焼石岳〜つぶ沼コース〜夏の思い出♪
- GPS
- 09:25
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,303m
- 下り
- 1,311m
コースタイム
8:50 金山沢
11:05 銀明水
11:30 大雪渓トラバース
12:30 姥石平
13:10 山頂
13:45 姥石平
14:50 銀明水
16:30 金山沢
17:20 つぶ沼登山口
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
つぶ沼キャンプ場駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
つぶ沼キャンプ場にある駐車場は30台以上は停められます。 トイレもあります。(トイレットペーパー持参のこと) キャンプ場施設の脇に自販機あり、水道があるので汚れた靴も洗えます。 登山ポストは見当たりません。 登山口は国道渡って階段を登って行った場所にあります。 樹林帯を2時間ほど歩きますが泥濘個所がかなりあるのでスパッツは必需品。 (長靴の方が無難です。かなりぬかるんで嵌まる個所もあります。) 銀明水周辺の湿原には滑り止め付き木道があり、快適に歩けます。 雪渓歩きは3か所あり、ストックがあれば大丈夫でした。 最大の雪渓ではアイゼンがあれば無難ですが(下りる時にあればいいかも) アイゼンなしでもキッキングステップでゆっくり渡れば大丈夫です。 水が多い山なので登山道が沢状態になっている個所もあります。 頂上周辺は問題なく、絶景と花を楽しみながら歩けます。 近くにひめかゆ温泉があります。 |
写真
感想
梅雨時の晴れ間。
前々から行きたかった焼石岳に職場の先輩が連れて行ってくれることになり、朝5時に待ち合わせて東北道にライドオン!
水沢インターで下りて397号線(秋田街道)を西に進む。
つぶ沼駐車場という標識が秋田県側から見える場所にあり岩手県側から来ると見落として通り過ぎてしまった。
(キャンプ場の駐車場は広いが、道路から下に下りた位置なので見落としやすい。
登山口の標識も上の方にあり、車の運転席からは確認できない位置にある。)
登山口から樹林帯を長々と歩く。
花もなく蝉の喧騒とホトトギス、カッコウ、ツツドリの鳴き声、コゲラのキツツキ音を聞きながら、汗びっしょりになりながら歩きつづける。
かなりどろどろの個所もあり、私たちは長靴をはいてきて正解だった(^^)v
石沼展望ポイントから少しずつ展望が開けてくる。
山頂方面はガスがかかっていて、ときどき雪渓のある山肌が見えていた。
お花たちも見え始めスダヤクシュがよく目立ち、
ギンリョウソウがあちこちの茂みにひっそりと俯いている。
湿原に残る雪の上を歩くと中沼登山口からの合流点に出る。(中沼登山口に通じる道路は現在通行止めで入れない)
ここから銀明水周辺が楽しい湿原歩き。
〜♪夏が来れば思い出す〜♪
ここは尾瀬ではないが、水芭蕉が登山道脇に広がる湿原にあちこちある。
水芭蕉、リュウキンカ、きれいな沢水、涼しげな沢水の音…雪解け進行中の斜面
暑かった樹林歩きが落ち着いて涼しい空気が一面に広がる。
銀明水の水がとてもおいしい!(3時間かけて歩いてきたかいがあった!)
雪渓はガス靄と水蒸気が混ざり、独特の雰囲気を作り出していく。
ここを渡るのは大変!滑落したら…と気持ちが緊張して慎重になる。
ゆっくりと足跡をトレースしていけば無事に渡ることができた。
ときどきガスが晴れて横岳の山肌を見せる。雪がまばらに残った山肌はきれいだね〜。
高山植物、湿原植物も種類が増え始めた。
イワイチョウ、ヒナザクラ、ミヤマカラマツ、シラネアオイ、オオバキスミレ、サンカヨウ、ハクサンチドリ、イワカガミ、コミヤマカタバミ等々楽しみしていた花たちが生き生きと顔を見せる。
緩やかな岩場を登り続け展望が開けてくると姥石平に到着。
この周辺にはオノエランがいっぱい。
ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲはもう終わりかけ。ハクサンチドリが蕾を咲かせ始めているといった状況。茂みのあちこちにはキバナノコマノツメがいっぱい。
先輩は、先週山頂まで行ったのでここで休み、私は荷物を置いて身軽になっていざ山頂へ。
前方に左に横岳、右に焼石岳山頂を臨み、両脇にたくさんのお花たちを見ながらテンションあがって楽しい楽しい歩きになる。
泉水沼を経てチングルマとイワカガミが道の両側を占めてくる。
どんどん上がっていくとイワベンケイやミヤマダイコンソウ、ウスユキソウなどに変わってゆく。
横岳との分岐に来ると秋田側の展望が開けて眺望が素晴らしい!
ガスが晴れてきて谷に広がる湿原や沼、雪渓残る西焼石岳がきれい〜!
山頂に来るとさらに展望佳し〜。
ここまで来るのに長〜い歩きだったけど来て良かった〜。
山頂に来るといつも自然の景観美に感謝する。ときには厳しい、ときにはこんなご褒美もある山の姿。ただただ、自然の営みと配慮に感激と感謝です。
ゆっくりとこの心地よさに浸っていたいが、帰らなければなりませぬ。
先輩も待っていることだし、10分ほどで山頂を後にし下山開始。
下山は雪渓を渡って銀明水で再び水を飲み、持ち帰り用の水を汲み、顔を洗ってさっぱりとし、再び長い長い道を戻る。
戻り道は、さらに道がぬかるんで水が増えどろどろ度は増していた^_^;。
(つくづく長靴で来て良かった、と思う)
下りて来た頃には、残っている車は5台ほど。
汗びっしょり、足はがくがく、でも、独り歩きとは違って疲労困憊にはならないのが不思議。
山を行くのはやはりお供がいた方が楽しい、あまり疲れないなぁ。
夏が始まったばかりなのに夏の思い出とは気が早すぎるかもしれない。
でも、短い山の夏のひとときに花と絶景を楽しめていい思い出になりました。(*^^)v
※遅くなるので温泉はパスしたが
長者原S.Aで黒ゴマソフトクリームを食べた。とっても美味しかったです。(*^_^*)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
私も同じ日に焼石へ登ってきました。
多分、meikenさんが「姥石平」から山頂へ行く途中ですれ違っていたと思います。(私は間違ってそちらへ行ってしまったのですが…)
写真を見ると同じ花を撮っていますね。
18kmもの長歩き、お疲れさまでした。
疲労困憊にならないなんて・・・
羨ましい限りです。
私なんか、今日1日、下半身の筋肉痛でボロボロです
それにしても流石、花は最高ですネ
足腰が筋肉痛ですよ。
今までの一人の長い山歩きよりはお連れがいた方が楽です。精神的につらくなりません。
蔵王と同じく焼石は花の山ですね〜。何度でも行きたいです。
確かに、すれ違っていますね〜。
山にいた人多かったのでどの方だったのか…
sirotenguさんが引き返して姥石平に戻ってきたとき
女性が一人座っていたと思います。
私の先輩で、私一人山頂に行っている間そこで待っていました。
焼石岳いい山ですね〜。
お花が多くてまた行きたくなる山ですね!
(全く同じ花を撮っているものがありますね )
よく行かれましたね〜ロングコースじゃないですか。というか、ついこの前、御神坂行ったばかり?体力つきましたね
この秋に中沼コース開通みたいだから、つぶ沼歩く人はもういなくなるかもしれませんね。いいチャンスでしたね。姥石平、本当に広々としたお花畑でしたね。東焼石岳との分岐あたりが、ハクサンイチゲと横岳というカメラポイントですね。
お風呂は入ったほうが足の筋肉痛になりにくいよ
調子が上がってきたようで長距離歩けるようになって来ました。
そのうちkiyoshiさん親分とyamayaさん弟分とご一緒する機会があったりして!?
中沼登山口のほうが花がいっぱいあるそうで、短い距離で銀明水の水に早く辿りつけるでしょうね。
(銀明水の水は美味で元気が出る)
秋の紅葉の時期が狙いかな〜
温泉…今度こそ入ります
花の山のロング、凄いですね。
楽しさが伝わって来ましたよ。
そのうち我々とですか…
kiyoshiさんはご存知の通りジェントルマンですけど恥ずかしがり屋ですし、
私は独特の訛りがありますから…
ご一緒したらどうなるのでしょう。
それはそれで楽しみですね。
私の想像しているkiyoshiさんは理論派で何があっても冷静な方、yamayaさんは感動派で表現力ある方だと思っています。
私は花を見れば話しかけてブツブツ言っている変なおばさんなんで
ごいっしょしたらとんでもないトリオになりそうですね
そんな日があるのかな〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する