記録ID: 1255450
全員に公開
アルパインクライミング
甲斐駒・北岳
北岳バットレス第4尾根主稜
2017年09月09日(土) ~
2017年09月11日(月)
yama_pound
その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 20:29
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 2,240m
- 下り
- 2,234m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 5:32
2日目
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 4:16
- 合計
- 14:13
・途中コース上で休憩を何回か取っているので休憩時間はもっとあります。
天候 | 9/9 曇り時々晴れ 9/10 曇り時々晴れ 9/11 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
(係員の指示に従い『岩園館』の下の空地に止めました。) ・芦安〜広河原の区間は乗合タクシーを利用しました。 (行きは車を止めたところに人数調整待ちの乗合タクシーが待機してました。帰りはバズだとバス停から駐車場まで歩くことになるので乗合タクシーを使いました。) https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/mycar_bus_taxi_tozan.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山ポスト、トイレ、水場の情報はどこからでも入手できると思うのでここでは割愛させてもらいます。 ★ルート状況(ルートグレードは参考にしたトポ図からで、あとは個人的な感想です。) ◆一般登山道〜下部岩壁基部(Dガリー大滝下) ・大樺沢の一般登山道を歩きC沢D沢中間尾根に取付いて下部岩壁まで登りました。 二俣から大樺沢の一般登山道を登っていくと北岳側に順にヒドンガリー、B沢(バットレス沢)、C沢、D沢とあります。4つの沢で唯一水流があるのはC沢だけです。(降雨後は不明ですが・・・)水流のあるC沢を過ぎてすぐに岩場を沢上へと登るとそこがD沢だとはっきりとわかるのでD沢右岸の尾根を登り途中からD沢左岸の尾根(C沢D沢中間尾根)へ渡ってそこから踏み跡がはっきりしているその尾根を登っていきます。樹林帯を抜けてお花畑をしばらく歩くと下部岩壁基部(Dガリー大滝下)に着きます。 ・初見で暗いときに取付く場合は迷いやすいようなので、余裕があれば前日に偵察して下見しておくといいと思います。 ◆下部岩壁 ・Dガリー大滝から横断バンドまで登るつもりでしたが取付きがよくわからず(取付支点は無かったです。暗かったので見つけられなかっただけかも・・・)岩も少し濡れてて悪そうだったので簡単そうなDガリー大滝下から左の尾根へバンドを登りました。(ロープ不要。)尾根の左に回り込むとテラスがあり取付支点もありました。(ここが第5尾根支稜の取付になると思います。)そこからロープを出して登るとDガリー大滝上へ出ました。(この区間は残置ハーケンやハイマツから中間支点が取れました。)そこからDガリーを登ると横断バンドに出ました。(この区間もロープを出しましたが中間支点は無かったし取りませんでした・・・) ・Dガリー大滝下で登山靴からクライミングシューズに履き替えました。 ・今回登った第5尾根支稜〜Dガリーは特に問題なく登れます。 ◆横断バンド ・横断バンドが開始地点には支点があり、ロープを出して滑落や落石に注意しながら通過しました。(途中、残置スリングがあるところが酷くザレていて落石を起こしやすいので特に注意が必要です。) ・ブッシュ帯に入ったところでロープを片付けCガリーまで行きました。 ◆Cガリー ・ザレていたので落石に注意しながら登りました。(できるだけ右岸側の岩を頼りにして足に体重を乗せないようにそっと歩きました。) ・『4オネ』の赤ペンキ表示を辿りながら登ると『4』と書かれた岩があり左にヒドンスラブが現れます。 ◆ヒドンスラブ ・Cガリーを歩いたときに靴に付いた土のせいなのかただ単にヒドンスラブ下部がつるつるしているせいなのかヒドンスラブの出だしは滑りますが、特に問題なく登れます。(ロープは出して登りました。) ・ヒドンスラブを登りきって踏み跡を歩いていくとようやく第4尾根主稜の取付であるテラスに着きました。 ◆第4尾根主稜(3級、掘銑后240ⅿ) 1P クラック(后檗法船好薀屐吻掘法淵蝓璽鼻 ・出だしのクラックは少し頑張ってみましたがクラックはほとんど登ったことがないので見よう見まねのフットジャムは当然決まらず・・・ハンドジャムも上手くできず・・・もたつきました。。フォローから『A0でいいから早くー』とハッパをかけられ確実に落ちずに登るのにA0でサクっと登りました。 ・スラブは問題なく登れました。 2P 供淵侫ロー) ・特に問題なく登れました。 3P 掘淵蝓璽鼻 ・白岩のクラック。特に問題なく登れました。 4P 掘淵侫ロー) ・特に問題なく登れました。 5P 三角形の垂壁(后法船螢奪検吻掘法淵蝓璽鼻 ・出だしの垂壁は細かいですがホールド、スタンスはありました。少し頑張ってみましたが『早く登ってーA0でいいから!』とフォローからハッパをかけられたので確実に落ちずに登るためにA0でサクっと登りました。 マッチ箱からコルへの20ⅿの懸垂下降 ・リッジ奥の支点から50mロープ1本で懸垂下降しました。 6P 検淵蝓璽鼻 ・細かいホールド、スタンスを見つけながら登る感じでした。特に問題なく登れました。 7P +(フォロー) ・右のスラブ状カンテ(后砲賄个蕕此∈犬悒肇薀弌璽垢靴同角(+)を登りました。特に問題なく登れました。 8P 枯れ木テラスから崩壊したリッジを左側へトラバース(リード) ・特に問題なくトラバースできました。 9P 検淵蝓璽鼻 ・城塞ハングのチムニーは順番ではフォローになるのですが『リードで登って!』と言われたのでリードで登りました。1本目と3本目のハーケンはグラグラしてたのでテンションをかけると抜ける可能性があると思います。ここでもフォローから『A0で登りなよ!』とハッパをかけられたので確実に落ちずに登るためにA0でサクっと登りました。(念のため、このピッチ登る前にザックから出したアブミは使わなくてもA0で登れました。) 終了点から山頂まで ・終了点から少し登って足場の安定したところでロープを片付けクライミングシューズから登山靴へ履き替えました。 ・踏み跡を辿っていくと北岳山荘からの登山道に合流します。そこから一般登山道を歩いて山頂まで行きます。 |
その他周辺情報 | 下山後は『岩園館』で汗を流しました。 http://www.iwazonokan.com/ |
写真
撮影機器:
装備
共同装備 |
50mロープ×2
アルパインクイックドロー×8
クイックドロー×8
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---|
感想
今年のお盆後半に計画してた北岳バットレスは天気が悪かったので水に流れてしまっていた・・・
が、登りたい欲求は無くならず、天気の良さそうなこの週末の土曜日と日曜日に休みを取った月曜日を加えて2泊3日の登山計画を立てた。
(今週の3連休は混むと予想したので、そこは避けました。)
北岳バットレス・・・2〜3年前の私には想像できなかった場所を今は登る計画を立てている!!
楽しみだなー♫
ワクワク♪ドキドキ♫
Climbing‼
ヾ響
・初日テン場に着いてからC沢D沢中間尾根の取付を偵察しておいたおかげで翌日アタック日に暗い中を歩いても迷うことなく下部岩壁基部まで辿り着けて良かったです。
・Dガリー大滝の取付はよくわからなかったです(-_-;)
・下部岩壁基部から第4尾根主稜まで長かったです(-_-;)
・1P目出だしのクラック、5P目出だしの垂壁、城塞ハングのチムニーをリードで登りましたが全部A0で突破しました・・・
まだまだ修行が足りませんね・・・(-_-;)
・朝の暗いうちは寒かったですが、明るくなってからは風もなく待ち時間も寒くなくて良かったです。
・北岳の山頂は今回で5回目ですが、1月に登った雪山の時以外は全部ガスってます(笑)
・栗のパウンドケーキは上手くできてました♪
季節はすっかり秋ですね〜
反省
・特にありません。
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