立山縦走
- GPS
- 05:10
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 825m
- 下り
- 822m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
昨日白馬からアルペンルートを使って立山にやってきたが、雨のために登山ができず、雷鳥沢キャンプ場で足止め。しかし雨は夜になると止んで、深夜にトイレで外に出てみると、立山の山容がはっきり見えて、登山が楽しみになった。朝は3時くらいから目が覚めたが、早すぎると思ってしばらくは寝袋に入っていた。夜はかなり冷えたので、長袖シャツと靴下は重ね着して寒さを凌いだ。4時になり、テントの中で出発準備。山登りから帰ってきてすぐに出発できるように、荷物をテントの中にまとめておいた。ザックに雨具とおやつだけ入れて、4時半に出発。まだ辺りは暗かったが、ライトなしでも見えるくらいだった。ほとんどの人が一の越へ向かっていたが、私は静かな山登りがしたかったのと、先日買って見た「日本の名峰立山」のDVDで紹介していたコースがこちらだったので、大走りから登るのコースを選んだ。昨日の下調べをしておいた浄土川を越えたところの分岐点で、暗くて間違いかけた。だんだん明るくなって、立山の迫力ある山容が見えてくる中、大走りのきつい登りをひたすら登っていく。日が差して山の上の方がオレンジ色に染まる様子が美しかった。1時間半で尾根道に合流。視界が一気に開けた。東には鹿島槍ヶ岳を中央に北アルプスの山々が、西側には遠くに日本海が広がっていた。進行方向の南側には、立山の3つのピークが待ち構えていているような構図で、自分とのツーショットの写真をたくさん撮った。その反対の北側にはなだらかな山容の真砂岳が見えたが、その奥には劔岳がそびえたっていた。「岩と雪の殿堂」と言われたその雄姿は、まるでラスボスのような迫力だ。尾根道を進むと、3つのピークの一つである富士ノ折立へ。前に登った立山登山で唯一登っていない山なので、ゴツゴツした岩のてっぺんで写真をたくさん撮った。ここまで登山者をほとんど見かけないので、気軽に自分の写真も撮れた。さらに奥へ稜線を進むと最高峰の大汝山へ。かつてはここに霊山白山を讃える祠があったという。そういえば富士の折立も同じく富士山を讃える祠があったそうで、立山は三霊山の全てを祀っていることになる。山頂で景色を眺めていたら、雄山の方から高校生の山岳部らしき団体が登ってきて、その後はたくさんの登山者とすれ違うようになった。大汝山から雄山へは400m。アップダウンの少ない道で、景色がとにかく素晴らしかった。今回の山行で一番楽しかった区間かもしれない。昨日行った黒部ダムや遠くには富士山、室堂の方は模様のような雪渓をのぞめ、景色はずっと見ていたいと思ったくらいだ。立山連峰の主峰である雄山山頂へは500円を払って、山頂の社殿へ登った。丁寧にお祓いをしてくれて、お神酒まで頂いて、身が引き締まる気持ちになった。お社は20年前に建て替えられたものだそうだが、威厳のあり、遠くから見るとお城のようにも見えた。ここから先は長い下山が待っており、靴紐をきつく締め直した。一の越までは落石の危険がありそうな急な岩場なので、少し油断すると足場の石を蹴って下の方に落とそうになる。そうならないように注意して降りていった。ヘルメットを被っている人がいるのも分かる。ここでは小学生の団体が続々と登ってきて、別の下山ルートを探しながら歩いた。一の越までは1度もこけずに降りられたが、そこから雷鳥沢へ下る道では3度ほど足を滑らせた。このルートは決して急勾配ではなく、むしろ散策路に近いような道だったのにである。そろそろ足に力が入らなくなってきていたせいかもしれない。折角持ってきていたアイゼンを付けなかったからかもしれない。それでも雷鳥沢へのルートは私以外には誰もおらず、周りの景色を楽しみながら歩けた。予定ではキャンプ場には10時半に戻ってくるはずだったが、食事タイムを省略したため(本当は山小屋でおにぎりなどを食べようかと思っていたが、休みだったりなかったりで叶わなかった)、10時前に到着した。トータルで5時間半の山行は荷物を減らしたにもかかわらず、かなり疲れた。
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