鳥倉登山口-荒川岳ピストン。中岳避難小屋泊。最後は雷雨に見舞われるが。。。
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- GPS
- 33:40
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 3,771m
- 下り
- 3,774m
コースタイム
2日目 3:50中岳避難小屋-4:45東岳山頂-6:30中岳避難小屋発-9:05高山裏避難小屋-12:55小河内岳-15:03三伏峠小屋-17:30鳥倉ゲート駐車場
天候 | 1日目 晴れ〜曇り 2日目 快晴〜雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コンビニやアクセス道路、温泉等は過去の記録参照。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-75506.html H23年7月11日現在、塩川ルートは通行止めです。 烏帽子岳から小河内岳までは樹林帯が無いので雷に注意。また崩壊地脇を通る部分も多いので、視界が悪い時や強風時は注意。 前岳付近は大崩壊地のすぐ脇を通るので、落ちれば即死できます。 登山道は全体的に明瞭だが、道標(距離ポスト等)が抜群に少ないです。分岐はほとんど無いので道に迷うことはありませんが、少し不安になるかも。 |
写真
感想
梅雨明けして最初の土日。天気が良さそうなので、どこへ行くか迷い。。。穂高にしようと思ったが土日で混んでそう。やや難易度は高くなるが、比較的空いてそうな荒川三山を目指すことにした。1日目で東岳まで行って中岳避難小屋泊。翌日に赤石岳を攻略してピストン。そんな欲張り計画だったが、、、起床時刻が遅れて不可能となった。
ということで次の敗退案が現実的に。
敗退案1 高山裏避難小屋に泊まって引き返す
敗退案2 小河内避難小屋に泊まって引き返す
鳥倉駐車場に着いたのが7時40分。駐車場はほぼ満車であった。ほとんどの人は塩見岳が目当てなのだろう。大鹿村は管理人を置いて交通整理して、駐車料金も取ればいいのにと思う。
それにしても中高年の登山者は、自分が不可能なことをしようとする若者に対して嫌みを言う人が多い。いちいち敗退案まで説明するのも面倒なので、言わない自分も悪いのかもしれないが。嫌みを言うくらいなら最初から行き先を尋ねなければいいのに(-_-;) まぁ、気持ちは分からないでもないので、自分がその世代になったら気をつけたいと思う。
小河内岳までは特に問題なく行けたが、最大の敵は「暑さ」だった。下界は35℃に達したという。とにかく汗が大量に出て体力を消耗した。そして小河内岳から荒川方面を望んで、その遠さに愕然。しかし、遠いのは分かっていたし、途中敗退案があるので安心して進む。
無人かと思われていた高山裏避難小屋には、管理人のおじさんが居た。水場を教えてくれて、中岳避難小屋までは行けるだろうとアドバイスしてくれた。そして無線で中岳へ連絡を入れてくれた。最後のカール登りはさすがに堪えたが、無事に荒川の大崩壊地を経由して中岳避難小屋へ到着。避難小屋の主人はとてもよい人だった。今日ヘリで荷揚げしたばかりだという初物のビールを買ってまったり。防寒装備はしっかりして行ったのだが、あまりの寒さでなかなか寝付けず。。。
【今回の瞑想】
富士山はやはり孤高にそびえ、姿も美しい。だけど、なぜあまり好きではないのか?それは頂点まで登りつめたら、後は下るしかない。そんな形に見えるからだ。アルプスなどの山脈は、山と谷が交互に繰り返しながらも長く深く続いている。また、色んな峰で他の山とも繋がっている。自分はどちらの人生を選ぶか?・・・やはり後者だろう、と思った。
翌朝、天候は快晴。4時前に東岳を攻める。見事なご来光を拝み小屋へ戻る。小屋の居心地が良かったので長居をし過ぎたが、午後から雨が降りそうな臭いがしたので急いで帰る。案の定、小河内岳を過ぎた頃から雨が降り出し、、、避難小屋へ戻るか三伏峠小屋まで行くか迷う。まだ雷の気配が無かったので三伏峠まで急ぐことにした。結果的には雨に濡れただけで済んだが、もし雷が来ていたら小河内岳まで戻ることになっていただろう。山の天気は本当に変わりやすい。
予定通り15時に三伏峠小屋に到着し、少し休もうかと思ったが雷雨が近付きつつあったので速攻で下りる。途中で集中豪雨に会うが、無事下山。やっぱり疲れました。このコースは体力的にも精神的にも小河内岳が正念場です。
【今回の収穫】
杖(ステッキ)は不要派だったのですが、今回、高山裏避難小屋付近から、木の枝2本を杖代わりにして歩きました。結果は・・・登りの体力消耗が50%減!!下りは邪魔になることもあるので微妙ですが、こんなに登りが楽になるのなら、もっと早く導入するべきでした。
追記:今回泊まった中岳避難小屋の情報はこちら↓
http://www.t-forest.com/alps/index.html
(携帯電話は通じないとあるが、私は自宅に電話できました(FOMA))
コメント
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え〜と その中高年は
:男性
:60代
:身長160cm程度 痩せ気味
:微妙に古い装備 しかも薄汚れている
:帽子はかぶっていない
こんな姿が眼に浮かぶのですがどうでしょう
こんにちは!massyと申します
こんな渋いルートで悪沢へ行くなんて羨ましすぎです
一度は歩いてみたいですね
東京からだと鳥倉はアクセスし辛いのでなかなか行けないんですよね〜
それにしてもご来光間に合って良かったですね
この夏一泊で荒川〜赤石を回ろうとしてまして、避難小屋に泊まろうか思案してました。
食料や寝具等の情報がわかったら教えてください!
自宅からなら小渋川から登れれば、半分の距離でいけたのでは?
でもこのルートは、危険?
調べると去年、遭難事故が・・・。
>q0u0pさん
思わぬ部分にコメントが(苦笑
その様な風貌の方は大勢いますが、たぶん今回は違う方です(^_^;) 嫌みや苦言も、きっと「ガンバレ」の裏返しだと思っています。
>massyさん
変態ですから(笑)
自宅から燃料を節約して脂肪を消費しようとすると、このルートになってしまいます。
中岳避難小屋はキレイでしっかりしてて、営業シーズン中なら、食料も酒も全然心配要りませんよ!寝具も寝袋があったような。。。しかも管理人さんが、とても心強い方なので安心です。詳しくは東海フォレストさんのHPでご確認を。
http://www.t-forest.com/alps/index.html
>kzhashiさん
次回、赤石岳を目指す時は小渋ルートですね!ただ、7月はまだ雪解け水で水量が多く危険です。中岳の管理人さんも「やめとけ!」って言ってました。
私の記憶でも何人か亡くなってますので、、、いちお立場もあるので、危うきには近寄らずです!!
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