立山 雄山〜真砂岳 腰痛に負けて無念の敗退
- GPS
- 31:40
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 188m
- 下り
- 190m
コースタイム
8:00 関電トンネルトロリーバス扇沢
9:40頃 室堂着
13:00頃 雷鳥沢キャンプ場 テント設営
撮影枚数:193枚
【2日目(8/18)】
9:00 撤退決定
11:00 室堂ターミナル
14:30 扇沢駅
撮影枚数:108枚
天候 | 【1日目 8/17】 朝から夕方にかけては濃い霧で、時折雨、たまーに晴れ間が見える、まだ許せるような天気でしたが、午後4時以降は雨が断続的に降りました。 特に午後5時〜深夜まで激しい雨で時折雷が鳴り響く最悪の天気でした。 気温は日中14℃くらい、夜は5〜6℃くらいまで冷え込みました。 【2日目 8/18】 朝4時頃は濃い霧が立ち込めており、視界は20mほどまで落ちましたが、8時頃には少し晴れてもう少し見渡せるようになりました。 時折雨がパラつくためレインウェアを着用しました。 気温は13℃くらいでしたが風が強いため、体感気温はかなり低かったです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
乗り継ぎのケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスともに、時間に余裕を持って早めに列に並んでおくとスムーズに進みます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【危険箇所】 特にありません。 地獄谷で火山性ガスに注意することくらいでしょうか。 【道の状況】 石畳がとにかく歩きづらいです。 【飲食店など】 室堂近辺は観光地ですので、普通のレストランとして食事も出来ますしトイレもチップ不要です。 (山小屋は除く) 【温泉】 下山後は大町温泉郷の薬師の湯へ立ち寄りました。 大人600円で新館、旧館ともに入れます。 ただし、ソフトクリーム(300円)はインスタントのカップを絞るタイプなのでいまひとつ。 |
写真
感想
2泊3日の予定を1日短縮して立山から撤退してきました。
というのも天候不順という理由以外にも、久々の強烈な腰痛が発症してしまったからです。
腰痛の原因はたぶん・・・というか間違いなく、激しい雷雨が長時間にわたって続いたため、ずーっと(12時間近く?)テントに篭もりっきりになってしまったことで、うまく体をほぐすことが出来なかったためでしょう。
まぁ、前日から腰に違和感もあったので悪化といった方が正しいかもしれませんが(-_-;)
しかし、今思えば幸運もいくつもあったように思います。
この日の雷鳥沢キャンプ場に着いてからの行動を順を追って説明しましょう。
2:00ちょっと前にテントを張り終えました。場所はテーブルや丸木椅子がすぐ近くにあって、周辺から見ても少しだけ高くなった場所です。
ちょっとお腹も空いたし、周辺の散策もしたい。
(一般的に山小屋の昼食は2:00までだけど数分ならいけるかも?!)
ついでに帰りがけにお風呂も入ってこよう。
という嫁さんの案でカメラ一式とお風呂用具を持って雷鳥沢ヒュッテへ直行!
お昼は食べられなかったけど、お風呂だけ入って少し周辺を散策して戻ったのが3時過ぎ。
天気も崩れそうな雰囲気だし、さっき食べられなかったから早いけど夕飯だ〜
と、勢いで夕飯を済ませておいたのが幸運でした。
片付けが済んだ直後から、激しい雨が降り始めたのでテントに潜り込みました。
しかし、ここでも事件が・・・
なんと、フライのジッパーが噛んでしまったのでした(>_<)
大雨の中、悪戦苦闘してなんとかジッパーを締めることに成功!
もし、締まらなかったら、かなりピンチな状況に陥ったことでしょう。
それからしばらくは激しい雨がテントを叩く雨音が続きました。そして時々稲光。
(雨音が激し過ぎて雷鳴は聞こえず)
夜中を過ぎた頃でしょうか。
雨でも雷でもないゴーーーッ!という重低音が響いていることに気付いたのは。
最初は何の音か分からなかったのですが、ふと思い浮かんだのが沢を流れる濁流の音でした。
その時、激しい雨音で全く周囲の物音が聞こえない事への恐怖を感じました。
もし土石流などが起きても、あの状況では押し潰されるまで気付かなかったと思います。
さて夜明け間近になり、そろそろトイレへ・・・という時に異変に気付きました。
あまりの腰痛に管理棟までたった100mの道のりが途中休まずには歩き通せません。
うがいをしようにも前に屈むことも出来ず、顔もまともに洗えません。。。
「うわ。ヤバイ。雷雨なんて目じゃないくらいヤバイ。」
これがその時の正直な気持ちでした。
テントに戻ってから湿布を貼り、腰のマッサージとストレッチを繰り返しても一向に痛みが引きません。
手元にあったパンを食べてから医者に処方されている痛み止めを1錠。
しばらくしてもまだ痛みが残っているのでさらに1錠。
(いっぺんにこれ以上飲んだら危険)
やっと少しは動けるようになったので、嫁さんと相談し撤退を決定しました。
もちろん普通に歩くのがやっとの状態で、装備を背負って歩ける自信はありません。
が、ザックのウェストベルトをちょっと強めに締めてやると腰のサポートベルトと似たような効果があって痛みは激減。
無事に帰り着くことが出来ました。
しかし、この日はタテヤマチングルマの花を探したり、ライチョウを探したり、雄山に登って初の3000m超えを目論んでいたりとやりたいこと満載だっただけに本当に無念の敗退でした。
tszkさん、お久しぶりです♫♬
持病の腰痛が出てしまって大変でしたね(><)
私も以前腰痛がひどい時があったので辛さ分かります!
テント泊でフル装備ですものね。。。
でもかわいいチングルマの綿毛見られてよかったですね?!タテヤマチングルマなんでしょうか?
また行くチャンスがあるといいですね☆彡
腰の状態はどうですか?
山行記録も無理強いしてようで申し訳ないです。
でもお陰で綺麗な写真を見ることが出来ました。
相変わらず綺麗な写真で・・・
次は、楽しい山行になれば良いですね。
こちらこそお久しぶりです!
そして腰痛仲間ですね
フル装備で行動不能は避けたいところでしたので、なんとか帰ることが出来て良かったですよ〜
腰痛だと、どれだけ体力が残っていても動けなくなってしまいますからね
チングルマは果穂だけじゃ判断出来ないと思います。
が・・・きっと、この中にタテヤマチングルマも混ざっているはず
次回は「これだ!」と確定出来るような季節にまた訪れたいなと思っています
いえいえ、無理強いだなんて。
せっかく撮った写真をどんな形でアップしようか悩んでいたところを、nightsさんのひと言で助けてもらったようなものですから
写真は、ほとんどが観光写真になっちゃいました
その中でも一番気合が入ったのはイワツバメの写真かなぁ・・・
雷鳥沢ヒュッテの軒先でしばらく待ち構えて撮ってましたから〜
次こそは体調を整えて楽しんで来たいと思っています!
tszkさんへ
タテヤマチングルマは、実になってからは、判別がむずかしいですね。中規模の群落のなかで、一角だけ赤みがさした花弁の株が見られたりします。
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-597
腰は、私も昨年夏、福島のお墓参りで30キロの塩袋を2回担いで痛めたまま、鳥海山で悪化させて、苦労して東京まで運転してきました。
2ヶ月くらいは、重いものはだめでした。
その後は完治。でも、重いものを扱うときは、姿勢に注意しています。
慢性にならないように、治療と日々の鍛錬をと思います。途中の交通機関を含めて、入山までの負荷も、遠因だったのかもしれませんね。
本題は、お天気について。
今年の夏山は4割くらいは行動に適したお天気だったように思います。私も、休みとのタイミングで不運な夏を重ねた体験があります。
それらもあって、いま通常の方法にしているのは、行き先に第二、第三候補を用意しておく手です。
しかも、北ア、南ア、東北というくらいに、離れた場所に。2日前になっても、2、3ヶ所の行き先をいう私は、カミさんからあきれられることもあります。
1ヶ月以上も前から日程と場所を決めて、雨が降っても実行する例も見られますが、山はやはり、天気の機嫌を伺って最終決定が、本来だと思います。
いまは登山届けも瞬時にメールで送れますし。
tszkさんの場合は、前回も今回も、広域の悪天候でしたね。
でも、それでも、小屋泊まりなどに変更すれば行けるエリアがでてくる場合もあります。
足の手段の確保の問題も出てきますが、すでに検討されてきたと思うこの方法を、本格的にとりくまれてはいかがでしょう。
なにはともあれ、いずれ2回の悪天候を補ってあまりある晴天に、恵まれる機会がくると思います。
いつも適切なアドバイスありがとうございます。
今回は連休最終3日間が一般の盆休みから少しずれているので、以前からの嫁さんの希望もあり、普段なら大混雑する立山に行ってみよう!と、7月頃から決め打ちしていました。
予報も出発直前までは荒れる予報でも無かったので、まぁ、多少雨も降るかもしれないけど大丈夫だろう。
そんな感じでした。
しかし結果は天気以前に腰痛のため惨敗・・・
腰痛はともかく、天候が少しでも怪しかったら場所を切り替えられる柔軟性が必要だというのは重々承知はしています。
が、切り替える決断が上手く機能してない感じです
それはたぶん間違いなく天気の読みが悪いためだと思うんですが、そんなきわどい場所を最初から第1希望にしている時点で間違ってるんですよね・・・
(改善の余地アリです)
ところで、腰痛はツライですよね。
今回は数日前から腰に違和感があったのですが「ヘルニアもちなので、これくらいいつものこと」と、甘く見たのが間違いでした。
いくつもの判断ミスが重なると、今回のように撤退の憂き目に遭うことになんですよね。
大いに反省すべき点です
それでは、タテヤマチングルマは来年のお楽しみにとっておくとして、次回は晴天の山を楽しんで来ます!
tszkさん、はじめまして。
天候に恵まれず、おまけに腰痛。遠路遥々いらしたのに大変でしたね。夏シーズンになってから、北陸の山に来られる方はほとんどが県外の方で、「皆さん遠くから大変だわ」っていつも思いながら、レコ読んでいます。
ご夫婦でテント泊羨ましいです。
ウチもいつかは!と、思っていますが、色々あってお泊りはしばらくは出来きそうにないです。だから、山は中高年なのかな?(すでに仲間だったり)
大変な思いをされましたが、今度はしっかり治していらして下さいね(私の山でもないのですが…
こちらこそはじめまして〜
そしてご心配ありがとうございます。
もともとヘルニア持ちなので、いつかはこういう事になるだろうと思っていましたが、意外にそんな日が早く来てしまった感じです。
次回(たぶん来年)は、誰もが羨む晴天での山行になるハズですので、体調は万全にしておかないといけないですね。
ちなみに、うちも今年からテント泊し始めたので、まだまだ勝手が分からなかったりパッキングがいまひとつだったり、忘れ物してたり。
最初のうちだからか、そういうところも楽しいです
しかし、中高年・・・痛い響きですねぇ
自分じゃ違うと思っていても、いつの間にか仲間入りです。
ちなみに、大辞林では45歳以上をいうらしいですよ。
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