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Yamareco

記録ID: 121480
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰山 ドンドコ沢〜中道(青木鉱泉から)

2011年07月12日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:50
距離
14.4km
登り
1,967m
下り
1,954m

コースタイム

5:55青木鉱泉-7:30南精進の滝7:40-10:20鳳凰小屋10:30-11:20地蔵岳11:35-12:45観音岳-13:05薬師岳13:10-13:40御座石-15:45青木鉱泉
天候 晴れのち曇
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青木鉱泉へはナビの案内する御座石方面の小武川林道は未舗装の道が多いようです。

僕はk_simagさんが図付きで日記を書いて下さったルートを参考に行きました。
日記はコチラ→http://www.yamareco.com/modules/diary/4712-detail-12167
(k_shimagさん、ありがとうございます)
こちらの方が舗装路が多いようです。
(韮崎方面から)国道20号の「桐沢橋東詰」を左折→渡った橋の突き当たりを右折→道なりに進むと横切る県道12号とぶつかります。そこから左にまがってすぐまた右に入るのですが、その辺りから「青木鉱泉」とかかれた案内が頻繁に出てきます。こちらの道は若干の未舗装路はあるものの(300m位でしょうか)、その後は青木鉱泉近くまで舗装路が続きます。分岐では必ず青木鉱泉の看板があります。ナビ上では空白の区間を進む事になる道です。
コース状況/
危険箇所等
青木鉱泉-南精進の滝
青木鉱泉からすぐに「沢沿いルート」と「山沿いルート」の2つに分かれます。どちらも先で合流するのですが、僕は本当は「沢沿い」に行きたかったのですが、何も考えずに進んでたらいつの間にか「山沿い」でした。青木鉱泉出発からすぐに分かれるようです。「山沿いルート」は急登を九十九折りに登った後、道幅の狭い急斜面のトラバースが続きます。ストックを使わないと怖い、と思いました。
南精進の滝の手前はロープのかかった少し荒れた箇所あります。

南精進の滝-鳳凰小屋
ひたすら樹林帯の急な登りが続きます。途中に「鳳凰の滝」→「白糸の滝」→「五色の滝」があります。

確か「鳳凰の滝」の手前だったと思いますが、写真も載せてますが、僕を含む3人の登山者が道迷いした箇所がありました。
右に曲がった○の登山道が崩落した木の根の脇を乗り越えて進む箇所付近でした。反対の左を見ると岩の脇に踏み跡があります。しかし、岩にはかなり薄くなった×が付いています。×を見落として踏み跡につられてしまう方が多いようです。

視界が開けてざれた白い砂地とオベリスクが見える沢に着いたら鳳凰小屋は間近です。

鳳凰小屋-地蔵岳
再び樹林帯に入ります。
その後、標高2500m位からと思いますが白いザレ場となり一気にオベリスクが間近に迫ります。

地蔵岳-観音岳
ハイマツや白砂地、ガレ場のある急な登り。

観音岳-薬師岳
花崗岩の風化した歩きやすい白砂地。

薬師岳-御座石-青木鉱泉
薬師岳山頂から「青木」と赤で岩にかかれています。
ハイマツまじりのガレ場からすぐに樹林帯へ。展望殆どなし。途中植生が笹に変わる箇所はややなだらかでしたが、他は急な下りの樹林帯がずっと続きます。


青木鉱泉手前。車から薬師岳が見えました(地蔵岳と思ってました)
2011年07月12日 05:29撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 5:29
青木鉱泉手前。車から薬師岳が見えました(地蔵岳と思ってました)
青木鉱泉で駐車場代を支払ってから出発です(¥750/1日)。朝早く誰もいなければ後払いでも良いそうです。
2011年07月12日 05:54撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 5:54
青木鉱泉で駐車場代を支払ってから出発です(¥750/1日)。朝早く誰もいなければ後払いでも良いそうです。
「川沿い」と「山沿い」の分岐は出発点間近のこのあたりでしょうか。
2011年07月12日 06:06撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 6:06
「川沿い」と「山沿い」の分岐は出発点間近のこのあたりでしょうか。
僕はそうとは知らず、行きたくなかった「山沿いルート」へ進んでいました。
2011年07月12日 06:13撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 6:13
僕はそうとは知らず、行きたくなかった「山沿いルート」へ進んでいました。
道をふさぐ巨木。ザックがひっかかる高さです。
2011年07月12日 06:15撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 6:15
道をふさぐ巨木。ザックがひっかかる高さです。
少し沢を横切ったりするので、「沢沿いルート」への分岐を過ぎてるとは思ってませんでした。
2011年07月12日 06:22撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 6:22
少し沢を横切ったりするので、「沢沿いルート」への分岐を過ぎてるとは思ってませんでした。
この手前には→で「山沿い」と書かれてました。ガックリ。道幅狭いトラバース。
2011年07月12日 06:39撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 6:39
この手前には→で「山沿い」と書かれてました。ガックリ。道幅狭いトラバース。
急斜面の涸れ沢を横切る細い道。
2011年07月12日 06:40撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 6:40
急斜面の涸れ沢を横切る細い道。
山沿いルートも沢の渡渉が何度かあります。こちらも魅力的ですね。癒される〜(←負け惜しみ)
2011年07月12日 07:17撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 7:17
山沿いルートも沢の渡渉が何度かあります。こちらも魅力的ですね。癒される〜(←負け惜しみ)
この某大ワンダーフォーゲルの道標が「沢沿い」と「山沿い」の合流点か!?結局合流点も分からず。まぁ良いです。
2011年07月13日 09:19撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/13 9:19
この某大ワンダーフォーゲルの道標が「沢沿い」と「山沿い」の合流点か!?結局合流点も分からず。まぁ良いです。
南精進の滝手前はロープある岩の登り。面倒臭がりの僕ですが、ため息ついてストックをしまいました。
2011年07月13日 09:19撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/13 9:19
南精進の滝手前はロープある岩の登り。面倒臭がりの僕ですが、ため息ついてストックをしまいました。
なかなか立派です
2011年07月13日 09:19撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/13 9:19
なかなか立派です
御座石温泉ルートの燕頭山でしょうか。
2011年07月12日 08:05撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 8:05
御座石温泉ルートの燕頭山でしょうか。
鳳凰の滝手前。僕を含む3人が迷った地点。ペンキの×がかなり薄く、脇に踏み跡があります。
2011年07月12日 08:12撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 8:12
鳳凰の滝手前。僕を含む3人が迷った地点。ペンキの×がかなり薄く、脇に踏み跡があります。
こちらが正しい登山道。幅の狭い登山道に崩落した木の根。しかし○のペンキがそこを通過する事を教えてくれています。
2011年07月12日 08:12撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
1
7/12 8:12
こちらが正しい登山道。幅の狭い登山道に崩落した木の根。しかし○のペンキがそこを通過する事を教えてくれています。
この崩落箇所を乗り越えます。
2011年07月13日 09:20撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/13 9:20
この崩落箇所を乗り越えます。
木の根を乗り越え、下を見ると正しいルートが続いていました。一旦下るのですね。
2011年07月12日 08:13撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 8:13
木の根を乗り越え、下を見ると正しいルートが続いていました。一旦下るのですね。
白糸の滝。
2011年07月12日 08:57撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 8:57
白糸の滝。
樹林帯が続く・・・
2011年07月13日 09:20撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/13 9:20
樹林帯が続く・・・
五色の滝は登山道から外れます。
2011年07月12日 09:18撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 9:18
五色の滝は登山道から外れます。
滝壺のかなり間近まで下りれるようです。この時は「下りる」という事をしたくなかったのでギリギリ見える箇所まで下りて止めにしました。
2011年07月13日 09:21撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/13 9:21
滝壺のかなり間近まで下りれるようです。この時は「下りる」という事をしたくなかったのでギリギリ見える箇所まで下りて止めにしました。
もう飽きた樹林帯ですが、青空が期待できそうで胸が高鳴ります
2011年07月12日 09:51撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 9:51
もう飽きた樹林帯ですが、青空が期待できそうで胸が高鳴ります
視界が開けてオベリスクが。あら〜雲が増えてきましたか・・・。
2011年07月12日 10:00撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 10:00
視界が開けてオベリスクが。あら〜雲が増えてきましたか・・・。
花崗岩の白い砂地の沢。
2011年07月12日 10:02撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 10:02
花崗岩の白い砂地の沢。
鳳凰小屋はもうすぐ。
2011年07月12日 10:09撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 10:09
鳳凰小屋はもうすぐ。
鳳凰小屋で冷えたコーラで休憩。軽食類はやってないそうです(実はカレー的なモノが食べたかった)
2011年07月12日 10:26撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 10:26
鳳凰小屋で冷えたコーラで休憩。軽食類はやってないそうです(実はカレー的なモノが食べたかった)
また樹林帯へ突入。稜線はまだ???
2011年07月12日 10:47撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 10:47
また樹林帯へ突入。稜線はまだ???
ちょっと高度計狂ってましたが2500m付近から樹林帯を抜けました。
2011年07月12日 10:55撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 10:55
ちょっと高度計狂ってましたが2500m付近から樹林帯を抜けました。
登りつらい白砂のザレ地。
2011年07月12日 11:03撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 11:03
登りつらい白砂のザレ地。
下を見ると結構急ですね〜
2011年07月12日 11:04撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 11:04
下を見ると結構急ですね〜
近づいてきました〜
2011年07月13日 09:22撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/13 9:22
近づいてきました〜
花弁が対象ではないおもしろい花。何というのでしょうね〜。この他に高山植物は2種位でした。
2011年07月12日 11:19撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 11:19
花弁が対象ではないおもしろい花。何というのでしょうね〜。この他に高山植物は2種位でした。
到着ですかね・・・。
2011年07月12日 11:19撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 11:19
到着ですかね・・・。
左にあるあのヤグラは何だ・・・?
2011年07月12日 11:20撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:20
左にあるあのヤグラは何だ・・・?
薬師の稜線。結構遠いですね。
2011年07月12日 11:20撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:20
薬師の稜線。結構遠いですね。
これが地蔵ですか〜!
2011年07月12日 11:21撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:21
これが地蔵ですか〜!
三角点はどこだぁ〜!とオベリスクへ進む・・・。
2011年07月12日 11:23撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:23
三角点はどこだぁ〜!とオベリスクへ進む・・・。
結局戻る事にしました。ガスで崖っぷちが見えなくとも切れ落ちてるのが明確で足が震えそうでした。
2011年07月12日 11:26撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:26
結局戻る事にしました。ガスで崖っぷちが見えなくとも切れ落ちてるのが明確で足が震えそうでした。
地蔵岳はどこだぁ〜???
2011年07月12日 11:26撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:26
地蔵岳はどこだぁ〜???
北岳方面、視界ナシ・・・
2011年07月12日 11:27撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:27
北岳方面、視界ナシ・・・
う〜ん、写真でみた景色が目の前にあります!素晴らしいです!
2011年07月12日 11:27撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 11:27
う〜ん、写真でみた景色が目の前にあります!素晴らしいです!
先ほどのやぐら付近に地蔵岳の標識が。オベリスクに登らなくて良かった・・・(汗)。登れないけど(笑)
2011年07月12日 11:29撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:29
先ほどのやぐら付近に地蔵岳の標識が。オベリスクに登らなくて良かった・・・(汗)。登れないけど(笑)
地蔵たちに見送られます。かわいい地蔵さんもいました。
2011年07月12日 11:30撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:30
地蔵たちに見送られます。かわいい地蔵さんもいました。
ガスかかってるけど、これもTHE・夏山!
2011年07月12日 11:41撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:41
ガスかかってるけど、これもTHE・夏山!
良い道ですね〜。青空とのコントラストが映えるルートであるという事は忘れましょう。
2011年07月12日 11:47撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 11:47
良い道ですね〜。青空とのコントラストが映えるルートであるという事は忘れましょう。
同じ道を進んだ、同じく千葉の若者。何度かお会いしました。
2011年07月12日 11:48撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 11:48
同じ道を進んだ、同じく千葉の若者。何度かお会いしました。
このような砂地のルートは初めてです。
2011年07月12日 12:20撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 12:20
このような砂地のルートは初めてです。
一瞬、北岳大樺沢が!
2011年07月12日 12:30撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 12:30
一瞬、北岳大樺沢が!
観音岳まであと少し・・・
2011年07月12日 12:44撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 12:44
観音岳まであと少し・・・
最高点に到着〜!展望もないし、素通りして先を急ぎます。
2011年07月12日 12:46撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 12:46
最高点に到着〜!展望もないし、素通りして先を急ぎます。
東側には晴れ間も見えましたが、視界はこの程度でした。
2011年07月12日 12:49撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 12:49
東側には晴れ間も見えましたが、視界はこの程度でした。
薬師までは歩きやすい道。千葉の若者と道を共にします。
2011年07月12日 13:04撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
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7/12 13:04
薬師までは歩きやすい道。千葉の若者と道を共にします。
薬師からの下りはひたすら下りが続きます
2011年07月12日 13:23撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 13:23
薬師からの下りはひたすら下りが続きます
御座石。
2011年07月12日 13:40撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 13:40
御座石。
本当にこのような道が続きます。
2011年07月12日 14:01撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 14:01
本当にこのような道が続きます。
笹地帯。
2011年07月12日 14:13撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 14:13
笹地帯。
遠いです。
2011年07月12日 14:14撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 14:14
遠いです。
誰も登ってこないのは想像出来たので、クマよけもかねて一人で声を出してました。「まだ下るんかいっ!」と・・・。
2011年07月12日 14:42撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
1
7/12 14:42
誰も登ってこないのは想像出来たので、クマよけもかねて一人で声を出してました。「まだ下るんかいっ!」と・・・。
林道に合流。林道から見た登山口の案内。
2011年07月12日 15:16撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 15:16
林道に合流。林道から見た登山口の案内。
林道歩きもしんどくてしんどくて・・・。
2011年07月12日 15:26撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 15:26
林道歩きもしんどくてしんどくて・・・。
逆周りでも「薬師」の標識は丁寧に出ていました。
2011年07月12日 15:37撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 15:37
逆周りでも「薬師」の標識は丁寧に出ていました。
あれは薬師岳だったのね〜。登ってわかりました。
2011年07月12日 15:40撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 15:40
あれは薬師岳だったのね〜。登ってわかりました。
ゴール手前の橋。何気に少し怖かった・・・。ここから青木鉱泉は5分ほどです。
2011年07月12日 15:41撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 15:41
ゴール手前の橋。何気に少し怖かった・・・。ここから青木鉱泉は5分ほどです。
★番外編★
車でのアプローチにも看板がこまめについてます。
2011年07月12日 05:02撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 5:02
★番外編★
車でのアプローチにも看板がこまめについてます。
こちらの道はナビ上では表記されないルートでした。工事用なのでしょうかね?
2011年07月12日 05:21撮影 by  COOLPIX S8 , NIKON
7/12 5:21
こちらの道はナビ上では表記されないルートでした。工事用なのでしょうかね?
撮影機器:

感想

夏山シーズン到来!(結構前からですね・・・)

今月最後の山となる予感の山行日。
今年の目標にかかげた平ヶ岳にしようかと思いましたが、天気予報見ると午後から雷雨の可能性。山梨方面は良さそうでしたので、同じく今年の目標だった鳳凰山に行ってきました。

マイカーアプローチで青木鉱泉までの道はK_simagさんの昨年の日記を参考に地図をプリントアウトして持参。しかし、案内板が分岐にあるので迷わずスムーズに行く事ができました。しかしナビ上では表記されず、道なき所を進む、という初めての体験でした。

青木鉱泉からは分かりやすい道が続きました。しかし気付くと行きたかった「沢沿いルート」ではなく「山沿いルート」へ・・・。
下山後、青木鉱泉の方に尋ねましたが、かなり最初の方から別れるようです。「沢沿い」へ進みたい方は注意して探してみて下さい。
山沿いは細いトラバース道が続いて、少し「嫌だな」と思いました。
知っていたら僕は家族連れでは避けるだろう、と思いました。

樹林帯の急登がかなり続きますが(笑)滝が見どころのドンドコ沢ルートの登りは色んな滝を見れて本当に楽しめました。
ただ一ヶ所、僕を含めて3人の登山者が道迷いした箇所がありました。
写真にも数枚UPしてますが、南精進の滝をすぎて暫くの所です。
登山道が斜面に着きあたり、道が右に折れるのですが、○の付いた幅狭の登山道は道が崩落して木の根が丸出しの左脇を乗り越えて通過します。木の根が丸出しの崩落箇所はそこしかありませんでした。
付きあたりから右ではなく左を見ると岩の脇に踏み跡が。その岩には×が付いていますが、かなり薄くなってしまっています。
僕は一旦○の木の根を乗り越えて進みましたが斜面の上方向を見ると踏み跡がありません。また崩落箇所を戻って×の付いてる踏み跡を進んでみました。
するとかなり奥に登山者の姿がありました。その方も一生懸命道を探している風に見えました。しかしこちらも踏み跡はその後薄くて曖昧です。
どちらが正しいかわからず、僕はまた戻って崩落箇所を超えました。そこから下を見ると○のついた道が続いてます。
やはりこっちが正しかったんだ、と思って先ほどの×方面に進んだ方に声をかけにいきました。しかしもう姿が見えなくなっていました。2度程「おーい」と呼びかけましたが、この先の鳳凰小屋の方に報告する事にして戻りました。
その後、その方も後からやってきました。
お話を聞くとその方の前にも中高年の登山者がいたようです。
二人とも戻ったらしいので安心しましたが、下山後に青木鉱泉に山梨県警の方がおり、県警と青木鉱泉の方にその旨をお話。すぐに手を打っていただけそうな様子でした。


ドンドコ沢は最高峰観音岳まで標高差1700m近くあります。
ですので・・・やはりしんどいルートでした(笑)。
2500m付近まで続く樹林帯の登りが精神的に堪えますね。
でもドンドコ沢にはたくさんの滝があり、かなり見応えのある滝もあるので、今振り返れば良かったでしょう!帰りの中道に比べれば(笑)!
中道ルートはひたすら樹林帯の、それも急な下りが続きます。展望は殆どないと言ってもウソではないと思います。
逆周りのパーティー1組と会いましたが・・・どちらを登るかは好みですね!
帰りに滝を見ながらのんびり、というのもいいかもしれません。
でも僕は・・・中道は登りたくなかったのでこちらの選択で良かった、と思いました!最初に好きなのを食べるタイプか?で分かれそうです!

地蔵岳の稜線に出て「何も標札がない!」と思いました。左には何やらヤグラのようなものがある砂浜。右にはオベリスク。標札or三角点はどこだぁ〜!とオベリスクに向かいました。ガスが出ていましたが、左の崖っぷちは切れ落ちているのが分かります。踏み跡は明瞭。少し登りましたが・・・足が震えそうになる感覚(いや・・・震えていたのか!?)を感じる・・・。「や〜めた!」と戻るとヤグラのある砂地から僕を見上げる他の登山者が。数々の記録から「オベリスクに登る強者がいました」とかのフレーズが蘇り、自分が分不相応な事をしようとしていた事に戦慄が走りました。ザレた砂混じりのオベリスクはとっても怖かったです。後でヤグラの箇所が標札のある場所と分かりました。

地蔵〜薬師岳の稜線はガスが残念にしても素晴らしい稜線。
しかし、僕的に意外だったのですが、平日という事を差し引いても登山者が少ないような気がしました。この日出会った登山者は10人程。昨年言った広河原などの喧騒は全くありませんでした。周りのオールスター級の山々の中ではやや影が薄くなってしまうのでしょうか。

昨年登った北岳も少しだけ見えました。
大樺沢の雪渓がくっきり見えました。あそこを日帰りする方を想像すると・・・「やはりこれは普通じゃないな」と思いました。
そして、この日登った周回ルートも下山時にボロボロになった時に「これも普通日帰りじゃないな・・・」と強く感じたルートなのでした(笑)

下山後は青木鉱泉で日帰り入浴&食事を頂きました!
利用された方は様々な感想がおありと思いますが・・・僕はアットホーム&昭和初期な感じが○でした!下山口にこのような施設があると疲れ切った体には天国にしか思えません!価格なんて気にしないゼ〜!わっはっは!




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コメント

山沿いコース
突然で済みません このコース途中に自然な 温泉が有ると言う事を聞いたのですが人が入れる温泉等 有りましたでしょうか?
2011/7/13 13:50
>soar800さん
ガイド本なども持ってますが、ちょっとそのような話は聞いた事ないです

もし本当にあったら青木鉱泉のライバル的存在になると思うので、秘密にしてるんですかね!?
2011/7/13 14:44
jimsonさん、こんばんは。
鳳凰お疲れ様です。
今回はドンドコ沢を登りに使われたようですが、もしスタートがもう少し早ければ逆ルートの方がお勧めです。
暗くて涼しい内に展望の無い中道を終えてしまい、夜明けを薬師で迎え、まだガスが涌かない朝の展望を楽しみ、地蔵直下のザレは下山に楽だし、ドンドコ沢の滝への寄り道は余裕に合わせてできる。
コーラも下山途中の方が嬉しいと思います
2011/7/13 19:50
>MATSUさん
素晴らしい富士登山、お疲れ様でした!

MATSUさんの言われてるコース取り、素晴らしそうです。おいしい所はとっておけ!タイプですね(笑)!
しかしそれは未明スタートな感じですね?
まだ大倉以外では未明の経験がないワタクシ…。他の山域は何故か少しドキドキする感じがありますが、きっと素晴らしいと思います!
2011/7/13 20:35
ちょっとしたアドヴァイス?
jimsonさん

懸案の鳳凰周回、やってのけましたね〜
エラそうなことを言わせていただくなら、昨年の北岳レコからすればスンバらしい成長を感じさせてくれますよ〜
(記録の端々に「余裕」が感じられます)

で、これは傾聴していただけると有り難い私見ですが、
実はこの周回ルート、MATSUさんが仰る通り「逆コース」がオススメです。
中道って展望ないでしょ?
ここをウンコラセと登って突然薬師岳に躍り出るシチュエーションが劇的です。
その後の観音岳→地蔵岳の稜線も逆よりは登り返しが少なくラク。
しかも地蔵岳→鳳凰小屋の「砂地」が「下り」というのがミソ。
ここを登るのは足が前に出ず結構辛かったのでは?

と、いうことで、来年は逆コースでお願いしま〜っす
2011/7/14 1:18
ゲスト
地蔵担ぎました?
お疲れ様です

平ヶ岳方思ってましたが・・・
こちらずっといきたいと言ってましたからね

ドンドコ沢はやっぱり迷いやすいんですね。
道標などがあいまいなのに
なぜ整備が進まないのでしょう・・・
ってあたり悪い噂も聞きますが
2011/7/14 8:00
ドンドコはハードですよね
jimsonさん

鳳凰山お疲れ様でした。

ドンドコ沢からは長い登りが続きますし、
この時期下部の樹林帯が蒸し暑く辛そうです。

展望は少し残念でしたが、
しっかりと夏山満喫されたようですね

稜線からの白峰三山は最高に良いので、
天気のいい日にMATSUさんルート?でリベンジですね
2011/7/14 10:59
>honsamaさん
せ、成長とは!
ありがとうございま〜す!

昨年書いた自分の感想を思い出すと「下りが苦手」という意識が北岳レコから自分に定着していました。最近は圧倒的に登りが苦手!(←山登り、向いてないのでは!?

なるほど〜、皆さま逆周り派が多いのですね〜!
確かに稜線まで堪えてしまえば、素晴らしそうです。
でも中道の登りは本当に修行にしか思えませんね
地蔵直下のザレ場は本当に登りにくかったです。「真っ赤なボデーのオレっちの相棒がいれば!」と一瞬思いましたよ
2011/7/14 12:02
天気も良く
こんにちわ :-

行きたかった鳳凰三山、天気も で、良かったですね!
景色は次回のお楽しみで。。

一昨年私は中道からの逆まわりコースでした。
オベリスクは途中までよじ登りましたが・・

平ケ岳は来月のお楽しみでしょうか
2011/7/14 12:13
>mic726さん
平ヶ岳、行きたいです!
・・・が、自宅からの距離も今回鳳凰に分が上がった理由の一つでもあります。思ったよりこちらは近かったです、それでも200km弱ですか

ドンドコ沢・・・良いルートなんですが、写真の箇所は本当に迷いやすい所でした。
しかし近い内に手を打って頂けそうな感じでしたよ。
でもやはり「あれ?」と思ったら→戻る、ですね。
僕は同じ箇所を2往復以上しました
2011/7/14 12:13
>kankotoさん
稜線からの白峰三山。
青い空と白浜のコントラスト。
そびえたつオベリスク。

たぶん僕が出発した時点では、これらの条件を満たしていたと思います。
少し残念でしたが、足りない部分があってもやはり素晴らしい山でした
そして「登り甲斐」もガッツリあるルート!
またいつか必ず訪れたいと思います
2011/7/14 12:23
>pikachanさん
オベリスク途中まで登ったんですか?

完全に高所向き人間ですね!

何だか来週?はついにあのエリアに足跡を残すんだとか!?
楽しみにしてますので、どうぞお気をつけて行ってらっしゃいませ〜!

平ヶ岳・・・車アプローチもとっても遠い山です
2011/7/14 12:30
jimsonさん、こんにちは
日帰りの鳳凰三山、お疲れ様でした。

道迷いしそうになったんですね。
9日にソロで青木鉱泉から入られた私と同年輩の方が行方不明になっているらしいです。

私も鳳凰三山はまだ行った事がないので
夜叉神より行くか青木鉱泉からにするか検討中です。
今後の参考にさせていただきますね。

オベリスクですが、先日登った知人の話では、
裏側の岩と岩の隙間から登るようで、中にはロープがぶら下がってて
簡単に上がれるって言ってましたが、実際のところは分かりません。
彼は先日の金峰山の五丈岩や大日岩にもスルスルと登ってしまう輩なので。

平ヶ岳、行きたいですね。でも、なんと云っても遠い!
山行自体は玉子石まで見ても日帰りで十分可能なようですが、
単独では車の運転がきついです。
泊まりで翌日は会津駒あたりと掛け合わせで登ってこないと元が取れそうにもないです・・・

jimsonさんは平日山行が主体ですよね、休みが合えばコラボも楽しそうですが・・・
2011/7/14 16:32
>noborundaさん
オベリスクは裏側の岩の隙間を過ぎて行きましたが、ロープまでは見えませんでした。
平気なタイプの方でしたら、行けるんだと思います。
僕は恐怖心が先立つタイプですので

平ヶ岳は本当に日帰りは割に合わないですが、今の僕の休日では仕方ありません。どこかでねじこんで何とか行きたい所です
登山始めた頃からの目標でしたので。

コラボは平日主体なので合わせ辛いのが実情なのです


p.s.下山後に県警の方がいたのはその方の捜索でした。ヤマレコの記録では、僕のうろ覚えのその方の情報を出す事は控えました。12日に捜索隊が出ており、僕も道迷い箇所などをお伝えしました。そういった経緯もあって、ドンドコ沢の僕ら3人迷った箇所の詳細を書きました。そしてすぐに手を打って頂けると思いました。一日も早い発見を願います。
2011/7/14 17:34
白い砂礫とオベリスク
jimsonさん、こんばんは。

やっぱり鳳凰三山は良いですね。
白い砂礫とオベリスクは日本だと(ひょっとすると地球だと)思わないような素晴らしい眺めですよね。

それにたくさん並んだ小さなお地蔵さん、まるで物語の世界のような風景が現実に見られるんですから、ほんとうに素晴らしいと思います。

私は青木鉱泉から登ったことがないので、今度はこちらから登ってjimusonさんが満足された青木鉱泉で癒されたいと思います。
2011/7/14 23:28
>Araさん
この日もAraさんに教えて頂いたピットインが大活躍しましたよ〜!

そうですね、ちょっと現実離れした景観ですね。人がいなかったので尚更思いました。

物語のような山を下りた後に、昭和初期の青木鉱泉。夏山っていいなぁ〜と思いましたよ
2011/7/15 6:56
オベ、滝
昨年9月に行ったコースです。
オベは鋏直下の四枚岩まででした。
右のスリットを登るらしい。

早朝白みかけてからの登山だったのでこの左回りが良いと思います。理由は滝を見ながら上れるからです。
逆だと右肩越しに振り返らないと滝を見られない。

お中道の下山で疲れて一休みしたおかげでオコジョに出会えました。

その後、林道でKIKEGAWAさんが後から声かけてくれました。先週亡くなられた富士山の宝永山行きました。
KIKEGAWAさんが亡くなられた辺りなので心の中でご冥福をそっと祈りました。今も時々、KIKEGAWAさんが笑顔で晴れの太陽の下富士山より高い雲の階段を上っていくのが心に浮かびます。
2011/7/15 20:09
>i_wata18さん
オベリスク・・・僕は元々登るつもりありません
岩の隙間を通って一段だけのぼりましたが、岩の上の白砂が滑りそうでかなり下る時に緊張しました

僕もi_wata18さんとKIKEGAWAさんの出会いの経緯を日記で知っていたので思いだしました。僕はお会いした事ありませんが、キノコ採りやHPの山行からたくましいお姿を想像させて頂きました・・・
2011/7/15 20:22
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体力レベル
4/5
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