束の間の絶景♪槍、穂高核心部 南岳〜大キレット〜北穂高岳
- GPS
- 33:00
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 2,163m
- 下り
- 2,148m
コースタイム
6:35明神
7:20徳沢
8:05〜8:15横尾
9:25〜9:35槍沢ロッジ
9:55〜10:00ババ平
11:00〜11:05槍ヶ岳天狗分岐
11:50天狗池
13:30南岳〜中岳分岐
13:50南岳
14:00南岳小屋(泊)
【2日目】
5:50南岳小屋
6:55長谷川ピーク
7:15A沢のコル
7:40飛騨泣き
8:15〜9:05北穂高小屋
9:10北穂高岳
10:25〜10:55涸沢小屋
11:05〜11:35涸沢ヒュッテ
12:20〜12:25本谷橋
13:05〜13:10横尾
13:50徳沢
14:30明神
15:00上高地
天候 | 1日目:雨 2日目:早朝のみ晴〜ガス時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿23:00発(さわやか信州号)5:55上高地着(途中、沢渡で低公害バスに乗換え)7,000円 【帰り】 上高地(バス)新島々(電車)松本2,400円 松本18:35発(スーパーあずさ)21:06新宿着 新宿の金券ショップで4,500円(指定席利用可) 「スーパーあずさ」は車内販売あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
【横尾〜槍沢ルート】 天狗原分岐まで雪は全て溶けてます 【天狗原分岐〜天狗原】 ハイマツ帯を挟んで雪渓を2度トラバース 赤いリボンの付いた竹竿が目印 この時期融雪が早く倒れた竹竿は立ててあげると親切です 【天狗池】 小さい方のみ顔を出しています 【天狗原〜南岳稜線】 岩の急登がしばらく続くのでペース配分に注意が必要 南岳からは天気がよければ北穂や前穂の絶景が! 一度は見ておきたい光景(と勝手に思ってます ^^;) 【南岳〜大キレット〜北穂高小屋】 南岳から下ってすぐに最初の難関 ザックが引っかからないように注意 馬の背の部分はアンカーが打ってある所が多く慎重に進めば問題なし A沢のコルから飛騨泣きは両側がスッパリ切れ落ちているが岩にステップがある所も多い 北穂高小屋までの最後の急登はクサリも数ヶ所あるが上りでは殆んど必要なかったです 岩が濡れていると急に怖いかもです 3点支持を確保して慎重に進みましょう 【北穂高〜涸沢】 迷うことない明瞭なコース ハシゴは中間点あたりに大1小1 涸沢のテント村が見えてきたら歩きやすい道になります 涸沢小屋手前に水場が1ヶ所あり 【その他】 〜南岳小屋〜 1泊夕食のみ7,700円 乾燥室は雨の日は4時から8時まで乾燥機稼動 談話室あり PC利用可(混雑時は5分交代) 小屋の前室でコンロ使用OK(テント利用者はNG) 缶ビール(スーパードライ)500ミリ 800円 缶チューハイ(氷結)350ミリ 400円 水は宿泊者に500ミリペットボトル1本サービス! 天水利用で飲料水は有料 |
写真
感想
雨の予報の7月末の土日
どうせ景色が期待できないなら岩ヨジリを楽しもうと穂高方面に行き先を決定
(岩の方が雨だと危ないと言われそうだが)
人生初の「さわやか信州号」に乗って一路上高地へ
都庁地下のバスターミナルに出発30分前に集合
ところが待つ間、排気ガスがターミナルに立ち込める
「どこがさわやかじゃ〜」と叫びたくなる
窮屈な4人掛けシートはムッチリなワタクシには辛かった。。
もし次乗るならゆったり3人掛けがいいなぁ
【1日目】
登山届を出しいざ上高地を出発
横尾までの平坦な道は視界も悪く黙々と歩く歩く
北穂高小屋に泊まって翌日奥穂、槍のどちらに行くか迷うのもいいな〜などと考えていたら凄い勢いで歩く小柄な単独の女性を発見
槍に上がるそうで横尾までご一緒する事に
これが今回のターニングポイントだった
聞けば先週剣岳に行ったが、噂ほどハードでは無かったとの事
凄いなーと感心してたら天狗原経由で槍に行けるか?といった流れになり、稜線の分岐まで同行する事に
ま、明日あわよくば南岳からのパノラマが拝めるかな?と期待しつつ槍沢ルートへ
槍沢に入ると雨が強くなり槍沢ロッジで合羽を着込む
少しずつ上りが急になり天狗原分岐に到着
雪渓が眼前に広がってきたが雨で視界は不良
槍には向かわず、左折して天狗原経由で南岳へ
2ヶ所の雪渓をほぼフラットにトラバースし天狗原を目指す
アイゼンは装着せずストックだけで十分だった
天狗池は小さい方だけ顔を出しており「逆さ槍」で有名な大きな池はまだ雪の下
天狗のコルからは岩の急登が始まる
気を引き締めねば!
以前、南岳稜線からこのコースを下ったときに「ここ誰が好き好んで登るかね〜?」なんて言ってたのに登っている私・・・
結構骨のある登りにヒーヒー言いながらも何とか南岳の稜線へ
視界は残念ながらゼロ
槍ヶ岳山荘に泊まると言っていた女性とはここでお別れ
南岳小屋へ向かい、濡れたものを乾かしやっと一息ついた
南岳小屋の中はとてもキレイで、スタッフの方々の愛着が感じられる
今まで来た山小屋で一番清潔感があった
ここは以前からHPで気になっていた小屋の一つだったが噂に違わぬ充実度食事も済み明日ヒョッとしたら?と思いながら床につく
【2日目】
翌日、朝4時半にセットした目覚ましより30分早く隣の人のアラームで目が覚めた
「なんだよ〜」と思いつつ支度を始め、外に出たら!!!!
何と一度絶対見たかった南岳からの大キレット越しの北穂・前穂のダイナミックな絶景が飛び込んで来るじゃありませんか〜!
また笠ヶ岳から双六、黒部五郎、三俣蓮華に加え槍までの稜線もクッキリ見える
白山や乗鞍、常念もちょっぴり顔を出して正に大パノラマ!
時間にしてほんの30〜40分
それも独り占めッスよ
至福の時間を過ごせた私は何てシアワセ者なんでしょう♪
4時に目覚ましをセットしていた隣の方に感謝せねば(^^ゞ
ガスがかかって来て束の間のショーが終わり、いよいよ大キレットへ
最初の急下降が岩が濡れてて怖い怖い
クサリもあるけどなるべく使わないよう岩をホールドしガスの中を進む
岩の一段が高く下りにくい事この上ない
長谷川ピークで先行の団体さんに追いつく
50〜60代の叔母さんがメインで凄いなーと又もや感心
ゆっくり慎重に行かないと滑落したら数百メートルの場所なので、しばらくウェイティング
馬の背になった核心部を信州側から飛騨側に乗越したところでお先に失礼しA沢のコルへ
核心部の飛騨泣きはガスで高度感が味わえず、やや残念
残る長いキツイ急登を上りゴールの北穂高小屋に到着!
前半は岩が濡れて滑ったが後半は比較的乾いていたのも幸いし目標の岩ヨジリ達成
あ〜楽しかった〜^^
ここで自分へのご褒美の生ビール@800円也を一気にあおる
プハ〜!う、美味すぎるぅ〜!!
今回は大キレットの整備状況に感心し、山小屋関係者の皆さんに感謝の気持ちで、お釣り+αを寄付
ホント皆様のお陰で私たちは山歩きを楽しめているんですよね
北穂小屋テラスも最初は人がいなかったのだが、9時頃には20人位に膨れ上がり賑やかになってきた
生ビール率50%は越えてたと思う(massy調べ)
天気予報は午後から雨
そろそろ下に降りましょう
ソフトクリームやおでんが涸沢で俺を待っている♪
雨がパラつき本降りになりだした頃涸沢に到着
両方の小屋に敬意を表して(?)
涸沢小屋で名物ソフトクリーム&ヒュッテで名物おでん+生ビール
ん?さっきも呑んでたじゃないかって?
気のせい気のせい^^;)
後は横尾〜上高地まで
パノラマコースは案内所の方に伺ったら今日は道悪では?とのアドバイスで断念
秋にでも歩きたいですな
横尾手前では昨日は見えなかった屏風岩がやっと現れ、穂高・涸沢に来たな〜と言う実感が改めて湧いてきた
初日はどうなる事かと思ったけど、2日目朝の小一時間の絶景でお釣りが来るくらい充実した山行になった
雨で断念しなくてホント良かった〜!!
massyさん、こんにちは♪
しばらくご無沙汰だと思ったら、こんなとっておきがあったんですね
肉離れも順調に快復されたようで、何よりです。
大切戸、すっごいうらやましいです!
今年の春に蝶ケ岳から見て以来、無性に行きたくなっちゃったんですよね〜
しかし、相変わらずのいい飲み&食べっぷりですねえ
私もお腹イッパイですう
lynx1218さん、肉離れのご心配恐縮です
お陰様で完治したようで、歩き切れました
ほんの小一時間でしたが、絶景を目の当たりに出来ホントLuckyでした
これまで南岳小屋からの北穂はガス・雨で3連敗中
間近で北穂のゴツゴツした雄姿を見る為に行く価値は大有りです
2日目前半にテンションがPEAKに達してしまい
又やっちまいました
ご愛嬌と言うことで
lynx1218さんの跡をなかなか辿れずにいます・・・
次こそ鳳凰をと思ってます!
聖の次は決まりましたか?
massyさん
レコ訪問ありがとうございました。
槍から大キレットの縦走さぞかし楽しかったのではないでしょうか。
南岳での快晴よかったですね、あの一瞬だけ晴れましたよね、南岳からの穂高は最高ですね
写真にヨッシャーぶりがめちゃめちゃ伝わってきます
また楽しいレコよろしくお願いいたします。
Yasupisoさん、こんにちは
朝の数十分ですが、ホント気絶しそうでした
塩見を更に武骨にしたようなロケーションはたまりません!
是非皆さんに見ていただきたいですね^^)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する