縦走で繋ぐ山歩き「秋田駒ヶ岳&乳頭山」(日本二百名山・三百名山)
- GPS
- 08:12
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,464m
- 下り
- 1,693m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:05
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
(200mほど下方にもトイレのある大きな駐車場有り) 下山後、路線バスで田沢湖スキー場から休暇村に移動(380円) (参考)路線バスの時刻表 https://ugokotsu.co.jp/wp1/wp-content/jikoku/latest/nyuto.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:1〜2(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ※秋田駒ヶ岳周辺は「4」 ★体力難易度 :4(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :2(難5・4・3・2・1易)鎖場、アイゼン等の頻度や時間等 ★登山道の眺望:4(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :4.5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:約20人】 ◆乳頭温泉登山口〜乳頭山 ・蟹場分岐から田代平湿原までの登山道は、泥濘が多いものの、全体的に階段や木道が設置され歩きやすい。 ・田代平湿原は、キンコウカやイワイチョウが見頃になっており、池塘や湿原が雄大な乳頭山に広がり、とても美しく雰囲気の良い湿原である。 ・田代平小屋は、2階建ての避難小屋で、2階部に15人程度宿泊することが可能。トイレもあり、利用したいと思う清潔感のある小屋だった。 ・乳頭山の山頂は、南側が切れ落ちた急崖となっており滑落注意。山頂付近は、森林限界を越えているため360度の眺望が見渡せる。 ◆乳頭山〜笊森山〜湯森山〜横岳(縦走路) ・縦走路は、緩やかなアップダウンが多いが、急登は少なく体力的にきつくないコース。優しく緩やかな稜線の中、湿原や平原を見渡しながら歩け、天候が良ければ気持ちの良いルートだろう。 ・千沼ヶ原分岐から笊森山の直登コースや湯森山から焼森までの登山ルートは、山と高原地図では実線になっているが、ここ数年の草刈り等の整備不足で藪化が進行した区間や、足元が洗掘された箇所があった。踏み跡は明瞭であるが、やや歩き難かった。 ・朝一で縦走路を歩く場合は、周囲の草木が朝露で濡れていたため、ゲイターは必須。更に前述の整備イマイチ区間は、全身の雨具対策もお勧め。 ◆横岳〜秋田駒ヶ岳〜田沢湖スキー場登山口 ・焼森からは、8合目登山口からの登山道と合流するため、登山道の整備は非常に良く歩きやすい。また、分岐も多いが、標識等も多いので、道迷いの心配はない。 ・山頂(男女岳、男岳)は、360度の視界が開け、圧巻の眺望が堪能できる。 ・山頂周辺は、全体的に花量は多い。特に男岳の東側の分岐点(ムーミン谷上部)は、ニッコウキスゲやミヤマダイコンソウ等が、まるで花畑のように咲き乱れていた。 ・男岳直下の下山路は、急登な火山岩のガレ場で歩きにくいので、下りはスリップ注意。 ・本日は、山頂付近は雲で覆われ、眺望ゼロだったが、水沢分岐は、田沢湖の展望台的な箇所で、眼下に見渡せる湖面や周囲の山並みは、見応えがあって素晴らしい。 ・水沢分岐から登山口までの下山ルートは、利用者が少ないようで、縦走路同様に整備がイマイチ。やや藪化が進んでいる区間があるので、踏み跡を確認しながら歩こう。 |
写真
感想
北陸・東北以北は、なかなか梅雨明けしませんね〜
山の天気は、今週末も生憎の空模様。
「久しぶりにゆったり休養でもするか〜」と、一瞬、頭をよぎりましたが、雨の降らない地域を探して、久しぶりの秋田駒ヶ岳に行くことにしました。
また、せっかくなら、近隣の300名山である乳頭山も含めて縦走することにしました。
ということで、本日は、登り口と下山口が異なります。
下山後は、概ね1時間間隔で運行している路線バスを利用して、登山口に戻ることとしました。
秋田県鹿角市から青森県境周辺は、昨年、クマ被害が相次いだ地域。
本日のルートは、ややロングなので、当初は、日の出前のナイトハイクを考えました。
でも、「ちょっと怖いかも」、「いや、かなり怖いかも」と、柄にもなくビビり、ヘッドライトが無くても歩ける明るさになってから出発です。
初めて歩く縦走路は、色々なことがあって、楽しいですね〜
朝の清々しい空に映える田代平湿原は、「お〜」と声を荒げてしまうほどの幻想的で美しい風景に感動したと思えば、
縦走路に入ると、状況が一変し、「実線ルートのはずなのに、なんで〜」と、朝露で濡れた草本を掻き分けながら、藪化気味の登山道を進むことに。
朝露を想定してゲイターを装着していたものの、草丈は上半身ほどの半端ない高さ。
雨具を着るタイミングを逸し、下半身がびしょ濡れになりながら、視界不良の稜線歩きとなりました。
秋田駒ヶ岳の山頂周辺も、ガスの中。
本日の気象条件では、想定内の天候ですが、良い意味に期待を裏切ってはくれず、結局、山頂から田沢湖を眺めることはできませんでした。
でも、阿弥陀池の西側は、見頃を迎えたニッコウキスゲの群落が素晴らしく、天空のお花畑を満喫することができました。
下山時の水沢分岐では、バス時刻の調整を兼ねながら、山頂で見られなかった田沢湖を一人占めできてニヤリ。
今回、県境の稜線歩きは、やや不調な感じもありましたが、秋田県側は、概ね良好な天候で、乳頭山や田代平湿原、田沢湖の大展望等、十分に満足感が味わえた素敵な山行でした。
コメント
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この縦走路が気になっています。ゆったりと、どこまでも道が続くようなあの光景に、いつも惚れ惚れ。
紅葉の頃に歩いてみようかな?参考にさせてください♪
お疲れ様でした(^_^)
cheeさん、こんばんは。
秋田駒は、7月中旬のcheeさんの花満載のレコを見て、久しぶりに行きたくなって機会を狙っていました
乳頭山の縦走路は、穏やかで優しい稜線を歩くことができます。
秋空の下、紅葉を楽しみながら散策するルートとしても素敵だと思います。
今回は、視界不良だったので、私も、また違う季節に行きたいですね〜
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