焼石岳、ここは天然高山植物園


- GPS
- 07:44
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 879m
- 下り
- 878m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:36
累積標高(上り): 882m
累積標高(下り): 860m
EK度数 : 27.1
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なんちゃって4駆の軽自動車ですが、わだちに気を付けて走れば問題ありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜中沼 針葉/広葉の樹林帯ぬかるんだ急登ですが危険は有りません。 中沼〜銀名水 木道沿いに花が沢山見られこの辺で既にノックアウト状態になります。登山道に沢の様に水が流れ末期の雪渓も何箇所か有ります。運が悪ければ踏みぬきます(注意)。足跡に頼らず始めと終わりは足の置き場所をよく見定めて。 つぶ沼との分岐辺りにある雪の壁。ステップが切られていましたがアイゼンピッケル無では無理です。自分は雪壁の下を大きく向こうに巻いて歩けるところからトラバース気味に渉りました。帰路に発見したのですが、ステップが切られた個所より数メートル戻って藪をかき分ければ難なく雪渓に上がれた事が分かりました。銀名水まではここだけが要注意。水が流れる登山道も靴を洗えると思えばまた好し!です。 銀名水〜姥石平 前半は長い雪渓がいくつか出てきますが、雪の無い所とかわるがわるなのでつぼ足で済ませます。雪渓の傾斜も緩くトレースバッチリなので危険は有りません。例によって雪渓を踏む始めの一歩と最後は運だめしです。 後半は灌木帯で水も少ない歩き易く道展望好しです。 姥石平〜焼石岳頂上 特に危険は有りません。泉水沼からはガッツでひと登りするだけです。 焼石岳頂上〜九合目焼石神社 今までの登山道の様子とは打って変わって岩場の下り。岩の頂点を飛び石伝いに下るケースが多くなります。でも手を使わなければならないようなところは有りません。 九合目焼石神社〜東焼石岳分岐〜姥石平分岐 前半は熊笹帯を淡々と歩く今日のコースで最も平凡なルートです。ただ岩手山〜早池峰にかけての展望は相変わらずGoodです。 後半、東焼石岳分岐〜姥石平分岐までは圧巻としか言いようが有りません。楽園or天国!?。ここで再会した、頂上で写真を撮って下さった方は、「帰りたくない。ここにテントを張りたーい!」と叫んでましたネ。 全体的には 鎖・ロープ・梯子場といった危険な所は無く、雪渓が解けるのと花が咲くのは同時期なので雪渓歩きがポイントでしょう。使わなくても軽アイゼンを装備してあとは体力勝負。 EK度数=27 |
その他周辺情報 | 下山後、焼石クアパークひめかゆ |
写真
感想
郷里の同級生達との、或るパーティがあり先週末帰省しました。このまま帰宅ではもったいないと、一日空けた19日初めての焼石岳に登ってきました。
東北の山は関東甲信越の2500m超級の景色を1000mも低くても体験できるので、行きたい山はそれこそ山ほどあります。焼石岳は和賀岳と共に昨夏計画するもとん挫したままだったのです。
という訳で今回熊除けスプレーに熊鈴二つ、それに携帯蚊取線香持参と必死の覚悟でいざ登山口に。
ところが登山口は既に10台以上。この朝は虫も少なく蚊取線香は最初の休憩で消してしまうことに。
中沼を過ぎてからは、想像以上の花の乱舞に圧倒され早々にノックアウト。LINE友人には「天然の高山植物園に居ます」と書いたものです。しかし、ホントはこの辺りほんの入り口だった事はあとで解ります。姥石平は、今まで見たこともない花の楽園でした。
出発前から悪い天気ではなく、下山までに降られることは無いだろうと多くはきたいしなかったので、頂上での展望360度は考えもしなかった幸運。岩手山、姫神山、早池峰、五葉山、室根山、須川岳(栗駒山)、月山、鳥海山、そして眼下に郷里の束稲山。昨年秋の栗駒山以来数少ない東北の山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-973257.html)で晴れ男全開です。
山の楽しみ方はいろいろ。若いころは花には殆ど興味は無かったのだが、最近は一緒に行くグループのメンバーの影響で花の良い山に向かう事が増えてきました。このレポでも名前が分からないお花は幾つもあるし、この日の焼石で見られるお花の何%を見たのか解りません。
栗駒山の紅葉が全国区になったように、焼石岳のお花も来年あたり大ブレークする予感がします。郷土のお山が有名になるのはやはりうれしいものです。さあ来年も来るぞ!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する