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Yamareco

記録ID: 1248027
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

日本トップ3を1ケ月で制覇‼@北岳

2017年09月02日(土) ~ 2017年09月03日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
10.4km
登り
1,715m
下り
1,713m

コースタイム

1日目
山行
1:47
休憩
0:00
合計
1:47
14:05
19
広河原インフォメーションセンター
14:24
88
白根御池分岐
15:52
白根御池小屋
2日目
山行
6:24
休憩
1:17
合計
7:41
3:35
95
白根御池小屋
5:10
5:20
25
小太郎山分岐点
5:45
5:59
34
北岳肩ノ小屋
6:33
7:04
14
北岳
7:18
34
吊尾根分岐点
7:52
93
八本歯のコル
9:25
9:47
73
大樺沢二俣
11:00
16
白根御池分岐点
11:16
広河原インフォメーションセンター
2017.09.02(SAT)

10:02 甲府着
12:05 甲府駅発 路線バス
14:00 広河原着
14:05 広河原インフォメーションセンター発、トイレ
14:24 白根御池分岐
14:48 第1ベンチ通過
15:11 第2ベンチ着、行動食、水分補給
15:16 第2ベンチ発
15:52 白根御池小屋着
18:30-19:30 山崎泰之さん 篠笛コンサート
20:00 消灯

2017.09.03(SUN)

03:00 起床、トイレ、食事
03:35 白根御池小屋発
05:10 小太郎山分岐点よりご来光
05:11 日の出
05:20 小太郎山分岐点発
05:45 北岳肩ノ小屋着、朝食、休憩
05:59 北岳肩ノ小屋発
06:33 北岳着
07:04 北岳発
07:18 吊尾根分岐点
07:52 八本歯のコル
09:25-09:47 昼食、水分補給、休憩@大樺沢二俣
09:47 大樺沢二俣発
11:00 白根御池分岐点
11:16 広河原インフォメーションセンター着、水分補給、休憩、広河原インフォメーションセンター見学
13:00 広河原発 路線バス
15:00 甲府駅着
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
甲府駅南口のバス乗場1番より、広河原行きの登山バス運行。往路だけでなく帰路もバスの待ち時間が2時間と長くなる場合もありますので、事前にインターネットなどでバス時刻を確認しておいて、計画として組み込んでおくと良いでしょう。
コース状況/
危険箇所等
1、熊の目撃情報が、広河原インフォメーションセンター入口や白根御池小屋内に貼り出されていました。過去の目撃場所を事前に確認し、ルート上で、見通しの悪い場所、沢や川など音の聞きづらい場所、熊の活動時間の朝方や夕方で、特に気づきにくい状況・見辛い状況の夜明けや夕方の行動時には、十分ご注意下さい。熊スプレーを持っておいた方が良いかも知れません。参考までに、目撃情報の詳細については、アップしている写真でご確認下さい。

2、北岳山荘へのトラバース道は、落石の恐れのため、9月1日からしばらく通行止めになっています。

3、白根御池小屋分岐から稜線を登り切るまでが樹林帯の中で急登。所々で砂・砂利だけでステップのない滑りやすい箇所あり。

4、大樺沢二俣から下りで、左岸崩壊のため右岸に迂回路となっているが、登山道の大部分に少し水が流れているため、岩が濡れていたり、泥状態になっているため、滑りやすくなっていますので、ご注意下さい。泥水跳ねで少し裾が汚れるため、ゲイターを装着する方が良いでしょう。
その他周辺情報 桃の木温泉、甲府駅周辺には、モスバーガー、ロッテリア、スターバックス、タリーズ、吉野家などあります。
甲府駅に到着!南口ロータリー脇にある武田信玄の像です。
甲府駅に到着!南口ロータリー脇にある武田信玄の像です。
まずは登山バスのバス停と時刻表を確認。予定通り2時間待ち。
まずは登山バスのバス停と時刻表を確認。予定通り2時間待ち。
待ち時間の間に、軽食を済ませ、武田信玄の像と記念撮影。
待ち時間の間に、軽食を済ませ、武田信玄の像と記念撮影。
広河原に14時到着。まず、インフォメーションセンターにトイレ休憩に向かう。出入口のドアに熊目撃情報の貼り紙。
広河原に14時到着。まず、インフォメーションセンターにトイレ休憩に向かう。出入口のドアに熊目撃情報の貼り紙。
さあ、橋を渡って、登山道へ。
さあ、橋を渡って、登山道へ。
広河原山荘前のテントサイト。
広河原山荘前のテントサイト。
さあ、出発です。白根御池小屋到着が遅くならないように時間を意識して歩き始めます。
さあ、出発です。白根御池小屋到着が遅くならないように時間を意識して歩き始めます。
ミヤマシシウド(深山猪独活)?
ミヤマシシウド(深山猪独活)?
イワギキョウ(岩桔梗)
イワギキョウ(岩桔梗)
白根御池分岐点
このような樹林帯の中をひたすら登ります。
このような樹林帯の中をひたすら登ります。
ヤマハハコ(山母子)?
ヤマハハコ(山母子)?
キオン(黄苑)?
時々、樹林帯の隙間から、このような景色が見えます。
時々、樹林帯の隙間から、このような景色が見えます。
白根御池小屋まで20分。この標識を見て一安心。
白根御池小屋まで20分。この標識を見て一安心。
シモツケソウ(下野草)?
シモツケソウ(下野草)?
ヨツバビヨドリ(四葉鵯)?
ヨツバビヨドリ(四葉鵯)?
シラネニンジン(白根人参)?
シラネニンジン(白根人参)?
キソアザミ(木曽薊)
キソアザミ(木曽薊)
白根御池小屋手前で大きなキノコ発見。何やら大きな音が聞こえて来ます。
白根御池小屋手前で大きなキノコ発見。何やら大きな音が聞こえて来ます。
小屋では何かの準備をしていたようですが、後でコンサートの準備と知ります。
小屋では何かの準備をしていたようですが、後でコンサートの準備と知ります。
白根御池小屋に到着。広河原インフォメーションセンターより1時間50分で到着です。
白根御池小屋に到着。広河原インフォメーションセンターより1時間50分で到着です。
夕食は早い組の16時半からご飯とお味噌汁はお代わり自由です。
夕食は早い組の16時半からご飯とお味噌汁はお代わり自由です。
夕食後は、まずは明日のルート標識の下見に。小屋のすぐ近くにある白根御池。
夕食後は、まずは明日のルート標識の下見に。小屋のすぐ近くにある白根御池。
はい、すぐにルート標識を発見。これで、明日は夜中出発しても、入口まで迷わず行けます。
はい、すぐにルート標識を発見。これで、明日は夜中出発しても、入口まで迷わず行けます。
池のほとりには登山者が読書中。
池のほとりには登山者が読書中。
小屋から見える地蔵ヶ岳。
小屋から見える地蔵ヶ岳。
山崎泰之さんの篠笛コンサート。大自然の中、きれいな星空の下、澄んだ篠笛の音色で素晴らしい曲が山に響き渡り、心洗われた1時間でした。
山崎泰之さんの篠笛コンサート。大自然の中、きれいな星空の下、澄んだ篠笛の音色で素晴らしい曲が山に響き渡り、心洗われた1時間でした。
山崎泰之さん。
登山客も加わり即興。
登山客も加わり即興。
3時半に出発。真っ暗です。ひたすら九十九折りの岩道を登ります。
3時半に出発。真っ暗です。ひたすら九十九折りの岩道を登ります。
東の上空には金星が輝いている。
東の上空には金星が輝いている。
少し明るくなってきた稜線。
少し明るくなってきた稜線。
退屈なので、ヘッドライトでお花をライトアップ。心が和む。紫色がキタダケトリカブト(北岳鳥兜)。
退屈なので、ヘッドライトでお花をライトアップ。心が和む。紫色がキタダケトリカブト(北岳鳥兜)。
次第に東の空が明るさを増してきました。
次第に東の空が明るさを増してきました。
お花のライトアップその2。シロバナサンプクリンドウ(白花三伏竜胆)
お花のライトアップその2。シロバナサンプクリンドウ(白花三伏竜胆)
お花のライトアップその3。夜明けまじかのハクサンフウロ(白山風露)。
お花のライトアップその3。夜明けまじかのハクサンフウロ(白山風露)。
尾根でご来光を見たい。何とか間に合いそう。
尾根でご来光を見たい。何とか間に合いそう。
登り切りました。小太郎山分岐点に到着。山頂方面。この尾根上からご来光タイムを迎えます。
登り切りました。小太郎山分岐点に到着。山頂方面。この尾根上からご来光タイムを迎えます。
ちょうどご来光が始まりました。
ちょうどご来光が始まりました。
頭を出し始めました。
頭を出し始めました。
周りに登山者はまったくいません。8月4日〜5日で登った富士山を背景に自撮り。
周りに登山者はまったくいません。8月4日〜5日で登った富士山を背景に自撮り。
完全に姿を現しました。
完全に姿を現しました。
富士山のアップ。富士山モルゲンロート。
富士山のアップ。富士山モルゲンロート。
神々しい。
北岳モルゲンロート。いい感じです。
北岳モルゲンロート。いい感じです。
イワツメクサ(岩爪草)
イワツメクサ(岩爪草)
左側がコバノコゴメグサ(小葉の小米草)、別名ヒメノコゴメグサ(姫の小米草)。右側がトウヤクリンドウ(当薬竜胆)
左側がコバノコゴメグサ(小葉の小米草)、別名ヒメノコゴメグサ(姫の小米草)。右側がトウヤクリンドウ(当薬竜胆)
北岳の肩、標高3,000m
北岳の肩、標高3,000m
北岳肩ノ小屋を背景に。
北岳肩ノ小屋を背景に。
両俣分岐点。
影北岳とブロッケン現象
影北岳とブロッケン現象
北アルプスを背景に、影北岳とブロッケン現象。
北アルプスを背景に、影北岳とブロッケン現象。
最初のピークは山頂ではないのでスルーし、山頂との間にあるもう一つのピークに登り、最初のピークを撮影。
最初のピークは山頂ではないのでスルーし、山頂との間にあるもう一つのピークに登り、最初のピークを撮影。
振り返って、山頂を撮影。平坦で広い山頂です。すでに多くの登山者。
振り返って、山頂を撮影。平坦で広い山頂です。すでに多くの登山者。
北岳に到着!この瞬間、1ケ月以内に日本のトップ3の頂を制覇‼ 達成感を噛みしめ、いつものポーズ、全身で表現!
北岳に到着!この瞬間、1ケ月以内に日本のトップ3の頂を制覇‼ 達成感を噛みしめ、いつものポーズ、全身で表現!
白峰三山縦走にして行きたかった間ノ岳、農鳥岳を背景に。またいつの日か来ますから、待ってて下さいね。
白峰三山縦走にして行きたかった間ノ岳、農鳥岳を背景に。またいつの日か来ますから、待ってて下さいね。
にぎわう山頂。
晴天で富士山が明瞭に見えます。
晴天で富士山が明瞭に見えます。
富士山のアップ。
富士山のアップ。
最高の晴天で、北アルプスがくっきりと見えます。中央アルプス、八ヶ岳、富士山も、ぜ〜んぶ、くっきりと見えましたよ。感謝。
最高の晴天で、北アルプスがくっきりと見えます。中央アルプス、八ヶ岳、富士山も、ぜ〜んぶ、くっきりと見えましたよ。感謝。
仙丈ヶ岳を背景に百名山標識
仙丈ヶ岳を背景に百名山標識
山頂が混み合ってるので、早めに下山開始です。
山頂が混み合ってるので、早めに下山開始です。
吊尾根分岐点に到着、ここから八本歯のコル経由で広河原を目指します。
吊尾根分岐点に到着、ここから八本歯のコル経由で広河原を目指します。
ガレ場を下ります。
ガレ場を下ります。
ガレ場の途中、振り返って吊尾根分岐点をのぞむ。
ガレ場の途中、振り返って吊尾根分岐点をのぞむ。
右側の薄紫がサンプクリンドウ(三伏竜胆)
右側の薄紫がサンプクリンドウ(三伏竜胆)
イワベンケイ(岩弁慶)の雌株?
イワベンケイ(岩弁慶)の雌株?
北岳山荘、中白根山、間ノ岳。
北岳山荘、中白根山、間ノ岳。
雲上の頂、富士山。
雲上の頂、富士山。
タカネナナカマド(高嶺七竈)
タカネナナカマド(高嶺七竈)
急斜面の木製階段を下ります。
急斜面の木製階段を下ります。
北岳バットレス。
北岳バットレス。
北岳バットレス。引いて撮影。こんな壁を登ってる...。左側中程。
北岳バットレス。引いて撮影。こんな壁を登ってる...。左側中程。
携帯電話から緊急速報の大きな音が鳴り響きました。地震かと思いびっくりしましたが、防災訓練で良かったです。周りの下山者の携帯電話はまったく鳴っていない...。
携帯電話から緊急速報の大きな音が鳴り響きました。地震かと思いびっくりしましたが、防災訓練で良かったです。周りの下山者の携帯電話はまったく鳴っていない...。
階段をゆっくり下ります。
階段をゆっくり下ります。
北岳バットレス。
北岳バットレス。
北岳バットレスのアップ。中程にクライマーがいます。カッコいいです。しかし、こんな所で本当に地震があり落石があると、非常に危険ですね。
北岳バットレスのアップ。中程にクライマーがいます。カッコいいです。しかし、こんな所で本当に地震があり落石があると、非常に危険ですね。
ヤマガラシ(山芥子)
ヤマガラシ(山芥子)
ミヤママンネングサ(深山万年草)
ミヤママンネングサ(深山万年草)
タカネナデシコ(高嶺撫子)
タカネナデシコ(高嶺撫子)
雪渓を背景に主役は、タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)。
雪渓を背景に主役は、タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)。
雪渓の上には、所々大きな落石が。
雪渓の上には、所々大きな落石が。
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
オンタデ(御蓼)
ホウオウシャジン(鳳凰沙参)
ホウオウシャジン(鳳凰沙参)
後ろにバイオトイレ。もちろん有料です。
後ろにバイオトイレ。もちろん有料です。
サラシナショウマ(晒菜升麻)
サラシナショウマ(晒菜升麻)
キタダケトリカブト(北岳鳥兜)?
キタダケトリカブト(北岳鳥兜)?
左岸崩壊地。下山時は、ここを避けて右岸迂回路となります。
左岸崩壊地。下山時は、ここを避けて右岸迂回路となります。
この橋で右岸迂回路から左岸に戻ります。
この橋で右岸迂回路から左岸に戻ります。
激しい流れ
フジアザミ(富士薊)。こんなところにポツンと巨大な花。初めて見て、その大きさに驚きました。
フジアザミ(富士薊)。こんなところにポツンと巨大な花。初めて見て、その大きさに驚きました。
フジアザミ(富士薊)
フジアザミ(富士薊)
分岐点に戻って来ました。
分岐点に戻って来ました。
白峰三山は、昔は白根三山と書いたんですね。
白峰三山は、昔は白根三山と書いたんですね。
この橋を渡ります。
この橋を渡ります。
広河原山荘のテントサイト。
広河原山荘のテントサイト。
橋の上から撮影。広河原インフォメーションセンターが見えます。あと少し。
橋の上から撮影。広河原インフォメーションセンターが見えます。あと少し。
はい、ゴール!
ドアに貼り出された熊目撃情報。
ドアに貼り出された熊目撃情報。
バス停に向かい、まずはザックを置いて順番キープ。一番乗りです。バス出発まで1時間45分もあります。
バス停に向かい、まずはザックを置いて順番キープ。一番乗りです。バス出発まで1時間45分もあります。
休憩を兼ねて、広河原インフォメーションセンター見学に。
休憩を兼ねて、広河原インフォメーションセンター見学に。
登山道情報と熊目撃情報。出発前に2Fで確認すると良いと思います。
登山道情報と熊目撃情報。出発前に2Fで確認すると良いと思います。
熊の活動サイクル。これから秋は冬眠に向けて活動が活発になります。注意しましょう。
熊の活動サイクル。これから秋は冬眠に向けて活動が活発になります。注意しましょう。
音とニオイに敏感で足も速い。朝方、夕方に活動。
音とニオイに敏感で足も速い。朝方、夕方に活動。
周りの環境に注意しながら、音やニオイの変化を意識しながら、登りましょう。
周りの環境に注意しながら、音やニオイの変化を意識しながら、登りましょう。
熊を見ても近づかない。
熊を見ても近づかない。
出会ってしまったら、目を離さずにゆっくり離れる。熊スプレーがあるといざという時に便利。
出会ってしまったら、目を離さずにゆっくり離れる。熊スプレーがあるといざという時に便利。
ツキノワグマは、南アルプス全般に生息しています。
熊について、勉強が出来ました。
ツキノワグマは、南アルプス全般に生息しています。
熊について、勉強が出来ました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ グローブ(GORE•TEX) 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子(GORE•TEX) 着替え ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション スポーツドリンク2L THERMOS500ml(アイスコーヒー) 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 モバイルバッテリー ソーラーモバイルバッテリー 時計 サングラス タオル ストック ナイフ ヘルメット 熊鈴
備考 ストック, 熊鈴, ゲイター

感想

初めての南アルプス。

今まで行こうとしても、タイミングがなかなか合わずに行けませんでした。1ケ月前に9月中旬に白峰三山縦走の計画を立てていたのですが、年休の許可がもらえず、あきらめていました。そんな中、10月異動の内示があり、何とか行こうという思いが再燃。白峰三山縦走計画から変更、週末2日間で名古屋から北岳アタック。8月5日に富士山、8月26日に奥穂高岳、この1ケ月の間に、日本のトップ3の頂を制覇しました。

甲府駅に到着。広河原行きのバスが来るまで予定通り2時間潰すことに。まあ、バスの待ち時間の長かったこと...。

広河原に14時到着。白根御池小屋分岐から樹林帯の急登が結構キツく、汗が止まりませんでした。1時間50分程で白根御池小屋に着くことが出来ました。

小屋で受付を済ますと、登山靴を入れる大きなビニール袋とハンガーを頂き、玄関脇にある乾燥室を紹介頂きました。なんと親切な心配り。疲れなど忘れてしまいました。早めの夕食の後は小屋周辺を散策、明日のルート標識を確認しに行きました。

当日は、篠笛奏者の山崎泰之さんのコンサートが1時間ありました。今回で6回目とのこと。「東京ノスタルジー」で始まり、白根御池小屋のテーマ曲「空山一路」、「愛燦燦」、TSUBASAなどのオリジナル曲、ティンホイッスルで「タイタニック」、登山客も参加しての即興など、約10曲が演奏されましたが、あっという間の1時間でした。大自然の中、きれいな星空の下、澄んだ篠笛の音色で素晴らしい曲が山に響き渡り、心洗われた1時間でした。奏者の山崎泰之さん、白根御池小屋ご夫妻並びにスタッフの方々、本当にありがとうございました。

小屋は女性スタッフが多く、南アルプスのお水が無料で頂け、早朝出発登山者に対して、温かいお茶をポットで用意しているなど、本当に心配りの素晴らしい小屋です。

部屋は、チングルマという部屋で、同年代のクライマーのお二人と会話が弾みました。明日は北岳バットレスを登られるとのことでした。

翌朝、3時半過ぎに小屋を出発。山頂でのご来光タイムとしたくて本当は1時に出発しようと思っていたのですが、そんなに早く出発する人はいませんよ、早くても2時か3時出発ですと聞いたので、アドバイス通り予定を遅らせて出発、汗をかかないようにスローペースで小太郎山分岐点まで登りました。

熊情報が広河原インフォメーションセンターと白根御池小屋に貼り出されていましたので、熊と遭遇しないかだけが心配でした。熊鈴は装着はしましたが、結局鳴らしませんでした。寝てるのを起こして、活動されても困るので、ストックを片方だけ石突きカバーを外して、耳を澄ませて周りの音やニオイに変化がないかなど、注意を払いながら歩きました。
途中で、ガォーと鳴き声が聞こえましたが、それが熊なのか何の動物の鳴き声なのかは、今でもわかりませんが、その鳴き声を聞いてからは、一層注意深く、つづら折りの道をゆっくり登りました。

何とかご来光タイムまでに稜線に出ることが出来ました。富士山とご来光をセットで見ることが出来ました。神々しく、清々しい充実したひと時でした。

山頂はすでに多くの登山者でにぎわっていました。おそらく全員、北岳肩の小屋か北岳山荘宿泊者でしょう。当日は快晴で、富士山、北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳など全部をくっきりと一望出来ました。

今回の北岳登頂で、1ケ月以内に日本のトップ3の頂を制覇することが出来ました。

広河原では、バス出発まで1時間近くあったので、広河原インフォメーションセンターの2階で熊についての勉強をしました。

10月には登山者には便利な名古屋を離れ大阪に戻りますが、機会があれば、白根御池小屋には篠笛コンサートの日にまた行きたいと思います。

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利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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北岳
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
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