていて安心。やがて稜線にでると天狗石山が見える。躑躅等の低木中心となり、展望が良い。期待して天狗石山に向かう。
天狗石山には展望台があるがその横の露石の方が展望が良い。だが、悲しいかな何処がどの山が殆ど分からない。
天狗石山より三ツ石山へ向かう。起伏があまり無く稜線漫歩を期待したが、木々が生い茂って展望皆無。むしろ少々藪っぽい。
途中で林道に出る。此処あたりが標識も無く、わかりにくい。林道から三ツ石山への登山道に入るが藪っぽい感じは同じ。程なく、三ツ石山に着くが展望皆無。
三ツ石山よりは阿佐山に向かう。多少道は良くなって来た。少し登りがきつくなったところが阿佐山(北峰)。瑞穂ハイランドスキー場の上部でもある。此処から、阿佐山の最高点の南峰に向かう。道はスキー場の上部から稜線沿いを進むがMTB道と登山道に分かれる!どうみてもMTB道の歩きやすい。MTBが通る感じもないので、ここを歩かせてもらった。南峰との鞍部付近でMTB道は下へと分岐した。
最後のひと登りで阿佐山(南峰)に到着。着いてがっかり。展望は全くない。さっさと写真を撮って、北峰に戻り展望を楽しむことにした。
北峰の展望台より、中国山地の山々を楽しむ。山々がつらなり山深さを感じるが残念ながらどこがどこの山かがわからない(笑)。
さて、阿佐山(北峰)よりはスキ−場を下ることにする。記録を調べたが歩かれたものはなかった。スキ−場なので大丈夫だろうと軽い気持ちで下りだす。
最初は特に問題もなく、スキ−場をずんずん下る。ところが一応国土地理院の破線道に沿って下りだすが、ゲレンデ一本過ぎたあたりから怪しくなってきた。下草がだんだん多くなってきた。更に低木も少し出てきて足元がほとんど見えない。しかもバラ科の木もありとげが痛い。更に虫がまとわりつく。でももはやどうすることもできず耐えつつ下って行った。
やっと、道らしきところに出たが恐ろしいほどの虫にまとわりつかれていた。休憩することもままならず、逃げるよう走って瑞穂ハイランドスキ−場入口に到着。やっと虫からも解放された。
さぁ、今日は何処でツェルトを張ろうか。最初はスキ−場と考えていたが、まだ日没まで2時間以上もあり、邑南町に向けて先を進む事にした。夜遅くまで歩ると邑南町のス−パ−に到着でき明日の食料とかを調達できるのが。日記で書いたように「夜は歩いてはいけないらしい…」がトラウマになり、日没前にツェルトを張りたい。
ところが『はう!ペグが刺さらないとツェルトが自立しない』そんな事に今更気がついた。
『何処かに広場みたいなところはないか?』目を皿のようにして舗装道路を歩く。原山トンネルに入る。此処を過ぎると邑南町の市街地が近くなり、今度は不審者として通報されそう‥
幸いにトンネルを過ぎて少し先に良さげな空き地を発見。此処にツェルトを張る事にした。エアーマットを膨らましておやすみzzz。寝心地はなかなか快適だつた。
ところが夜中に目が覚めた。ツェルトの結露が酷い。それにツェルトが狭くなっている。タオルで結露を拭くがしばらくするとまた結露。そんな状態ではゆっくり出来ず夜明け前にツェルト撤収。外に出てツェルトが狭くなった理由がわかった。サイドのペグが外れていた。やっぱり、ウルトラライト山行をしようしてもツェルトはダメだ。
少し歩き出すと徐々に夜が明け出した。邑南町の市街地を抜けて石見冠山に向かう。
石見冠山の近くまで来ると標識が出て来た。やがて野原谷登山口に到着。登山道は結構しっかりしている。歩く人がそんなに多いと思えないので地元の人の維持のおかげだと思う。
登山道は最初はほぼ平坦な道が続くが、沢沿いになると傾斜がきつくなる。沢と言っても水量が多いわけでなく、しっとりした感じ。おかげでシダが蔓延っている。
沢沿いを登り詰めると稜線に出る。此処からまた厳しい登り。一歩一歩登って瑞穂町からの登山道と合流。此処から山頂部迄は後少しだった。
山頂は先ず三角点峰。此処には立派な標識があるが、最高点はもう少し先なので更に進む。最高点を踏んでから三角点峰に戻り展望を楽しむ。
眼下には邑南町が広がる。昨日登った阿佐山も見える。唯、それ以外の山はイマイチ分からない(笑)。
下山は来た道を戻り野原谷登山口に弾丸のように降りて行った。
野原谷登山口よりはキャンプ場に下る事にした。歩かれている記録がないので少し不安。
林道を少し進むと左への分岐の道。思ったより立派な道で安心。でも安心は30mも続かなかった(涙)。廃屋が出てくると道はとたんに怪しくなった。そして、藪化となる。それでも頑張って歩くと標識が出て来て道が正しい事はわかる。
藪は多少はマシになったりするものの、極めて不明瞭。橋を渡り沢沿いを歩く所もあるが、道というより赤テープを拾って歩いている感じ。
それにくわえて大嫌いな蜘蛛の巣がいっぱい!
苔むした橋をこわごわ渡ると林道に出た。『やれやれ』と思い林道を歩いていたがどうも違う感じ。ガーミンで確認したらやっぱり道を間違えていた。
戻って再び怪しい道を歩く。なんとか淵とかの標識が多く、どうも遊歩道として整備されたようだが、『それより草刈りしてくれ〜』。
ようやく、キャンプ場が見えた時は本当にホッとした。キャンプ場入り口には深篠川遊歩道と書いてあった。やっぱり遊歩道だったんだ(苦笑)。
後は因原駅に向かって歩くだけだが、時間に余裕があったので、近くの断魚渓を見学。千畳敷とかはなかなか見応えがあった。
その後は、国道をテクテク歩いて因原駅に到着。
実は因原駅からはもう一つおまけの歩きがあったのだが、それは後日アップ。
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