赤石岳・悪沢岳
- GPS
- 53:45
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 3,192m
- 下り
- 3,189m
コースタイム
- 山行
- 11:09
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 12:41
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:13
天候 | 1日目 朝のうち晴れ後曇り後雨 2日目 朝のうち晴れ後曇り後雨 3日目 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
往路 静岡駅〜畑薙臨時駐車場 ¥3,100 復路 畑薙第一ダム〜静岡駅 ¥3,100 往路と復路では微妙に場所が違いますのでご注意ください 特殊東海フォレスト送迎バス 畑薙〜椹島ロッジ 無料(施設利用券\3,000) バス自体は無料ですが施設利用券の購入が必要です。 施設利用券は小屋の宿泊代金の一部として利用できます。 復路は小屋の領収書がないとバスは利用できません。 テント泊のみですと復路のバスに乗車できませんので、いずれかの小屋に1泊はしなければなりません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に歩きやすい道が続きますが、悪沢岳、千枚岳周辺の岩場は慎重に歩きましょう 時計回りで周回する場合は危険個所すべて登りになりますので比較的安心できますが、反時計回りの場合は岩場を下ることになりますので特に慎重に歩きましょう 千枚小屋から椹島までも基本的にとても歩きやすい道ですが岩頭見晴周辺の岩場は疲れ果てた体には堪えます |
その他周辺情報 | 椹島ロッジ 1泊2食 ¥9,000+個室利用¥2,000 荒川小屋 1泊朝食 ¥7,000+正規の夕食の代わりの荒川カレー\1,100 千枚小屋 幕営料¥600 夕食¥2,000 椹島ロッジ シャワー入浴(9:00〜13:00)¥500 |
写真
感想
昨年、無念の敗退の帰路に出会った登山相談所の女性やタクシーの運転手さんの「ぜひまた来てくださいね!」の一言がずっと気になっていたのです。
これはやはりもう一度行かなければいけません。
ということで、一年前の忘れ物を取り戻すべく今年も椹島にやって来たのでした。
昨年の反省点を踏まえて、今年は単純な周回コースにすることにしました。
それから今年は時計回りに辿って行くことにしました。
一般的に周回コースの場合反時計回りを歩く人が多いようですが、
この場合、山中初日の宿泊はほぼ千枚小屋になってしまいます。
相当頑張って中岳避難小屋ですが相当頑張らなくてはいけませんので、現実的には千枚小屋の一択になってしまいます。
時計回りの場合、赤石小屋の他に赤石岳避難小屋も現実的な視野に入ってきますし、あわよくば荒川小屋まで行けそうです。
初日に赤石岳避難小屋まで行ってしまえば2日目はかなり楽な行程を組むことが出来ますし、荒川小屋ならさらに2日目が楽になります。
それから3日目の下山のことを考えてみた場合、赤石小屋からの急坂が下るより千枚小屋からの緩やかな坂を下るほうが体には優しいそうです。
もうこれは時計回りで決まりです。
椹島ロッヂで一泊して翌朝いよいよ登山開始です。
で、荒川小屋まで行くことができました。
途中出会った方にはご来光が素晴らしいからと赤石岳避難小屋の宿泊を
強く勧められました。
その言葉かなり魅力的で心打たれるものがありましたが、先の行程を考えてみた場合、元気なうちに行けるところまで行ってしまおうと思ったわけですね。
けれども、赤石岳に着いた途端、雨が降ってきてしまいした。
どうしたものかと思案している最中に、これまた途中御一緒になった方から「あなたなら荒川小屋行ける!」と声をかけてもらい、最終的にその一言により荒川小屋に向かってしまったわけですね。
雨降る中をトボトボと歩いていくと、傘をさして歩いてくるトレランの女性に出会ったのにはびっくりしましたね。
この方はこれから百瞭兇泙嚢圓と言っていましたが、無事に辿りつくことが出来たのでしょうかね。
かなり魅力的な方でしたのでもう少しお話をしたかったんですが、お互いに先を急いでいたため、一言二言交わしただけで終わってしまったのは残念の極みです。
雨降る中をさらにトボトボと歩いていくといきなり雷鳥の親子と遭遇し
これまたビックリです。
世の中は色んなことに驚かされます。
そうこうして遅く辿り着いた登山者に荒川小屋の皆様はとても暖かく出向かいてくれたのでした。
テントを担いできましたが、張る気力は既になく、食事を含めて小屋にお世話になることにしました。
が、遅い時間だったので正規の夕食ではなく、荒川カレーしかないとのこと。
いやいや、むしろ噂に名高い荒川カレー頂けるなんて願ったり叶ったりなんですよ。
なんて言葉には出しませんが、噂に名高いだけあって荒川カレーは絶品でした。
山中2日目。
昨日頑張ったお陰でこの日の行程は大分楽になりました。
が、昨日頑張りすぎたお陰でかなり疲労が残っています。
でもいいんです。今日は千枚小屋までです。
ゆっくり歩いて行ってもお昼にまでには辿り着けるはずです。
荒川小屋を出発して昨日登った赤石岳の素晴らしい雄大な景色を眺めることができました。
結果として今回の山行で唯一と言っていい雄大な風景でした。
そのあと御花畑が広がる斜面を登っている頃までは夏の日差しを浴びていたのですが、荒川前岳は霧の中。
この日は事前の予報では一番の好天が期待できたのですが、
どうにもこうにも雲が上がってくるのが早いんですね。
中岳の避難小屋で昨日赤石岳避難小屋泊を強く勧めて下さった方と
再びお会いしました。
彼はこの後三伏峠に向かうと言っていましたが、
そういえば赤石岳の御来光はどうだったのか聞くのを忘れてしまいました。
中岳の避難小屋でひと休みしたのち、いよいよ悪沢岳です。
荒川前岳、中岳と合わせて荒川三山と一纏めするには惜しい、深田久弥がその名前に拘ったことが頷けました。
結局、千枚小屋に辿り着いた13時過ぎでした。
この日も小屋に泊まってしまおうかと一瞬頭を過りましたが、
せっかく担いできたのだからとテントを張ることにしたのでした。
もう精根尽き果てて何もする気もありません。
千枚小屋のテント場は小屋から少し離れているのですが、
水場やトイレのある小屋までが物凄く遠く感じました。
ということで、夕食を作るのが面倒になり、とい言ってもアルファ米にお湯を注ぐだけなのですが、そのアルファ米を食べる気がしないので、夕食は小屋にお世話になりました。
千枚小屋の夕食はとても美味でございました。
さて、最終日は椹島まで下るだけです。
南アルプスの森の中をひたすら下ります。
途中の見晴台から歩いてきた道を見渡すことができました。
そんなわけで無事に椹島まで戻ってくることができたのでした。
とにかく素晴らしい山旅でした。
今回お会いしたすべての人に感謝します。
懐かしくて山日記を調べたら15年前、61歳で同じコースを歩いています。
しかも一日目椹島泊、2日目千枚小屋泊、3日目赤石小屋泊で
下山してバス乗車→帰宅でした。
吾ながら頑張ったもんだと驚いています。
相棒の方がバテバテになったと記録してありました。
今ではもうもうあるけません、こうして拝見していると
思い出に浸れて嬉しいものですね。
私も雷鳥に遭えましたよ。
テントを担いでの南アルプスはかなりキツいでしょうね。
私達はテント山行は東北の山と北海道の山くらいでした。
営業小屋が無いので担ぐしかなかったのです。
ninotsugiさんはますます健脚になって「ザ・山屋」になってきましたね。
OBABA様、ご無沙汰しております。
テントを担いでの南アルプスはかなりきついです。
が、これほどバテているのは私くらいでしたよ。
悪沢岳の登りはそりゃもう、ありえないくらいの鈍足でした。
でも、不思議なことに筋肉痛にはなっていないんですよ。
私の体はどうなっちゃったんでしょうかね。
あれほどツライ思いをしたのに次ぎはどこに行こうかと早くも思いを馳せております。
聖にするか、塩見にするか。
でも北アルプスにも行ってみたいんですけどね。
まぁ次アルプスに行くのは来年の話ですけど…。
ではでは
雷鳥さんに会えたなんて羨ましいですね。
今回の山域は雷鳥の生息の南限らしいですから。
「雷鳥の里」、買ってきましたか?
私の山行でも出会いはありましたが、
素敵なトレランの女性には逢えませんでした。(#^.^#)
静岡市葵区では雷鳥の里であることを自負していないためなのか、
静岡市葵区では素敵な「雷鳥の里」には残念ながら出会えませんでした。
ところで静岡市葵区って広すぎませんか?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する