折立から悲しいスゴ乗越ピストン
- GPS
- 33:38
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,659m
- 下り
- 2,652m
コースタイム
2:25折立-5:10太郎平5:20-7:25薬師岳-8:20北薬師岳-9:30間山-10:15スゴ乗越小屋
10日
4:15スゴ乗越小屋-5:10間山-5:40朝食6:35-7:20北薬師岳-8:00薬師岳-10:00太郎平-12:00折立
天候 | 9日 晴 10日 曇・晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
予定は、折立から入山し薬師岳経由で立山まで縦走し、黒部ダムに降りて読売新道を登って折立に戻るルート。
前日の夕方に折立駐車場に到着して車中泊し、当日は2:25スタート。
すでに月は沈んでいて、久々に見る満天の星空がすばらしい。
当初予定の2:00からは早くも30分の遅れで、稜線で御来光を迎えることを考えるとちょっと厳しい。
登山道はよく整備されていて歩き易いが、この時間でも涼しくは無く、汗が噴き出さないぎりぎりのペースで登る。
三角点まで来ると微かに空が白み始めているが、予想とは違う方角でちょっと嫌な予感。
太郎平までは結構距離があり、到着は5:05過ぎ。ちょうど御来光の時間であるが、
その方向には薬師岳から連なる稜線があって御来光は拝めず。
雲ノ平周辺や裏銀座の山々が一望できるが、山の名前はさっぱり分からない。
薬師峠付近は水が豊富で、テント場の水場も冷たくておいしい。
薬師峠から薬師岳山荘までは枯れた沢歩きで、足場はあまり良くないが、展望は良好。
薬師岳山荘からは開けた稜線をジグザグと登って偽ピーク、更に少し歩いて薬師岳山頂に到着。
岩を積み上げたようなちょっと変わった山頂は、多くの登山者で大賑わい。
薬師岳から北へ向かうと、登山者の数が途端に減る。稜線上をしばらく歩くと北薬師岳に到着。
その後のゴーロが続くエリアを過ぎると、スゴ乗越への降下が始まる。
間山手前の見晴らしのいい場所でエネルギ補給。
ついでに地図を確認するが、今更ながらスゴ乗越小屋から五色ヶ原までは意外と険しい道のりだ。
計画では3時間と見ていたが、もう少し掛かりそうで、五色ヶ原への到着は14時程度になりそう。
降雨下の行動は大嫌いなので、この時点で五色ヶ原は諦めて、目的地をスゴ乗越へ変更。
そのままだらだらと降ってスゴ乗越小屋へ到着。
テント場はあまり広くはなく、夕方にはほぼ全てが埋まった。翌日の早立ちに備えて出口付近を確保。
テントを設営してくつろぎ始めたところで大問題が発覚。
小物入れのバッグを車中に忘れてきたようで、中でもコンタクトレンズが致命的。
山では1日使い捨てコンタクトを使っているので、残りの行程の連続装用は無理。眼鏡も一緒に忘れている。
というわけで、翌日の選択肢は折立へ引き返すか、立山へ抜けてバスで折立に移動するかだが、
携帯も忘れていて、バスの時間も分からなければ予約もできない状況にやる気をなくしたので、そのまま帰ることにした。
2日目は1時に起きてみると天気は良い。
とりあえず簡単な朝食を摂りながらどうしようか考えるが、
テント場が高密度で撤収で音を立てるのに気が引けたので、そのまま二度寝する。
結局出発は4:15で、星空のナイトハイクとは程遠い。
歩き始めるとすぐに雲が出てきて御来光は無かったが、雲の切れ間から差し込んだ赤い光はそれなりに美しい。
しばらくして、日差しが届き始めたところで第二朝食。行動中には煩わしい日射も、休憩時にはありがたい。
食事を終えて歩き始めると、すぐに雲の中に入る。
雲は薄く、ルートには丸印が沢山付けられているので、道に迷うような心配はない。
薬師岳を越えた辺りから、再び太陽が差し始める。薬師岳の笠も取れたので、途中で何度も振り返る。
太郎平からはしんどい降り。三角点までは特に辛く、途中のベンチに腰を降ろして休む始末。
三角点で俊足さんに追い着かれたので、ペースメーカに使わしてもらってなんとか下山。
富山まで来てこのまま帰るのは残念すぎるので、亀谷温泉でくつろいでから馬場島へ移動。
ところが、夕立のように降り始めた雨はなかなか止まず、天気予報も雨で回復するのは昼以降ということ。
結局、そのまま家路へついた。
abeyさん、こんにちは。
今回は、本当に残念でしたね。何泊の予定で読売新道の超ハードコースを行かれようとされていたのかは判りませんが、ご健脚のabeyさんにとっては、赤牛岳待ってろよ!っちゅう感じですかね?
ー
ところで、私もコンタクトレンズでえらい目?に遭ったことがいくらでもあります。
-
それは北鎌尾根に行ったときのこと、まだ暗いうちに勇んで貧乏沢を強引に下っている最中に、飛び出している枝で左目を突いてしまい、コンタクトレンズを紛失してしまいました。幸い眼鏡を持っていたので、そのまま強行しましたが、北鎌沢の登りでも、尾根でも、遠近感が妙に掴めず、足元が怪しくなってしまいました。高度感のあるところでは怖くてノロノロになり、モチベーションもあがらず、結局、大槍までたどり着けずに、途中の北鎌平でツェルトで緊急ビバーグした覚えがあります。
ー
それ以来、ザックの天蓋には常に、1dが数個と2wと保存液+ケースのセットが入っています。
kuma-sanさん、こんにちは。
ここぞという山行だったので本当に残念です。非常用品リストにコンタクトを載せる為に、ずいぶんと大きな代償を払いました。
赤牛岳は必ず再チャレンジしますが、週末にふらっと行けるような場所でもないので、先のことになりそうです。
数日に渡る山行の場合は、1週間連続装用タイプが便利そうです。
kuma-sanさんのような不慮の事故には対応できないですが、朝晩の手間は無くなります。
私も目は良くありませんので、普段はメガネで、1dayのコンタクトをたまに使います。
遠くが霞む程度なので、視力はabeyさんほど悪くないのかも。
無くても、明るかったら歩けると思います。たぶん。
とりあえず予備でコンタクトを一組だけ持ってますが、1dayなので・・・
なんだか面白そうなコースのようですが、忘れ物で撤退とは・・・
是非とも再チャレンジを期待します。
北アルプス行きたいですが、休暇の短縮で今年の夏も行けません。
というか、他に行きたい場所が出来たのですが、その短期で行ける場所に行ってきます。
そういえば、コーラでなくてレッドブルを持っていかれたのは、今回の行き先に引っかけてのことでしょうか
コンタクト無しで歩くのは思いつきませんでした。無理ではないと思いますが、ルートによっては道に迷ったりしそうです。
それと、私の場合、景観をエネルギに歩いているので、十分な視界がないと飢え死にします。
北アルプスは乗鞍岳しか行ったことが無く、ほとんど今回が初めてのようなものですが、本当に大きなところですね。
すべての山のすべての道を歩いてみたいですが、現実的ではなさそうです。
レッドブルはその通りでしたが、見事に空振りました。
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