初狩駅→滝子沢→滝子山→初狩駅
- GPS
- 09:43
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,289m
- 下り
- 1,295m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
この日は先日マスキ嵐沢に行った時にお願いした次の沢登りということで、滝子沢を提案していただいた。前日の山行に続いての沢登りだったが、せっかくの好天の休暇、行ける時に行くのが私のモットーだ。
滝子沢の流れる滝子山は普通に登ってもなかなか標高差のある手応えのある山だが、それを沢からツメて登頂するというのでそのキツさがうかがい知れる。ヤマレコの記録を見ると林道まで車で入っている人が多そうだったが、この日のリーダーは車嫌いで通っているお方なので、初狩駅から歩いてアプローチすることは確定していた。
駅から甲州街道沿いに林道入口まで行く途中、歩道のない場所で大型トラックがそばを通った勢いでリーダーの帽子が舞い上がり、側溝に落ちてしまうというアクシデントを挟みつつ、40分くらいで林道の入口、更に50分ほど傾斜のきつい林道を歩いてようやく最後の堰堤を越え、入渓点に達した。入渓の準備をしていると、工事関係者が上がってきて少し雑談をし、堰堤はこれより上にはもう作らないであろうこと、沢の水量は先日の台風の影響で多いことを教えてもらった。
入渓地点からしばらくガレ場歩き、しかもすぐに水が少なくなってきた。ネットの情報で水量が少ないというのは確認していたが流石に不安になる。しかし、それは少し伏流気味になっていただけだったのか、すぐに持ち直した。一つ目の滝を登って、また平凡な沢歩き。それからしばらくして久々に出てきた滝は水量が多すぎて相当濡れそうなので左に巻く。フラストレーションがたまり始めてきた所からようやく滝子沢の本領発揮。大きな滝が連続する。一条の滝まではロープなし、一条の滝はリーダーにトップで確保してもらう。取り付きは斜めに入ったクラックを上がっていくが、本流に合流するちょっと前あたりでスタンス、ホールドともに乏しくなってなかなか上がれない。そうこうしているうちにその場の確保もままならず、2回落下。3回目もフェルト靴のフリクションの性能をフルに使ってなんとか登ることができたが、あれで落ちていたら諦めて巻いていたかもしれないというくらい、打ちのめされた。
一条の滝の後に出てきた8mの滝は水量が多いのもあって左から巻き、最後のツメ。途中の涸棚が一箇所嫌らしいところがあり、そこはトップで行かせてもらってリーダーを確保する。しかし、うまく支点が見当たらず大分時間をかけてしまったのが反省点。その後の浮石、落ち葉だらけの急斜面を上がって登山道に出るとすぐに山頂に到着した。
下山は穴沢山を経由し、甲州街道沿いの酒屋で祝杯をあげた。9時間を超える行動時間は久しぶりだったが、休憩や待ちなどが多かったためか、思ったよりも疲労はなかった気がする。今シーズン、もう1、2回は沢に行きたいなぁ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する