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Yamareco

記録ID: 127092
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

年長児を連れて南八ヶ岳(赤岳・横岳・硫黄岳)

2011年08月09日(火) ~ 2011年08月10日(水)
 - 拍手
子連れ登山 allie その他3人
GPS
34:00
距離
15.0km
登り
1,461m
下り
1,460m

コースタイム

▽1日目
5:45 美濃戸駐車場着 --> 6:00-6:08 美濃戸山荘 -->9:15-9:56 行者小屋 -->11:26-11:30 文三郎尾根分岐(稜線) -->12:10-12:30 赤岳頂上山荘(雨宿り)-->12:35-12:45 赤岳山頂 -->12:50-14:40 赤岳頂上山荘(雨宿り)-->15:30 赤岳天望荘(泊)

▽2日目(ご来光 5:00)
6:45 赤岳天望荘 -->8:08 三叉峰 -->8:37-8:45 横岳山頂 --> 9:40-10:10 硫黄岳山荘 -->10:40-10:55 硫黄岳山頂 -->11:10-11:15 赤岩の頭 -->13:00-14:11 赤岳鉱泉 -->15:58 美濃戸山荘
天候 1日目:晴れのち雷雨。
2日目:快晴。
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸の赤岳山荘駐車場を利用。1日1000円×2日分。美濃戸口から先は狭いダート。
美濃戸山荘で入山届をポストし出発。
2011年08月09日 06:05撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/9 6:05
美濃戸山荘で入山届をポストし出発。
チビを水没させない様に南沢を何度も渡ります(笑)北沢と比べるとちょっと道がわかりにくいところもありますね。
2011年08月09日 07:35撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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チビを水没させない様に南沢を何度も渡ります(笑)北沢と比べるとちょっと道がわかりにくいところもありますね。
行者小屋。トンボがたくさんいて息子は大喜び。
2011年08月09日 09:25撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/9 9:25
行者小屋。トンボがたくさんいて息子は大喜び。
鉄階段を登り切って稜線へ。
2011年08月09日 11:29撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/9 11:29
鉄階段を登り切って稜線へ。
チシマギキョウ。
2011年08月09日 11:42撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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チシマギキョウ。
キレット分岐。このへんでかなり天気が怪しくなってきました。
2011年08月09日 11:50撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/9 11:50
キレット分岐。このへんでかなり天気が怪しくなってきました。
岩場に取り付くと急に元気になる6歳児。
2011年08月09日 11:54撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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岩場に取り付くと急に元気になる6歳児。
鉄ハシゴ大好きみたいです(~_~;
2011年08月09日 12:18撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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8/9 12:18
鉄ハシゴ大好きみたいです(~_~;
雨が止んだ隙を狙って赤岳山頂へ。
2011年08月09日 12:53撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/9 12:53
雨が止んだ隙を狙って赤岳山頂へ。
頂上小屋を出たら、大きな虹が!
2011年08月09日 14:41撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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8/9 14:41
頂上小屋を出たら、大きな虹が!
佐久の方へ向かって七色のアーチがかかりました。
2011年08月09日 14:41撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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佐久の方へ向かって七色のアーチがかかりました。
夕食までの時間、天望荘の談話室から、荷揚げヘリが行ったり来たりするのを観察していました。
夕食までの時間、天望荘の談話室から、荷揚げヘリが行ったり来たりするのを観察していました。
翌朝の富士山。
ご来光です。
2011年08月10日 05:10撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 5:10
ご来光です。
天望荘を出発する頃には青空に。バックの赤岳もくっきりと。
2011年08月10日 06:46撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 6:46
天望荘を出発する頃には青空に。バックの赤岳もくっきりと。
地蔵仏に手を合わせ、無事の横岳通過を祈ります。
2011年08月10日 06:53撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 6:53
地蔵仏に手を合わせ、無事の横岳通過を祈ります。
いよいよ岩場の連続です。
2011年08月10日 07:11撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 7:11
いよいよ岩場の連続です。
イブキジャコウソウ。
2011年08月10日 07:04撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 7:04
イブキジャコウソウ。
タイツリオウギ。
2011年08月10日 07:32撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 7:32
タイツリオウギ。
ヨツバシオガマ。
2011年08月10日 07:35撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 7:35
ヨツバシオガマ。
タカネヨモギ&タカネナデシコ。
2011年08月10日 07:35撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 7:35
タカネヨモギ&タカネナデシコ。
コウメバチソウ。
2011年08月10日 07:50撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 7:50
コウメバチソウ。
歩いて来た稜線を振り返ると、赤岳、遠くに南アルプスも見えています。
歩いて来た稜線を振り返ると、赤岳、遠くに南アルプスも見えています。
三叉峰。以前、海ノ口から杣添尾根を登って来たこともあったなぁ。
2011年08月10日 08:10撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 8:10
三叉峰。以前、海ノ口から杣添尾根を登って来たこともあったなぁ。
横岳山頂。
2011年08月10日 08:39撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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8/10 8:39
横岳山頂。
ここからが核心部。クサリ場で確保の仕方を教えながら進みます。
2011年08月10日 08:45撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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ここからが核心部。クサリ場で確保の仕方を教えながら進みます。
ここが足場が狭くて最も緊張するところ。この下は断崖絶壁なんですが、写真では表現できませんね。
2011年08月10日 08:58撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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8/10 8:58
ここが足場が狭くて最も緊張するところ。この下は断崖絶壁なんですが、写真では表現できませんね。
難所をこえて、ほっと安堵です。
2011年08月10日 09:07撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 9:07
難所をこえて、ほっと安堵です。
息子、たそがれてます。なんか絵になるね。
2011年08月10日 09:09撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 9:09
息子、たそがれてます。なんか絵になるね。
かわいいコマクサ♪
2011年08月10日 09:17撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 9:17
かわいいコマクサ♪
硫黄岳山荘が見えて来ました。
2011年08月10日 09:41撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 9:41
硫黄岳山荘が見えて来ました。
硫黄岳山頂!昨秋は桜平から登りました。
2011年08月10日 10:45撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 10:45
硫黄岳山頂!昨秋は桜平から登りました。
赤岩の頭から硫黄岳をのぞむ。ここで稜線とお別れです。
2011年08月10日 11:24撮影 by  iPhone 3GS, Apple
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8/10 11:24
赤岩の頭から硫黄岳をのぞむ。ここで稜線とお別れです。
赤岳鉱泉。イタリア人のアレックスさんがラーメンを作ってくれました。息子がウッドデッキの隙間におもちゃを落としてしまい、ほかの登山客ファミリーがあの手この手で救い出してくれたという忘れられないハプニングも…。
2011年08月10日 13:03撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 13:03
赤岳鉱泉。イタリア人のアレックスさんがラーメンを作ってくれました。息子がウッドデッキの隙間におもちゃを落としてしまい、ほかの登山客ファミリーがあの手この手で救い出してくれたという忘れられないハプニングも…。
北沢のせせらぎを聞きながら気持ちのよい下りです。普通のハイキングでも訪れたいところ。
2011年08月10日 14:54撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 14:54
北沢のせせらぎを聞きながら気持ちのよい下りです。普通のハイキングでも訪れたいところ。
ホタルブクロ。
2011年08月10日 14:57撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 14:57
ホタルブクロ。
この林道がいちばん足にきました〜。
2011年08月10日 15:35撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 15:35
この林道がいちばん足にきました〜。
実は登る前から狙っていた美濃戸山荘のスイカ。
2011年08月10日 16:01撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/10 16:01
実は登る前から狙っていた美濃戸山荘のスイカ。
いただきま〜す。じゅるる♪
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いただきま〜す。じゅるる♪
(おまけ)頂上小屋で買ったネパール帽子。裏フリースで2400円也。かわいいでしょ♪
2011年08月12日 11:06撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/12 11:06
(おまけ)頂上小屋で買ったネパール帽子。裏フリースで2400円也。かわいいでしょ♪
撮影機器:

感想

6歳の息子が赤ちゃんのころからずっと「一緒に登ろう」と約束していた赤岳登山。
私は出産・育児で7年のブランクがあきましたが、ようやく念願を果たすことができました。

もちろん今回が初めての登山ではなく、親子で徐々にステップアップをしてきました。
4歳のころ、麓の飯盛山や入笠山など低山ハイキングからスタートし、八方尾根で初めての高山を経験。5歳で乗鞍岳、八ヶ岳の編笠山、硫黄岳をそれぞれピストン。今年は5月に茅ヶ岳、7月に木曽駒ヶ岳を登り、今回の登山にのぞみました。

息子は縦走経験がまだなかったので、1日目の様子と天候を見て、難しいようなら今回は赤岳だけにしようと考えていました。子連れであれば地蔵尾根から登った方が楽だったかもしれませんが、技術レベル?を見るため往路に文三郎尾根を選択。赤岳の頂上直下では岩場を楽しそうによじ登り、クサリ場や鉄ハシゴへの抵抗感があまりない様子でした。

1日目の天候は、前日までの不安定な大気の状態をそのまま引きずって、早朝こそ青空が出ていたものの、行者小屋を出る時点では山にガスがかかり日差しはあまり強くありませんでした。しかしジリジリと暑すぎず、登るにはちょうど良かったと思います。ハシゴをのぼり切り、赤岳山頂が見えたところでパラパラと雨が…。あっと言う間に本降りになり、とりあえず頂上小屋に飛び込みました。しばらくして雨が上がったところで、もういちど山頂に戻り、記念撮影。ここで、日ごろ保育園に通っている息子がちょうど眠くなる時間になり、再び頂上小屋へ入ってお昼寝させました。
その間、雨が時折強く降っていましたが、佐久や清里などの下界が雲間から見えていました。

息子が起きたところで、ちょうど雨が上がり、主稜線上に大きな虹がかかりました。こんな天気でなければ見れなかった景色だったと思います。これには自然のスケールの大きさを感じました。
その後も降ったり止んだりでしたが、予約をしてあった赤岳天望荘へ移動。
そして天望荘の談話室に入ったところで、再び大雨。こんどはものすごい雷鳴も一緒です。あぁ、間一髪…助かりました。

天望荘では小屋の人が小さな子どもによく声をかけてくれて、親切に色々とアドバイスをしてくれました。子どもは個室利用1泊2食で8000円でした。食事も喜んで沢山食べていました。

2日目は4:00過ぎに起床。窓の外は強い風が吹き付け、霧で真っ白でした。ご来光の時間が近づくにつれ、だんだん霧が晴れて来て、やがて赤岳の東側に富士山が姿を現しました。
5:00、トイレの窓からご来光を見ました。
5:30頃、朝食。この時点ではまだ縦走か地蔵尾根を下りるか迷っていました。

6時半頃、天望荘を出る頃には雲が切れてほぼ青空になっていました。前日とは違って天気が安定しているように感じました。とりあえず地蔵の頭まで行き、とりあえず横岳へ向かうことにしました。行けるところまで行って、息子に難しいようであれば引き返そうということになりました。
横岳の通過は、クサリ場の連続となりますので、あまり集中力の続かない小さな子どもは、登山経験のある大人のサポートがないと無理だと思います。大人だけの時よりずっと緊張して、ひとつひとつ慎重にすすみました。
どうにか難所を越すことができ、広い尾根道へ。コマクサの群生地を見て、心が和みました。

硫黄岳は昨年も桜平から登っていますが、硫黄岳山荘の方から見る姿もとても雄大でいいですね。
爆裂火口の吸い込まれそうな感覚をまた味わいました。
硫黄岳山荘はじょうご沢からポンプで水をくみあげていて、トイレはウォシュレットと、よく整備されています。

赤岩の頭で稜線に別れをつげ、赤岳鉱泉へ。樹林帯の中のジグザグ道は木漏れ日がさして気持ちいいのですが、息子には単調で眠くなってしまったようです。フラフラと足がもつれそうになっていました。ここはママだと甘ったれて歩かなくなってしまうので、バーバに引っ張られる様にして頑張って降りました。

しかし赤岳鉱泉でラーメンを食べると、あっさり復活(笑)顔を取り替えたアンパンマンの様に元気になりました。
北沢は木道や橋がよく整備されていて、南沢より歩き易かったです。途中から車の入れる林道となるのですが、その長い砂利道が足にきて、ちょっとつらかったです。
息子に「まだ?」「まだ?」とうんざりするほど聞かれながら延々歩き、美濃戸山荘へ。
ここで食べたスイカが素晴らしく美味しかったです!
よく頑張りました。
また次の目標をさがして、これからも子どもと登山を続けたいと思います。

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技術レベル
3/5
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4/5
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