御嶽山
- GPS
- 29:31
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,221m
- 下り
- 1,569m
コースタイム
15日 7:00 二の池新館、7:25 サイノ河原避難小屋、7:50 摩利支天乗越、8:30 五の池小屋、9:40 四の池、10:43 継子岳、11:40 五の池小屋、13:00 お助け水、13:44 のぞき岩避難小屋、14:18 湯の花峠、16:00 濁河温泉
天候 | 14日 晴ときどき曇、17時夕立のち晴 15日 曇、13時雨のち曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.town-kiso.com/dbps_data/_material_/localhost/ropuwey.pdf 復:おんたけバス、チャオ御岳スノーリゾート_濁河温泉線にて10:45AM濁河温泉から木曽福島駅まで。 http://www.rosenzu.com/ontake/ciao.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
往:ロープーウエイ飯森高原駅から七合目行者小屋までは観光客が多い(八合目まで歩く観光客も)。木道が地下足袋用なのか特殊なつくりで丸太を半分に切ったものを隙間なく並べている。乾燥していると問題ないが、濡れるとすべった際にズルっと広くすべる。石室山荘直下は、右へ行くと「石室山荘を経由して頂上へ」と看板があるが経由せずに左に行く。大きな岩が九号目の覚明堂まで続く。整備はよい。剣が峰の最後は石段。お鉢は回らず戻った。 情報としては、八合目女人堂から三の池へ行くルートは崩壊があり危険と貼紙掲示あり。 復:サイノ河原避難小屋から三の池へは道が無くなっている。摩利支天乗越を経由して五の池小屋へ行くしかない。継子岳は、四の池から回った方が継子二峰の大岩を登ることになり楽だと思う。五の池小屋から濁河温泉への道の木道(丸太を半分にしたものを隙間なく並べている)は、雨が降ると滑りやすい。特に新しく加えられた角材は、設置向きも??と思える滑る角度だが、濡れている時は、足を乗せてはイケない。丸太しかり、カスガイ(金具)は当然滑る。黒光りしている木の根ももちろん滑る。石が適度な歩幅に置いてあるが、昨今は歩く人も減ったせいか苔むしている箇所が多い。苔の無い部分を見定めて足をのせるとよい。ビブラム底靴でも滑るくらいなので、靴選びには要注意。 濁河温泉 市営露天風呂 500円 硫黄臭くない http://www.hida-osaka.com/%E6%BF%81%E6%B2%B3%E6%B8%A9%E6%B3%89%E5%B8%82%E5%96%B6%E9%9C%B2%E5%A4%A9%E9%A2%A8%E5%91%82 |
写真
感想
GPSロガーの初陣なのだが、設定が悪かったのかデータがいまいち。四の池周辺が特に取れていない。「センサーON」設定が悪かったのか??
夏でも寒い♬と謡われた木曽の御嶽山に行ってみた。御嶽教の信仰の場だというのも興味深かった。山岳信仰の山としては、富士山、白山、立山、月山、鳥海山、早池峰山等に登ったことがあるが、そのどれとも異なる雰囲気をかもしだしていた。バスで通った四合目の石碑群(霊神場)には驚いた!墓のようだが刻まれている文字は、行者の方が亡くなると霊神名をいただいて刻むのだそうだ。とにかく、文字が刻まれた石碑が何百、いや千の単位かもしれないが、狭い立地にひしめきあっている。こんなに石碑がひしめきあっているのは、かつてプラハで見たユダヤ墓地よりほかない(しかし、状況も理由もまるで異なる)。サイノ河原という地名は、日本各地にあり驚かなかったが(とはいえ、水子の霊を奉っているようなものは異界を感じさせた)、針の山と題されたスレート岩地帯を数メートル手前から見たときは、「なんだ、こりゃ?」と叫んでしまった。スレートの岩が天に向かって立っているのだ。しかも、何百本も。こんな地形は初めて見たわい。と歩いてみて、さらに驚いた。なんと、おそらくは、スレート岩地帯自体は天然の地形だが、何百本もの岩を天にむかって立てたのは人間の仕業であろう。その天をむいた岩の間を歩く時に、針地獄をイメージさせるべく創作された大テーマパークなのだとわかった。しばらくいくと、人が入れるほどの穴があいた大岩があり、その岩の上には、天岩戸と見立てたのだろうか、天照大神の石碑が。さらに、いざなみの尊、いざなぎの尊、月読尊も。剣が峰周辺では、信者さんの読経の声が聞えてくる。異界というのは、完全な天然ではなく、人の手が入るからこそ異界なのだと感じた。唯一、四の池だけは、天然の湿原で人の手を感じさせない、ある意味、日本のどこの山でも見られる素直な絶景であった。文化を感じさせる山であった。
ケロカエルのサイトへのリンク
http://u-pa.world.coocan.jp/yamareko/ontake2011/ontake.htm
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