木曽駒ヶ岳(テン泊)・宝剣岳・将棊頭山
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 915m
- 下り
- 911m
コースタイム
天候 | 雲の多い晴れ 9日は風強め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台〜しらび平/しらび平〜女体入口(バス)&ロープウェイ往復 セットで4,030円(※別に割引ではない) 帰りは予約した高速バス(駒ヶ根IC〜立川3,500円)に間に合わずキャンセル 駒ヶ根〜長野 電車2,270円+特急自由席1,180円 長野〜川崎 ウィラートラベル(夜行バス)3,800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中岳の巻き道は別に危険じゃなかったです。 宝剣岳は乗越浄土側は足場が豊富で難しくないです。 木曽駒の巻き道は人が少なく眺めが良く楽チン。 木曽駒〜濃ヶ池分岐は眺めも良く人も少なく楽しい。 濃ヶ池分岐〜将棋頭山はなだらかで歩きやすい道。 急げば1時間で往復できると思います。 濃ヶ池〜宝剣山荘は紅葉が綺麗でしたが、 途中、宝剣岳もまっさおの急登にビックリ( ゜д゜) ハイキング気分でいたのでまさかのハシゴにビックリ! まあ大したことないですが( ̄∇ ̄) |
その他周辺情報 | 木曽駒ヶ岳頂上山荘 テント1泊1000円 トイレ男女別洋式4個室ぐらい 紙はゴミ箱へ 水はトイレの水道で、凍るから夜6時に閉栓 ビーフシチューセット1,000円 ロープウェイ千畳敷駅の売店で 信州サーモンのクロワッサン700円 クラムチャウダー440円 |
写真
装備
備考 | ドライレイヤー、メリノウール、ミズノオレンジシャツ、秋冬用トレッキングパンツが行動着。 テントでは防寒アンダーと防寒タイツをプラス、冬用靴下を重ねばきし、フリースとモンベルのソフトシェルを着用。 シュラフは#0の真冬用。 9日は風が強めだったので行動中もライトダウンを着用。 |
---|
感想
<( ̄∀ ̄)>
三ノ沢岳日帰りか木曽駒テン泊か、迷いに迷った今回の連休。
私の亀足では三ノ沢岳とテン泊は組み合わせられない。
大混雑が予想される木曽駒を横目に三ノ沢岳に登るのも面白そうだけど
もう一ヵ月以上テン泊をしていないこともあり、
三ノ沢岳を断念するかわりに濃ヶ池周遊と
宝剣岳にこっそり挑戦するというノルマを課して、
テント担いで毎度おなじみ毎日あるぺん号で出発!
毎日あるぺん号で菅の台に行くのは3回目。
思ったより寒くなかったですが、行列の長さは今まででMAXでした。
バス待ち行列にザックを置いて順番を確保し、
切符売り場に並びます。
切符は4時過ぎに売り始め、バスは5時過ぎからぽつぽつと。
行列は途切れることなく後から後へ、
こんなに山に収容しきれるのか不安になる人数です。
このバスは全員座らせてくれるので安心ですが、その分時間がかかる。
途中の黒川平とかいう駐車場のバス停でも長蛇の列!
しらび平に到着すると、次はロープウェイの整理券をもらって
30分ほど待ち、8時前にやっと千畳敷に到着しました。
…( ̄▽ ̄)…紅葉って… もうほぼ終って…
まぁいいです。以前、紅葉まっさかりの時に来たことあるから。
乗越浄土までは意外に早く登れ、テン場を確保するために近道として、
今回初めて「危険」表示のある中岳巻き道をゆきます。
最初はちょっと斜めの岩が危ないけど、全然危険じゃありまへんでした。
積雪時はあぶなそうですけどね。
通常はわざわざ「危険」などと書かないレベルでした。
意外と通る人は多かったですが、それでも中岳に登るよりは少なく、
三ノ沢岳や御嶽山などの展望を楽しみながら進みます。
そしてテン場に到着。けっこうテントありますが、まだ余裕があります。
他のテントが目に入らないはじっこに張ることが出来ました。
何かちょっと人工物がありますが、まぁいいでしょう。
南アルプスや八ケ岳が見えます。
…が、テントを張ったそばからガスってきてしまいました(お約束)
その後小屋でビーフシチューセットを注文。
美味しいビーフシチューに美味しいごはんが付いてるだけでしたが、
サラダとか余計なものがいらない私にはピッタリ!
とっても美味しかったです。
ほんとは豚汁とかおでんとかも欲しかったけど恥ずかしいので自粛…。
そしてやっと木曽駒ヶ岳に登頂!
雲が多く北アルプスなどは見えませんでしたが、風もなくイイ気持ち。
地図で見かけた「馬の背」に行ってみたくてちょっと歩いてみます。
南アルプスや富士山側はガスってしまいましたが、
人の少ない稜線歩きを堪能。
ガスが切れて濃ヶ池を見下ろす辺りでは綺麗な紅葉も見え、
ここからちょっとがっつり下る感じなので今日はUターン。
テントに戻って昼寝しました。
そして3時過ぎに起き、お米を水につけます。
明日の行程を考えると今日のうちに中岳と宝剣岳を登っておきたいので、
貴重品だけ持って出掛けます。
中岳に登ると雲にブロッケン現象みたいな虹のわっかが出来ていて、
登って良かったです。
そのまま宝剣岳側へ下り、もう時間的に遅いかなぁと迷います。
宝剣岳に登るのは不安だから、人が多い時間をわざと避けたのですが、
途中で暗くなったりしても困るし、怒られるのもやだし…(←小心者)
しかし勇気を出して歩き始めます。
岩を攀じ上ったり鎖をつかんだり、ちょっとしたアスレチック。
ガスってるせいもあってか高度感もなく、いつものように震えることもなく
順調に登ってゆきます。うん、これぐらいなら下るのも大丈夫!
傾斜もさほどではないし足場も豊富です。
最後の切れ落ちたトラバースも大したことはなく、
あっという間に山頂に到着!
しかし山頂は狭く、時間もないので怖い。
どこかに山頂標識があるかもしれないけど時間がないのですぐ下ります。
とりあえず山頂の平らな岩に一瞬立って、はい終わり!
もったいないけど、実はもう5時を過ぎているので、さっさと帰りましょう。
「良かった、宝剣岳に登れた!」
そんな満足感を胸に、下りもへたくそながら怖いと思うことはなく、
登りよりはノロノロと慎重になりましたが、無事下山(?)。
巻き道を通ってテントに帰り、夕ご飯にします。
夜はわりと静かでした。
ちょっと夜景が見えましたがすぐに雲がかかり、
と思ったらまんまるの月が正面に!
星も綺麗だったようですが、テントが明るいのであまり見えず。
隣りのテントのカップルが夜中に2回ほど普通の声で会話してたのが気になりましたが、比較的穏やかに過ごせた50回目のテン泊でした。
朝。寒かったし、風も妙に強い。
チラッと外を見たら朝陽がほぼ目の前でしたが、
急ぐ予定はないので寝袋でのんびり。
7時ぐらいにやっと起きて朝ごはん。
風が強いのでテントをたたむのに難儀しましたが、
9時過ぎに無事撤収完了、本日の山行開始です!
今日は頂上木曽小屋への巻き道を歩き、そこから山頂へ。
人がおらず最高の展望を楽しめる、素敵な道でした。
山頂は昨日よりスッキリ晴れた好展望。
雲が通り過ぎてはまた晴れるといった感じで楽しい。
富士山もバッチリ。
さて今日のルートですが、実は昨日、あのまま馬の背を歩けば
濃ヶ池へ下る分岐があることに後から地図を見て気付き、
途中で引き返したことを後悔したのですが、今日はそのリベンジ!
再び馬の背に向かいます。
どうせならもうちょっと早起きして将棊頭山にも行く計画にすれば良かった…。
このルートは特に危険箇所もなく人も少なめですが、
岩ゴロだったりハイマツ帯だったり多少のアップダウンもあり、
わりと変化のあるルート。
展望も良いですし歩いていてとても楽しい。
日差しは強いですが風があるためライトダウンを着ています。
やがて濃ヶ池分岐に着いたのは、ちょうど12時!
将棊頭山へのなだらかな稜線は歩きやすそうで、
もうちょっとだけ、すぐそこのピーク(丘)まで
行ってみることにします。
しかし、結局どんどん進みたくなってしまい、
重いザックをデポして「あそこまで」、「いやもっとあそこまで」、とどんどん歩いてしまい、結局山頂まで行ってしまいました!
\(^∀^)ノばんざーい!
時間がないのですぐに分岐に戻りましたが、すごく楽チンな道のりでした。
この私が急ぎ足とはいえ、一時間程度で往復できたンですから!
(それにしても空身だとあんなにスピードが出せるンだなぁ…)
さて濃ヶ池へ向かいます。
ほぼ平坦な道、少し下って濃ヶ池!
紅葉が綺麗です!
(…けど、他の人のレコ見たら先週の方が…)
誰もいないので嬉しいです。
が、時間がないのでさっさとゆきます。
川みたいになった狭い道を飛び石で渡りながら、
開けた場所に出ると、若い男の子に声をかけられました。
「宝剣山荘に行きたいンですが、この道でいいンですかね…?」
少し先の岩場まで行くと、道がなくなってしまうそうです。
私も時間ギリギリなのでちょっと焦りましたが、
今のところハッキリした道なので間違ってはいないはず。
行ってみると、普通に岩場の向こう、まっすぐ正面に道が続いていました。
「あ、まっすぐ行けば良かったのか!」
彼は岩場を下に進んでしまったそうです。
一人だとなかなか、思い込みに気付かないですよね(^ー^)わかるわかる
何だか初めて人の役に立てた気がします(別に何もしてませンが…)
この後しばらくは歩きやすく紅葉の美しい道。
写真を撮りながら男の子の姿はまだ見えていましたが、
やがて見えなくなり…(-▽-)
あいかわらず私は亀足です。
滝のように水が流れている所を渡渉した後、
わずかな距離ではありますが、道はいきなりの急登に!
宝剣岳もまっさおの激登りです!(←大げさ^^;)
まさかのハシゴ2本責め、斜めった橋もちょっと怖い。
これ逆コースだったら引き返してたかもしれませぬ。
下りだと若干ビビったかも。
しかしじきに、いったん登り切って、駒飼ノ池に到着!
駒飼ノ池は川みたいになっててよくわかりませンでしたが、
ここからはもう天狗荘を見上げることが出来、安心です。
とはいえ、道はダラダラと長く、なだらかながら疲れました。
コースタイム40分ですが一時間かけて宝剣山荘の脇に到着。
いきなりガスってしまい、ちょっと肌寒いです。
すっかり疲れてしまいましたが、休んでるヒマはありまへん。
さっさと下りてロープウェイの整理券をもらわなければ。
荷物が重いので慎重に八丁坂を下ります。
観光客に抜かされながらも何とか下り切り、
あとは遊歩道周遊はやめて右へ進み、ロープウェイ駅へ。
( ̄▽ ̄)…ロープウェイは2時間待ちでした…。
いや、わかってたけどさ。
予約していた高速バスはキャンセルするしかありません。
駒ヶ根インターから乗るの楽しみにしてたのに。
普通電車で帰ると、何時になるかな?
あれ? 路線検索すると、なんか、新宿着が朝7時台?
Σ(;・Д・)
ま、まさか、今日中に帰れない?
(A ̄▽ ̄;)
そんな…そんなバナナ…
いや、ふざけてもしょうがない。
これが現実です。
ネットは嘘をつきませぬ(そうか?)
とにかく電車だと間に合わないのです。
冷静になれ。
電車がダメなら、夜行バスはどうだ?
松本あたりから出てないか?
長野はどうだ?
長野駅からありました。
他にもあったかもしれないけど、わからん。
もしかして、駒ヶ根から逆方向に行った方が
うまく帰れたかもしれンが、そっちの方は知らんのよ。
急だったし焦ってたし、いくらバスがあっても満席だったら?
もうとにかくぽちっとしてしまいました。
しかも、東京ディズニーシー行きのバスなンですが、
なんと幸運なことに、川崎に停まるではありませんか!
川崎なら歩いて帰れるくらいだし、シャワー浴びる時間もある!
これにしよう!
長野まで行くのも電車で長旅になるけど、時間的には問題ない!
そうと決まれば、お腹が空いた。
売店で信州サーモンのクロワッサンとクラムチャウダーを購入。
ミネストローネを注文したつもりだったのですが、
何故か口ではクラムチャウダーと言っていました。
そういうことって、あるよね?(・_・;)
なんとか2時間しのいで、結局私は最後の客。
最終ロープウェイで夜景を見ながらの下山、18時21分でした。
路線バスも終ってる時間ですが、当然のことながら臨時バスが出動。
菅の台行きのバスを見送って、少し待って駒ヶ根駅行きのバスに乗車。
高速バスで帰るつもりだったから女体入り口バス停(駒ヶ根インター前)までしか切符を買ってなかったのですが、追加料金はいらないとのこと。
ありがとうございます(^ー^;)>
ちなみに「女体入り口」って名前エロいんですけど、何とかなりませンか?
駒ヶ根駅からはすぐに普通電車の岡谷行きに乗車。
辰野で下りたのですが、そのへんのエピソードは10/10日記に掲載。
辰野から塩尻行きの電車に乗り、塩尻から特急ワイドビューしなので長野へ。
非常に眠かったですが、まだ寝るわけにはいきません。
長野駅は治安が悪いイメージがあったのですが、それは繁華街だけみたい。
東口からウィラートラベルのバス乗り場をすぐに見つけ、
隣りのコンビニでファミチキとおにぎりを買って立ち食い。
バスはちょっと暑苦しかったですが、幸い隣りに人は来ず。
乳母車の日よけのような寝顔を隠せる屋根?が付いていて快適。
とはいえ、バスはバス。揺れるしうるさいし疲れがとれない。
それでも頑張って寝て、予定時刻より20分ほど早く川崎に到着。
無事家に帰って、シャワーを浴びることが出来ました!
(^∀^)
今回もまた自分にとっては盛りだくさんの山旅となりました。
(実は木曽駒は3回目なのであまり期待してなかったのですが…)
宝剣岳、中岳巻き道、頂上木曽小屋への巻き道、将棊頭山、濃ヶ池…
伊那前岳へ行く時間はなかったけど、2回登ってるからいいや。
三ノ沢岳へはずっと登りたいと思っているので、
次に来る時は三ノ沢岳、+宝剣岳を登り越してみたいです。
それなら宝剣山荘泊がいいかな、それともホテル千畳敷?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する