雨とガスと花の、阿弥陀岳
- GPS
- 07:13
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,951m
- 下り
- 1,957m
コースタイム
5:30美濃戸-7:13行者小屋7:30-8:30中岳のコル8:35-8:58阿弥陀岳9:40-9:53摩利支天-10:05阿弥陀岳-10:25中岳のコル-10:55行者小屋11:15-12:20美濃戸
(12:35美濃戸-13:10自宅)
山と高原地図コースタイム、美濃戸-2:00-行者-1:00-中岳のコル-0:25-阿弥陀岳-0:20-中岳のコル-0:40-行者-1:40-美濃戸 計6:05
天候 | 雨、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行者小屋から中岳のコルは、2箇所ほど崩落箇所があり上に迂回路があります。 |
写真
感想
先週は、雨で半日北八ツに行っただけなので、今日は是非、八ヶ岳の高峰に登りたいと思います。土曜は曇りのち晴れ、日曜は曇りのち雨、で土曜に行きます。ただし、2時ぐらいに家に帰らないといけないです。
ヤマケイアルペンガイドの中級コースのトライということで、すでに前半戦で、権現、天狗、中締めで赤岳に行きました。後半戦は、阿弥陀と横岳を予定しています。今日は時間も限られているので、コースタイムが短い阿弥陀に行きます。
朝3時半に起きて、朝食を1.5人分食べます。4時すぎ、空がうっすらと明るくなってきましたが、八ヶ岳の全峰が見えています。よっしゃと喜び勇んで、4時40分に出発。5時過ぎに到着すると、阿弥陀はしっかり見えています。
行者小屋に着いた時、横岳、赤岳、阿弥陀、しっかり見えて見ます。と思ったら、横岳のほうからガスが流れてきて、あっという間に視界0に。もともと、展望がなくても雨さえ降らなければ、阿弥陀に行くつもりだったので、迷わず、中岳のコルに向かいます。行者から中岳のコルは道迷いのあるルートなので慎重に歩きます。テープや標識はほとんどないので、踏み痕だけが頼りです。1/3ぐらいのところで、上に行くのか右へ行くのか迷うとこがありました。両方踏み痕がしっかりしています。上に行きましたがなんとか正解。自信がないので、U37のGPSの歩行軌跡で中岳のコルに向けおおよそ正しい方向と位置を進んでいることを常時確認しながら進みました。GPSは自信ないとき役に立つ相棒です。
もうすぐ、中岳のコルというところで、ついに雨も降り始めカッパ装着。北八ツの反省で、今日はスパッツとBAGカバーもつけます。スパッツのおかげでカッパとズボンは手洗い不要でした。中岳コルの下から阿弥陀頂上まで花の宝庫でした。コルに到着しましたが、雨の中、阿弥陀登れるかな?と若干ビビリます。でも、年配者達も登っているので、ともかく登ります。
阿弥陀は、権現と似ていると感じました。高度感があるがハイマツが両側を囲んでくれてカバーしている雰囲気とか、岩場の感じとか。ただ、鎖がなく、やや権現より難しい感じです。でも、登りも下りも3点支持がちゃんとできれば、問題ないでしょう。雨の中、問題なく登れました。登り降りでは足がかならず1本浮きますので、3点で支持するには、手の2本は必ずつきます。1本の足に頼らず手の2本だけでもある程度体を支持することが重要と今回感じます。鎖がない下りで特に実感。
頂上は、妙に木の標識だらけ。ガスで視界は0。ちょっと遅れて、船山十字から南稜経由で来た人が来ました。御小屋尾根か中央稜に行くと言ってすぐ出発しました。すごい!。それから写真にある、古川さんとお話しました。70歳でマナスル行かれた方です。今回は年配者率いて、坪庭から縦走し御小屋尾根を下るようです。すごい!
御小屋尾根を使う人が結構いました。半分ぐらいかな。折角来たので私も10分ぐらいのところにある摩利支天まで行ってみます。摩利支天の犬返しの岩は、下りより登りで戻ってきた時、階段に足をかけるまでビビリました。あとは、ハイマツの間が狭く虫だらけでした。なお、写真にあるように、ハイマツの間を行くのか、坂を下ってゆくのか迷います。ハイマツが正解でした。でも、坂を下る踏み跡もしっかりしています。下るとどうなるのでしょう?
阿弥陀の下り時は雨はやみ無事降りれました。ガスはかかってますが。中岳のコルから行者小屋は、1年前の赤岳デビューで使った道ですが、当時、とても疲れた記憶があり、よい印象がありません。今回、下ってみると、結構相性がよく下りやすいです。スピードも出しやすいです。コースタイム50分のところ25分で下れました。
行者小屋では、コーヒーを頼みます。その間に雨がまたかなり降って来ました。行者小屋の中でゆうゆうとカッパ等の準備をしてから出発しました。南沢の下りは、赤岳デビューの時から相性がいいなと思ってました。スキーのウエーデルンのリズムで、埋まっている石の先端を左右に飛びながらスピード制御し降りてゆくのが好きですが(こんな歩き方する輩は自分以外見たことありませんが)、南沢は私のリズムと合います。いままで南沢は団体行動だったのであまり飛ばしませんでしたが、今回は1人なので残った体力をつかい飛ばしてみます。登ってくる人の迷惑にならない程度に。心拍数は140から150ぐらい。コースタイム100分のところ60分で到着。
なお、U37は7時間ずっと、USBバッテリーで動作させていますが、電池が切れる気配はまったくありません。折角なので、このまま何時間まで動くか、実験したいと思います。結果は、8/7の日記にて報告します。
あと、帰りの南沢はU37はずっとBAGにしまってましたが、GPSロストはないですが、かなり精度が悪いです。これは、BAG内のなにか(バッテリーかデジカメか金属の水筒)がU37背面のアンテナをふさいで感度低下が起きたのでしょう。BAGにしまうにしても、入れ方に注意が必要そうです。
残念ながら展望は0でしたが、中級コーストライ後半戦でまずは阿弥陀をクリアし、3点支持の意味を自分なりに再確認、摩利支天の犬返しの岩も体験、すごい人達とお話ができ、沢山の花に出会えました。特に、北八ツでお気に入りとなったシナノオトギリ(信濃弟切)と沢山再会できたことはうれしかったです。今日も楽しい山登りでした。
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