まじで死ぬかと思った「針ノ木サーキット」

2017年07月17日(月) ~ 2017年07月18日(火)

• GPS: 19:02
• 距離: 25.0km
• 登り: 2,753m
• 下り: 2,762m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:08
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:21

距離 9.1km 登り 1,543m 下り 345m

5:58 スタート地点
6:13 柏原新道登山口
6:27 扇沢駅
7:30 7:31 大沢小屋
10:24 11:36 針ノ木小屋
13:26 蓮華岳
14:19 針ノ木小屋

2日目

• 山行: 11:05
• 休憩: 0:47
• 合計: 11:52

距離 15.9km 登り 1,210m 下り 2,430m

3:57 針ノ木小屋
4:58 5:08 針ノ木岳
5:34 5:35 小スバリ岳
5:43 スバリ岳
7:26 7:28 赤沢岳
8:22 赤沢岳
9:20 9:29 鳴沢岳
10:04 10:07 新越山荘
11:35 11:37 岩小屋沢岳
12:58 13:10 種池山荘
14:08 水平岬
14:47 14:48 駅見岬
14:58 15:02 ケルン（柏原新道）
15:41 15:44 柏原新道登山口
15:49 ゴール地点

天候

17日　曇りのち晴れ
18日　霧、雨、風、最後に雷

アクセス

利用交通機関：

自家用車

17日　
02:00　みずの発
05:10　SEIYU大町店
05:55　扇沢駐車場着
18日
04:00　針ノ木小屋発
15:40　柏原新道入口着
　　温泉　黒部ビューホテル600円/人
20:30　みずの着

コース状況／危険箇所等

＜残雪の状況＞　
小屋から針ノ木岳へのルート上に所々残雪があり、ルートも不明確（暗くて見落とした）。アイゼンを装着するか否か迷ったがヒラタで安全な装着場所もなく、登り切るしかなかった。通過時間帯によっては滑落の危険性大。

＜道迷い＞
今回の大失敗は、縦走路でのまさかの逆走。
ピーク道標には行き先を示すものはなく目印となる景色も見えない。そんな中、○ペンキを見つけただけで、確かめもせず、安易にそこを下ってしまった。上り下りのコースタイムからおかしいなとは思いながらも、悪天のため確認作業省いてしまった。改めて思うがソロより複数でいく山行はある意味こわい。

写真

7/17 6:15

06:05　駐車場
柏原登山口前は停められず。やむなく500m程下に駐車。

7/17 6:29

06:29　登山届受付
厳しいチェックをパスしないと通してもらえない。

7/17 6:30

監視員の「男三人とは寂しいねえ」の挑発にのせられ、通りすがりの山ガールをセンターに一枚。

7/17 6:45

06:45　針ノ木登山口
雨上がりのためか、じめじめと蒸し暑い

7/17 7:29

07:29　大沢小屋
まだまだ余裕だし

7/17 8:03

08:03　針ノ木雪渓

7/17 8:11

軽アイゼン装着！
ここからは体力勝負。年甲斐もなく、遥か向こうの高校生グループに追いつき、追い越せ

7/17 8:19

心地よい冷風に時々混じる温風が、なんとも…

7/17 8:52

08:52　のど
「のどもと」で一服。雪渓歩きの休憩は一回のみ

7/17 9:22

09:22
山女追い　足おいつかず　こむら返り

7/17 9:24

約一時間半の雪渓あるき。
ワシ的には30分ぐらいで満足なんですが。

7/17 9:23

天気良くなってきた！！

7/17 9:49

09:49
雪渓に脚をやられペースダウン

7/17 9:50

09:50
体力自慢も少々お疲れ

7/17 9:51

雪渓に体力を奪わた長老。どうした〜

7/17 10:03

10:03
最後のながーい九十九折の先が針ノ木小屋

7/17 10:12

あとちょい、あともう少し

7/17 10:11

10:11　針ノ木峠2536m
熟考を重ねた今回のポーズは「大」1回目

7/17 10:15

予報通り、雲も取れてきたし

7/17 10:17

10:17　針ノ木小屋
はよ、一杯飲もまい。腹も減ったし

7/17 10:41

遠くに槍と前穂も。
烏帽子ってどれでしょ？

7/17 11:32

11:32　大休憩をはさみ、ほろ酔い気分で蓮華岳へ

7/17 11:32

明日の縦走路。
結構厳しそう、歩きとおせるか不安（take0317)

7/17 11:40

稜線の向こうに、剱岳出現！

7/17 11:50

槍に水晶、天井に燕も

7/17 11:54

11:54　
蓮華岳の偽ピークに何度もだまされ、辟易

7/17 11:55

11:55
いつでも全力投球、58ちゃい。見習いましょう！

7/17 11:57

7/17 12:05

そんなに慌てなくても時間はあるんやけど

7/17 12:05

剱はまだまだ残雪が多い

7/17 12:06

「今日はよく晴れたなあ〜」
珍しく晴れた天気に感動の二人

7/17 12:14

おニューのカメラは人をも変える。

7/17 12:09

で、戦場カメラマン作
「コマクサと剱岳」
意外と、いいね！

7/17 12:22

お花、満開！！

7/17 12:24

蓮華岳、ピ、ピークはまだまだ遥か彼方。

7/17 12:29

12:29
蓮華岳、とおい、遠すぎ。だまされた。そんな感じのとこです

7/17 12:56

12:35　蓮華岳2799m
合わせて150歳超

7/17 12:39

三角点、タッチ

7/17 12:40

いやー疲れた

7/17 12:42

はい、はい、また「大」ね…　2回目

7/17 13:01

シンディー！！、ど、どこで捕まえた？？
白馬テント女子とのツーショット。「わしもテン泊にすればよかった」by take0317

7/17 12:52

「シンディ〜若いなあ」と見守りの画

7/17 13:56

13:56　
そろそろ小屋へ下山。下りで若干1名、膝に違和感

7/17 14:13

針ノ木小屋と針ノ木岳
明日が楽しみや〜

7/17 14:12

縦走予定のスバリ岳に赤沢岳かな。ずっとズバリだと思ってましたわ。

7/17 14:18

14:18　針ノ木峠
梅雨明けも、もう間もなく！夏が来る！！

7/17 15:01

15:00
驚くほど人いないし、時間もあるし、天気いいので、天日干し。

7/17 17:32

17:30　
まちにまった夕食タイム

7/17 17:31

魚の煮つけに舌鼓
ご飯に味噌汁、おかわり自由！

7/17 18:52

本日の宿泊客10人。三連休初日は100人と聞いてびっくり。
いびき煩くてすいませんでした。

7/18 3:57

18日　04:00
こんな時間、風雨強い中、どこ行かれるんでしょうか。

7/18 4:35

04:35　
シンディ「今日はどんなドラマが待っているかなあ。」
って、何となく嫌な予感

7/18 4:37

「アイゼン付けようよ」というも、誰も聞く耳持たず。
やばくないか、と思ったのは一人だけ。

7/18 4:40

厳しい風雨の中で、視界悪いは、足元ザレるは、滑るはで、本当に命がけでした

7/18 4:59

04:59　針ノ木岳2820m
まっしろーっ、かぜーーー

7/18 4:59

シャッター頼む人もいなーーいっ

7/18 5:29

05:29
「風が強い！撤退？」
「大丈夫でしょ」
「まじですか？（針ノ木小屋へ一人で降りるのも怖い、でもこのまま行っていいのか（自問自答」

7/18 5:37

05:37　スバリ岳2752m
すっげー風と雨。
一人やったら、間違いなく撤退

7/18 5:38

05:38
寒風強く息出来ねえ。
グローブなかったら、間違いなく低体温症。

7/18 6:04

ちょっとガスがとれ、楽観視の笑顔か放心状態か

7/18 6:24

ガスの切れ間からみる黒部湖。
右奥に黒部ダムの堰堤がかすかに、…見えない

7/18 6:30

06:30
登山って何だろう・・・
この時は何度もそう思いましたわ

7/18 6:38

06:38
眼下に扇沢駅。下界は晴れてるやん！

7/18 6:50

悲壮感、焦燥感ってこんな感じ

7/18 6:58

見えますでしょうか？
黒部湖（笑）
見えますよねえ

7/18 7:28

07:20　赤沢岳2678m
これは一回目の登頂

7/18 7:28

1回目ね、1回目

7/18 7:57

何も気づかず、一路鳴沢岳へ

7/18 8:01

08:01　
ガスの切れ間から、ん？黒部湖？
なぜ？右手に？？？
まさかの逆戻り？？？？
まじでええええ。うわああああ

7/18 8:19

08:19　赤沢岳2678m
二回目の登頂！
精神的にも体力的にも、こてんぱん

7/18 8:19

ピースぢゃないよ2回目だよ！

7/18 8:43

08:43
今度こそ、鳴沢岳や

7/18 8:54

08:54
お、ガスが切れてきたやん

7/18 8:54

このまま天候回復か
いや、お迎えまち？

7/18 9:00

ちょっとだけガスが薄らぎ、縦走感

7/18 9:02

PEAKSに書いてあったんです、雨を楽しもうって、あめを

7/18 9:05

09:05
一人だけ余裕しゃくしゃく。でも今日歩くルートぐらいは予習しようよ

7/18 9:14

09:14
振り返った向こうのピークは、赤沢岳。
ガスが切れるのも一瞬です

7/18 9:24

09:16　鳴沢岳2641m

7/18 9:20

はいはい、また「大」ね…3回目
日本　三「大」雪渓　の針ノ木雪渓を表現したらしい…
つまらん！

7/18 9:25

09:25　
三人で撮りたいが、シャッター押してくれる人いません

7/18 9:23

ここで厳しい環境に耐えれず、ついにレンズエラーでカメラ一台ダウン

7/18 9:40

09:40　
鳴沢過ぎればあと30分で山小屋

7/18 9:59

大町の天気は晴れ

7/18 9:59

09:59　新越小屋
ここまで約6時間、まともに休憩もできず

7/18 10:18

10:18
冷えた体には熱いラーメンが一番。で、どこの棒ラーメンがおすすめやって？マルタイ？五木？どっちも旨かった。

7/18 10:14

10:14　
針ノ木雪渓をバックに一枚

7/18 10:51

10:51　
厳しい稜線歩きはここまで。気持ちにゆとりが生まれる

7/18 11:19

11:19
ガーン、まだピーク、越えないかんみたい

7/18 11:22

11:22　新越岳？

7/18 11:30

7/18 11:34

11:34　岩小屋岳2630m
ここにきて、もう一台カメラダウン

7/18 11:36

シンディーはいつでも元気♪

7/18 11:43

お花畑
景色が撮れないんで以下お花

7/18 11:48

7/18 11:51

7/18 11:52

7/18 12:08

7/18 12:18

7/18 12:35

所々に残雪

7/18 12:42

7/18 13:01

13:01　種池小屋
やっとついた。

7/18 13:07

13:07　
生とホットでかんぱーい

7/18 13:28

13:28
やっと、下山や
でもここから、あと2時間50分

7/18 14:05

対面の針ノ木雪渓。
よく歩いてきた

7/18 14:06

14:06
最後の最後まで、雨、そして雷が…

7/18 14:43

14:43　駅見峠
お待たせしてすいません、膝が痛くて。

7/18 14:59

14:59　ケルン
あと50分。

7/18 15:44

15:44
お疲れさん。なんとか無事降りてこれました。
神様ありがとう

撮影機器：

Canon EOS M Canon

Canon PowerShot G7 X Canon

SO-01G Sony

TG-850 OLYMPUS IMAGING CORP.

Z00AD ASUS

感想

kato62228

　梅雨明け前の日程のため、出発予定日の数日前から天気予報（無料サイト）とにらめっこ。登山指数A→C→B→C…刻々と変わる無料情報に翻弄させられる日々。有給休暇とっちゃったしなぁ…
　最後の頼みはtake0317さんが登録している有料天気予報情報。「明日の天気は回復傾向」この情報に背中を押され自宅出発時間の12時間前に決行を決断！
　結果、1日目はバッチリ。雲やガスの変化、午後からの回復傾向まで情報通り。やっぱり有料情報（300円／月）は違うなぁ〜と感心しました。
　有料サイトといえども、さすがに2日先の確度は若干落ち、ガス、雨、風の中の縦走となりました。
　赤沢岳頂上では、ガスガスの中での記念撮影後、山頂脇の岩に書かれた○印を見てスタートし、ついさっき来た道を30分ほど引き返してしまうという、一本道の縦走路で、晴れていればあり得ないような、まさかの道迷いの洗礼を受け、登山の恐さを思い知らされました。
　30分間、3人とも来た道を戻っていることに気付かず、一瞬のガスの切れ間から黒部湖が右手に見え…「あれ？…何で右手に黒部湖？これ、来た道を戻っているんじゃないか？…」と3人が顔を見合わせるという始末。この一瞬のガスの切れ間がなかったらスバリ岳まで戻っていたかもしれません。
　ピークや分岐箇所で休憩するときは歩んで来た道とこれから進む道をしっかりと確認した後に休憩、写真撮影することをこれからの登山では肝に銘じようと思いました。
　歩んで来た道、これから進む道…これは人生にも置き換えられるかも？登山って素晴らしい…
　針ノ木小屋から種池山荘までは、新越山荘に泊まったという男性一人とすれ違っただけで縦走は我々3人の貸切状態でした。
　岩稜箇所も随所にありますが、鎖やハシゴの設置がないのもこのルートの特徴で自分の感覚としては結構難易度は高いと思いました。
　晴れた日に黒部湖を眼下に剱岳を望みながらもう一度チャレンジしたい縦走路です。
　take0317さん、fw1518さん、登りのスピードが遅くてペースを乱して申し訳ありませんでした。いろいろありましたが、思い出深い山旅でした。ありがとうございました。

　（追伸）針ノ木小屋のサバの煮付は絶品でした。

fw1518

「テン泊、小屋泊ドッチにする？」「2日目は10時間以上歩かないかんで小屋やらぁ」ということでアッサリ小屋泊に決定。このtake0317のアドバイスを聞いて正解でした。初日の登り出しは快調でしたが、大雪渓に入るとすっかりペースダウンで残雪の踏み抜きには左足が攣る始末（けっして山女を追ったためではありません）日頃の運動不足が如実に出でテンション激落ちでした。
なんとか到着した針ノ木小屋で飲んだビール（発泡酒）は下界では味わえない旨さ。また、水の無いこの小屋では期待できない夕食と思っていましたが、まさかの『サバみそ』に感動し御飯3杯おかわり。
2日目の縦走はレコのとおり、雨・霧・強風の中。「コレは何の修行？」と思うくらいでしたが、下山して何日か経つと、また山に行きたい自分がいます。「登山って何だろう・・・」永遠のテーマです。

コメント

yama259

感動しました！
はじめまして！
レポ拝見しました。
私と同年代のワイルドオヤジ達(失礼)の挑戦がスゴかったですね。
赤沢岳から、間違えて戻り、もう一度登り返すの大変だったでしょうね〜。
非常に参考になり、勇気を貰いました。
ありがとうございました。
私も今週末22〜23日針ノ木小屋に宿泊予定です。
サバの味噌煮楽しみにします(笑)

kato62228

Re: 感動しました！
yama1157さん　コメントありがとうございました。
おちゃらけオヤジ登山隊のレポですので適度に参考にしていただければ幸いです。
7月も後半ですが、まだ縦走路には所々残雪があり、夏道と分岐・合流するポイントを見つけにくい箇所が数か所ありました。 お気をつけて楽しんで来てください。
夕食メニューのメインがサバの味噌煮であることを祈っています（笑）

yama259

Re[2]: 感動しました！
針ノ木岳行って来ました。針ノ木小屋の夕食やはり私もサバの味噌煮でした(笑)