きついけど大満足!易老渡からの光岳日帰り
- GPS
- 10:56
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,678m
- 下り
- 2,687m
コースタイム
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 10:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
芝沢ゲート駐車場まで矢筈トンネルから40分ほど、狭くガードレールがない道です。 すれ違いに注意 駐車場は広く50台は駐められるでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1/30-2/30区間のザレたトラバースは下り時に滑落注意。 静高平への残雪は少なく、つぼ足で下っても大丈夫でした。 |
その他周辺情報 | 静高平の水場は看板が2つありますがすぐ上の水場のほうが水量は十分です。 |
写真
感想
先週黒戸尾根に行ってきて、長距離にも少し自信が回復したかなと感じていた。
今週は白山に行こうかと思っていたが、平瀬道の情報が怪しい、それなら3年前に聖岳日帰りをして以来密かに思っていった山、光岳に行ってきた。
ここは長野県側からのアクセスが悪い、当日未明に伊那を出発して駐車場まで2時間近くかかってしまった。それだけで疲れてしまった。
黒戸尾根の帰りの最後の下りで、足の指が擦れて痛かった反省から今回はソックスの底に滑り止めのゴムがあるタビオの五本ソックスを使用した。
おかげで下りの足指のこすれは無く無事だったが、最後の面平からの急な下りは思った以上にきつく足全体に来た。黒戸尾根よりザレ場だらけなので気を遣った、とにかく滑った。そういう意味では黒戸尾根の方が、下りは遙かに楽だったと思う。
ここでも強者は多く、下りでその差を痛感した。
途中一緒になった小田原の方は70歳を越えていて、易老岳まで登りで3時間で登ってきた、帰りも途中まで一緒で、その健脚ぶりに頭が下がった。
他にもカップルの方が2組、この方達が早くてビックリ、トレランでは無いのに普通に下って行くだけなのに早い、どうしてかわからなかった。
事前情報で光岳は樹林の山頂や行程が長いことなどで、評判の分かれる山だが、自分には印象にのこる良い山だと思った。
百聞は一見にしかずとはまさにこの山のことだと思った。
一つに面平の天然巨木の世界、大きなまっすぐそそり立つサワラの巨木は圧倒された。付近のもつ雰囲気は幽玄太古の世界かと思う程神々しい。
また苦難の急登が3時間も続いてから三吉平へのなだらかな稜線に広がる湿地帯の風景は疲れを癒やしてくれる、ここまで登った者への贈り物のよう。
それにもう一苦労して上り詰めた先のセンジヶ原の天空の庭園と木道の風景は、息をのむような美しさだ。
そういえばイザルヶ岳の360渡の眺望も是非見ておきたいポイントだ。
眺望だけに徹しているような山だ。
荒々しく尖った景色も良いが、光岳周辺の天国のような世界は南アルプスの中では珍しいのでは、北アルプスの雲ノ平を凝縮して、大きな石の代わりに草地とダテカンバを配置したらこんな風景になるのだろうか。
赤い屋根の小屋から臨む富士山も素晴らしく、いつかは泊まってみたい思った。
光岳の山頂も、そこから10mほど前後するだけで素晴らしい眺望が臨める。
なんでこんな山が100名山になったかと言う人もいるが、自分は全くそう思わない。
残雪のこる好天時に登ってこそ、その価値を実感できた。
翌日用事があって日帰りになってしまったが、できたら小屋に泊まってのんびり下ってきたかった。
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