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Yamareco

記録ID: 1251279
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木峠・蓮華岳・北葛岳・七倉岳(バスを使って周回)

2017年09月09日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
11:28
距離
28.8km
登り
2,660m
下り
3,238m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:05
休憩
1:23
合計
11:28
距離 28.8km 登り 2,664m 下り 3,243m
5:06
48
扇沢
5:54
105
7:39
7:51
51
8:42
9:12
48
10:00
10:04
41
北葛乗越
10:45
10:46
36
11:22
11:35
32
P2380
12:07
12:08
8
12:16
12:28
21
12:49
26
13:45
13:48
34
14:22
25
14:47
14:54
2
14:56
19
15:15
79
16:34
上原BS
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
予約できる山小屋
七倉山荘
朝の扇沢から
2017年09月09日 04:57撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 4:57
朝の扇沢から
トイレを出たところ。山の端がよく見えます。
2017年09月09日 04:57撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 4:57
トイレを出たところ。山の端がよく見えます。
林道から。月も出ていて明るい。
2017年09月09日 05:19撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 5:19
林道から。月も出ていて明るい。
モルゲンロートの時間
2017年09月09日 05:31撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 5:31
モルゲンロートの時間
新越の稜線
2017年09月09日 05:49撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 5:49
新越の稜線
大沢小屋を通過
2017年09月09日 05:54撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 5:54
大沢小屋を通過
雪渓が残っています。
2017年09月09日 06:13撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 6:13
雪渓が残っています。
乗っかると危険な状態
2017年09月09日 06:22撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 6:22
乗っかると危険な状態
振り返って撮影
2017年09月09日 06:52撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 6:52
振り返って撮影
ウサギキク。咲き残りですがたくさん。
2017年09月09日 06:53撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 6:53
ウサギキク。咲き残りですがたくさん。
ウメバチソウ。今日の主役。
2017年09月09日 07:01撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 7:01
ウメバチソウ。今日の主役。
晴天に期待が高まります
2017年09月09日 07:03撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 7:03
晴天に期待が高まります
最終水場を見下ろします。
2017年09月09日 07:14撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
1
9/9 7:14
最終水場を見下ろします。
振り返ると、鹿島槍も見えていました。
2017年09月09日 07:32撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 7:32
振り返ると、鹿島槍も見えていました。
新越の稜線の向こうに白馬かな。ぽっこりはたぶん旭岳。
2017年09月09日 07:37撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
10
9/9 7:37
新越の稜線の向こうに白馬かな。ぽっこりはたぶん旭岳。
ウメバチソウと名残シオガマ
2017年09月09日 07:39撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 7:39
ウメバチソウと名残シオガマ
お花畑の場所ですが、もう終わってます。
2017年09月09日 07:39撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 7:39
お花畑の場所ですが、もう終わってます。
針ノ木小屋
2017年09月09日 07:40撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 7:40
針ノ木小屋
峠からは槍ヶ岳
2017年09月09日 07:40撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 7:40
峠からは槍ヶ岳
右は赤牛で、左は水晶かな???
2017年09月09日 07:40撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 7:40
右は赤牛で、左は水晶かな???
針ノ木峠
2017年09月09日 07:40撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 7:40
針ノ木峠
針ノ木・スバリ。この角度、最高です。
2017年09月09日 07:57撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
15
9/9 7:57
針ノ木・スバリ。この角度、最高です。
遠くに槍。手前がこれから歩く北葛から七倉。ガスが心配。
2017年09月09日 08:02撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 8:02
遠くに槍。手前がこれから歩く北葛から七倉。ガスが心配。
蓮華岳への途中。振り返って針ノ木。
2017年09月09日 08:06撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
8
9/9 8:06
蓮華岳への途中。振り返って針ノ木。
立山・剱岳が登場しました。
2017年09月09日 08:12撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 8:12
立山・剱岳が登場しました。
爺ヶ岳の右側に、妙高と高妻山。高妻山はいつもの形ではなくテーブル状。
2017年09月09日 08:13撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 8:13
爺ヶ岳の右側に、妙高と高妻山。高妻山はいつもの形ではなくテーブル状。
針ノ木、スバリ。2列目に立山、剱岳。最高の展望です。
2017年09月09日 08:22撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
9
9/9 8:22
針ノ木、スバリ。2列目に立山、剱岳。最高の展望です。
天空のさんぽみち。蓮華岳の山頂。
2017年09月09日 08:24撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 8:24
天空のさんぽみち。蓮華岳の山頂。
チングルマの果穂。あちこちに。
2017年09月09日 08:25撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 8:25
チングルマの果穂。あちこちに。
蓮華の大下り。北葛乗越へかなり切れ落ちていきます。
2017年09月09日 08:26撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
7
9/9 8:26
蓮華の大下り。北葛乗越へかなり切れ落ちていきます。
蓮華の大下り。登山者を2人とらえます。このうち先行者がyoutaroさんと後に判明。(写真ではわからないけど)
2017年09月09日 08:29撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 8:29
蓮華の大下り。登山者を2人とらえます。このうち先行者がyoutaroさんと後に判明。(写真ではわからないけど)
振り返って。ほんとに素晴らしい道。
2017年09月09日 08:29撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
7
9/9 8:29
振り返って。ほんとに素晴らしい道。
蓮華の大下り。
2017年09月09日 08:39撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 8:39
蓮華の大下り。
山頂に到着。祠があります。
2017年09月09日 08:42撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
7
9/9 8:42
山頂に到着。祠があります。
鹿島槍の左に五竜でしょうか。白馬三山もみえるような気がしますが、旭岳がよく目立ちます。
2017年09月09日 08:42撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 8:42
鹿島槍の左に五竜でしょうか。白馬三山もみえるような気がしますが、旭岳がよく目立ちます。
針ノ木方面。
2017年09月09日 08:42撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 8:42
針ノ木方面。
向こうのほうの展望も良さそうです。
2017年09月09日 08:42撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 8:42
向こうのほうの展望も良さそうです。
右から浅間山、四阿山、志賀高原。
2017年09月09日 08:42撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 8:42
右から浅間山、四阿山、志賀高原。
ガスが出てきました。左の山は餓鬼岳?
2017年09月09日 08:43撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
1
9/9 8:43
ガスが出てきました。左の山は餓鬼岳?
名残のコマクサ
2017年09月09日 08:59撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 8:59
名残のコマクサ
本当の山頂はこちら!? のようでした。
2017年09月09日 09:05撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 9:05
本当の山頂はこちら!? のようでした。
志賀高原〜四阿山〜浅間山。隙間に見える歯浅間隠山か榛名山か?
2017年09月09日 09:05撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 9:05
志賀高原〜四阿山〜浅間山。隙間に見える歯浅間隠山か榛名山か?
下界が見えます。左上は浅間。
2017年09月09日 09:06撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 9:06
下界が見えます。左上は浅間。
大下りの先に槍ヶ岳
2017年09月09日 09:06撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 9:06
大下りの先に槍ヶ岳
奥に、焼山、火打、妙高、高妻。黒姫は雲。その右に飯縄。最近行った山が多い。
2017年09月09日 09:09撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 9:09
奥に、焼山、火打、妙高、高妻。黒姫は雲。その右に飯縄。最近行った山が多い。
秋色。正面ちょっと左の山が薬師岳かなぁ???
2017年09月09日 09:14撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 9:14
秋色。正面ちょっと左の山が薬師岳かなぁ???
タデ系も色づくと美しい。
2017年09月09日 09:15撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 9:15
タデ系も色づくと美しい。
美しい線
2017年09月09日 09:18撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 9:18
美しい線
大下り。ザレが滑りやすい。
2017年09月09日 09:35撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 9:35
大下り。ザレが滑りやすい。
下っていく先が見えません。しかし素晴らしい展望。
2017年09月09日 09:45撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 9:45
下っていく先が見えません。しかし素晴らしい展望。
大下りの途中から振り返って撮影
2017年09月09日 09:49撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
1
9/9 9:49
大下りの途中から振り返って撮影
複数人だと落石が怖い。この場所落石注意!
2017年09月09日 09:54撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 9:54
複数人だと落石が怖い。この場所落石注意!
北葛への登りの途中から、大下りを撮影。えらいところを降りてきました。
2017年09月09日 10:08撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 10:08
北葛への登りの途中から、大下りを撮影。えらいところを降りてきました。
下界。色づいた湖も見えます。あの辺りまで下ることになります。
2017年09月09日 10:12撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
1
9/9 10:12
下界。色づいた湖も見えます。あの辺りまで下ることになります。
崩壊状況がすごい。
2017年09月09日 10:15撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 10:15
崩壊状況がすごい。
北葛に向かっているところ。このあたり平和な道。
2017年09月09日 10:16撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 10:16
北葛に向かっているところ。このあたり平和な道。
見る角度が変わるだけで登場する山が変わる。
2017年09月09日 10:24撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 10:24
見る角度が変わるだけで登場する山が変わる。
北葛岳。大下りの先行者のうち1人に追いつきます。
2017年09月09日 10:46撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 10:46
北葛岳。大下りの先行者のうち1人に追いつきます。
立山が針ノ木の左側に見えるようになりました。
2017年09月09日 10:50撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
7
9/9 10:50
立山が針ノ木の左側に見えるようになりました。
なんと! この先も切れ落ちていく下り。まいった。
2017年09月09日 10:50撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 10:50
なんと! この先も切れ落ちていく下り。まいった。
先行する団体さんが岩場を登ってる。時間調整のためここ(P2380)で休憩。
2017年09月09日 11:23撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 11:23
先行する団体さんが岩場を登ってる。時間調整のためここ(P2380)で休憩。
立山より堂々とした針ノ木。
2017年09月09日 11:52撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 11:52
立山より堂々とした針ノ木。
崩れ方が半端ない。
2017年09月09日 12:04撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 12:04
崩れ方が半端ない。
七倉岳の山頂に到着。
2017年09月09日 12:07撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 12:07
七倉岳の山頂に到着。
船窪小屋が見えてきました。左下には湖。
2017年09月09日 12:15撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 12:15
船窪小屋が見えてきました。左下には湖。
下界もよく見えます。
2017年09月09日 12:15撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 12:15
下界もよく見えます。
船窪小屋。歓迎の鐘をならしていただきました。
2017年09月09日 12:20撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 12:20
船窪小屋。歓迎の鐘をならしていただきました。
単なる通過者なのにお茶頂きました。おいしかった!
2017年09月09日 12:21撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 12:21
単なる通過者なのにお茶頂きました。おいしかった!
素晴らしいロケーションです。
2017年09月09日 12:27撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 12:27
素晴らしいロケーションです。
さて、船窪小屋を後にして下ります。この景色ともお別れ。
2017年09月09日 12:29撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 12:29
さて、船窪小屋を後にして下ります。この景色ともお別れ。
りんどう。
2017年09月09日 12:32撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 12:32
りんどう。
本日の主役、ウメバチソウでした。
2017年09月09日 12:33撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 12:33
本日の主役、ウメバチソウでした。
チングルマの果穂がすごい! 最盛期に見てみたいものです。
2017年09月09日 12:34撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
3
9/9 12:34
チングルマの果穂がすごい! 最盛期に見てみたいものです。
高瀬ダムのダム湖。ここから野口五郎を越えて南へ向かう計画も。
2017年09月09日 12:39撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
4
9/9 12:39
高瀬ダムのダム湖。ここから野口五郎を越えて南へ向かう計画も。
まさか、右のぽっこりが烏帽子岳? イメージが違う...
2017年09月09日 12:40撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
1
9/9 12:40
まさか、右のぽっこりが烏帽子岳? イメージが違う...
北葛と七倉の鞍部。緊張するハードな区間でした。
2017年09月09日 12:47撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
6
9/9 12:47
北葛と七倉の鞍部。緊張するハードな区間でした。
天狗の庭までは快適な道。正面に唐沢岳。
2017年09月09日 12:48撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 12:48
天狗の庭までは快適な道。正面に唐沢岳。
天狗の庭。この先は急降下でハシゴ、木の根、岩。滑る滑る恐怖の下りでした。
2017年09月09日 12:51撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
5
9/9 12:51
天狗の庭。この先は急降下でハシゴ、木の根、岩。滑る滑る恐怖の下りでした。
船窪小屋から2時間半かかりました。この先バス停まで約12km。さらにバスで扇沢に戻ります。
2017年09月09日 14:56撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
2
9/9 14:56
船窪小屋から2時間半かかりました。この先バス停まで約12km。さらにバスで扇沢に戻ります。
下山後は車で薬師の湯。JAF割で600円。
2017年09月09日 17:16撮影 by  PENTAX Q-S1 , PENTAX
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9/9 17:16
下山後は車で薬師の湯。JAF割で600円。
撮影機器:

感想

■はじめに
 先週は南アルプスの山々の景色を堪能したので、今回は北アです。北穂日帰りor蓮華七倉かの2択でしたが、3度目の河童橋もなんだかなぁということで、蓮華七倉を選択しました。七倉を下山した後は、大町〜扇沢の路線バスに乗って扇沢駅まで戻るという計画です。七倉ゲートからのロードは約12kmあります。

■扇沢から蓮華岳
 月夜が明るいので早出しようかとおもい、いったん4時に起きましたが、寒いのでうだうだして、トイレ行ったりてスタートが5時を過ぎてしまいました。
 針ノ木沢の道は寒いくらい。雪渓は危険なため、通過箇所はわずかで、基本的には高巻きの道で登ります。標高を上げるにつれて、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳などがみえてきます。約2時間半で針ノ木峠に到着します。針ノ木峠までくると、これから歩く七倉岳方面、さらに槍ヶ岳などがみえるようになります。
 蓮華岳への登りはさらに素晴らしいです。標高とともにスバリ岳の後ろに剱岳、そして立山が見えるようになり、まさに北アルプスの大展望。心が躍ります。
 山頂が近くなると、蓮華の大下りが見えるようになり、先行者2人をとらえます。帰宅後、このうちの一人がyoutaroさんであることがわかりました。
 蓮華岳の山頂からは、文句ない360度の展望。蓮華の大下り方面がガスがではじめており、後悔のないようここで休憩をとります。
 なお、蓮華岳の山頂にて、先週は北岳、今週は蓮華岳と針ノ木という、私と同じパターンで山に登った、お二人連れのハイカーの方とお話しました。

■蓮華岳から七倉岳(船窪小屋)
 北葛乗越までは蓮華の大下りまで約500m下ります。下部ほど急でザレているところは石車で滑りやすく慎重に下りました。歩くと石がバラバラ落ちますので、グループで歩く場合は落石に注意して間隔を開ける必要がありそうです。
 北葛岳には大下りにいた先行者の一人に追いつきますが、そのまま進みます。さらに進むと、4人組のハイカーの方が岩場に取り付いて登っているのが見えます。このため、時間調整として休憩、食事をします。
 北葛岳から七倉岳へも急降下・急上昇のみちで、岩場、ザレ場があり神経を使います。小さなアップダウンもあります。ただ、この区間、展望が素晴らしく、その意味ではとても楽しい登山道です。
 船窪小屋は雰囲気のよい場所にたっています。たくさんの方が休憩しており、私も、小休止。パンを食べ、最後の下りに備えます。通過者であるにもかかわらず、お茶を頂きました。ありがとうございました。

■七倉岳〜七倉〜バス停
 天狗の庭までは、お花畑とおもわれるところ、展望の良いところなど、平和な道でした。
 しかし、そこから先は想像を絶する滑る道でした。木の根、ハシゴ、岩がありますが、特に木の根が滑る滑る。スピードアップするどころか、慎重に下らざるを得ず、時間がかかりました。唐沢覗きを過ぎると、つづら折れの道になり、ようやくましになりました。結局、七倉までの下山に2時間半かかりました。
 七倉からはバス停まで約12kmのロードです。下りで走れるかとおもいきや、登りの区間も多く、途中で足がとまってしまいます。上原BS16:30のバスにはぎりぎり間に合いそうもありません。この日の終バスである17:25かなぁと思いつつ、それでもあきらめずに走れるところは走ります。県道に出ると16:33。「バスが3分前にいってしまったのか...」と思った矢先、バスがこっちに向かってきます。大きく手を振って、バスに乗せて頂きました。バスが若干遅れていて、助かりました。やはり、『あきらめない気持ち』が大切ですね。

■youtaroさんの続行
 翌日になって、youtaroさんが同ルートを歩いてたことがわかりました。私がトイレに行っている時間帯にスタートしたようで、私は20分遅れで続行。針ノ木峠までの所要時間は同タイムですが、その後は差がひらいてしまいました。
 蓮華岳の途中、大下りを下るハイカーが2人見えました。後ろの方には北葛岳でおいつきましたが、先行の方には会えず。その、先行の方がyoutaroさんではないかと思います。
 七倉ゲートまで追いつくことなく、会うことはできませんでした。あの滑りやすい急な下りを2時間でおりてしまうとはさすがです。私は「下り番長」を自認していましたが、返上しないといけませんね。
 youtaroさんは、今回の歩きで、赤線が日本海までつながったとのこと、その場に居合わせることができなかったのが残念です。youtaroさんが、この区間だけが未踏なことは知っていましたが、上高地〜松本のコメントではだいぶ先のような感じだったので、まさか今週とは思わず、残念でした(連絡してみたらよかった....)。 

■おわりに
 バスで扇沢までもどり(1010円)、車で大町温泉薬師の湯に行きます。ここはスキーを毎週していた20数年前によく来ていた温泉です。JAF割で600、気持ちよく入浴しました。 
 終わってみれば、天気も良く、なかなか展望の優れたルートで、バスも間に合ったという、とても良い山歩きでした。

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コメント

素晴らしい展望
sat4さん こんばんは!
私達が3日間かけてヘロヘロになって歩いたコースです。
おまけにもう10キロ余計に走ってるし…
それなのに余裕でポイント押さえたきれいな写真撮ってるし…
特に船窪小屋付近は
自分は雨で展望見れなかったので
楽しませていただきました。

sat4さんが日帰りで行かれたコースは
3日で計画するとちょうど良さそう というのが今回の発見です。
これからも大いに参考にさせてください(時間以外)
2017/9/10 22:50
Re: 素晴らしい展望
mattyanさん、こんばんは。
天気の良い日に行けてよかったです。
本当に素晴らしい展望でした。

mattoyanさんのレコ、事前に読んで予習して行きました。
船窪小屋の夕飯とか「いいなぁ」と思いました。
船窪小屋は泊まってみたいし、夕食たべてみたい。

ゆっくりの山歩き。むしろ贅沢で、とても良いと思います。
私も泊まりたいものですが、この日も、
北葛岳でお会いした方から「事前に聞いたら今日は1枚に2人と言われた」
とのこと。私は混んでいるのは苦手で....

七倉から走っているのも、タクシー代の節約です。
mattyanさんの大町までのタクシー料金を見て、
「扇沢だとそれ以上だよなぁ」と思いつつ、
何が何でも最終バスに間に合わせるというモチベーションになりました。

それにしても、このルート、素晴らしいルートだと思いました。
2017/9/11 1:24
凄い展望ですねー
夢のような眺望の中、ロングトレイルで
これは憧れるコースですねー
とても真似できませんが、何とか一部でも歩きたいです
是非パクらせていただきたいです
2017/9/10 23:44
Re: 凄い展望ですねー
cyberdocさん、こんばんは。

急なアップダウンや岩場・ザレ場。
緊張を強いられるルートですが、展望は素晴らしいです。
ここはおすすめです。

cyberdocさん、十分真似できると思います。
今回は山岳区間は全く走っていませんでの、
所要時間は参考になると思います。

1泊するのであれば、さらに烏帽子岳の方まで含めてブナ立て尾根で下山し
周回するのもありだと思います。
2017/9/11 1:29
あまりにも惜しい。。。
sat4さん、こんばんは。

なんと、松本からの山行に続きのコラボ逃してしまいました。。。
この土曜日も最初は志賀高原方面を考えていたのです。
しかし、天気が良さそうで、成田からの帰宅が少し早まった
(でも扇沢は3時でしたが。。。)ため、前日に決めました。
写真を見ても自分のか?と思うようなものばかり。
ほんと、惜しかったです。

それにしても、七倉ダムから走りましたか。
さすがですね。あの上り、予想外ですよね(笑)
ちょっと道を間違えて遠回りしてしまったこともありますが、
自分は自転車でも50分程かかりましたよ。
2017/9/11 19:55
Re: あまりにも惜しい。。。
youtaroさん。こんばんは。

20分の続行とは惜しいことをしてしまいました。
事前に「お先に扇沢〜七倉行っちゃいますけどごめんなさい」メールをすれば
よかったと後悔しております。

志賀高原は、今年こそ岩菅山を行きたいと、紅葉待ちをしています。
また、志賀高原はもう1本構想があって、
焼額山から竜王経由で戸狩野沢温泉駅方面を計画しています。
間に高社山を入れて2回に分けていくのもありかと、いろいろ考えています。
志賀高原から長野駅につなぐとなると、これがベストかと。

七倉から先は、全部下りとおもってました。
七倉への急な下山に手こずり、ロードも登りがある。
想定外の事態に参りました。

youtaroさんに会えなかったのは残念ですが、
確かに、写真をみると同じような構図も。
同じ景色を共有できただけでもよかったです。
2017/9/11 21:20
武器を持っている強み
sat4さん、こんばんは

このルートをどうやって周回するか散々悩んで編み出したのが、
七倉〜くろよんロイヤルホテル間の自転車+バス利用でした。
そこをsat4さんは走ってしまうとは、さすが強みを持っている人はいいですね。
でも最終バスが結構早いので、ギリだったのですね。

なかなかの名ルートだと思いませんか。
標高低い箇所を通過するので、もっと樹林帯歩きがあると思いきや、
展望は良いし、お花畑もあったりして。
何と言っても渋滞がないのはストレスがなくていいです。

youtaroさんの20分後を追跡していたのですね。
最初からわかっていれば気合いを出して追いつけたかもしれません。
蓮華の大下りで先行者が見えたとは、惜しかったですね。
2017/9/11 22:39
Re: 武器を持っている強み
hirok さん、こんばんは。

昨年のhirokさんのレコ見ていたので、日帰り用にアレンジしてみました。
始終展望があるルートですし、この日はガスもでなかったので、
北アの山々の展望を、とことんたのしむことができました。
すれ違う人は少なかったですが、「素晴らしい展望ですね」があいさつがわりでした。
『隠れた名ルート』だと思います。
ありがとうございました。

今回、針ノ木峠まで2時間半(CT50%)だったので、終バス1本前でも余裕だと考え、
休憩もしっかりとってのんびりしてしまいました。
しかし、その後の
蓮華の大下り、北葛から七倉への下り&登り、七倉尾根の滑りやすい急降下では
走れるどころか、時間短縮できる箇所が全くなく、
さらに、七倉からバス停までのロードも登りがあったのは誤算でした。
バスが遅れていたので、なんとか終バス1本前に乗れましたが、不覚でした。
昨年のhirokさんのコメントを改めてみると「ランが得意のsat4さんでも、走れるところはほとんどない」とありましたが、このコメントはすっかり忘れていました。行ってみると全くそのとおりでした。

youtaroさんとの20分差スタート、針ノ木峠までは維持できましたが、その後は開く一方。
あのような厳しいルートでは、気合いをいれても追いつけないですね。
2017/9/11 23:25
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ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
柏原新道 針ノ木岳 蓮華岳 船窪小屋
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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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