北岳-間ノ岳-農鳥岳+笹山のおまけ付き縦走
- GPS
- 50:16
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,764m
- 下り
- 3,478m
コースタイム
11:30広河原-13:25二俣13:35-14:00白根御池山荘
8/15
5:30白根御池山荘-7:20小太郎尾根分岐7:25-7:55肩ノ小屋8:10-8:50北岳9:15-10:20北岳山荘10:55-12:40間ノ岳13:20-14:20農鳥小屋
8/16
4:25農鳥小屋-5:25西農鳥-5:50農鳥岳6:10-6:35大門沢分岐-7:00広河内岳7:20-8:20大籠岳(標柱)-8:55白河内岳9:10-10:05笹山北峰10:20-南峰-14:00奈良田湖
天候 | いずれも朝晴れ、午後ガス 夕方小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
広河内岳から笹山は全般に道はありますが、視界が悪いと見つけるのに時間がかかると思います。 広河内岳-大籠岳はペンキマークと踏み跡をたどります。2772mあたりのプチ二重山稜は西側の方が楽です。2767手前あたりで道は東へ少しクランクしています(どこでも歩けますが)。大籠岳の東海パルプの標柱は、2.5万図の三角点とは位置が違うようです。 大籠岳と白河内岳はお互いに見通せますので方向はわかりますが、道は小さなケルンを追っていくので、天気が悪いと大変かも。 白河内岳から笹山へ降りる斜面あたりが一番分りにくかった。ただケルン、テープ、ペンキがあり、ケルンを辿ると樹林の入口にたどりつく。 笹山の下りは、道ははっきりしています。2300あたりは平坦なのでテープ頼り、1344尾根分岐はロープで塞いでありますし、踏み跡で間違うことはないでしょう。 笹山林道と交差する白河内沢は、ほとんど水がありません。 |
写真
感想
お盆はカネガネ計画しておりました白峰三山をやっと実行です。夜行とか夜間走行は疲れでいまいち調子が出ないので、初日はバイクで奈良田までの移動とバスで広河原、ちょっと登って白根御池までとしました。その分余力で、大門沢を降りず笹山を回る岩手県形のルートにしました。
白峰三山のルートはあちこちで紹介されていますが、この時期3日間とも朝9時過ぎにはガスが上がってしまっています。白根御池からも早く稜線に上がりたいので草すべりルートにして正解でした。
北岳を降りてから間ノ岳、農鳥小屋へはずっとガスの中でした。ただお花畑はすばらしく、北岳からの下降路、中白根あたりの岩稜帯は特にすばらしいものでした。
農鳥小屋の夕食前、テン場の下の方にクマがやって来ましたが、小屋のオジサンが飛ぶ様に近づくと察知して逃げていきました。その流れでクマの話になり、人身や農業・林業に被害が出ている事や、身勝手な自然保護の話などひとしきりありましたが、樋口明雄や米田一彦など多少カジッているワタクシとしては、ストレート過ぎる反応の若者客達の方に考えさせられるものがありました。
ところでこの小屋のオジサン、私はいい人だと思いますよ。
さて翌日、晴天ですが不安定とのことでルートの不安はありますが、小屋のオジサンの「だぁいじょうぶだよ」の声に後押しされて満月の下ヘッデンで出発します。すぐに明るくなり、間ノ岳、北岳、赤岳などガスの上に見えて来ます。西農鳥手前でご来光、塩見、悪沢も朝日に照らされています。広河内まで行ってガスが晴れなければ無理をせず大門沢経由と言うことにして、農鳥を後にします。
広河内岳に到着、全く何も見えません。こりゃアカンワと腰をおろし、引き返すつもりで早めの昼食を始めます。ところが食べ始めるとガスが一掃、近くに雲もありません。鯨の背のような南嶺が見渡せ、遠くに笹山まで見えています。こりゃ行くしかないと、折れた心を立て直すのにしばらく時間がかかりました。
ここからは池の沢に降りないよう、稜線近くの踏み跡とペンキマークを辿り、大籠岳までは多少間違えながらも快調です。大籠に沢から上がってきた5人組とすれ違い、岩稜帯の尾根を行きます。岩屑と這松の道はどこでも歩けそうですが、高山植物や這松を踏んで行くので、やはり道を探して歩くほうが良いでしょう。大籠から白河内は広い尾根を天気がよいのでのんびり歩けましたが、視界がないと必死でケルンを追うことになりそうです。
白河内からの下りはあちこちに踏み跡がばらけていますが、ケルンを良く見ていると樹林の入口に辿りつきます。ここからはほぼ普通の登山道で、当然ですが皆同じところを歩くのでしっかりした道になっていました。
そうこうして笹山北峰に到着、縦走の単独さんとすれ違いました。右手見える塩見・蝙蝠はガスの中ですが、今度行ってみたいルートです。
南峰からは3時間半、いやと言うほど降りました。シラビソから米栂、ダケカンバからブナ、アセビと林相が変わって行くのですが、足がパンパンであまり見てる余裕がありません。でも新しい道らしく柔らかくてフリクションが効き、つかまる木も多いので下り向きでしょう。
このルートは農鳥からの下りにお勧めですが、一般の人には視界が良いのが条件かと思います。あまり沢山人が入らないから良いのでしょうね。尾根道なので、増水時には大門沢よりも安全かも。(トンネルを使えば奈良田へはダムの上を歩けるらしい)
初めまして。
今頃気づいたのですが、ほぼ同じような日程で歩かれていたのですね。
確かに奈良田の駐車場にバイクがあったのを覚えています。
白河内岳からの下りはかなりキョロキョロとしましたが、笹山に着いたときはほっとしたものです。
私も笹山からの下りは機械的に下りている感じで、早く着いてくれの一心でした。
なかなか標高差2000mを一気に下る経験はないですね。
今年の夏は全体的に天気が厳しかったですね。
早朝に通過した間ノ岳はばっちりでしたが、午後に通過した北岳や笹山は今一つの展望でした。
ピストン登山を避けるべくルートに工夫されていらっしゃるようなので、今後とも参考にさせていただきます。
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