蔵王山（地蔵山〜熊野岳〜刈田岳ピストン）

2017年07月21日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.6km
• 登り: 398m
• 下り: 397m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:35
• 合計: 3:45

10:45 蔵王地蔵尊
11:15 ワサ小屋跡分岐
11:15 熊野岳避難小屋
11:40 熊野十字路分岐
11:50 11:55 熊野岳
12:35 蔵王レストハウス内避難小屋
12:40 12:50 刈田岳
12:50 13:10 蔵王レストハウス内避難小屋
13:50 熊野岳避難小屋
14:10 ワサ小屋跡分岐
14:25 地蔵山
14:30 蔵王地蔵尊

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

山形空港から蔵王ロープウェイ山麓駅まで蔵王ライナー（予約制タクシー、片道2,500円/1人）
蔵王ロープウェイで地蔵山山頂駅まで往復2,600円/1人）

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特にありません。
帰路に地蔵山山頂付近でツキノワグマに遭遇しました。簡単に人が入れる山域ですが、クマには気をつけた方がよいかと思います。

その他周辺情報

トイレはロープウェイ地蔵山山頂駅、刈田岳レストハウスにあります。
下山後の楽しみ、温泉は立ち寄り湯、公衆浴場よりどりみどり。

写真

地蔵岳山頂駅前の地蔵。
冬はこの地蔵がどこまで埋まるかで雪の深さを測るとか！？

登山道は木道ではじまります。この後も刈田岳まで整備された道ですので、ごっつい登山靴は必要なかろうと思います。

振り返って西蔵王方面を望む。

白い花、なんでしょうね

これはハクサンチドリかしら

こちらは少し色が薄いですね

どこにでもある花のようにも見えますが

こちらも同じく

アザミですね。普段見るものより大きな木がしますが

小さくて可愛い花ですが、何かわかりません・・・

これまたアザミ

ミツバチが花の蜜を集めているのかな

往路は地蔵岳を迂回してワサ小屋後に到着。
前方に熊野岳を望みます。

霞んで遠望が効きませんが、眼下の先が市内になるのでしょうね

人工的に整えられたような苔？

ご覧のようにきちんと道が整備されています。

近道の表示。
ここから直登すれば熊野岳山頂は近いようですが、我々はおとなしくルートどおり大きく迂回して尾根伝いに緩やかに登るルートを選択。

この日は金曜日ということもあり、土日には混むであろうこの山域も静かです。
ただ、この日は山頂付近を蜻蛉の大群が乱舞しており、口の中に入りそうな勢いでした。これだけ蜻蛉がいれば、蚊も少ないでしょうね。

山頂手前の登山道脇にコマクサを見つけました。

熊野岳山頂。右下に三角点

熊野神社の狛犬

お釜が見えてきました

写真では何度も目にした光景ですが、実際に見ると違いますね！！

カルデラ壁に残雪が残っています。

刈田岳山頂にある伊達家の御墓

刈田岳山頂。立派過ぎる山頂標識

刈田岳からのお釜と馬の背

レストハウスで大休止後、帰路につきます。刈田岳付近はビーチサンダルやヒールで歩いている人もたくさん。車で上がってこれますからね。

お釜にさよならをして

コマクサもそろそろ終わりかけの気もしますが。

写真では判りにくいですが、コマクサの大きな群落が広がっていました。

熊野岳避難小屋。
馬の背からここまでは登りですから、いざというときにここまで駆け上がるのはちょっと難しそう・・・

小屋の跡ですかね

熊野十字路

地蔵山に向かって下ります

ワサ小屋跡に建つ姥神様の案内板

地蔵山山頂
山頂を過ぎてすぐのところで熊に出くわしました。
距離1．5m、こちらに一瞥もくれずに茂みに消えていきました。
体長1mくらい、まるまると太っていました。

山頂駅まで約10分、両脇の茂みからまた熊が飛び出してくるのではないかと大きな声で話したり、手をたたいたりして進みます。

その合間にハクサンチドリをパチリ

地蔵山山頂駅に到着
駅員さんには熊が出たことは伝えました。曰く、あまり付近で熊が出たとは聞かないそうです。カモシカにはよく会えるようですが。

感想

maikagura

夏休み、避暑も兼ねて蔵王山に行ってきました。今回は山歩きは付録で、避暑と湯巡りとの奥さんとの約束でしたので、天気の良い到着初日に21日（金）にロープウェイを利用しての楽々ハイキングを試みました。天気にも恵まれお釜も覗け、出発点の地蔵山山頂駅に戻る途中でハプニング。
地蔵山山頂を過ぎてすぐの木道脇の灌木の茂みで、これまでに聞いたことのない大きな動物の動く音が。正常性バイアスというのでしょうか、あまり危機感も覚えず音のする茂みを見つめていると前を行く奥さんの「ヤバイよ！」との声で早足で歩を進めました。背を見せてはいけないと振り向くと茂みから真っ黒な塊「ツキノワグマ」が飛び出してきて、こちらにはめもくれずに反対側の茂みに消えていきました。距離1.5m、クマは丸々と太っているように見え、栄養状態は良さそう、体調は1mくらいでしょうか。
ロープウェイの駅10分程度の場所、あんなところにも出没するんですね。駅務の方には報告しておきましたが。