ペテガリ岳東尾根〜コイカクシュサツナイ岳
- GPS
- 152:00
- 距離
- 41.9km
- 登り
- 3,416m
- 下り
- 3,154m
コースタイム
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:43
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:13
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:21
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:40
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 10:41
休憩は45分に一回15分ぐらいしてます。
天候 | 9月3日晴れのち曇り 9月4日〜9月5日晴れ 9月6日晴れのち曇り 9月7日晴れのち曇り 9月8日晴れのち雨(雷) 9月9日晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
写真
感想
コースの印象
歴舟川支流林道
7、8ヵ所道が流されてなくなってました。短い所は問題有りませんでしたが、1ヵ所だけ20メートルぐらい流されていて出口がどこかわからない所がありました。
あとはただの林道歩きです。登山口までは約10キロ。
登山口からポンヤオロマップ岳
登山口の沢で水を一人6リットル汲んでいきました。
途中から笹薮ですが踏み跡はしっかりあります。笹薮になれていれば問題ないと思います。
最後は急登が続きます。
山頂付近は平らな場所が3ヵ所ぐらい有りました。
ポンヤオロマップ岳からペテガリ岳
最初のほうは尾根細めです。
1417先は広めです。1417先すぐのところに何ヵ所か平らな場所がありました。
1518手前から藪がはじまります。私はルーファイが下手なのでここから奥様に先導してもらいました。
国境稜線まではだいたい同じような藪です。踏み跡はしっかりあります。尾根の上かすぐ近くを歩くと良さそうです。
国境稜線分岐を目指して歩きましたが、1525手前にちょっと広めのスペースがあったので15時前でしたがテント張って行動終了にしちゃいました。
国境稜線分岐は広めで景色も良いので泊まるならこっちです。ピークと一段下に平らな場所がありました。
ここからハイマツが多くなります。
ペテガリ岳山頂直下はハイマツが一瞬だけ濃いです。
ペテガリ岳山頂からルベツネ山
ずっとハイマツ薄めです。
Cカールの下降点にはピンクテープがあります。
Cカールは広いです。水場への行き方は事前に確認しておいた方が良いと思います。水は美味しいです。8リットル汲みました。
ルベツネの肩手前で一瞬だけ藪濃いめです。
ルベツネの肩は広いです。思わず横になってしまいました。
肩からルベツネ山頂は歩きやすくて天国みたいです。ルベツネ山頂は肩より狭く平らな場所が少ないです。
ルベツネ山から1599 (1600)
1688辺りまでは降りも登りもあまり気にせずに歩けました。しかし、もう一段降ってりんご畑に入ると一気に藪濃いめでちょっと泣きました。
1599の登りに入ると最後は藪なしでささっと登れます。
1599は狭めですが平らです。
1599からヤオロマップ岳
ずっと藪濃いめです。泣きました。
1569にテントを張れるか微妙です。たぶん一段下の笹を潰して張るんだと思いますがよく分かりませんでした。
ヤオロマップ岳下の岩が出てから少しすると歩きやすくなります。1839側のテント場に人影を見つけたので手を振ると応えてくれました。
ヤオロマップ岳山頂付近には平らな場所がいくつか有ります。我々はコイカク側の岩の横の広い場所にテントを張りました。
水場は十勝側の踏み跡を15分ぐらいおりるとあります。16リットル汲むのに30分ぐらいかかりました。コップがないと大変だと思います。
ヤオロに着いた時間が遅くなってしまって暗くなる前に水を汲まなければと焦って出発してライトを持つのを忘れてしまい帰りの登りは足下が見えないなかをダッシュ(遅)で帰りました。
ヤオロマップ岳から
ここからコイカク夏尾根は多くの人が歩いている道です。
今回は夏尾根頭かコイカクの肩に泊まる予定だったので、朝8時ぐらいに起きてもう一度水を汲んでから11時前に出発しました。
コイカクの登りに入ると雨が降ってきたのでフライシートを被って少し様子を見ました。
カムエク方面から雷の音がして十勝側にも黒い雲が広がったので登るのはやめてヤオロの窓まで戻ることにしました。テントに入ると外でバンバン雷が鳴りはじめました。とても怖かった。
翌朝出発時リュックのフレームが折れているのが発覚しました。これ折れるんだと変な感動をおぼえました。
コイカク山頂、夏尾根の頭、コイカクの肩まで順調に歩きましたが、引き返して夏尾根から下山しました。
夏尾根で1週間ぶりに人と話しました。
地元の単独の女性が反対ルート(東尾根下山)を目指して登ってきて、日高のことや装備のことなんかを30分以上話しました。とても楽しい時間でした。3泊ぐらいで抜けたいと言って歩きだすとさっと消えて行きました。
コイカク沢は水が少なかったので巻き道は使いませんでした。
当初の予定では八の沢カールまで行くつもりでしたが行けませんでした。要因としては
1 体力がないからすぐに休憩する。
2 休憩すると景色が良いから時間が長くなる。
3 遅く着くから朝早く起きられない。
まとめ
ほとんど晴れで天気は最高でした。
予定より時間が掛かってしまって思っていた行程通りには行かなかった。その分のんびりと存分に日高を楽しめました(負け惜しみ)
以上です。
コメント
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y-peak78さん、green78さん、やはり日高にいらしていたのですね。
毎年精力的に日高縦走をこなされていて、すごい情熱を感じます
やはり水の確保に、藪漕ぎも大変そうですね。
比べると、1839峰までの道は歩きやすいのですね…
身体中あざだらけになりませんでしたか?
いつか歩いてみたい憧れのルートです。
レコ写真で絶景を堪能させてもらえました
どうもありがとうございます。
お二方ともお疲れ様でした
mikuriさんコメントありがとうございます。
やっぱり今年も来ちゃいました。
想像通りの難コースでしたが天気が良い日が続いたので何とか歩き通すことができました。
green78はすね当てとひざ、ひじサポーターを付けて挑みましたが、ガードが出来ない太ももはとんでもない見た目になりました。
さらに目の上をブヨに刺され、試合後のボクサーみたいでした。
mikuriさんはこの連休どこかの山ですか?
お互いに楽しみましょう!
ほぼお天気に恵まれたのは、とても良かったですよね
長い行程となると、悪天候をやり過ごす時もあったのですね。
雷雨や暴風となると、なかなか大変そうですよね。
green78さんの足も痛そうです。
太ももまではなかなか重たくなるでしょうし、動きづらそうで、ガードもなかなかできないですしね。
お二方のレコを拝見していたら、たまらなく日高を歩きたくなりましたが、休みと天気と体力と気持ちがなかなか整わずです。
もっと体力をつけ、経験も積みながらと考えています。
本日から遅い夏休みをとり連休に入りましたが、天候に恵まれなそうです…
それでもまた日高でお会いできる日を楽しみにしています
y-peak78さん、green78さん、こんばんは!
東尾根コースを歩いた人はいないかなと、いつもこの時期になると記録を探すことにしています。さらりと書かれていますが相当の洗礼を受けたのではありませんか。2003年に一度このコースを往復したことがあります。再チャレンジも考えましたが諸条件が許さず、もう歩くことはないかと思います。
お二人が6泊7日の縦走を果たしたことに敬意の念を覚えます。やれる時にやっておかないと後悔します。そういった意味では、私もお二人と同じコースを何度も計画しましたが計画倒れになってしまいました。その最大の理由は「薮」であり、しかしながら誰でも歩けるような登山道があれば魅力は半減してしまうし、日高の稜線にたくさんの人がいたらもう面白いところではなくなってしまうのだろうなとも思います。
貴重な記録をありがとうございました。
chiroroさんコメント頂きありがとうございました。返信が遅れて申し訳ありません。
あのやま旅はな旅のhpの主からコメントを頂けるとは驚いてしまいました。もちろんとても喜んでいます。
何度もHPを拝見させてもらってテン場、水場、ルートなど参考にさせてもらっています。
私たち夫婦は毎年夏か秋に北海道にお邪魔して山に登っています。日高には3年前から通って今回4年目にしてペテガリ東尾根からカムエク縦走を計画しました。
結果はレコの通り途中のコイカクでの下山となりました。
前半は稀にみる好天に恵まれ足の遅い我々でもなんとか東尾根と国境稜線を歩くことができました。
しかし、予想以上に時間をとられた1599峰のまわりの藪(りんご畑)の辺りから私の気力は少しずつ削がれて行きました。
シューズの底のラバーが日に日に剥がれていってナイフで切り落とさなければならなくなり最後の方はグリップが効かなくなってしまったり、green78の瞼がブヨに噛まれてノックアウトされたボクサーみたいに腫れてしまったり、ヤオロの窓付近で雷に襲われたり、ザックのフレームが折れて背中が痛くなったりと色々なことがありました。
最終的に夏尾根の肩に立ってそこから先を見た時に天気が崩れる前に八の沢と札内川を渡ることは出来ないと判断して下山する事にしました。
食料は三日分残っていて、二人ともどこをケガしているわけでもなかったので、私の中でこれ以上進むことが怖くなったというのが本当なのかも知れません。
green78はまだ進みたいと考えていましたが最後には同意してくれました。
お陰で天気の良いうちに安全に下山する事はできました。
毎回山に登るともう少し頑張れたんじゃないかなという後悔の気持ちが生まれます。今回もそういう気持ちがあります。しかし、その気持ちが新しい山の計画を運んで来るように思います。また、来年も北海道に、日高に行きます。そしてこれからも無理のない範囲で色々な山を楽しみたいと思います。
後日談として、green78は下山し10日ほど経ってからマダニ感染症の回帰熱が発症して入院しました。幸い大事には至らなかったけど、マダニが本当に恐ろしいことを green78の身をもって知りました。
長くなってしまって申し訳ありません。
本当にコメントありがとうございました。
y-peak78さん、green78さん。
ていねいなお返事をありがとうございました。
私は昔から運動が苦手で、そのせいもあって山を早く歩くことはできませんし、すぐ疲れるので本当は日高の山などには入らずに、小屋があってビールが飲めるような環境の山をのんびり歩くのが似合っているようです。
でも、間違ってペテガリ岳東尾根コースを歩いてから、日高の山の辛さ経験するのがたまらなく好きになって、何度も通うようになってしまいました。エサオマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山は4回縦走しましたが、まだ理想の山歩きができておらず、本当はもう一度歩いてみたいのですが、もう無理かもしれません。
りんご畑で藪に足を取られひっくり返り起きることが難しかったとき、札内JPから南下し、藪でかすかな踏み跡を見逃し尾根に復帰するときなど、なんと辛かったことか。でも、何度ももう来るものかと思っても、下山するとすぐ次の年の計画を立て、夢を見ていました。「その気持ちが新しい山の計画を運んで来るように思います。」というお気持ちがよく分かります。あの薮や常に漂う不安感などを経験しないと理解できないし、奥が深い山域だと思います。
お二人ともお若い方とお見受けしました。安全第一はもちろんのことですが、その上で日高の山をこれからも存分に楽しまれることを期待しています。お考えがあってシューズで歩かれていることと思います。1回の登山でボロボロになるのは仕方のないことですね。レインウェアなどは薮ですぐに破れてしまいますものね。
一人歩きですから、辛い時、めげそうになったときなどには大声を上げて自分にカツを入れたことも多くありました。お二人での山歩きですから励ましながら歩けていいですね。これからもたくさんの想い出をお作り下さい。
ありがとうございました。
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