笠ヶ岳, ライチョウ登場

2017年08月19日(土) [日帰り]

• GPS: 12:56
• 距離: 21.8km
• 登り: 2,269m
• 下り: 2,284m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:27
• 休憩: 1:29
• 合計: 12:56

1:18 駐車場
1:27 1:35 新穂高温泉バス停
1:36 新穂高登山指導センター
1:49 1:55 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
2:09 お助け風穴
2:23 中崎橋
2:43 2:55 笠新道登山口
5:33 5:41 杓子平
6:44 笠新道分岐
6:46 分岐指導標（仮称）
6:53 7:01 抜戸岳
7:09 7:10 分岐指導標（仮称）
7:40 抜戸岩
8:07 笠ヶ岳山荘
8:37 9:01 笠ヶ岳
10:17 10:18 雷鳥岩
10:29 10:31 クリヤの頭
10:48 10:55 最終水場
12:58 クリヤ谷渡渉地点
13:35 13:47 中尾高原口バス停
13:51 宝山荘別館
14:14 駐車場

天候

曇り, 雨, 晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高ロープウェイ, 新穂高温泉駅500m手前, 登山者用無料駐車場. トイレあります.

写真

8/19 1:36

バス乗り場？に登山計画書ポスト. 脇にテント張ってあります. 夏休みらしいです.

8/19 1:51

林道の入り口にもポストあります.

8/19 1:51

それと案内板.

8/19 5:23

夜が明けました. そしてガスってます.

8/19 6:56

抜戸岳三角点到着. まあこんな景色だろうとは思っていましたが.

8/19 7:00

ここの観光ポイントは大量の平べったい石です.

8/19 8:03

雪渓を踏んでいよいよ大詰めです.

8/19 8:10

笠ヶ岳山荘到着. トイレが大変きれいです.

8/19 8:26

予報では晴れになるはず. 頂上に期待です.

8/19 8:56

山頂の神社で柏手をふたつ打った途端, 青空が覗きました.

8/19 9:09

山頂の平べったい石の上に立って麓の緑を見渡します.

8/19 9:19

ライチョウくんです. 珍しいので拡大してみてください.

8/19 12:50

帰り道のルートは過酷です. 沢の流れをドブンドブンと渡ります.

8/19 13:30

脱水症に掛かって下界にたどり着きます. 下山届を投函です.

8/19 14:10

県道の洞門をてくてく歩いて駐車場に到着です.

撮影機器：

FinePix XP120 XP121 XP125 FUJIFILM

感想

T-header

今年は雨が多い？ような気がします. つまり湿度が高め. 登山道の真ん中に堂々たるナメクジを見かけます. 沢沿いだろうが, 尾根沿いだろうが, 岩という岩の表面にはすくすくとコケが成長しているようです.
毎日チェックの天気予報でやっと出てきた太陽マークに合わせ, 前日にクルマを駐車場へ乗り入れます. 時々ざーっと雨が来ますが, そんな中, ヘルメットにレインジャケットで下山してくる筋金入りの登山者がぽつぽつ居ます. きっと穂高連峰からの帰りでしょう. 私は眠いから寝ます.
23時に目が覚めます. なぜかもう眠気が去ってしまったので仕方なく行動開始.
星空です. どこか遠くの稲妻の閃光でときどきぱっと明るくなります.
ヘッドランプを持って500m先のバス停まで林の中を歩きます. 暗い. 暗すぎて何も見えない. バス停で登山計画書を投函して林道へ. こんなに暗くては先へ進めそうもないなあと思ったらなんと電池切れ.
電池を入れ替えて出発します. 林道をガシガシ歩きます. こんな調子で山頂に着けばいいなあ. 登山道に入り, 急坂を登るうちに標高を示す看板がときどき目に入ります.
鉄の梯子やロープなど, よく整備されています. 夜が明けます.ガスで視界が悪いです.まだこれから天気が好転するとして, 時間稼ぎで抜戸岳に行ってみましょう.
山頂で風化した木杭と三角点の石柱のツーショットを撮ります.
ハイマツと周りの平べったい石が観光ポイントです.
雨が降ってきます. 既にズボンもシャツもずぶ濡れですが, 一応カッパを着込みます.
雪渓を踏み越えて山荘に到着. トイレがとてもキレイ. 雨に濡れながら持参の菓子パンをペットボトルの甘いコーヒーで流し込み, ガスの向こうの山頂へ.
小っちゃい神社があります. パンパンと柏手を打つと祠の上に青い空が見えます.
絶妙！
槍や穂高や御岳など, 遠景はムリですが, 裾野を見渡す景色が壮大です.
帰りは山頂の向こう側へ下ります. ライチョウが登山道で立ち止まって遠くを見ています. すぐそこに雷鳥岩なんていう地名があるぐらいだからライチョウが多いんでしょうか. それにしてもこの下りのルート, 登りのルートとは大違いでとても歩きづらいです. 道というよりただの岩の列みたい. しかもこの岩にいちいちコケが生育していて踏みつけるといちいちツルリと滑ります. 延々と岩を乗り越えがけをずり落ち, 沢をドブンドブンと渡り, ブッシュに突っ込む. とにかく急坂で道のりが長い. そうして麓にでたときには脱水症に掛かっています. はあはあと, いくら息をしても止まらない. めまいもします. 橋の欄干にもたれかかって下を見ると, 露天風呂, 新穂高の湯でおじさんたちがくつろいでいます. とりあえず靴を脱いで靴下を絞ると, たっぷり含まれた水がこぼれ落ちます.