記録ID: 1204156
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
花の旅 天狗原山〜金山 キャンプ場テン泊〜塩の道散策
2017年07月21日(金) ~
2017年07月22日(土)
jjmsugar
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,935m
- 下り
- 1,631m
コースタイム
一日目
6:20雨飾荘前駐車場 7:20天狗原山登山口 8:20水場 9:51ザレ場 11:15稜線・昼食 11:38天狗原山山頂 12:00石仏・休憩 15:09登山口 16:14雨飾荘 16:30雨飾山高原キャンプ場 泊
二日目
7:00雨飾山高原キャンプ場 7:16〜8:20鏡池散策 9:14〜10:30千国塩の道散策 11:14居谷里湿原散策 11:44帰路
たまにはノンビリとお花畑でも歩いてみたい。ポリスさん6年前、山頂にお花畑が広がり感動した山があると言う。百名山の雨飾山の隣なのに訪れる登山者が少ない天狗原山〜金山に出掛けた。前夜神奈川を出発、中央道から白馬を経由、道の駅に3時着。1時間半仮眠後、コンビニで食料を調達。雨飾荘前に6時着。右折すれば天狗原山登山口、直進すれば雨飾山高原キャンプ場の雨飾山登口に向かう。ところが天狗原山登山口方面が通行止め。登山口まで歩いて行こうとした時、車が止まり、二人連れの年配の登山者が降りてきた。3年前に登っており、お花畑を見に天狗原山に向かうと言う。土砂崩れで斜面の崩落や道路の崩壊、亀裂が多数箇所あり、修復には数年掛かりそうである。ご婦人は高齢であるが、健脚で直ぐに追いついてきた。登山道は整備されておらず下草を棒で叩き払いながら登るので、イラクサの棘やらで腕が傷だらけになる。倒木で登山道が消失、周辺を捜索。直上すると合流できたが、標識もなく踏み跡も不明瞭。水場で休憩、補充。急な登りが続く。沢道の登山道に変わり、雪渓を潜ったり、乗り越えたりと悪場が続く。キヌガサソウの群生する広場の先で斜面が崩壊、登山道が消失。崩壊地を登って探索するが見つからず。婦人が右手に経路を発見、登っていくとザレ場の下部に出た。しかし、先のルートが見えない。ポリスさんの記憶ではロープがあったがそれもない。硬いザレを登り切ると角が丸く風化した岩壁が続く。止む無く草付の岩壁を登っていくが滑りそうで怖い。婦人の記憶では左上のブナの大木の方向だったと言うことで、慎重に岩壁をトラバースしながら岩と草を掴んで左に斜上、トラロープのある登山道に合流した。ヤレヤレである。ご婦人がいなかったら岩場を直上していたところでかなりヤバかった。しかし、登りは良いがこの岩場をクライムダウンするのはかなり危険。我々が休憩している間に二人は先に登っていった。アップダウンが続き、暑さと睡眠不足のせいかバテバテで足が出ない。ノンビリどころかヒーヒーの花旅である。やっと天狗原山の稜線に出た。石仏があり雪渓の間にお花畑が点在。花を見ながら昼食休憩。梅干しを食べたらシャキッ!塩分不足だったのか!山頂に上がり、金山に下る地点で思案。100m下りて200m登るのはきつい。しかも急な登山道は雪で覆われ、金山に登ってもお花畑は見られない。花が目的だから辞めよう!先行の二人の姿が見えない。あの二人だけで岩場を降りられるのか気掛かり。石仏の前で昼寝でもして待っか?まどろんでいると二人が戻ってきた。鞍部まで下って、金山を登りかけたが雪渓の急傾斜の下りを考えると滑って危険と判断、しかも雪でお花畑がないので戻ることにした。お二人は兄弟でお姉さんは74歳と言うが、我々が諦めた斜面を降りて登り返してきている。凄い脚力に脱帽!弟さんは何と我々と同い年。旅は道連れ一緒に降りていく。途中で5mのトラロープを調達、岩場の下りに備える。問題の岩場にやってきた。登山道は岩場を巻くように下降しているが、トラロープは3本とも途中で切れている。ナイフで2本切断、1本に連結45mのロープにして、急な登山道の下降の補助に使用。1m程崩落した箇所は灌木と木の根に5mロープを結び、下段の木製階段に連結させ安全に下降できるよう工作。しかし、ここから本来あったとみられる登山道が斜面ごと崩落。崩壊地の上部をトラバースする踏み跡を進むとザレ地に出た。これで一安心。下りでは登山道を降りて来れるが、登りでは標識もないため登山道が見つけられない。事故の起きないうちに整備が急務である。午後になり沢の下山路は雪解けで増水、ドロドロ。無事に登山口に到着、林道を下って雨飾荘前駐車場に戻る。登り5時間40分下り4時間20分。ハードな山でクタクタである。お二人とはここでお別れ、雨飾山高原キャンプ場に向かう。テントを設営後、雨飾荘に戻り近くの露天風呂で汗を流す。無料の源泉掛け流し天然温泉で最高!村営キャンプ場は炊事場、トイレ完備で快適。テン場利用料金一人1000円はコスパ最高!明日どうする?とても雨飾山を登る気力が出ない。ノンビリ周辺散策に変更。夕飯を作ってビールで乾杯!23時ごろ雨が降ってきたがいつの間にか眠りについた。
二日目、朝食後、テント撤収。近くの鏡池を散策。その後、千国塩の道資料館前に駐車、塩の道を散策。タチアオイの花が農家の庭先に咲いている。庭の手入れをしていたご婦人とお話。子供の頃、タチアオイの花ビラを剥がして鼻に張り付けるとニワトリの鶏冠のように見えるので、コッコ花遊びと呼んだそう。塩の道牛方宿に移動散策。最後に白馬村の居谷里湿原を散策して帰る。
6:20雨飾荘前駐車場 7:20天狗原山登山口 8:20水場 9:51ザレ場 11:15稜線・昼食 11:38天狗原山山頂 12:00石仏・休憩 15:09登山口 16:14雨飾荘 16:30雨飾山高原キャンプ場 泊
二日目
7:00雨飾山高原キャンプ場 7:16〜8:20鏡池散策 9:14〜10:30千国塩の道散策 11:14居谷里湿原散策 11:44帰路
たまにはノンビリとお花畑でも歩いてみたい。ポリスさん6年前、山頂にお花畑が広がり感動した山があると言う。百名山の雨飾山の隣なのに訪れる登山者が少ない天狗原山〜金山に出掛けた。前夜神奈川を出発、中央道から白馬を経由、道の駅に3時着。1時間半仮眠後、コンビニで食料を調達。雨飾荘前に6時着。右折すれば天狗原山登山口、直進すれば雨飾山高原キャンプ場の雨飾山登口に向かう。ところが天狗原山登山口方面が通行止め。登山口まで歩いて行こうとした時、車が止まり、二人連れの年配の登山者が降りてきた。3年前に登っており、お花畑を見に天狗原山に向かうと言う。土砂崩れで斜面の崩落や道路の崩壊、亀裂が多数箇所あり、修復には数年掛かりそうである。ご婦人は高齢であるが、健脚で直ぐに追いついてきた。登山道は整備されておらず下草を棒で叩き払いながら登るので、イラクサの棘やらで腕が傷だらけになる。倒木で登山道が消失、周辺を捜索。直上すると合流できたが、標識もなく踏み跡も不明瞭。水場で休憩、補充。急な登りが続く。沢道の登山道に変わり、雪渓を潜ったり、乗り越えたりと悪場が続く。キヌガサソウの群生する広場の先で斜面が崩壊、登山道が消失。崩壊地を登って探索するが見つからず。婦人が右手に経路を発見、登っていくとザレ場の下部に出た。しかし、先のルートが見えない。ポリスさんの記憶ではロープがあったがそれもない。硬いザレを登り切ると角が丸く風化した岩壁が続く。止む無く草付の岩壁を登っていくが滑りそうで怖い。婦人の記憶では左上のブナの大木の方向だったと言うことで、慎重に岩壁をトラバースしながら岩と草を掴んで左に斜上、トラロープのある登山道に合流した。ヤレヤレである。ご婦人がいなかったら岩場を直上していたところでかなりヤバかった。しかし、登りは良いがこの岩場をクライムダウンするのはかなり危険。我々が休憩している間に二人は先に登っていった。アップダウンが続き、暑さと睡眠不足のせいかバテバテで足が出ない。ノンビリどころかヒーヒーの花旅である。やっと天狗原山の稜線に出た。石仏があり雪渓の間にお花畑が点在。花を見ながら昼食休憩。梅干しを食べたらシャキッ!塩分不足だったのか!山頂に上がり、金山に下る地点で思案。100m下りて200m登るのはきつい。しかも急な登山道は雪で覆われ、金山に登ってもお花畑は見られない。花が目的だから辞めよう!先行の二人の姿が見えない。あの二人だけで岩場を降りられるのか気掛かり。石仏の前で昼寝でもして待っか?まどろんでいると二人が戻ってきた。鞍部まで下って、金山を登りかけたが雪渓の急傾斜の下りを考えると滑って危険と判断、しかも雪でお花畑がないので戻ることにした。お二人は兄弟でお姉さんは74歳と言うが、我々が諦めた斜面を降りて登り返してきている。凄い脚力に脱帽!弟さんは何と我々と同い年。旅は道連れ一緒に降りていく。途中で5mのトラロープを調達、岩場の下りに備える。問題の岩場にやってきた。登山道は岩場を巻くように下降しているが、トラロープは3本とも途中で切れている。ナイフで2本切断、1本に連結45mのロープにして、急な登山道の下降の補助に使用。1m程崩落した箇所は灌木と木の根に5mロープを結び、下段の木製階段に連結させ安全に下降できるよう工作。しかし、ここから本来あったとみられる登山道が斜面ごと崩落。崩壊地の上部をトラバースする踏み跡を進むとザレ地に出た。これで一安心。下りでは登山道を降りて来れるが、登りでは標識もないため登山道が見つけられない。事故の起きないうちに整備が急務である。午後になり沢の下山路は雪解けで増水、ドロドロ。無事に登山口に到着、林道を下って雨飾荘前駐車場に戻る。登り5時間40分下り4時間20分。ハードな山でクタクタである。お二人とはここでお別れ、雨飾山高原キャンプ場に向かう。テントを設営後、雨飾荘に戻り近くの露天風呂で汗を流す。無料の源泉掛け流し天然温泉で最高!村営キャンプ場は炊事場、トイレ完備で快適。テン場利用料金一人1000円はコスパ最高!明日どうする?とても雨飾山を登る気力が出ない。ノンビリ周辺散策に変更。夕飯を作ってビールで乾杯!23時ごろ雨が降ってきたがいつの間にか眠りについた。
二日目、朝食後、テント撤収。近くの鏡池を散策。その後、千国塩の道資料館前に駐車、塩の道を散策。タチアオイの花が農家の庭先に咲いている。庭の手入れをしていたご婦人とお話。子供の頃、タチアオイの花ビラを剥がして鼻に張り付けるとニワトリの鶏冠のように見えるので、コッコ花遊びと呼んだそう。塩の道牛方宿に移動散策。最後に白馬村の居谷里湿原を散策して帰る。
天候 | 晴れ曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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