黒部五郎岳から薬師岳へ 薬師岳山荘泊

2017年07月16日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.4km
• 登り: 1,293m
• 下り: 954m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:20
• 休憩: 0:50
• 合計: 10:10

5:30 黒部五郎小舎
7:40 7:45 黒部五郎の肩
8:00 8:10 黒部五郎岳
9:00 中俣乗越
10:40 赤木岳
11:30 北ノ俣岳
11:40 神岡新道分岐
13:00 太郎山
13:10 13:45 太郎平小屋
14:00 薬師峠
14:50 薬師平
15:40 薬師岳山荘

初日　新穂高から鷲羽岳・水晶岳・黒部五郎岳・薬師岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1175131.html
二日目　鷲羽岳・水晶岳　三俣山荘から黒部五郎小舎へ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1200769.html
最終日　薬師岳　折立へ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1201581.html

天候

曇り

コース状況／危険箇所等

■黒部五郎岳
黒部五郎岳といえば、カール。カールが良かった。

■薬師岳　薬師平付近に雪渓
斜度のあるところも有り、滑落や踏み抜きに注意が必要

その他周辺情報

太郎平小屋の太郎平らーめんは美味しい

写真

夜明け
笠ヶ岳

黒部五郎小舎

朝食は今の時期は5時からでした

薬師岳
今日は薬師岳山荘に泊まる予定

カールコースで山頂を目指します

奥の山は鷲羽岳とワリモ岳

薬師岳

黒部五郎岳のカールが近づいてきました

こちらは手前が祖父岳、奥が水晶岳

左から赤牛岳、水晶岳、祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳

岩稜と雪渓のコントラストがいい感じ

カールコースにして良かった

これは名のある岩ですかね・・

雪解け水が気持ちいい

写真で見ると、ひょいひょいと登れそう

カールから尾根への道が見えてきました

その前に少し大きめの雪渓を渡る

雄大過ぎてスケール感がマヒしそう

山頂部からカール

稜線ルートから見るカールはどんなんかな？

尾根への急登が近づいてきた

槍の穂先がチョコっと見え始める

長い雪渓も終わり

山頂部も眼前に迫る

カールを続々と登ってこられます

槍の穂先

こちらは穂高岳

双六岳、丸山、三俣蓮華岳

雪渓が終わると尾根への急登

鞍部に登山者が見えた

ジグザグとここが胸突き八丁

早くあの山頂に立ちたい！

でも写真ばっかり撮って前へ進まない

尾根に登ったところで山頂を見上げる

尾根に登ったところでカールを見渡す

水晶岳、祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳

山頂直下の分岐にザックをデポ

カールから登ってきた道が綺麗に見えますね

黒部五郎小舎から三俣蓮華、鷲羽岳に至る道も
実に感慨深い

ここからは稜線ルートもよく見える

山頂はもうすぐ

山頂の祠

念願の黒部五郎岳　2839.6mに登頂です

黒部五郎岳から水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳
昨日はあそこにいたんだ

記念撮影

赤牛岳、水晶岳の読売新道も良いかも

雲ノ平（祖父岳）を取り囲む、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳

カールに残る雪渓

黒部五郎小舎

三俣蓮華岳と槍ヶ岳

北の俣岳のほうは雲

名残惜しく、山頂を跡にする

赤木岳、北ノ俣岳を経て太郎平へ

ジグザグの急登を一気に下る
写真だとなだらかに見えるなぁ；

黒部五郎岳は北ノ俣岳方面からの登りも大変そうですね

意外にアップダウンがキツイ

まずは中俣乗越を経て

赤木岳に登る

振り返って、黒部五郎岳
カール側とはまったく違う山に見えるね

こちらからはどっしりした山に見える

行く手の赤木岳
結構、登りきついです

山頂付近は雲に覆われている

赤木岳　2622m
ピークは巻いて通過

雷鳥は発見できず

赤木岳から北ノ俣岳にかけて、
ガスの中で物凄い風

ガスで利かない視界の先に何やらケルンと標識が

北ノ俣（上ノ俣）岳についた

北ノ俣岳　2662mに登頂

風がキツイので、すぐに通過

小道をゆくと

すぐに神岡新道との分岐についた
御年70歳の大先輩はこちらから登られたとのこと

引き続き小道をゆく

分岐から10分ほど

チングルマとかきれいだ

小1時間ほど下ると太郎平に

池塘とお花畑
晴れていればと思ったけど、これはこれでいい

気分が癒される

足元から雷鳥さんが飛び出てきた
イタチかと思った

何やら忙しそう

この付近はオレの縄張りだぞ
って感じの雷鳥さん

今忙しいんだよ！
写真は十分撮らせていただきました

太郎山はスルー

この道の先には〜、太郎平小屋がある〜♬

太郎平小屋が見えた

太郎平小屋に到着

太郎平小屋らーめん
おいしーっ

でもまだ先がある

身支度を整えて、薬師岳山荘へ

20分程ゆくと、薬師峠のキャンプ場へ

薬師峠からは沢沿いの急登になる

沢沿いのガレ場を通過し

いくつか斜度のある雪渓を通過すると

小道が現れ

薬師平に到着

ガスで何も見えなかったけど、ここからの眺望も素晴らしいだろうなぁと

薬師平からもうひと登り

薬師岳の稜線に出た山荘まであと15分
風が物凄い！！！！

山荘の手前でご夫婦の雷鳥さんにお出迎えいただきました

「急いで、小屋はこっちですよ」
先導してくれてます？

とっととト、2羽で仲良く

こっち、こっち
別に追いかけているつもりは有りません

ではここで！
旦那が羽ばたく！！

あたしを置いて行かないで！

薬師岳山荘に到着

オムレツにやくし
品数豊富でおいしー

アジフライ、すごい美味しかったけど、ちょっと胃もたれ
年かな・・

夕方、風が止み、雲の合い間から薬師岳の山頂部が見えました

こちらは黒部五郎岳
まったく違う山に見えてしまった・・

あの富山市内方面のピラミダルは何だ！？

鍬崎山　2090mというらしいです

明日も、せめてこれぐらいの天気ならいいのにな

フルーツポンチを頼んでみた

薬師岳山荘のロゴ入りコーヒーカップでホットひと息の一杯

黒部五郎岳のバッジ

黒部五郎岳のバッジ

感想

kotatti

初日、二日目と好天に恵まれたものの、黒部五郎から薬師を目指す三日目については雨の予報でした。

天候の判断は難しいなぁと改めて考えさせられた。

出発前にもう一度予報を見ると、雨雲レーダーでは雨雲は能登半島の北に逸れていたので、これなら大丈夫そうだと思い小舎を出た。曇りではあったけれども穏やかな朝だった。


黒部五郎岳は水晶岳と並んで、登り着くのが遠い山だと思っていただけに、無事の登頂できたことと、何よりもガスって真っ白で何も見えないという悲劇に見舞われずに山頂からの眺望を楽しめる状況で登頂できたことがとても嬉しかった。
山頂の祠で黒部五郎岳の山の神さまに感謝。

念願の黒部五郎岳の登頂を果たして、次に目指すは薬師岳山荘。
行く手の赤木岳、北ノ俣岳あたりには雲に覆われていた。ガスによる視界不良を覚悟した。ただ、どす黒い雨雲には見えなったので辿り着けるだろうとは思った。

中俣乗越を過ぎて赤木岳の山頂部付近から強風に見舞われるようになり、これは北ノ俣岳を通り過ぎて神岡新道との分岐あたりまで続きました。

太郎平から薬師平にかけては風がおさまっていたものの、薬師岳の稜線に出ると再び物凄い強風に見舞われました。それでも強い雨には打たれることはなく、無事に薬師岳山荘までたどり着くことが出来ました。

でも、明日もこのままの天候だとガスって真っ白で視界不良だろうし、薬師岳からの眺望は期待できないなと、天候の回復を願いつつ山荘での夜を過ごすことになったのでした。