子連れで北アルプス縦走:燕岳~大天井岳~常念岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,338m
- 下り
- 2,454m
天候 | 晴れ、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
行き:穂高駅登山者駐車場~中房温泉(定期バス・1700円) 帰り:一の沢登山口~穂高駅(タクシー4900円・一の沢は携帯電波が届かないため、常念小屋出発前に予約) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤマメモから取りこむ際に行動時間などが消えてしまっていますが、3日とも6時間~7時間程度でした。 <1日目> 燕岳登山口~燕山荘 前半は30分ごとにベンチがあるのでそれを休憩の目安に。登山道は整備されていて歩きやすいです。 3時間ほどの合戦小屋で名物のスイカで大休憩。「北アルプス3大急登」ということで覚悟して挑んだ「合戦尾根」はあれ?どこが急登だったの?という感じ・・・ (息子が「う○ちダッシュ」で小屋を目指したせいで感じなかったのかも・・) 燕山荘~燕岳 燕山荘で昼ご飯休憩後、荷物は最小限で。面白い岩がたくさんあり、眺望もよく、気持ちよく歩けます。 <2日目> 燕山荘~大天荘 前半はゆるやかな稜線歩き。右手に槍や穂高を眺めながら気持ちよくあるけます。が、大下りの頭から下ったあとの登り返しがきつく、親子ともも高山病の症状が出て辛く感じました。 地図に「クサリ」とあって、子供は期待していたようですが、あれっ?これだけ?という感じのちょっとしたクサリでした。 大天荘~大天井岳 ここまでがかなりヘビーだったので、早めの昼ご飯兼ねた休憩後、荷物をデポし、気をとりなおして今回の最高峰・大天井岳へ。20分ほどで往復できます。 大天荘~常念小屋 アップダウンの稜線を3時間ひたすら歩きます。くじけそうになったころ、樹林帯を下った先に赤い屋根の常念小屋が見えてきたときはほっとしました。 <3日目> 常念小屋~常念岳 「山と高原地図」でコースタイム(往復1時間45分)を見積もった我が家でしたが、常念小屋でいただいたしおりのタイム(往復2時間20分) 以上にかかりました。浮石の多いガレた登山道で、落石に注意です。 常念小屋~一の沢 我々は下りでしたが、こちらから登るほうが中房温泉~燕山荘よりもずっと急登ではないか???と感じました。距離が長く、絶壁を辿る道は狭く、足元も浮石や粘土質の土などで滑りやすいです。この日滑落もあったようで注意が必要です。 後半の沢沿いの道は気持ちよく、のんびり休憩したくなりましたが、予想以上の長丁場、タクシーの予約時間が迫っていて、急いで駆け下りた感じなのがちょっと残念。 |
その他周辺情報 | 下山後は去年リニューアルした「しゃくなげの湯」へ。 ほかに「ほりで~ゆ」も近くにあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
スポーツ飲料粉
水
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
シェラフシーツ
|
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共同装備 |
サブザック
ジェットボイル
ガスカートリッジ
ライター
カメラ
ツェルト
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
地図(地形図)
|
感想
懐かしの北アルプスでした。予想通り、軽い高山病の頭痛を向かえつつ、自分自身は程よい状態を維持できたと思います。
それにしても、Junが良く頑張ってくれたかなぁと、思います。小屋での慣れない睡眠や、トイレの難しさなど、気を使っていた様子でした。
それはさておき、終始、天候に恵まれた、最高の山行だったと思います。雨や強風に遭う事なく、また、日中は適度にガスって紫外線疲れも控え目でした。なかなかこんな機会はないと思い、只々、感謝でしょうか。
子連れで登山を始めて2年。泊り3回目になる今回、初めて2泊の縦走を計画しました。1日分の行動時間や内容的には体力・技術的には問題ないとは思いましたが、高所で3日間、親子ともコンディションを保つことができるか?が一番の課題です。
ルート的に特に危険個所はないものの1日6時間以上の行動時間を3日間、乗り切れるか?2日目でばててもエスケープルートはないぞ・・
まずは体力づくり(特に親のほうが)で、春からできるだけ休まずにちょこちょこ山に行き、準備しました。
息子はこの2年でずいぶん成長し、パパと変わらぬスピードでスタスタと前を行くようになっていたので、むしろ高度障害防止に「ゆっくり歩く!」ことを言い聞かせます。
体力的はもちろんですが、3日間、体調を保つことができるか?が問題です。
子供の体調管理については日記にも書いていますが、一番気を使いました。
実際のところ、予想通りに高度障害の症状が出たり(頭痛・吐き気・疲労)排便のタイミングの難しさは痛感。途中、久しぶりに弱気になった息子でしたが、なんとか乗り切り、下山もしないうちに「次はどこの山に行く〜?」ですと(笑)
親のほうも2泊の山行はお互い20年以上ぶり!
体質的に二人とも2500mを越えると頭痛が出るし、私は睡眠困難になるタイプ。
今回もやっぱりそうでした。山行前夜に車移動+少しの仮眠だけだったせいか、睡眠不足で初日に足がつり、その晩も疲れで寝つけず2日目も頭痛や吐き気と戦いながら歩きました。予想はしていたので対策に常備薬を使いましたが、不十分な感じで、今後の課題です。
昨年(乗鞍肩の小屋)、一昨年(西穂山荘)は素泊まり自炊でしたが、十分な栄養の確保、体力の温存、荷物の軽量化のために今回は食事つきで山小屋を活用です。
さすが人気の燕山荘・常念小屋でその食事のおいしさやトイレのきれいさ(山小屋としては・・)、スタッフたちの親切さなどなど山小屋生活を満喫しました。
山行で疲れきったところにチェックインさえすませばあたたかい布団と生ビールやおかずいっぱいのごはんにありつけるありがたさ・・・・
平日ながら、どちらの小屋も混雑していて、ちょっと寝苦しい日もありましたが、かなり快適な山小屋生活でした。
途中、体調的にしんどい場面もありましたが、3日間一度も雨にあわず、ご来光や夕陽の時は晴れてくれ、疲れている歩行中は適度にガスってくれる、という幸運好天気に恵まれ、きれいな景色に癒されながらなんとか3日間歩ききることができ、とても充実した山行でした。
<Junの感想>
えんざんそうから見えたやりがたけのけしきはきれいでした。
2日目が一番しんどかったです。
3日目の下りはこわかったです。
北アルプス縦走!すごい!本当に憧れてしまいます。
こんな山の上での景色を、我が家も家族で楽しみたいです。
燕岳往復一泊で、何年後ならいけるかな……
二日目は特に大変そうなのは、写真で見ていても想像できますが、きっとそれ以上なんでしょうね。
「登ればゴール」とか「下ればゴール」ではなくて、稜線を上り下りして進むのは精神的にもつかれそうですしね。
息子さん、がんばりましたね。すごいなあ。
あと、食事とビール。こんなにおいそしうな夕食が食べられるなら、それを考えただけでも先へ進む気力が湧きそうです。
いつか、我が家も行ってみたいなあ。
kozacktさま
燕山荘では4歳の女の子がいました。おとうさんに聞いてみたら「ほとんど親は助けず登った」と。すごいです・・・ほかにも子連れファミリー、結構いました。
レコには書かなかったのですが、燕山荘では子供に「登山証明書」を発行してくれて、しまもきちんと読み上げて渡してくれました。
標高はありますが、登山道は整備されていますし、山小屋も私が経験した中で一番、過ごしやすく人気があるのも納得でした。山小屋初心者の方も抵抗が少ないと思います。
いつかお子さんと行けるといいですね。
最高のお天気でしたね。
私も子ども達と一緒に、そんな素敵な景色を共有したいです。
それにしても、北アの縦走。息子さん、本当にがんばりましたね。
憧れてしまいます。
hellinatsumeさま
今回はお天気に恵まれたことが何よりでした。
もし、雨にあっていたら、特に2日目の稜線歩きは常念小屋までいけたかどうか???です。(悪天候ならば、燕から下る予定でしたが)
歩きながら今まで行った山を色々思い出しました。息子、2年間の集大成です。
小さい頃からあちこち行っているhellonatsumeさま一家なら、みんなでアルプスもそう遠くない日に行けそうですね。
お帰りなさい〜!レコ待ってました〜(^^♪
お天気もよくって、良かったね。
ご来光も見れて、羨まし〜!
Jun君、今度山のお話しをいっぱい聞かせてね〜♡
kouと楽しみにしています(^^)v
koumamaさま
毎日、午後の降水確率は50%を越えていたのに一度も雨に当たることなく歩けたのがラッキーでした。
自分にとっては山でご来光や夕陽を見たいから泊まるようなものなので、本当にうれしかったです。
お花もいっぱい咲いていて写真も撮ったんだけど、今回は省略。
ここには書けなかったあんなことや、こんなこと?も
また山に登りながらお話しようね〜♪
おはようございます!
最高の縦走に思わず見入ってしまいました^^
子連れで2泊3日山で過ごすって簡単ではないですよね。
でも天気にも恵まれてあの景色、うう・・羨ましい
「次はどこの山にいく〜?」ってこんなにうれしい言葉ないですね。
息子さん頑張った!そしてなにか心に留めてくれたんでしょうね〜!
このルート、いつか我が家も歩いてみたいです!
mmkkさま
そうなんです。2泊3日の山行、子供は初めて、親は20年以上ぶり。
ドキドキしましたし、色々と準備しました。
お天気に恵まれたのが何よりです。
写真以上の景色でしたよ〜(笑)
息子の「次は?」の発言に心の中でガッツポーズの母でした。
今までのあんなこんなの苦労(早起きしてのお弁当作り、往復の運転、などなど)が報われました。
いつかmmkkさまもご家族で歩いてレポしてくださいね〜。
(パパがそちら方面に単身赴任中なので関東のレポも参考にさせていただきます)
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