ヘロヘロのテントデビュー 上高地→涸沢→奥穂高(ピストン)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 1,937m
- 下り
- 1,931m
コースタイム
07:05 上高地
07:55 明神館
09:05-09:13 徳沢園
10:12-10:20 横尾
11:30-11:40 本谷橋
14:20 涸沢
2日目(7月17日(日))
05:30 涸沢
06:30 お花畑
07:37-08:00 穂高岳山荘
08:40-09:50 奥穂高岳
10:50-11:20 穂高岳山荘
11:40-??:?? 涸沢岳
??:??-13:16 穂高岳山荘
??:?? 涸沢
??:??は記録漏れ
3日目
06:00 涸沢
07:10-07:20 本谷橋
08:10-08:30 横尾
09:20-09:35 徳沢園
10:20 明神館
11:20 上高地
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはありません。 本谷橋から涸沢が、登りになります。 それまでの疲れと登りで足にきます。 地図上で写真を見ることができます。 http://www2.life-x.jp/?v1=mzXX3nuBp8MkT5bbEsAXoQ== blogもあります。 よかたら寄って行ってください。 少し遅れて更新しています。 http://tatomonn.blog76.fc2.com/ |
写真
感想
「山小屋の混雑がイヤ」とい動機だけでテント泊をやってみようということに。
しかし、同じ登山でも山小屋泊とテント泊は別物だと気付き始める。
トダバタのテント準備
装備が揃ったのは7/15(金)の出発の3時間前。
テント・・・3時間前の宅急便で到着
山用品店のセールで購入予定が、売り切れ。
止む無く通信販売で。
ザック・・・色々物色し、物は決めたものの、安いところがない。
初めてアメリカのアマゾンで購入。
到着は出発日のお昼ごろ。
シュラフ・・日本のアマゾンで購入。
マット・・・山用品店のセールで購入。
値札を取っただけでテント泊にトライ。
1日目
<上高地から涸沢>
17キロのザックも平坦な道では特に問題ではありませんでしたが、つり橋以降に来る登りには、体力がついて行きません。
意識もうろうで何とか着いたって感じです。
テントも風があり建て方が分からず、隣の方に手伝って頂きました。
涸沢ヒュッテのテラスでのビールと持参した900mlのお酒は最高です。
(お酒なんか持っていくから重いのです)
2日目
<涸沢と奥穂高岳・涸沢岳をピストン>
最初はなだらかで、テント場が小さくなっていくのが楽しい。
しかし、ザイテングラートからは岩だらけ。
お花畑があったりして気分を和ませてくれます。
穂高岳山荘から奥穂高岳は最初から急登で、クサリやハシゴです。
後ろの槍ヶ岳を振り返りながら登ります。
頂上には映画「岳」で三歩が座っていた方位盤?がありました。
写真撮影は方位盤から祠に向かって撮るのが定番とのこと。
しかし、人が多く祠を占領することはできません。
山頂からは360度の展望が楽しめますから槍ヶ岳、常念岳、富士山、ジャンダルム、遠くには河童橋も望むことが出来ました。
一旦穂高岳山荘まで下山して涸沢岳に登ります。
槍ヶ岳や北穂からこちらに向かうルートがよくわかります。
テント装備でなかったら、挑戦してみたいものです。今日はピストンなので、涸沢岳でまったりしました。下りのザイティングラートもなかなかなもので、足に来ます。
テントにいると雨が…。
10秒ほどで止みました。遠くでは雷が雲を赤くし、花火のようにきれかった。
3日目
<涸沢から上高地>
今日の天気予報は下り坂。そのせいでしょうか、朝焼けがやけに美しい。
テントで苦労したけれど涸沢に来て良かったと思う瞬間です。
下山は雪渓から始まります。
アイゼンを着けた方が安心ですが、ストックでブレーキを掛けながら下ります。雪渓は解け始めていますから、ところどころにポッカリと穴が。慎重にルートを確認しながら下ります。
上りはヘロヘロだったので、あまり記憶がありません。下りながら、こんな道だったかなぁと。
なんとかつり橋まで到着し難関クリアを実感。
その後はダラダラと進みます。
暑かったので、横尾、徳沢、上高地の3箇所でソフトクリームを頂きました。
汗を流そうとバス停近くのお風呂に行くも1時間待ち、近くのシャワーもいっぱいです。
やむ無くトイレで着替えます。役に立ったのは汗拭きシート。バスや電車に乗りますからね。
松本駅からのあずさは満席、ギリギリで自由席を確保し、隣の方とずっとお喋りして立川で下車。
反省すべきこと
1.重かった
ザックの重量は水を除いて16kg。
山小屋泊をベースにプラスしたのが失敗。
上高地から吊り橋(本谷橋)までは割と順調。
(当たり前です、平坦ですから)
その後が地獄、10分歩いて10分休む。
ザックを背負ったまま、石の上で休もうとすると、
そのままひっくり返りかけ、周りの方から「危ない」と言われる。
本当にヘロヘロ、限界でした。
体力は限界でしたが、精神的にも限界、登った道の記憶があまりなく・・。
ただただ、一歩一歩足を進めるだけ。
自分で進むしか到着するすべがありません。
(当たり前、こんなにしんどかった登山は初めて)
2.風がありテントが立てられず
テントの設営練習もしないままテント泊に。
しかし、割と簡単そう(棒を通すだけやん)。
でもでも、涸沢はガレバ。ペグは使用できず。
風があり、テントを固定しようにも、小さい輪っかしか付いていない。
(大きな輪っかなら石を利用できるのに・・・)
止む無く、隣の方にヘルプ。
「どうするんですか?」
「それは止めなくていいですよ、フライシートので止めれば・・・」
ほとんど設営してもらいました
やはり、値札を外しただけでのテントデビューには無理がありました。
3.現在の私にはベースキャンプ方式しか選択肢がない
穂高に行けば、西穂は別にして、北穂・奥穂・前穂を縦走したいと考えていました。
しかし、テントを背負っては無理。
(現在の私には、テントを取ると何かを諦めないいけません。
山小屋が混んでいるから・・・だけでテント泊は浅はかでした。
これからも、テント泊とは何かを考えながら山行をやって行きたいと思います。)
4.山と同化?
テントの醍醐味は、山と同化することかも知れません。
雨(10秒ほどでした)や、カミナリ、風を受けながら寝る。
なんかいい感じです。
5.ピストンはイヤですが・・・
今までは可能な限りピストンはしないようにしていました。
しかし、テント泊、いやテント装備の重いザックでは、ベースキャンプ方式しか選択肢は無し。
6.しかし奥穂は最高
私は、ベスト5の山の内、穂高には登ったことがありませんでした。
「岳」という映画を見た時、三歩のいる頂上がわかりません。
(奥穂だったようです)
これだけ登っているのに分からない・・・
何とか穂高には登りたいと思っていて、登頂できてうれしいです。
(北穂・前穂には登っていませんが)
しかし、槍ヶ岳のように尖がっているわけでもなく、私には見つけにくいです。
こんなテントデビューでよかったのか。
自問自答・自分探しが続きます。
今回のデビューで感じたこと。
それは「やってみること」
始めないと何も始まらない。
失敗ししてもいいやん。
やらない後悔よりもやってしまった後悔の方が価値がある。
命とゴミを山に忘れなければ・・・。
山で出会った方々(順不同)
.謄鵐叛澑弔鮗蠹舛辰討ださった前橋の方
こんな「ど素人」に手を貸して頂きましてありがとうございました。
足を痛められたということで、登攀の目的を達せず下山されました。
立ち話のなかで、同業ということで色々な話を聞かせて頂きありがとうございました。
横浜の方
涸沢ヒュッテのテラスで一緒にお酒を飲み、翌日も偶然、奥穂高岳までご一緒しました。
あのザイテングラートをテント装備を背負って登られるとは、今の私にはできません。
色々ありがとうございました。
D纂茲里寛搬
涸沢ヒュッテのテラスで同じテーブルに。
酔っ払いのおじさんにおつきあい、ありがとうございました。
北穂は無事に征服されましたでしょうか。
お父さんは20kgも背負追ってられたとか、信じられません。
ま疎岳にご一緒した方
出会う前から知っていた感じで接して頂き、ありがとうございました。
同じルートで、同じピストン。
テントで縦走したい希望を持ちながら、ピストンでした。
グ豕椶らのテント泊の方
自分の体力に合わせてテント泊をされていました。
若輩者の私が見習うべき先輩です。
登山は競争でもなんでもないです。
「自分の山」を見つけにいく旅であることを教わりました。
κ羚盂抻柿颪巴訖をご一緒した方
ご夫婦?でテント泊でありながら、槍ヶ岳からの縦走のため10kgまで軽量化されたとか。
切り詰めればできるもんですね。
私もテントで縦走できるように工夫したいです。
Ь硝椡悗らあずさでご一緒した方
3連休+前1日で晴天に恵まれ槍ヶ岳、北穂、奥穂、前穂、岳沢と縦走されたとか。
奥多摩を中心に活動されているようでしたので、山梨の山もお勧めしました。
テントはお持ちのようですが、重いので山小屋泊が多いとのこと。
やはりそうなってしまうのかって感じました。
今回の山行、山小屋泊ではありませんでしたが、色々な出会いがありました。
楽しい山行ができてありがとうございました。
テントデビューおめでとうございます。
いきなり涸沢までとはすごいです。
記録拝見しててテント泊したくなりました。
でも登りの辛さ、倍増しますよね。
自由の代償ってやつですかね 。
制約も多いけどやっぱり楽しいテント泊、
これからもチャレンジ続けてください。
お疲れ様でした。
morotomoniさん
お久しぶりです。
そーーーなんです。
テントデビュー、やっちゃいました。
それも、ほとんど準備なしに・・・。
「混んでる山小屋がイヤ」というだけでは、キツカッタです。
行ったことがない涸沢をデビュー地にしたのは失敗かも。
知った雲取山(ここも遠いですが)にしとけばよかったかな。
今後も試行錯誤を続けます。
ありがとうございました。
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