大台ケ原〜粟谷小屋 登山道整備
- GPS
- 27:30
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 939m
- 下り
- 952m
コースタイム
7月2日(土)
ビジターセンター11:40〜日出ヶ岳12:35〜(登山道整備)〜粟谷小屋16:00
7月3日(日)
粟谷小屋8:00〜テンネンコウシ高9:15〜12:00日出ヶ岳12:40〜ビジターセンター13:00
〜(ミーティング)〜ビジターセンタ〜13:40〜大蛇14:30〜ビジターセンター15:20
天候 | 7月2日(土)曇りのち少雨 7月3日(日)午前快晴午後より曇りガスかかる |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
紅葉の季節以外は駐車場がいっぱいになることはなさそう… 駐車場内のトイレ×2箇所は綺麗です。使用1回100円のドネイション。 ※平成23年7月10日(日)は大台ケ原ヒルクライムというイベントで、 道路が通行止めになるようです。調べてからおでかけください!! |
コース状況/ 危険箇所等 |
7月3日(日)のルートは正規のものではありません。入山許可を貰っています。 雨による流水などで抉れた偽木の階段やぬかるみを補修したので、 歩きやすくなっていると思います^^ 下山後の温泉は奈良県側に車で45分ほど走った 入の波(しおのは)ダムそばの入の波温泉山鳩湯がオススメ。 褐色の鉄泉。入泉700円。食堂とじゅうたん敷きの休憩室もあり。 温泉旅館なので宿泊も可能です。 |
写真
感想
実家から尾根ひとつ挟んだ大台ケ原〜大杉谷登山道整備に参加。
04年の豪雨災害で大杉谷登山道の一部が通行止めとなり、
大杉谷からの通り抜けが出来なくなったことで、
通行可能な大台ケ原〜粟谷小屋間の登山者が減ったことで、
登山道が荒れ気味とのこと。将来の大杉谷登山道全開通も見越して、
大杉谷有する大台町が登山道整備の協力者を募集してたんです。
集合場所は三重県大台町の道の駅おおだい、
または大台ケ原ビジターセンターへの現地集合でした。
私は予定が立て込んでいたので、愛知から直接ビジターセンターへ。
整備作業はグループ別で…ということで、
役場からの指示によるグループに分かれました。
年齢や性別などで上手くわけてもらっていました。
まず到着した三重県最高峰日出ヶ岳はガスっていて展望はなし。
登山口から1時間以内でたどり着けるおてがる百名山…
山頂を後にして日出ヶ岳から粟谷小屋へ向かう登山道整備です。
私達のグループはぬかるんだ登山道の修復です。
ぬかるみを5センチほど掘ると堅い地質が出て来ることが判明。
なのでぬかるみを取り除き、周囲から小石を集めて
敷くことになりました。
で、谷側に向けて水がたまらないように少しだけ溝を掘ります。
自然にあるものを使って、手を入れすぎない程度の整備です。
そのあと、雨で流れた土砂で埋まりかけた偽木の階段の整備も。
こちらも土砂を撤去しずぎると、雨が降ったら掘れてしまうので、
あえてあまりやりすぎないように話し合いの上で整備。
ある程度、作業が進んだところで雨…
作業終了し、レインウェアを着たところで、粟谷小屋へ。
粟谷小屋は林道の通る山小屋なので、
ちょっと不便な山奥の民宿のような雰囲気。
そんなわけで食事も普通です。熊野灘の海の幸…
サバの味噌煮やサンマの開き、たこの刺身が食卓に並びまし
翌朝の朝食もやっぱり魚。サンマのみりん干しがつきました。
昼食のお弁当も作ってもらって出発です。
翌日は主催者側の整備グループと散策グループに分かれて行動。
私はボランティア参加なので散策へ。
大台ケ原の植生を教えてもらいながらの登山。
植生が変化したら、それには理由があるから考えてみるといいと。
そうした新たな目線で物事をみると興味が溢れてきます。
大台ケ原の倒木の織り成す世界。
倒木や根株を栄養源に新たに芽吹くことを
倒木更新、根株更新って言うんですって。
そして、土壌。水分の多い場所はミヤコザサやミズナラの森になります。
逆に岩石の多い土壌であればシャクナゲなどが生えたり。
そんな複雑な植生の変化に富んだ大台ケ原って面白いですね。
入山許可をもらったことで
正規登山ルートとは違うコースを歩くことも出来、
普段見られない角度からの日出ヶ岳への眺望も楽しめました。
縁がある土地で、興味深く楽しむことが出来た山行です。
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