会津駒ヶ岳と中門岳

2017年09月03日(日) [日帰り]

• GPS: 10:02
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,240m
• 下り: 1,228m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:03
• 休憩: 0:53
• 合計: 9:56

距離 14.6km 登り 1,240m 下り 1,244m

6:18 会津駒ヶ岳滝沢登山口
7:37 7:40 水場
8:58 9:01 駒の小屋
9:20 9:32 会津駒ヶ岳
10:44 10:55 中門岳
12:46 12:50 駒の小屋
14:22 14:29 水場
16:00 16:13 会津駒ヶ岳滝沢登山口
16:14 ゴール地点

天候

雨のち曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

仕方がないですが湿った木道が大変滑り易いです。

写真

9/2 22:29

天気予報に晴れマークを見つけて埼玉県から福島県までノンビリ下道ドライブ…のつもりが少し遅くなってしまい、上河内SAスマートICから西那須野塩原ICまで東北道使用。

9/2 23:38

趣味の昆虫散策（撮影）をしようと楽しみにしていたのだけれど、桧枝岐村が近付くに連れて予想以上の気温低下。せめて15〜16℃なら淡い期待も抱くけれど…まさかの10℃！

9/3 0:16

余りの低温なので早々に昆虫散策を諦めて夜景など撮影しながら会津駒ヶ岳の滝沢登山口へ向かった。天気が良さそうなら登山もしようと準備だけはしてきたのだった。

9/3 1:30

登山口に最も近い駐車場は夜中1時の時点で数台の車が居た。エンジンを切って空を見上げると木間から見える星空が凄く綺麗だった。

9/3 5:53

少し寒くて目が覚めると気温は何と6℃！駐車場は満車で路駐する車も沢山、駐車出来ずにUターンする車も沢山居た。僕らは寝過ぎた様だった。

9/3 6:16

霧雨が降るも空は明るめだったので登山準備をして6時過ぎにスタート。歩き始めて間もなく皆さんのヤマレコで良く見掛ける階段が現れた。

9/3 6:23

前日たまたま観たTVで偶然にも会津駒ヶ岳が紹介されていて、登り始めの2時間は急登だと知っていたので程良い運動だと思ってノンビリ歩く。

9/3 7:15

雨が強くなったので上だけレインウェア装着。2人で「止む止む！」と口に出して晴れを願う。出遅れたせいか余り人と会わず心細さも感じる。

9/3 7:39

時々パーッと陽射しが出るのが救い。このまま晴れ…というワケには行かなかった。水場では汲まずに進む。

9/3 7:55

オヤマリンドウ。水場を通過して以降は花が増えた。

9/3 7:55

アキノキリンソウ。実がつき始めている。

9/3 8:28

オニアザミ。キラリと水滴。雨はほぼ止んでくれた。

9/3 8:28

ミヤマセンキュウ。可憐。Thank you ! …なんて…。

9/3 8:28

ツルニンジン。

9/3 8:39

イワショウブ。

9/3 8:40

イワショウブの実。

9/3 8:41

ホツツジ。

9/3 8:49

イワオトギリ。

9/3 8:55

深い霧で突然目の前に現れたかの様だった駒ノ小屋。少し経つと霧の向こうに青空が広がった。ソフトフォーカス設定ではありません（笑）。

9/3 8:56

駒ノ小屋の近くに木彫りのオコジョが居た。

9/3 9:05

チングルマ。まだ咲いている箇所があった。

9/3 9:06

ミヤマリンドウ。ちょっと白っぽいのが新鮮。

9/3 9:07

チングルマの種子。洗い髪の状態は何か別の植物の様。

9/3 9:20

山頂への木道は急な上に濡れているので怖い。足掛かりの横板も無いのでなかなかの滑り具合。

9/3 9:30

会津駒ヶ岳山頂。標高2,132.4mの頂は真っ白。オニギリを食べようかと思ったけれど狭いので中止。

9/3 9:34

先程の木道へは戻りたくないので中門岳まで行ってみる事にした。2.2km先とあるので意外と遠い。

9/3 9:34

「あーニッコウキスゲだよー」等と気持ちが緩んだ途端、濡れた木道でスーッと滑って尻餅ドーン。油断は禁物だった。

9/3 9:36

ワタスゲの綿毛。これも洗い髪。最初はワタスゲだと判らなかった。マンガのオバケの様な姿。

9/3 9:37

ニッコウキスゲ。お花畑に見惚れて油断するとまた転んでしまうので気を引き締めて先へ進む。

9/3 9:41

なかなか気温は上がらず9時40分の時点でたったの8℃。レインウェアは防寒着として大活躍。

9/3 9:44

コバイケイソウ。霧の中にモコモコ。何とも可愛らしい。

9/3 9:45

イワイチョウ。尾瀬方面では比較的珍しいのだそう。

9/3 9:58

ハクサンフウロ。先月の大山でシコクフウロを観たばかりなので違いを感じる事が出来た。　https://goo.gl/Ss976g

9/3 9:58

キンポウゲかな。

9/3 9:59

モミジカラマツ。

9/3 10:23

中門岳の山頂標識で記念撮影。オニギリも食べた。とても寒い。

9/3 10:46

何とも不思議な風景。

9/3 10:54

中門岳の山頂。小さな池塘を一周する木道があった。少しだけ陽射しが出てくるのを待ってみる。

9/3 11:03

モウセンゴケ。

9/3 11:06

イワショウブの可愛らしさが気になる。

9/3 11:07

11時過ぎにやっと復路。ノンビリした。

9/3 11:09

晴れたり曇ったり。光の具合を楽しむ。

9/3 11:36

日焼け対策の手袋を防寒として使う事になるとは思わなかった。

9/3 11:59

青空はもうひと踏ん張りして欲しい（笑）。巻き道から駒の大池まで戻って来た。

9/3 12:09

駒ノ小屋近くのベンチでお昼御飯。山には？物足りない薄味だった。13℃まで気温が上がっても風が冷たいのでレインウェアは着たまま。

9/3 13:04

南東側に6月に登った帝釈山が観られた。　https://goo.gl/CH2RGf

9/3 13:04

南側には日光三山の女峰山〜太郎山〜男体山。その右の日光白根山が見切れてしまった。

9/3 13:04

南西側に燧ケ岳…と言いたいところだけれど雲の中。

9/3 13:04

夏日なら暑さが苦しかったかもしれない。見上げると青空の下に駒ノ小屋が。

9/3 13:07

気温が低くて何とも気持ちの良い登山道。

9/3 13:07

復路は木道が乾いてくれて助かった。

9/3 13:09

チングルマの種子も乾いてフワッと。

9/3 13:11

振り返ると往きには観られなかった風景が広がっていた。

9/3 13:46

ゴマナ。この辺りで体が温まってレインウェアを脱いだ。

9/3 13:54

オヤマリンドウ。陽当たりが良好になって花も開いた。

9/3 14:17

ヨツバヒヨドリ。昆虫が沢山とまっていたので、フッと息を吹きかけて一旦退いて頂いた（笑）。

9/3 15:25

水場は帰りもパス。そして補給食は行きつけのパン屋さんで買って持ってきたアンドーナツ。美味しい。

9/3 15:44

ヌスビトハギ。種子がサングラスの様で可愛らしい。花は本当に小さかったのでマクロモードでかろうじて姿を撮れた。

9/3 16:02

ギンリョウソウ。今回の登山でもまた観られなかったかと諦めかけたその時！というタイミングだったので嬉しい。

9/3 16:06

階段まで戻って来た。往復で14kmくらい歩いた。

9/3 16:07

2人とも無事下山。夏の終わりを感じるカンタンの鳴き声が聴こえてきた。とっても良い音色。

9/3 16:42

燧の湯が休業だったので駒の湯へ。青空と山々を眺める事の出来る露天風呂でくつろぐ。今回も楽しい山行…のハズだったのだけれど…。

9/3 20:55

帰路に就いてから駒の湯にデジカメを忘れた事に気付いて取りに戻る。往復約120kmで約2時間以上ロス（泣）。もう開き直って桧枝岐村の夜景など撮影して遊んでしまった。

9/4 5:06

結局、残りの体力が無くなってしまい、宇都宮のコンビニ駐車場で朝まで車中泊。通勤ラッシュに捕まりながら帰宅。それでも終わってみれば全て良い想い出という事で…。

撮影機器：

DSC-HX50V SONY

SH-2 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 7 Apple

ContourRoam3 Contour

DRV-610 KENWOOD

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 登山靴 靴下 手袋 レインウェア ザック 昼食 補給食 飲料 地形図 コンパス 常備薬 スマホ 手ぬぐい ストック カメラ 携帯三脚 熊鈴 予備バッテリー バーナー CB缶 クッカー

感想

005HARRY

毎年夏になると桧枝岐村で夜の間ずっと昆虫を観察するという趣味があるのですが、今夏は夏らしい日が無いまま9月になってしまい、名残惜しさから強引に出掛けてみました。ほぼ下道で6時間くらい掛かって桧枝岐村に到着すると、余りに気温が低かったので昆虫は諦めて、そのまま会津駒ヶ岳の滝沢登山口へ向かい、車中泊でグッスリ寝てから登山に挑みました。

登り始めは雨模様だったので引き返そうかと立ち止まったりもしました。携帯電話の電波が入った際に改めて天気予報を確認すると、低温注意報は出ていましたが10時頃からは晴れるとの事だったので引き返さずに進みました。その後は雨が降る事もなく晴れ間も出てくれたので、晴れたり曇ったり様々な光の下で風景を楽しめました。

往路で濡れていた木道や登山道を考えると下山が心配でしたが、復路では既に乾いている箇所が多かったので助かりました。予定してなかった中門岳にも寄ったので結果的に14km以上の山歩きになりましたが、気温が低かったおかげで余り体力を消耗せずに大変楽しい山行でした。