素晴らしき中央アルプス 空木岳〜木曽駒〜福島Bコース
- GPS
- 56:00
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 3,138m
- 下り
- 2,912m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:50
- 山行
- 9:51
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 12:00
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:50
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
1日目は駒ヶ根YH泊。素泊まりで税込3,600円くらい。 帰りは福島Bコース終点から車道を1時間くらい歩いて大原上のバス停に出て、コミュニティバスに乗るつもりでした。木曽福島まで200円です。 ですが、途中で栃木から来た方に車に乗せていただき、温泉経由で木曽福島まで送って頂きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは歩き始めてしばらくしたところにありましたが、車で上まで行った先にはないようです。 コースには岩場が多いです。慣れない人は時間がかかると思います。 宝剣岳は整備されていました。 |
その他周辺情報 | 木曽温泉「せせらぎの四季」700円。 茶色の温泉で、中が見えないほどです。 |
写真
感想
本当は越後の山に行く予定でした。
18日の夜行バスで東京に行き、そこからまた高速バスを乗り継いで・・・
の予定が、18日の夜のニュースで魚沼市の豪雨の状況を知って、即刻バスをキャンセル。
さて、どうしようと考えた時にすぐに浮かんだのが、前々から計画していた中央アルプスの空木岳から木曽駒への縦走。
赤線繋ぎが好きな私、中央アルプスは檜尾岳から木曽殿山荘までの間が繋がっていません。いつか繋げたいと、いろいろ計画を練っていました。
ということで、19日の朝に家を出て、高速バスを乗り継いで駒ヶ根インターへ。
駒ヶ根YHに泊まり、20日に池山尾根から駒峰ヒュッテに向かうことにしました。
駒ヶ根YHにはなんと18日の夜11時過ぎにFBのメッセージで予約をお願いしました。電話では有り得ない時間でした。快く受けつけていただき感謝です。
車でないことの利点は登山口と下山口を別にできること。
今回は下山は福島Bコース。ここは車道を1時間歩けば200円で乗れるバスで木曽福島に出られるのです。
ただ、下山後温泉に入れないのが・・・汗臭い体で帰宅しないといけません。
駒ヶ根インターからYHまでは歩いて30分ほどとのことでしたが、バスで一緒になった別の宿に泊まるという二人連れの女性が予約していたタクシーに相乗りさせていただきました。いらないと言われましたが、500円払いました。
一人ではタクシーはもったいないので歩くつもりだったのでありがたかったです。
20日は、4時半にYHを出発。
大地獄、小地獄は梯子などが整備されていて問題ありませんでした。
途中で駒峰ヒュッテの管理人さんにお会いしました。今日は下りるので、小屋は管理人不在とのことでした。
小屋に着いたのは一番でした。
小屋代は寝具なしで3500円。シュラフは1000円です。
宿泊カードに記入してお金と一緒に袋に入れて、箱に入れるようになっていました。
私はシュラフを持っていたので3500円でしたが、500円玉がありませんでした。
ご夫婦の方とお金をやり取りしました。
別の人は10000円札しかなく、両替してもらっていました。
また、水は500mlで200円で、10本出してありましたが、ビールやカップ麺などは出ていませんでした。
基本的には管理人がいる時期ですが、たまにいないこともあるようなので、細かいお金を持って行かないといけない小屋です。
私は途中の空木平で水を汲んで行ったので、水は買いませんでした。
千円札しか持っていなかった人は、いらない水を2本買って3900円のところを寄付と言って4000円入れていました。
皆さん良心的です。
着いた時はガスっていたので山頂には行きませんでした。
21日は素晴らしい快晴の朝で、八ヶ岳の右側から昇るご来光を拝むことができました。
空木岳から木曽殿山荘への下りはかなり急です。岩場ですが、要所には鎖などが付いています。
その後も岩場の多い稜線ですが、鎖などはありません。
段々ガスが濃くなってきました。
私は疲れてきて、果たして木曽駒まで行かれるだろうか不安になってきました。
檜尾岳避難小屋に泊まろうかとも考えました。
小屋ははっきりと見えました。
迷いましたが、檜尾岳まで行って、宝剣岳が見えたら宝剣岳まで行き、見えなかったら檜尾岳避難小屋に泊まろうと決めました。
檜尾岳に着くと、一瞬だけガスの中から宝剣岳が姿を見せてくれました。
宝剣岳が呼んでいる。
これは行かなくては!
ということで、宝剣岳まで行くことにしました。
宝剣岳の登りでお腹がすいてきました。ここで力が抜けては大変なので行動食を食べて、宝剣岳を登ることができました。
宝剣山荘に着くと、もうここまでと思い、この日は宝剣山荘に泊まることにしました。
素泊まりと言うと、隣の天狗荘に泊まるように言われました。
現在天狗荘は宝剣山荘のお客様の宿泊所になっています。
食事つきの人も、泊まるのは天狗荘でも食事は宝剣山荘でという形になっています。
6人部屋に女性ばかり4人が泊まり、ゆっくりできました。
22日の明け方近くに雨が降ったようでした。
朝もガスでご来光は見られませんでした。
天気が悪いならロープウェイで下ることも考えましたが、取りあえず荷物を背負って木曽駒まで行きました。
登っているうちにガスが晴れました。
山頂からは、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスがよく見えました。
南アルプスの上には少し雲がありましたが、よく見えました。
また、少し雲がかかった宝剣岳、空木岳、南駒ヶ岳、三ノ沢岳の眺めが素晴らしかったです。
予定通り福島Bコースを下ることにしました。
思っていたよりもきつい下りでした。
土曜なので登って来る人がけっこういました。
駐車場からバス停までがカンカン照りの舗装道路で暑かったです。
バス停近くで、栃木から来たという方が車に乗せてくださいました。
おかげであきらめていた温泉にも入れ、木曽福島の駅まで送って頂きました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
温泉代か昼食代でお礼をしようとしましたが、断られました。
山の話を楽しくさせていただき、いい思い出になりました。
これで中央アルプスは北の茶臼山から南の越百山まで繋がりました。
途中の三ノ沢岳も登っています。
また、今迄に北御所登山口からの道、檜尾尾根、桂小場からの道、伊那川ダムから越百山への遠見尾根、空木岳から伊那川ダムへの尾根と歩いています。
今回も池山尾根と福島Bコースという違った道を歩きました。
まだ一度もロープウェイを使っていないのが、私のこだわりでしょうか。
いずれも中央アルプスでは天気に恵まれ、素晴らしい眺望を楽しむことができました。
下から登ることで、植生の変化を楽しむこともできました。
北アルプスや南アルプスよりも地味な感じの中央アルプスですが、縦走すると、なかなか手ごわい山です。
木曽駒と言ったら、皆さん、ロープウェイで簡単に登れる山と思われるのでしょうね。
下から登ると標高差が2000m近くになります。
標高2030mの北沢峠から登る仙丈岳や甲斐駒より大変です。
空木岳からの縦走も予想以上にきつかったです。
去年は南アルプスが繋がり、今年は中央アルプスが繋がりました。
ということで、後で古い中央アルプスのレコもアップしようかと思っています。
(赤線繋ぎが好きなので)
素晴らしい天気に恵まれ、人との出会いも思い出深いものになり、中央アルプスがより大好きになりました。
ありがとうございました。
10年くらいしたら、ロープウェイで伺いますね。
21日のご来光ご一緒しましたふるさと群馬の者です。良い日の出を共有できたこと嬉しく思います。一眼レフカメラが印象的でしたよ。これからも気を付けて山歩き楽しんでください。ふるさと和歌山のお姉さまへ。。。
haru13さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
あの日のご来光はすばらしかったですね。
私の一眼レフは超軽量のものです。
首にぶら下げても、そんなに重さを感じません。
でも、女性では珍しいのでしょうか。
で、27年くらい前から和歌山に住んでますが、元々は東京生まれ育ちです。
結婚するまで本籍は住んだことのない父の実家の福井でした。
私のふるさとは???
僕には考えられないコ−ス選びと実行ですね。
天気もそこそこで良かったですね。写真の数々を楽しく見せて頂きました。10年から15年若返りたいです。
お疲れさまでした。
釈迦ヶ岳でDCTさんに出会いひこにゃんを頂き、mayutsuboさんの話も聞きました。
sskamosikaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
私も多分70歳越えたらロープウェイで行きます。
今は今できる方法で山に向かっています。
私のひこにゃんはけっこう行動範囲が広いかな?
てっきりゴンドラで木曽駒登るのかと思って、「らしくない山に登られるんですね」だなんて言ってしまいました。
恐れ入ります、mayutsuboさんらしい縦走です。
ツカさんが空木狙ってたので気になり始めていたのですが、どうせ登るなら木曽駒絡ませて歩きたい気にさせられました。
ピストンじゃつまらないですよね。
それにしてもちょうどいいタイミングで羨ましい限りです。
縦走路も絵になりますが南アルプスが一望出来るのに魅力を感じました。
これだけ歩ければ赤石の山行、万全じゃないでしょうか?
tomhigさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ふっふっふ・・・
tomhigさんからのメールにちょっとムカッと来ました。(笑)
(こいつ、わかってねえなあ〜〜〜)
私も以前は木曽駒はロープウェイで簡単に登れる山と小馬鹿にしていましたが、下から登るとなんのなんの、素晴らしい山でした。
tomhigさんなら、下から空木岳〜木曽駒と一日で歩けるかも知れませんね。
もちろん、登りでのロープウェイはあり得ませんよ!
でも、せっかくなら山頂近くで泊まってください。
季節によっては南アルプスからのご来光が見られます。
私は10月の空木岳で北岳と間ノ岳の間から昇る日の出を見ました。
南アルプス好きにとってはたまらない光景ですよ!!!
空木岳から木曽駒ケ岳縦走、憧れのコースです。
アクシデントも考えると、経験豊かな人でないと行けないですね。
公共交通機関ですと縦走はできますが、よく調べないとタイミングが難しいでしょうね。
だいたい帰路では良い人に巡り会えていいことが多いですね!
記念になる山行、お疲れさまでした
s_fujiwaraさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
空木岳から木曽駒、けっこう長いしアップダウンが多いです。
体力に自信がなければ途中の檜尾岳避難小屋に泊まることになりますが。ここは避難小屋なのでシュラフや食料を担がないといけません。
普通はロープウェイで上がって、木曽駒には行かないで極楽平から空木岳に行く方が多いようです。
重い荷物が苦手なら木曽殿山荘に泊まることになりますね。
でも、翌日木曽殿山荘から空木岳を超えて下山するのもきついでしょうね。
まだ体力があるうちに歩き通せて良かったです。
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