日本百名山「悪沢岳+赤石岳」※千枚小屋から悪沢〜赤石経由で一気に畑薙駐車場へ歩く-8月度- お初の山3rd
- GPS
- 20:30
- 距離
- 49.4km
- 登り
- 4,539m
- 下り
- 4,735m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 5:16
- 山行
- 14:26
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 14:52
1日目=5時間38分(ヤマプラ標準時間=6時間40分/9.4km)
2日目=14時間52分(ヤマプラ標準時間=19時間50分/37.1km)
歩行距離=8.95km+38.76km
標高差=1,111m+2,211m(下り含む)
平均速度=1.59km/H+2.61km/H
※全てGPSログ(山旅ロガーで記録)より
GPSログは歩いたルートを記録しています。
直線距離より長めに記録されていますので参考程度として下さい。
天候 | 1日目=曇り時々晴れ、2日目=晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
http://www.t-forest.com/alps/park.html 道路状況:狭い林道 駐車場:畑薙第1発電所(夏季臨時臨時駐車場)に無料駐車場あり トイレ:駐車場、畑薙第1発電所、椹島及び各小屋にあり ※ペーパー持参が良い コンビニ:周辺にあまり無かった気がします ガソリンスタンド:こちらもあまり見当たりませんでした |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.椹島間から畑薙第1発電所(夏季臨時臨時駐車場)の距離は 約20km(多少アップダウンあり)で、徒歩移動は5時間程度掛かります 2.椹島から駐車場間に自販機等はありません 3.帰りのバスは、小屋泊しないと乗れません 4.椹島から千枚小屋間は、基本的に樹林帯歩きです 5.千枚岳周辺はやせた岩尾根 6.荒川岳以降、ザレた急坂 7.荒川小屋から赤石小屋間、崩落個所のトラバースあり 8.同個所、小さなアップダウン多数あり 9.赤石小屋から椹島間は樹林帯+一部ザレ 10.水分補給量≒1L/1日目+2.5L/2日目 |
その他周辺情報 | 送迎バス時刻表 http://www.t-forest.com/alps/bus_sawara.html 登山小屋営業の案内 http://www.t-forest.com/alps/pdf/2017_sawara_lodge.pdf 千枚小屋 http://www.t-forest.com/alps/lodge_senmai.html |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖シャツ
フリーライドパンツ
靴下
夏帽
手袋
雨具(ストームクルーザージャケット+パンツ)
ストック
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食(1日目=ゼリー飲料×2+パン×2+おにぎり×2+2日目=おにぎり×3)
非常食(ビタミン剤+ドライフード)
飲料(スポーツドリンク×各日5)
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ(予備)
予備電池(GPS+ デジカメ用)
GPS
ファーストエイドキット
常備薬(痛み止め)
日焼け止め
リップ
ロールペーパー
保険証(コピー)
スマホ
タオル
ツェルト
浄水ストロー(常備)
万能ナイフ(常備)
カメラ(コンデジ+ミラーレス)
エクストラクターポイズンリムーバー(常備)
ホッカイロ(常備)
ウルトラライトダウン(常備)
熊鈴×2(常備)
就寝時着用スエット
|
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感想
2017年8月20日(日)〜21日(月)
今回は2泊3日で、畑薙臨時駐車場→椹島→赤石岳(赤石小屋泊)
→悪沢岳(千枚小屋泊)→下山の計画を立てた。
但し結果から言うと、逆回りの1泊2日で全工程を踏破している。
バスに乗り込んだ時に、ほとんどの人が今回のルートを選択していた為、
急遽変更した次第である。
更に、赤石小屋に宿泊予定でいたのだが、小屋着≒13時と早かった為、
そのまま一気に下山したのである。
ちなみに、ここからの林道歩きはおまけみたいなものだった……。
さて、近場である事からいつでも行ける、と放置し続けて数年。
そんな南アルプスではあるが、実は移動にかなり時間を要する。
ついでに言えば、林道が土砂崩れで通行止めになる事があり、
去年は「光岳」を断念した経緯がある。
だが、今回の悪沢岳〜赤石岳の登頂で、南アルプスの百名山は完登した。
1つ1つ距離の長い南アルプスではあったが、
長距離を歩く体力が付いた事で、2017年に一気に片付けられた。
-day0:2017.8.19(土)-
天気予報とにらめっこしながら、漸く確定した山。
日帰りであれば、あまり頓着無く駐車場目指して深夜発とするが、
今回はバスの運行状況、山小屋の予約状況、その他等を調べて挑んでいる。
その訳は、一般的に2泊3日の工程となる為、
自分の体力と山と相談する必要がある。
できれば、1泊2日としたい所ではあるが、
下山後の椹島から駐車場への足が無いので、2泊3日の工程が確定するのだ。
そして、山確定後は一気に山モードに突入となり、
夕方には就寝した。
-day1:2017.8.20(日)-
駐車場とバスの事を考えて、いつも通り深夜発となったが、
日曜日から2泊3日の工程を選択する人は少ないらしく、
駐車場は閑散としていた。
だが、トイレが見当たらずに右往左往する事になる。
結果的には、畑薙第1ダムの公衆トイレを借りる事になったが、
明るくなって気がついたが、トイレは駐車場内にあった……。(-。-)ボソッ
ちなみに、井川周辺には、コンビニや道の駅等は無い。
また携帯の電波も非常に入りにくい状況である。(自分のは格安プラン)
椹島へのバス始発は7:30予定だったが、臨時便が7:00に出発した。
乗車時に小屋泊の場所を予約するのだが、
この時、周りの人が全て「千枚小屋」を予約していた為
当初の予定を変更して、自分も千枚岳経由とした。
椹島着は、約1H後の8:00である。
運転手曰く、移動距離は約20kmとの事。
そしてこの一言を耳にした事で、
翌日の所業に結びついてしまうのである。(後述参照)
椹島から登山道に入ると、樹林帯の急登歩きである。
但し、目的地である小屋までは、いつもの半分の歩行時間であり、
ゆっくり歩いた結果、疲弊する事無く歩いている。
なお樹林帯である事と、水が豊富である事が重なった結果なのか、
きのこが群生していたので、視点をきのこに切り替える事にした。
で、途中から1名の登山者と合流し、そのままランデブーして小屋着となる。
小屋着が13時過ぎだった為、会話も弾み、
ついでに酒も進んだ。( ̄0 ̄)ノ口ウィ〜ッもう1杯!!
ま、翌日の為に控えめにしていましたが……。
夕食を迎えると、小屋の中で唯一の若い女性が横に座る!(#^^#)ポッ!
酒の勢いもあるが、当然会話も弾むのだ!!
ま、正面横にはお父上が鎮座していましたけどね。(-。-)ボソッ
で、この時、今回の山行で百名山を制覇された女性がいて、
皆さんに紹介されていました。
他人事ではありますが、何故か自分も感動してしまいました。
まあ、遠い土地への遠征と天気、キレット等への恐怖、
百名山を目指していれば、色々なシチュエーションがあります。
ちょっと自分と重ねてしまいました。
なお夕食後は、大人しく寝る体制に入りました。
ただ寝具が、Colemanの寝袋+毛布だけだったので
ストーブに火が入るまでは寒かったのが、正直な感想です。
そのストーブも、衣類乾燥場だけでしたが……。
-day2:2017.8.21(月)-
3時頃には回りがざわざわし始めて、早立ちの仕度をしています。
自分は4:30の朝食を頂いてからの出発になるので
ゆっくりしていましたが、
何やかんやで3:30には起床です。
朝食組は限られていました。
多分、自分達と逆回りで、既に山を踏破している人達です。
昨日一緒になった人も一緒に食事していますが、
下山するなら、もっと早くに出発する、と言っていました。
そして5時に小屋を出発。
昨日から一緒だった人は、破線ルートを歩くと言う事で
「赤石小屋」でまた逢う約束をしてここで別れました。
その約束は果たす事が出来ませんでしたが……。
朝ごはんをきっちり食べた事で、体調はばっちりです。
若干の細尾根、ザレもありますが、快調に進みます。
早朝故の肌寒さはありますが、天気はほぼほぼ晴れ、
雨を想定していただけに、気分も乗っています。
なので、過去に類を見ない程の写真を撮影していました。
で、気がつけば悪沢岳着。
但し、この時の眺望は少なかったので、記念写真のみ撮影して即移動。
一旦下って荒川小屋経由で、赤石岳を目指します。
途中、「小赤石岳」のピークに、
着いた〜!!!!!!
と、騙されましたが、疲弊感はありません。
ザレていても、自分にとっては歩き易い状況なので、結構ハイペースです。
本当の赤石岳に着いた時刻は11時。
この時点で下山を決めていました。
約束した人には申し訳ありませんが……。(-。-)ボソッ
そして赤石小屋に断りの挨拶を済ませると、
加速装置のスイッチを入れ、一気に下山。
予定3.5Hの所を2Hで下りてしまいました。
ま、既にバスは無いんですけどね。
下山途中に逢ったパーティーは、
予約なしで「椹島ロッジ」に宿泊すると言っていたので
その選択肢もありましたが、
下山した目の前に、椹島方面に闊歩する若者がいたので、
自分もそのまま歩いてしまった、と言う次第です。
山歩きより疲れました。
疲弊しました。
駐車場着時は、真っ暗です。
でも、達成感はあります。
そして、翌日はかなり有効的に活用できたのは言うまでもありません。
え、のんびりまったり、身体を休めないのか?
遊んだ分の家事仕事はあるんです。
午前中だけですが……。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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千枚小屋でご一緒させていただいた「おっさん」ですw あの後は色々寄り道をして赤石小屋に着いたのは14時過ぎでした。探しても姿が見えず受付の方に聞いてみたらすでに下山されたとの事。2度目の山トークが出来なかったのは残念ですが無事下山されて何より。バスが無いと分かっているのに下山とかw そのガッツと体力に敬意を。100名山完遂まであと少しでしたね。応援してますよ。楽しいお話ありがとうございました。また いつか何処かで。
NIYANTA2さん、今晩は。
お約束を果たせず申し訳ありませんでした。
赤石小屋着の時間と、自分の体調+歩き易い足元など等を加味して
一気に下山を選択してしまいました。
(翌日早朝の暗い中だと、ここまでスピード上げられませんが)
ちなみに、小屋泊とは言え、ここまで色々と親しく話したのは初めてです。
また、どこかでお遭いしましょう。
drunkさん こんばんは
先週に引き続き南々アへでの登山お疲れ様でした。
最後の林道歩き、想像するだけでキツいのを感じます
自分はまたもや芝沢ゲートにおりました(笑)
今回はパンク無しで無事に帰還できてよかったです。
比較的近くの山域でしたけど会えませんでしたね、お疲れ様でした
drunkyさん、今晩は。
先週に引き続きの南アルプスでしたが、疲れもなく満足感漂う現在です。
drunkyさんも、早速先週のリベンジ達成ですね。
お疲れ様でした。
ちなみに、即リベンジは我慢ならぬ、と言う感覚でしょうか?
やはり行動パターンが似てる模様です。
千枚岳周辺でお花のガイドをしている者です。(山岳ガイドでは無い)
なかなかの良いスピードですね。
一泊二日で荒川・赤石縦走の方はなかなかいませんね。それも畑薙まで歩いたとは!。
これからも頑張って100名山を達成して下さい。応援します。
時にはゆっくり歩いて、お花もしっかり見てあげて下さい。
k_katagiriさん、初めまして。
お花畑については、先週の「聖岳 」で楽しんでいたので、
今回の写真はスルーしていますが、何気に景色と花も楽しんで歩いています。
百名山の応援、ありがとうございます。
達成の目標は来年になる予定です。
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