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Yamareco

記録ID: 1225135
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

赤石岳・悪沢岳

2017年08月12日(土) ~ 2017年08月14日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
53:45
距離
30.2km
登り
3,192m
下り
3,189m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:09
休憩
1:32
合計
12:41
距離 12.9km 登り 2,281m 下り 790m
4:51
137
7:08
164
9:52
10:30
53
11:23
11:29
68
12:37
12:53
92
14:47
14:49
3
14:52
14:56
3
14:59
13
15:47
62
16:49
16:57
35
17:32
2日目
山行
6:21
休憩
0:52
合計
7:13
距離 7.1km 登り 745m 下り 741m
5:53
83
8:03
8:04
17
8:21
8:23
4
8:27
8:46
106
10:32
10:49
40
11:29
49
12:18
12:26
40
13:06
3日目
山行
4:56
休憩
0:23
合計
5:19
距離 10.1km 登り 162m 下り 1,652m
5:16
38
5:54
5:59
32
6:31
6:40
26
7:06
81
8:27
8:32
101
10:13
11
10:24
10:28
7
10:35
ゴール地点
天候 1日目 朝のうち晴れ後曇り後雨
2日目 朝のうち晴れ後曇り後雨
3日目 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
しずてつジャストライン
往路 静岡駅〜畑薙臨時駐車場 ¥3,100
復路 畑薙第一ダム〜静岡駅 ¥3,100
往路と復路では微妙に場所が違いますのでご注意ください

特殊東海フォレスト送迎バス 
畑薙〜椹島ロッジ 無料(施設利用券\3,000)
バス自体は無料ですが施設利用券の購入が必要です。
施設利用券は小屋の宿泊代金の一部として利用できます。
復路は小屋の領収書がないとバスは利用できません。
テント泊のみですと復路のバスに乗車できませんので、いずれかの小屋に1泊はしなければなりません。
コース状況/
危険箇所等
全般的に歩きやすい道が続きますが、悪沢岳、千枚岳周辺の岩場は慎重に歩きましょう
時計回りで周回する場合は危険個所すべて登りになりますので比較的安心できますが、反時計回りの場合は岩場を下ることになりますので特に慎重に歩きましょう
千枚小屋から椹島までも基本的にとても歩きやすい道ですが岩頭見晴周辺の岩場は疲れ果てた体には堪えます
その他周辺情報 椹島ロッジ 1泊2食 ¥9,000+個室利用¥2,000
荒川小屋 1泊朝食 ¥7,000+正規の夕食の代わりの荒川カレー\1,100
千枚小屋 幕営料¥600 夕食¥2,000
椹島ロッジ シャワー入浴(9:00〜13:00)¥500
昨年の忘れ物を取り戻すために椹島に戻ってきました。
昨年の忘れ物を取り戻すために椹島に戻ってきました。
翌朝、写真は歩荷返しからスタートです。
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翌朝、写真は歩荷返しからスタートです。
自分としてはいいペースで赤石小屋まで登って来れました。
宿泊することも少しだけ考えてみましたが、まだ10時です。
なのでやっぱり先に進みます。
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自分としてはいいペースで赤石小屋まで登って来れました。
宿泊することも少しだけ考えてみましたが、まだ10時です。
なのでやっぱり先に進みます。
富士見平はやっぱりガスの中です。
富士見平はやっぱりガスの中です。
あの有名な桟道ですね。
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あの有名な桟道ですね。
赤石岳への急登のはじまりです。
ワクワクします。
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赤石岳への急登のはじまりです。
ワクワクします。
ひたすら登って稜線へ。
ひたすら登って稜線へ。
標高差2000mを登り切り、赤石岳の頂です。
もちろんガスの中です。
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標高差2000mを登り切り、赤石岳の頂です。
もちろんガスの中です。
さらにちょっと進むとこちらのピークにも赤石岳の標識がありました。
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さらにちょっと進むとこちらのピークにも赤石岳の標識がありました。
雨が降ってきましたが、荒川小屋に向かっています。
途中、雷鳥の親子に遭遇しました。
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雨が降ってきましたが、荒川小屋に向かっています。
途中、雷鳥の親子に遭遇しました。
晴れていれば雄大な風景が広がっているんでしょうけど、とにかく急いで荒川小屋に向かいます。
晴れていれば雄大な風景が広がっているんでしょうけど、とにかく急いで荒川小屋に向かいます。
なんとか荒川小屋に辿りつくことができました。
行動時間自己最長記録の更新です。
とにかく疲れました。
遅い到着の登山者を暖かく迎えてくれました。
かの荒川カレーは絶品でした。

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なんとか荒川小屋に辿りつくことができました。
行動時間自己最長記録の更新です。
とにかく疲れました。
遅い到着の登山者を暖かく迎えてくれました。
かの荒川カレーは絶品でした。

次の日、唯一眺めることができた雄大な風景。
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次の日、唯一眺めることができた雄大な風景。
お花畑を登っていきます。
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お花畑を登っていきます。
何とか登りきって、荒川前岳です。
当たり前のようにガスっています。
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何とか登りきって、荒川前岳です。
当たり前のようにガスっています。
中岳避難小屋で一休みです。
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中岳避難小屋で一休みです。
相当へばっていますが、いよいよ悪沢岳に挑みます。
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相当へばっていますが、いよいよ悪沢岳に挑みます。
ついに悪沢岳に御到着!
ガスっているのはもはや既定路線です。
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ついに悪沢岳に御到着!
ガスっているのはもはや既定路線です。
丸山への登りです
丸山への登りです
千枚岳を通りすぎ、千枚小屋に無事にやって来れました
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千枚岳を通りすぎ、千枚小屋に無事にやって来れました
せっかく担いできたので今日はテントを張ることにしました
疲れ切って夕食だけ小屋にお世話になりました
千枚小屋の食事は素晴らしく旨い!
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せっかく担いできたので今日はテントを張ることにしました
疲れ切って夕食だけ小屋にお世話になりました
千枚小屋の食事は素晴らしく旨い!
最終日の朝、やっぱりすっきりしない天気です
あとは下るだけです
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最終日の朝、やっぱりすっきりしない天気です
あとは下るだけです
途中の見晴台から荒川二山とか悪沢岳とか
2
途中の見晴台から荒川二山とか悪沢岳とか
赤石岳も見納めです
2
赤石岳も見納めです
昨年、トボトボ渡った吊橋を今年は意気揚々と渡ることができました
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昨年、トボトボ渡った吊橋を今年は意気揚々と渡ることができました
なんということでしょう!
無事に椹島に戻ってこれました!
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なんということでしょう!
無事に椹島に戻ってこれました!
おまけ
畑薙第一ダム
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おまけ
畑薙第一ダム

感想

昨年、無念の敗退の帰路に出会った登山相談所の女性やタクシーの運転手さんの「ぜひまた来てくださいね!」の一言がずっと気になっていたのです。

これはやはりもう一度行かなければいけません。
ということで、一年前の忘れ物を取り戻すべく今年も椹島にやって来たのでした。

昨年の反省点を踏まえて、今年は単純な周回コースにすることにしました。
それから今年は時計回りに辿って行くことにしました。

一般的に周回コースの場合反時計回りを歩く人が多いようですが、
この場合、山中初日の宿泊はほぼ千枚小屋になってしまいます。
相当頑張って中岳避難小屋ですが相当頑張らなくてはいけませんので、現実的には千枚小屋の一択になってしまいます。
時計回りの場合、赤石小屋の他に赤石岳避難小屋も現実的な視野に入ってきますし、あわよくば荒川小屋まで行けそうです。
初日に赤石岳避難小屋まで行ってしまえば2日目はかなり楽な行程を組むことが出来ますし、荒川小屋ならさらに2日目が楽になります。
それから3日目の下山のことを考えてみた場合、赤石小屋からの急坂が下るより千枚小屋からの緩やかな坂を下るほうが体には優しいそうです。

もうこれは時計回りで決まりです。

椹島ロッヂで一泊して翌朝いよいよ登山開始です。

で、荒川小屋まで行くことができました。
途中出会った方にはご来光が素晴らしいからと赤石岳避難小屋の宿泊を
強く勧められました。
その言葉かなり魅力的で心打たれるものがありましたが、先の行程を考えてみた場合、元気なうちに行けるところまで行ってしまおうと思ったわけですね。

けれども、赤石岳に着いた途端、雨が降ってきてしまいした。
どうしたものかと思案している最中に、これまた途中御一緒になった方から「あなたなら荒川小屋行ける!」と声をかけてもらい、最終的にその一言により荒川小屋に向かってしまったわけですね。

雨降る中をトボトボと歩いていくと、傘をさして歩いてくるトレランの女性に出会ったのにはびっくりしましたね。
この方はこれから百瞭兇泙嚢圓と言っていましたが、無事に辿りつくことが出来たのでしょうかね。
かなり魅力的な方でしたのでもう少しお話をしたかったんですが、お互いに先を急いでいたため、一言二言交わしただけで終わってしまったのは残念の極みです。

雨降る中をさらにトボトボと歩いていくといきなり雷鳥の親子と遭遇し
これまたビックリです。

世の中は色んなことに驚かされます。

そうこうして遅く辿り着いた登山者に荒川小屋の皆様はとても暖かく出向かいてくれたのでした。
テントを担いできましたが、張る気力は既になく、食事を含めて小屋にお世話になることにしました。
が、遅い時間だったので正規の夕食ではなく、荒川カレーしかないとのこと。
いやいや、むしろ噂に名高い荒川カレー頂けるなんて願ったり叶ったりなんですよ。
なんて言葉には出しませんが、噂に名高いだけあって荒川カレーは絶品でした。

山中2日目。
昨日頑張ったお陰でこの日の行程は大分楽になりました。
が、昨日頑張りすぎたお陰でかなり疲労が残っています。

でもいいんです。今日は千枚小屋までです。
ゆっくり歩いて行ってもお昼にまでには辿り着けるはずです。

荒川小屋を出発して昨日登った赤石岳の素晴らしい雄大な景色を眺めることができました。
結果として今回の山行で唯一と言っていい雄大な風景でした。

そのあと御花畑が広がる斜面を登っている頃までは夏の日差しを浴びていたのですが、荒川前岳は霧の中。
この日は事前の予報では一番の好天が期待できたのですが、
どうにもこうにも雲が上がってくるのが早いんですね。

中岳の避難小屋で昨日赤石岳避難小屋泊を強く勧めて下さった方と
再びお会いしました。
彼はこの後三伏峠に向かうと言っていましたが、
そういえば赤石岳の御来光はどうだったのか聞くのを忘れてしまいました。

中岳の避難小屋でひと休みしたのち、いよいよ悪沢岳です。
荒川前岳、中岳と合わせて荒川三山と一纏めするには惜しい、深田久弥がその名前に拘ったことが頷けました。

結局、千枚小屋に辿り着いた13時過ぎでした。
この日も小屋に泊まってしまおうかと一瞬頭を過りましたが、
せっかく担いできたのだからとテントを張ることにしたのでした。
もう精根尽き果てて何もする気もありません。
千枚小屋のテント場は小屋から少し離れているのですが、
水場やトイレのある小屋までが物凄く遠く感じました。
ということで、夕食を作るのが面倒になり、とい言ってもアルファ米にお湯を注ぐだけなのですが、そのアルファ米を食べる気がしないので、夕食は小屋にお世話になりました。

千枚小屋の夕食はとても美味でございました。

さて、最終日は椹島まで下るだけです。
南アルプスの森の中をひたすら下ります。
途中の見晴台から歩いてきた道を見渡すことができました。

そんなわけで無事に椹島まで戻ってくることができたのでした。
とにかく素晴らしい山旅でした。
今回お会いしたすべての人に感謝します。





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コメント

ゲスト
私は反時計回りでした。
懐かしくて山日記を調べたら15年前、61歳で同じコースを歩いています。
しかも一日目椹島泊、2日目千枚小屋泊、3日目赤石小屋泊で
下山してバス乗車→帰宅でした。
吾ながら頑張ったもんだと驚いています。
相棒の方がバテバテになったと記録してありました。
今ではもうもうあるけません、こうして拝見していると
思い出に浸れて嬉しいものですね。
私も雷鳥に遭えましたよ。

テントを担いでの南アルプスはかなりキツいでしょうね。
私達はテント山行は東北の山と北海道の山くらいでした。
営業小屋が無いので担ぐしかなかったのです。
ninotsugiさんはますます健脚になって「ザ・山屋」になってきましたね。
2017/8/16 10:35
Re: 私は反時計回りでした。
OBABA様、ご無沙汰しております。

テントを担いでの南アルプスはかなりきついです。
が、これほどバテているのは私くらいでしたよ。

悪沢岳の登りはそりゃもう、ありえないくらいの鈍足でした。
でも、不思議なことに筋肉痛にはなっていないんですよ。
私の体はどうなっちゃったんでしょうかね。

あれほどツライ思いをしたのに次ぎはどこに行こうかと早くも思いを馳せております。
聖にするか、塩見にするか。
でも北アルプスにも行ってみたいんですけどね。

まぁ次アルプスに行くのは来年の話ですけど…。

ではでは
2017/8/16 22:10
素敵な出会いに感謝
雷鳥さんに会えたなんて羨ましいですね。
今回の山域は雷鳥の生息の南限らしいですから。
「雷鳥の里」、買ってきましたか?

私の山行でも出会いはありましたが、

素敵なトレランの女性には逢えませんでした。(#^.^#)
2017/8/16 23:49
Re: 素敵な出会いに感謝
静岡市葵区では雷鳥の里であることを自負していないためなのか、
静岡市葵区では素敵な「雷鳥の里」には残念ながら出会えませんでした。

ところで静岡市葵区って広すぎませんか?
2017/8/17 0:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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