記録ID: 1281941
全員に公開
沢登り
丹沢
早戸川水系水沢支流 伊勢沢右俣〜伊勢沢・焼小屋沢中間尾根
2017年10月08日(日) [日帰り]
神奈川県
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,016m
- 下り
- 1,016m
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・6台駐車可 ・3/1〜10/14は遊漁期間につき釣り師さんの車が早朝から停まっている |
コース状況/ 危険箇所等 |
■早戸川水系 水沢支流 伊勢沢右俣 /綢橋を渡るとすぐに奥野林道ゲートと伊勢沢林道ゲートが並列して一般車両は 通行不可。ゲートの手前に6台ほど駐車できる。 右の伊勢沢林道ゲート脇から延々緩やかに登る林道を歩く。 今回は音見沢橋から左岸ザレを下って音見沢を下降。 少し下ると焼小屋沢が合わさり対岸右岸に薄い径路がありこれを使ってみる。 段々と音見沢床から高くなってきたので適当な斜面をキックステップ下降し 沢を下ると水量比1:1で右岸から伊勢沢が合わさる。 伊勢沢に入ると右岸がゴルジュ壁となり3mCSを左に置いた1.5m滝。 10m手前で左岸の白の古いロープから高巻く。滝近くで高巻くとズルズルの泥で 難儀してしまうので注意。 すぐ2条1.5m。そして威圧的な壁の間を7m直瀑が落ちている。 左岸のザレから尾根を乗り越すように高巻く。 巻いたあとの幅広1×5mナメがきれいだ。 その後は1.5m小滝と小ナメが幾つか続く平凡な渓相。 570m地点に先行の釣り師さんがいらしたので一旦林道へ登ることにする。 0棒沢林道終点は地形図通りの場所で終わる。 三つ子岩を下に見ながら左岸に登っていく植林作業径路を歩く。 径路は時々古い朽ちた木橋を架けながら左岸→右岸→左岸→右岸→左岸→右岸と 不明瞭ながら概ね見た目の弱点をついて伸びている。 途中2、3基ほど古い炭焼き跡の石積みが見受けられた。 平凡な苔岩ゴーロの沢は西南西から緩やかに北西方向に向きを変えて少しで 820m二俣に着く。 ただ左俣は涸れており一見すると沢形がわからないので意識しておくことが必要。 左俣の出合には7m岩(下が岩小屋になっている)と右手に見事な2段5mスラブ 棚がある。 等高線を見ればこの上流は非常に混み合い、涸棚の連続になっていることが想像 される。今回は右俣に進む。 けλ鵑話老楚淞未910mで西を向いた辺りから第一の連瀑帯となっている。 スラブ状4m(左巻き)、4段10m(左巻き)、3段8×12m(左巻き。上に 三角形の4m岩あり)、小滝状多段8×15m(左教蕁砲範続する。 970m二俣を水のある左沢に入ると第二の連瀑帯。 2段1.5×5m、3段5m、2段7m(右巻き)と先ほどよりは楽だ。 1005m二俣の右沢は涸れており左沢へ進むと1.5m小滝が2つ。 そして4m壁滝に行く手を遮られるが、この壁滝(水は細い)が1050m二俣の ジャンクションフォールとなっている。 これより上流は斜度も増しただけで何もないので、この壁滝を右から巻きついでに そのまま左岸尾根を北北東方向に詰めていく。 東海自然歩道の平丸分岐から派生する南東尾根に乗りしばしでちょうど平丸分岐 標識のある登山道に出て遡行は終了する。 Ш2鷁嫉海楼棒沢と焼小屋沢の中間尾根を選択。 平丸分岐から焼山方面へ登山道を少し歩き、左に保安林看板、右に山火事注意の 看板のある箇所から背の低い草の生えた平坦な尾根を下る。 すぐ広い横山沢の頭。ここで尾根は二分されている。植林帯で少し暗いが、左の 一旦東に向かう尾根を下る。南東方向に尾根は伸びている。 975m辺りはやや尾根型が不明瞭だが東方向に下ると次第に明瞭になってくる。 770m辺りもやや迷いやすいが東方向へ。 711m小ピークから東南東方向に下ると平坦なコルとなる。地形図だとすぐ南に 伊勢沢林道があるはずだが実際は20mほど急斜面の下を並走している。 ここを下ると崩壊ザレ場と高さ3mほどの護岸堤で懸垂でもしないと林道へ降り られそうもないが、護岸堤を先に何とか歩めば堤が切れたところで下りられる。 またはこのコルからは下りずにそのまま登り返している尾根を東進すれば林道へ 径路で下りられる。 遡行グレード:1級上(※「上」は下降の面倒臭さと長さから付けている) 登攀グレード:卦蕁棔895m左CS3m滝の左壁。手に足ボルダームーブ) ■拙著『丹沢の谷200ルート』(山と溪谷社)発売中です。 この沢はもちろん今回初見なので掲載はしていませんが。 ■マウントファーム登山学校 沢登り、読図、クライミングなどリスク管理主体の知識、技術、行動判断を 指導しております。 http://mt-farm.info/ |
写真
感想
久しぶりに講習(仕事)ではない個人山行。
まだ行けていなかった水沢の伊勢沢(神ノ川じゃない方)へ。
伊勢沢林道ゲート前はすでに数台駐車していた。
そうだ。遊漁期間は10/14までだったから、今週末がラストで混んでいるのかぁ。
音見沢橋まで行ってから音見沢を下降して伊勢沢出合へ。
会に出した計画だと本来は地形図見ると凄い傾斜になっている左俣へ行くつもり
だったが、下流部の遡行図取りに時間がかかり、
おまけに釣り師さんが先行されていたので林道へエスケープなどで
予定時間が少々オーバーしたため、計画書の代替案にも入れておいた右俣へ変更。
上流部に二カ所の連瀑帯がありそれなりには楽しめた。
下降は必然的に焼小屋沢との中間尾根へ。
左俣はおそらく右俣よりグレード高いのでまた仕事の合間にでも行こう。
歩行距離12km・・・長い・・・疲れた。
明日は湯河原クライミング仕事。たぶん足がパンパンだろう。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1378人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する