年長児を連れて南八ヶ岳(赤岳・横岳・硫黄岳)
- GPS
- 34:00
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,461m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
5:45 美濃戸駐車場着 --> 6:00-6:08 美濃戸山荘 -->9:15-9:56 行者小屋 -->11:26-11:30 文三郎尾根分岐(稜線) -->12:10-12:30 赤岳頂上山荘(雨宿り)-->12:35-12:45 赤岳山頂 -->12:50-14:40 赤岳頂上山荘(雨宿り)-->15:30 赤岳天望荘(泊)
▽2日目(ご来光 5:00)
6:45 赤岳天望荘 -->8:08 三叉峰 -->8:37-8:45 横岳山頂 --> 9:40-10:10 硫黄岳山荘 -->10:40-10:55 硫黄岳山頂 -->11:10-11:15 赤岩の頭 -->13:00-14:11 赤岳鉱泉 -->15:58 美濃戸山荘
天候 | 1日目:晴れのち雷雨。 2日目:快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
6歳の息子が赤ちゃんのころからずっと「一緒に登ろう」と約束していた赤岳登山。
私は出産・育児で7年のブランクがあきましたが、ようやく念願を果たすことができました。
もちろん今回が初めての登山ではなく、親子で徐々にステップアップをしてきました。
4歳のころ、麓の飯盛山や入笠山など低山ハイキングからスタートし、八方尾根で初めての高山を経験。5歳で乗鞍岳、八ヶ岳の編笠山、硫黄岳をそれぞれピストン。今年は5月に茅ヶ岳、7月に木曽駒ヶ岳を登り、今回の登山にのぞみました。
息子は縦走経験がまだなかったので、1日目の様子と天候を見て、難しいようなら今回は赤岳だけにしようと考えていました。子連れであれば地蔵尾根から登った方が楽だったかもしれませんが、技術レベル?を見るため往路に文三郎尾根を選択。赤岳の頂上直下では岩場を楽しそうによじ登り、クサリ場や鉄ハシゴへの抵抗感があまりない様子でした。
1日目の天候は、前日までの不安定な大気の状態をそのまま引きずって、早朝こそ青空が出ていたものの、行者小屋を出る時点では山にガスがかかり日差しはあまり強くありませんでした。しかしジリジリと暑すぎず、登るにはちょうど良かったと思います。ハシゴをのぼり切り、赤岳山頂が見えたところでパラパラと雨が…。あっと言う間に本降りになり、とりあえず頂上小屋に飛び込みました。しばらくして雨が上がったところで、もういちど山頂に戻り、記念撮影。ここで、日ごろ保育園に通っている息子がちょうど眠くなる時間になり、再び頂上小屋へ入ってお昼寝させました。
その間、雨が時折強く降っていましたが、佐久や清里などの下界が雲間から見えていました。
息子が起きたところで、ちょうど雨が上がり、主稜線上に大きな虹がかかりました。こんな天気でなければ見れなかった景色だったと思います。これには自然のスケールの大きさを感じました。
その後も降ったり止んだりでしたが、予約をしてあった赤岳天望荘へ移動。
そして天望荘の談話室に入ったところで、再び大雨。こんどはものすごい雷鳴も一緒です。あぁ、間一髪…助かりました。
天望荘では小屋の人が小さな子どもによく声をかけてくれて、親切に色々とアドバイスをしてくれました。子どもは個室利用1泊2食で8000円でした。食事も喜んで沢山食べていました。
2日目は4:00過ぎに起床。窓の外は強い風が吹き付け、霧で真っ白でした。ご来光の時間が近づくにつれ、だんだん霧が晴れて来て、やがて赤岳の東側に富士山が姿を現しました。
5:00、トイレの窓からご来光を見ました。
5:30頃、朝食。この時点ではまだ縦走か地蔵尾根を下りるか迷っていました。
6時半頃、天望荘を出る頃には雲が切れてほぼ青空になっていました。前日とは違って天気が安定しているように感じました。とりあえず地蔵の頭まで行き、とりあえず横岳へ向かうことにしました。行けるところまで行って、息子に難しいようであれば引き返そうということになりました。
横岳の通過は、クサリ場の連続となりますので、あまり集中力の続かない小さな子どもは、登山経験のある大人のサポートがないと無理だと思います。大人だけの時よりずっと緊張して、ひとつひとつ慎重にすすみました。
どうにか難所を越すことができ、広い尾根道へ。コマクサの群生地を見て、心が和みました。
硫黄岳は昨年も桜平から登っていますが、硫黄岳山荘の方から見る姿もとても雄大でいいですね。
爆裂火口の吸い込まれそうな感覚をまた味わいました。
硫黄岳山荘はじょうご沢からポンプで水をくみあげていて、トイレはウォシュレットと、よく整備されています。
赤岩の頭で稜線に別れをつげ、赤岳鉱泉へ。樹林帯の中のジグザグ道は木漏れ日がさして気持ちいいのですが、息子には単調で眠くなってしまったようです。フラフラと足がもつれそうになっていました。ここはママだと甘ったれて歩かなくなってしまうので、バーバに引っ張られる様にして頑張って降りました。
しかし赤岳鉱泉でラーメンを食べると、あっさり復活(笑)顔を取り替えたアンパンマンの様に元気になりました。
北沢は木道や橋がよく整備されていて、南沢より歩き易かったです。途中から車の入れる林道となるのですが、その長い砂利道が足にきて、ちょっとつらかったです。
息子に「まだ?」「まだ?」とうんざりするほど聞かれながら延々歩き、美濃戸山荘へ。
ここで食べたスイカが素晴らしく美味しかったです!
よく頑張りました。
また次の目標をさがして、これからも子どもと登山を続けたいと思います。
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