キタダケソウとお花畑(北岳)
- GPS
- 13:55
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,956m
- 下り
- 1,938m
コースタイム
5:00タクシー乗車-5:20夜叉神峠ゲート-5:50広河原
6:15広河原山荘-8:20二俣8:30-11:55北岳肩の小屋(荷物デポ)12:30
-15:30北岳肩の小屋(泊)
7/3(日)
5:30北岳肩の小屋-7:15二俣-7:45白根御池小屋8:00-9:20大樺沢分岐
-9:40広河原 9:50タクシー乗車-10:30芦安駐車場
天候 | 7/2 晴れのちくもり(時々小雨) 7/3 山頂付近はガス、山麓は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
翌朝5:00時点でもまだ空きあり トイレは第3駐車場の近くにあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは広河原山荘前にあり。 登山道に危険箇所特になし(雨が降った後は木の根や石が滑り易くなっているので注意が必要) 下山途中の甘味:白桃ソフトクリーム¥500(白根御池小屋) 下山後の温泉:白峰会館¥550(広河原バス乗り場) |
写真
感想
キタダケソウ。北岳でしか見ることができず、絶滅危惧種にも指定されている貴重で可憐な花。しかも咲く時期は非常に短い。今回の山行は、そんなキタダケソウの時期に設定した。
出発当日の天気予報は、土日とも曇りや雨のかんばしくない予報。それでも金曜夜予定通り出発して芦安の駐車場に。天気予報とは違い、満天の星が光り輝く。明日は良い天気になるかも・・・、そんな期待をしながら仮眠をとる。
翌朝、タクシーに乗り、広河原から山頂を目指す。太陽が顔を出し絶好の登山日和。吊橋を渡り、広河原山荘で登山届を提出。
大樺沢からは北岳がはっきりと見える。雪渓を渡る風も心地よい。
しかし、二俣から右俣へはいる頃から、天気がどうも怪しくなってくる。下からじわじわとガスが上がってきて、鳳凰三山も姿をかくす。時を同じくして、あまりの急登に足が出ず、牛歩状態に。歩いても歩いても次のポイントに着かない。
それでも、あと少し歩けば稜線に出るはずと信じて、ただひたすら足を前に出す。モンシロチョウが後になり先になり道案内をしてくれる。
道中、多くのお花が咲いていたが、稜線に出ると更にお花の種類と数が増え、辺りはシナノキンバイやオヤマノエンドウのお花畑に。さすが花の北岳と呼ばれるだけのことはある。今までこれほど大きなお花畑を見たことがなく、それだけに感動もひとしお。お花畑に励まされ、足取りも少し軽くなる。
ようやく北岳肩の小屋に到着。受付を済ませ荷物をデポして北岳山頂を目指す。ガスのため、周りの山々が見えないのが残念。とりあえず北岳山頂を通り過ぎ、まずはキタダケソウの住処へ。
そしてキタダケソウと初めてのご対面。ハクサンイチゲと似ていると言われるが、よく見れば花も葉も違う。何と可憐で気品のある花なのだろう。蕾の紫色がこれまた上品な感じ。今はもう終わりがけといったところだったが、今週北岳に登れて本当に良かった。
夜激しい雨が小屋の屋根をたたく音がする。夕立だろうか?明日の天気が心配だ。
案の定、翌朝小屋の周りや山頂は濃いガスの中。そんな訳で再度北岳山頂を目指すことをあきらめ下山することに。
下山は白根御池小屋のルートを選択したが、この下りがかなりキツイ。ということは上りも相当なものだろう。途中ベンチが二箇所あるが、登りには使いたくない
というのが感想。足腰に筋肉痛の予兆が・・・。
予定より早く広河原に到着。運転手さんのご好意で、定員オーバーにもかかわらずタクシーに乗車させていただき、待ち時間なしで芦安駐車場へ。ありがとうございました。
北岳。標高差1600mはその後数日間の筋肉痛をもたらしたが、登り甲斐のある素敵な山だった。今度は秋の紅葉の時期か、タカネマンテマの咲く時期に登ってみたい。
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