西穂から焼岳への地味ルートテン泊縦走。上高地からの周回。
- GPS
- 30:21
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 2,144m
- 下り
- 2,158m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:13
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:59
天候 | 7/21金:晴れのちガス、7/22土:晴れのち曇り 両日とも暑し! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アイゼン携行したが、雪なしで使用せず。 独標から西穂山頂まではメット推奨。 西穂山荘から焼岳小屋までの地味なルートはテント重装備では非常に歩きにくい。特に何箇所も出てくる笹と木の根ミックスの細い飛騨側のトラバースは嫌らしく歩きにくい。 焼岳小屋から焼岳の間は打って変わって明るく開放的になる。 落石と噴火に注意。メット推奨。焼岳小屋で貸し出しもある。 焼岳小屋から上高地へは、前半は梯子ゾーン、後半は気持ちの良い樹林帯。 帝国ホテルバス停が近いが、週末は始発で満員のことがあるので、20分歩いて上高地バスターミナルへ向かうと安心。 |
その他周辺情報 | 西穂のテント場は公称30張だが、正規の場所はもっとキャパ狭い。 1人1000円。トイレは男女別で綺麗。 |
写真
感想
7月の平日で唯一休みが取れた金曜日。梅雨明け宣言は東京のみで、アルプスの梅雨はまだ開けず、週末の予報は悪い。
せっかくテント2泊できる機会であるが仕方なし。
まだ南ア方面の方がマシそうであるが、どこに行くか決まらず。
しかも仕事が忙しくて面倒になり、
「金曜日は少ししか歩けない」と妻に宣言。
天気が微妙なだけに妻もノリが悪い。
予報図とずっと睨めっこしていた妻が、「日曜はどこもダメだから1泊だけにしよう。槍穂あたりが一番天気が崩れなさそう。」
と言う。初日にあまりたくさん歩きたくないと言ったら
「しばらく夏に西穂に行ってないし、西穂にテント張って、土曜日もし天気が持ちそうだったら焼岳までいってもいいし、下りてもいいからここにしようか」と言う。
確かにどちらも実に久しぶりである。
新穂高ロープウェイの始発は遅いので、上高地側から登ることにする。
帝国ホテルバス停からスタート。穂高の吊り尾根がよく見える。 この天気が明日も持つのであれば、あちらに行っても良かったのだが。しかし今夜から天気は崩れそうなので仕方ない。
このルートは静寂。斜度が好みだと妻はすたすた歩き出したが、こちらは寝不足と暑さでゆっくり行くと宣言。
人が殆どいないので、妻も熊を懸念して歩調を合わせてくれた。
丁度中間地点の宝水に立ち寄る。冷たくて美味しい。
樹林帯には様々な花が咲いていた。
西穂山荘にテント設営。無雪期に来るのは久々だが、テント場が記憶よりずっと小さかった。が、水はけの良さそうな白い平な砂地はテント向き。
良い場所に設営し、腹ごしらえしてから西穂へ。
独標から先は本当に久しぶり。まだ夏ルートが安定していないので、浮石多く落石に注意。
イワイワの尖りピークを越えて西穂に向かう。
ガスがかかったり取れたりの繰り返し。取れれば笠ヶ岳や穂高もよく見える。基本は晴れなのだろうが、暑すぎてガスが湧いてくるのだろう。
岳沢小屋もよく見える。前穂はガスが切れている。
イワイワに咲く花々を眺めつつ西穂山頂。
貸切。ガスったり晴れたりを見ながら氷結ゼリーなど食べてまったりとする。しばらくのんびりしていたが人が登ってきたので交代。
独標まで戻ったら物凄くたくさんの人がいた。ロープウェイからここまで往復する人も多いようだ。
テント場に戻り、妻がソフトクリームを食べたいと言うので山荘へ。
名物となっているここのラーメンをあまり好きでない方もいるが、自分は好きである。マルタイ棒ラーメン的な麺。
ソフトは4種類もあった。
テント内は物凄く暑くなり、妻は日除けをこしらえていた。
あとはずっとゴロゴロまったり。
ガスが多かったが日没は黄金色となり、妻は丸山まで写真を撮りに出かけていった。
そして、突然、「テントの皆さん、こんばんは。山荘の支配人です。明日の天気予報をお伝えします!」との声がして、支配人が現れたのはびっくり。気象予報士である支配人がたいへん親切にテント場にまで足を運んで予報してくれるなんてサービスは初めてである。
「夜半から雨になりますが、朝7時には上がると思います。この時期の予報は非常に読みにくいですが、昼過ぎから雷雨の可能性が。明後日はもっと悪くなります」という概要をもっと専門的に詳しく説明してくれた。
こじんまりしたキャパのテン場だからできるのだろうが、たいへん有難い。
夜半から朝7時まで雨というので、早起きしなくてもいいかと就寝。
本当に朝は霧雨であったので、朝寝坊してのんびり朝飯にしていたらトイレに行った妻が、雨止んだし、ガスも切れそうだと言う。
それじゃとりあえず焼岳小屋まで縦走路を歩き、そのときの天候であとどうするか決めることにする。
テント撤収。水はけのよい好いテント場であった。
雨は止んだが、焼岳小屋までの縦走路は鬱蒼とした道幅の狭い樹林帯であり、草露で濡れそうだと、妻は雨用スカートを巻きつける。こういうシチュエーションで大活躍するらしく、自分も欲しいくらいだ。
鬱蒼とした樹林帯は雨に濡れてよく滑る。
しかし、晴れてきて笠ヶ岳から弓折の稜線がよく見えた。
途中の池は本当に鬱蒼とした場所。ここから割谷山付近のトラバース道は非常に、嫌らしく歩きにくい。ザックがデカイとさらに歩きにくい。
焼岳小屋までのルートは地味すぎるから誰にも会うまいと思っていたが、ご夫婦1組とだけすれ違った。
割谷山付近は、笹が嫌らしく眺望なし。
焼岳小屋に到着。ずいぶん久しぶりに来たらお洒落になっていた。トイレもペーパーつきに変貌していた。
天気が持ちそうだし、焼岳は実に久しぶりなので山頂まで往復することにする。先程までの鬱蒼とした樹林帯と打って変わって、明るく開放的で気持ちよし。
途中の展望台では花が咲き乱れていた。
焼岳の噴煙は以前より硫黄臭が少なく感じた。風向きの影響か?
山頂は大賑わい。
焼岳小屋まで戻り、上高地へ下山。
すっかり忘れていたが、前半は梯子ゾーン。ますますギラギラと暑くなってきた。外国人の方がたくさん登ってくる。
帝国ホテルバス停からは乗れないかもしれないので、梓川沿いに始発の上高地バスターミナルまで行く。
天気も良く梓川は今日も綺麗だ。
このルートは久しぶりであり、なんだか懐かしい山行となった。
何処も天気が悪そうっていうか雷来そうだったのに行ったんだ〜〜〜
と思ったら、金土だったのね。
確かに土曜の午前中は晴れました。
上手く組みましたね〜〜〜〜
北はやっぱり涼しくて良いですよね。
なんだか梅雨が明けてからの方が梅雨空になってる気がします。
でも、恒例の海水浴はバッチリ晴れました
今月はこの金曜しか有休取れなかったので、
本当は2泊でどこか行きたかったのですが、
結果的に土曜日午前中の下山で正解でした。
しかし、非常に暑かったですよ
西穂高も焼岳も久しぶりで懐かしかつたです。
ロープウェイ使わず上高地から周回は人も少なめで良かったですが。
天気グズグズしてますが、海水浴は晴れたんですね!
ユニークなコース取りでしたね!
西穂まで行くとペンさん達だとその「奥」に向かいそうですが
天候 と相談されて纏められる処が流石です(^^ゞ
ご主人様もそこそこですが、奥様のザックの大きいこと^^;
頭上を越す「盛り」具合でサクサク歩かれるんですから
私は天気予報にたじろいで、洗車に汗を流していました
今週も天気予報悪そう…ペンさんの写真に写っていた
御山に行こうと思っているんですが…延期かな?
いやいや、奥はこの装備では無理無理で
妻は小柄なので、すれ違う方達に、
「すごい荷物、大変そうですね〜」と
声をかけていただいていますが、
自分には誰もそんなお言葉をかけてくれません
不公平ですね
naoさんは洗車山、でしたか。
夏休みに入ってからの方が、梅雨みたいな天気が続いてますね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する