【★常念岳(百名山)★ブヨ騒動で緊急下山★上高地〜長塀山〜蝶ヶ岳〜常念岳〜常念乗越〜一ノ沢登山口★】

2017年07月15日(土) ~ 2017年07月16日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 22.7km
• 登り: 1,889m
• 下り: 2,069m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:34
• 休憩: 1:10
• 合計: 7:44

7:31 上高地バスターミナル
7:42 7:42 河童橋
8:26 8:42 明神館
8:46 8:46 徳本口(徳本峠分岐)
9:26 9:53 徳澤園
11:23 11:23 チューダイ広場
13:50 14:06 長塀山
14:09 14:09 カモシカの池
14:34 14:34 妖精の池
14:46 14:46 蝶ヶ池
14:59 15:10 蝶ヶ岳
15:15 蝶ヶ岳ヒュッテ

2日目

• 山行: 9:04
• 休憩: 0:44
• 合計: 9:48

5:22 蝶ヶ岳ヒュッテ
5:48 5:48 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
6:07 6:08 蝶槍
10:11 10:25 常念岳
11:26 11:49 常念小屋
12:30 12:35 最終水場
13:22 13:22 笠原沢
14:14 14:14 王滝ベンチ
14:56 14:57 山ノ神
15:10 一ノ沢登山口

【■山域(行政区)■】
�…耕邯�松本市(旧南安曇郡安曇村)
��長野県安曇野市(旧南安曇郡穂高町)

【■今回のコース■】

【▲7月15日(土)▲】
『上高地BT(標高1505m/7:31am/登山開始)-
※夜行の疲れで約1時間の仮眠を上高地でする(出発を1時間遅らせる)-
明神(8:26am/16分休憩)-徳沢(9:26am/27分休憩)-
チューダイ広場(11:23am)-長塀山(標高2565m/13:50/16分休憩)-
カモシカの池(14:09)-妖精の池(14:34)-蝶ヶ岳(標高2677m/14:59)-
蝶ヶ岳ヒュッテ(15:15/一日目登山終了)』

＜荷物16kg・水分2リットル補給＞

【▲7月16日(日)▲】
蝶ヶ岳ヒュッテ(5:22am/二日目登山開始)-横尾分岐(5:48am)-
蝶槍(標高2655m/6:07am)-2592m峰(7:12am/7分休憩)-
2512m峰(8:01am/5分休憩)-常念岳(標高2857m/10:11am/15分休憩)-
常念乗越(常念小屋/標高2450m/11:26am/23分休憩)-
笠原沢(13:22)-大滝ベンチ(14:14)-山ノ神(14:56)-
一ノ沢登山口(標高1320m/15:10/全行程終了)』

＜荷物17kg・水分2.5リットル補給＞

2592m峰付近の樹林帯でブヨに左目の下瞼を刺される。徐々に
左目が腫れて視界が狭くなるので、今後も先々の樹林帯で
右目の瞼を刺されたら、完全に行動不能になって『遭難』
という二文字に変わるので、猛烈にヤバイと感じ、常念岳北側の
携帯電話のアンテナが2本立つ場所から南安タクシーに電話して
15:30に一ノ沢登山口(ヒエ平)にタクシー1台をお願いしました。

【■注意点■】
北アルプスの穂高連峰と後立山連峰を登る人へ！
目の周りの虫刺されも遭難の原因になります。
エスケープルートから緊急下山する場合もあると
思われますので、下記のタクシー会社の電番はネットで
調べて自分のスマホやガラケーに入力してください！
私は安曇観光タクシーと南安タクシーとアルピコタクシーと
第一タクシーの電話番号を入力してあります。

・安曇観光タクシー(安曇野市区域)
・南安タクシー(安曇野市区域)
・アルピコタクシー(松本市区域/白馬村区域)
・第一タクシー(大町市区域)
・濃飛タクシー(高山市区域(旧吉城郡内含む))
・おんたけタクシー(木曽御嶽山山麓/開田高原)

天候

『7月15日(土)』：晴れ⇒曇り
『7月16日(日)』：晴れ⇒曇り⇒強風＆霧雨⇒小雨⇒大雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

【●往路●】
�／圭�-松本(JR中央本線・JR篠ノ井線/4000円)
※快速ムーンライト信州81号乗車(指定席券520円)
�⊂硝�-新島々(アルピコ交通上高地線/700円)
��新島々-上高地BT(アルピコ交通バス/1950円)

【●復路●】
�＾譽梁�登山口(ヒエ平)-柏矢町駅(南安タクシー/4700円)
��柏矢町-八王子(JR大糸線・JR篠ノ井線・JR中央本線/3670円)
�Ｈ�王子-京王線340円区間

【●往路詳細●】
新宿23:54-4:35松本4:45-5:09新島々5:20-6:25上高地

【●復路詳細●】
柏矢町16:31-17:00松本17:21-19:15甲府19:45-
20:33大月20:50-21:26高尾

【●交通機関●】
アルピコ交通HP
http://www.alpico.co.jp/
アルピコ交通(松本-新島々-上高地)
http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/shinshimashima/
南安タクシー
http://www.nan-an.co.jp/

コース状況／危険箇所等

【★全区間一般登山道★】
�‐綛眞蓮粗疎堯Т躙渦媾蠅覆�
��徳沢〜長塀山：危険箇所なし
�Ｄ絞住魁祖灰�岳：危険箇所なし
�つ灰�岳〜蝶槍：蝶槍からの下り注意
�ツ柿筺�2592m峰〜2512m峰：蚊やブヨが多い
��2512m峰〜常念岳：岩場の登り下り注意
�Ь鑁鯵戞曽鑁鮎莟曄Т箴譴療个蟆爾蠱躇�
�┥鑁鮎莟曄前譽梁�登山口(ヒエ平)：蚊やブヨが多い

※『�ァ戮函忰─戮謀个訃豺腓脇�からかぶる虫除け網の持参必須

【★登山者数情報★】
�‐綛眞蓮粗疎堯�約300名
��徳沢〜長塀山：約30名
�Ｄ絞住魁祖灰�岳：5名
�つ灰�岳〜蝶槍：3名
�ツ柿筺�2592m峰〜2512m峰：約20名
��2512m峰〜常念岳：約30名
�Ь鑁鯵戞曽鑁鮎莟曄�約20名
�┥鑁鮎莟曄前譽梁�登山口(ヒエ平)：約20名

【★読み方★】
�‐綛眞蓮Г�みこうち
�¬誠澄Г澆腓Δ犬�
�Ｆ疎堯Г箸�さわ
�つ絞住魁Г覆�かべやま
�ツ灰�岳：ちょうがたけ
�δ柿筺Г舛腓Δ笋�
�Ь鑁鯵戞Г犬腓Δ佑鵑世�
�┛譽梁堯Гい舛里気�

【■今回泊まった山小屋■】
蝶ヶ岳ヒュッテ(素泊6500円)
http://www.inett.or.jp/mt-chou/hutte.html
蝶ヶ岳ヒュッテWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9D%B6%E3%83%B6%E5%B2%B3%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%83%E3%83%86

【■今回の経路上の山小屋＆テント場リンク■】
森のリゾート小梨<上高地>
http://www.nihonalpskankou.com/
明神館<明神>
http://www.myojinkan.co.jp/
徳沢ロッヂ<徳沢>
http://www.m-kamikouchi.jp/tokuzawalodge/
徳沢園<徳沢>
http://www.tokusawaen.com/
蝶ヶ岳ヒュッテ<蝶ヶ岳>
http://www.inett.or.jp/mt-chou/hutte.html
常念小屋<常念乗越>
http://yama-goya.jp/kita-alps/yarihodaka/jonenkoya.html
冷沢避難小屋<一ノ沢登山口より数百メートル下>

その他周辺情報

【■周辺観光情報■】
松本市観光情報
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/
安曇野市観光協会
http://www.azumino-e-tabi.net/

写真

7/14 22:54

【7月14日(金)】新宿駅より白馬行の快速ムーンライト信州81号に乗車する。この列車は急行アルプス時代から夏期アルプス登山で世話になっている。

7/14 23:36

【7月14日(金)】快速ムーンライト信州81号。国鉄時代の渋みが良い

7/15 4:34

【7月15日(土)】♪新宿発の夜行列車おりたときから　松本駅は闇の中・・・♪(^^)

7/15 4:36

【7月15日(土)】松本駅で新島々行のアルピコ交通上高地線に乗り換える。昔の松本電鉄時代の復刻塗装がなかなか良い(^^)

7/15 6:29

【7月15日(土)】上高地BT(標高1505m/7:31am/登山開始)

7/15 7:42

【7月15日(土)】上高地の河童橋

7/15 7:42

【7月15日(土)】河童橋から上高地を代表する風景である岳沢(だけさわ)を眺望

7/15 8:20

【7月15日(土)】小梨平の先から明神岳を眺望

7/15 8:26

【7月15日(土)】明神(8:26am/16分休憩)

7/15 8:46

【7月15日(土)】ここはクラッシックルートの入口である徳本口。徳本峠を経由して島々谷川を下って島々宿へ行ける。

7/15 9:19

【7月15日(土)】遠くに表銀座の山々が見えてきた

7/15 9:26

【7月15日(土)】徳沢(9:26am/27分休憩)

7/15 9:53

【7月15日(土)】これで蝶ヶ岳と長塀山に会うのは人生10回目くらいだろう・・・・(^^)

7/15 10:33

【7月15日(土)】蝶ヶ岳を目指す

7/15 11:23

【7月15日(土)】チューダイ広場(11:23am)

7/15 11:36

【7月15日(土)】荷物が重いし、暑いし、足が痛くなる(>_<)

7/15 13:15

【7月15日(土)】樹林帯を黙々と登る

7/15 13:27

【7月15日(土)】池塘が現れる

7/15 13:38

【7月15日(土)】長塀尾根は本当に長い(^^;

7/15 13:50

【7月15日(土)】長塀山に到着

7/15 13:50

【7月15日(土)】長塀山(標高2565m/13:50/16分休憩)。樹林帯なので眺望はほとんど無い

7/15 13:57

【7月15日(土)】長塀山にて

7/15 14:06

【7月15日(土)】長塀山を下る

7/15 14:09

【7月15日(土)】カモシカの池

7/15 14:29

【7月15日(土)】徳本峠方面を遠望

7/15 14:34

【7月15日(土)】妖精の池

7/15 14:36

【7月15日(土)】もうすぐ蝶ヶ岳

7/15 14:46

【7月15日(土)】雪渓を越える

7/15 14:59

【7月15日(土)】蝶ヶ岳頂上が見えてきた

7/15 14:59

【7月15日(土)】蝶ヶ岳(標高2677m/14:59)

7/15 15:00

【7月15日(土)】蝶ヶ岳にて

7/15 15:03

【7月15日(土)】蝶ヶ岳から穂高連峰を眺望

7/15 15:01

【7月15日(土)】蝶ヶ岳ヒュッテに素泊(6500円)で泊まる。

7/15 15:39

【7月15日(土)】夕食は即席ラーメン

7/15 16:13

【7月15日(土)】蝶ヶ岳ヒュッテ裏でブロッケン現象を見る

7/15 17:12

【7月15日(土)】常念岳を眺望

7/15 17:12

【7月15日(土)】大滝山と鍋冠山を眺望

7/15 17:49

【7月15日(土)】蝶ヶ岳ヒュッテ

7/15 17:49

【7月15日(土)】夕刻は天気が良くなる

7/15 18:06

【7月15日(土)】蝶ヶ岳ヒュッテの寝床

7/16 4:15

【7月16日(日)】夜明け前(4:15am)。左が鍋冠山、右が大滝山、遠くに見える山は八ヶ岳

7/16 5:13

【7月16日(日)】雲が多いため御来光は中途半端(^^;

7/16 5:22

【7月16日(日)】今日は乗鞍岳や御嶽山も見える

7/16 5:22

【7月16日(日)】今日は穂高連峰が良く見える

7/16 5:22

【7月16日(日)】槍ヶ岳を遠望

7/16 5:22

【7月16日(日)】蝶ヶ岳ヒュッテ(5:22am/二日目登山開始)

7/16 5:25

【7月16日(日)】常念岳を目指す

7/16 6:07

【7月16日(日)】蝶槍頂上に到着

7/16 6:07

【7月16日(日)】蝶槍(標高2655m/6:07am)

7/16 6:07

【7月16日(日)】常念岳とその奥の大天井岳を遠望、さらにその奥の立山連峰も見える

7/16 6:12

【7月16日(日)】槍ヶ岳と大キレット

7/16 6:22

【7月16日(日)】シャクナゲの開花

7/16 6:36

【7月16日(日)】この辺りから樹林帯に入る

7/16 7:12

【7月16日(日)】2592m峰(7:12am/7分休憩)。この付近でブヨに左目の下瞼を刺される

7/16 7:15

【7月16日(日)】2592m峰から蝶槍を遠望

7/16 8:01

【7月16日(日)】2512m峰(8:01am/5分休憩)

7/16 8:53

【7月16日(日)】常念岳を目指して登る

7/16 9:21

【7月16日(日)】だんだん天気が悪くなってくる(>_<)

7/16 9:21

【7月16日(日)】小休止しながら登る

7/16 9:54

【7月16日(日)】常念岳までもうすぐ

7/16 9:58

【7月16日(日)】常念岳直下から歩いてきた方角をふりかえる

7/16 10:10

【7月16日(日)】常念岳頂上が見えてきた

7/16 10:14

【7月16日(日)】常念岳(標高2857m/10:11am/15分休憩)

7/16 10:14

【7月16日(日)】人生3回目の常念岳

7/16 10:26

【7月16日(日)】常念岳頂上の岡宮神社に参拝。祀神：大山祇神、建御名方神

7/16 10:26

【7月16日(日)】ブヨに刺された目が腫れてきて視界が狭くなり、天気も悪いし、体調も悪いので緊急に登山中止を決断する。

7/16 10:46

【7月16日(日)】常念乗越と横通岳を眺望。この付近でタクシー会社に予約電話する

7/16 11:26

【7月16日(日)】常念乗越(常念小屋/標高2450m/11:26am/23分休憩)

7/16 11:49

【7月16日(日)】常念乗越

7/16 11:49

【7月16日(日)】左目の視界があるうちに急いで一ノ沢登山口へ下りる

7/16 12:20

【7月16日(日)】一ノ沢登山口へ向かう

7/16 12:30

【7月16日(日)】最終水場(12:20pm)。ここは一ノ沢登山口から登る時の最終水場

7/16 12:46

【7月16日(日)】この付近で雨が降ったりやんだり、一ノ沢登山口まで雨具は着なかった

7/16 12:49

【7月16日(日)】一ノ沢の谷は長い。前方の山は浅川山(標高1742m)

7/16 12:51

【7月16日(日)】胸突八丁(12:51pm)

7/16 13:18

【7月16日(日)】丸木橋を渡る

7/16 14:21

【7月16日(日)】小雨の中この付近で虫の大群が現れた(>_<)

7/16 14:56

【7月16日(日)】山ノ神(14:56)。今回も無事に登山を終わらせそうなので、山神に祈願する。『ノウマク サンマンダー バーザラダン センダー マーカロシャーダ ソヤタラウンタラター カンマーン(不動明王真言)』

7/16 15:09

【7月16日(日)】一ノ沢登山口(標高1320m/15:10/全行程終了)

7/16 15:30

【7月16日(日)】予約しておいた南安タクシーで柏矢町駅へ下山する。右の消防車は骨折遭難者が出て救助しているとのこと。

7/16 16:08

【7月16日(日)】JR大糸線柏矢町駅

7/16 16:08

【7月16日(日)】JR大糸線・JR篠ノ井線・JR中央本線・京王線と鈍行で東京の自宅へ帰る

7/16 16:25

【7月16日(日)】JR大糸線/柏矢町駅

7/16 16:34

【7月16日(日)】柏矢町から上諏訪行普通列車に乗る。今回は穂高の山神から両目がヤバくなった時の大切さも教わりましたし、遭難未遂で穂高の山神に助けられた事を心より感謝しています。

撮影機器：

EXILIM EX-ZS210 カシオ

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ポンチョ 折り畳み傘 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬(30種類の薬) ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ 冬用手袋 毛糸の帽子 ガイド地図 軍手 軍足 六本爪アイゼン 5m簡易ザイル 飲料水(約3.5リットル) アナログ高度計 アナログ気圧計 予備メガネ 木曽御嶽山神の護符

感想

Yamaotoko7

【■■■感想と解説■■■】

2006年8月12日に上高地から常念山脈経由で2泊3日の行程で中房温泉まで縦走しましたが、今回は9年ぶりに同じルートで歩いてみようと思いましたが、遭難未遂になりましたので、エスケープルートから緊急下山しました。その遭難未遂とは骨折や滑落や転倒や落石など考えてもみない事でした。それは虫によるものです。いままでもブヨに手足を刺された事は何度もありましたが、しょせんは手足なのでステロイド軟膏を塗っておけば登山中に痛みや腫れが緩和されてしまいますので、問題ないと思っていました。今回は2592m峰の樹林帯で左目の下瞼を刺されまして、急いでオキシドールで消毒してステロイド軟膏を塗りましたが、時すでに遅しでした。最初はなんともなかったがですが、時間が経つにつれて腫れが大きくなり、左瞼がだんだん閉まってきて視界が50％くらいになっていました。この時点で相当にヤバイと感じました。仮に左目が100％見えなくなっても、右目の瞼を刺されなければ何とか下山できると思いましたし、右目の瞼を刺されたら一時的に全盲になるので携帯電話で警察や消防に救助要請する事も出来なくなります。ちなみに腫れが引くのに早くて12時間、遅くて36時間かかるので、完全に遭難です。私は常念岳からの下りで左目の視界が40％くらいになりましたので、急いで南安タクシーに予約電話を入れ、一ノ沢登山口へのエスケープルートに逃げ込みました。

一ノ沢も下の方は蚊やブヨが多くて、手足を刺されました。右目の瞼を刺されると猛烈にヤバイので右目に寄ってきた虫を払いながら歩きました。一ノ沢の大滝ベンチ辺りで、霧雨になり、心身ともにヘトヘトで休んでいると虫の大群が寄って来たのでタバコ三本に火を付けて蚊取り線香かわりにしました。左目の瞼の視界が30％くらいになった頃に一ノ沢登山口に着きました。「たすかった！」と実感しました。その後は一ノ沢登山口から予約しておいた南安タクシーでメーターが一番安いJR大糸線柏矢町駅まで行きまして、鈍行列車を乗り継いで東京の自宅に帰りました。自宅の玄関を開けた時には左目は完全に見えなくなってました。本当に危機一髪でした。今(7/17の20:30頃)は腫れが引いてきて視界が80％ほど快方に向かってます。ちなみに本日7月17日は私の47歳の誕生日です。誕生日前日にすったもんだの虫による遭難未遂山行でした。次からは『頭からかぶる虫除け網』と、歩きながら使える蚊取り線香かベープマットを持って行く事を徹底します。

読者の皆さんもブヨには十分注意して下さい！
両目の瞼を刺されると完全に『遭難』になります！