明神岳主稜からジャンダルムまで。贅沢穂高周遊の旅。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,944m
- 下り
- 1,938m
コースタイム
天候 | 1日目 快晴 2日目 晴れのち上空ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
既に85%程埋まっていました。 沢渡は一泊600\ 前夜泊だった為会計は3日分で1800\でした。 バス 沢渡〜上高地は往復2050\ |
コース状況/ 危険箇所等 |
明神岳主稜は道は明瞭で印も多めです。 奥明神沢のコル〜前穂高岳山頂はルーファイ箇所多め。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉まで行けば沢山あります。 今回は温泉はスルー。 |
写真
装備
個人装備 |
ハーネス
鐶付カラビナ
ATCガイド
Tシャツ
ソフトシェル
靴下
グローブ
日よけ帽子
ザック
行動食
非常食
ヘッドランプ
ロールペーパー
タオル
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
テント
朝食
夕食
ロープ(全てじゅんさんが用意してくれました)
|
備考 | 忘れ物には要注意です…。 |
感想
先ず結論から言ってしまうと、最高の山行でした。天気もさる事ながら、じゅんさんが提案してくれた明神岳からのジャンダルム、穂高周遊コース。今までに無い位ドキドキしたし、達成感もありました。
先ず、前泊で車中泊。夜、じゅんさんと合流する頃にはかなり駐車場は埋まってました。そんなこんなで、軽く飲んで就寝。次の日の始発バスが4:40だったのでちょっと早めに起きてバスターミナルへ向かうと、まあ結構な列。この日、月曜の連休は晴れ予報なので、みんな気合い入ってます。特に支障もなく上高地に入り、お互い水を4ℓ程持っていざ出発。じゅんさん曰く、岳沢入り口までが先ず核心と言うことでしたが、10分で入り口到着。もう暑いので上着を脱いで出発。ヒーヒー言いながらも割と良いペースで7番の指標に到着。ここからいよいよ明神岳に取り付きます。樹林帯は中々の急登。も、この辺りは某j-pop歌手のチョコレートの歌と景色に励ませられながら高度を上げていきます。5峰手前の森林限界辺りからは景色が一変し、更に気合いが入ります。そして5峰到着。ほぼ同時に明神東陵から上がって来た2人とバッティング。装備を見たけど、登攀道具わんさかで凄かったです。さあ、ここからサクサク進みます。道は明瞭、踏み跡はかなりしっかりしてます。とはいえ、自分がルートミスするとじゅんさんがしっかり修正してくれます。4.3.峰と順々に進んでいきいよいよこの日核心の2峰までやってきました。練習した懸垂下降をおさらいして、先にじゅんさんが降ります。もう既に心臓バクバク!じゅんさんのアドバイスが聞こえます。「道具を信じて!身体を預けて」このアドバイスが効きましたよ。一度練習していたのも良かった。ビビりながらも何とか降りれました。2ピッチありましたが2ピッチ目は割と落ち着いて出来ました。ホッと胸を撫で下ろし、いよいよ1峰へ向かいます。まさに目と鼻の先ですぐに到着。感無量の思いでゆっくりしていると、次のパーティが2峰の懸垂下降をスタート。2人組で、最初の1人目は手際良くスタートし難なく下降。続いて2人目がスタートしようとするも中々降らない…意を決してスタートと言う瞬間にハプニングが…なんと下降ではなく崖に向かって倒れ込んでしまった!その瞬間、スローモーションの様にバターンと体制を崩してしまい、あわやの事態に。何とか踏ん張るも横に寝た様な格好に。脚が腰よりも高い体制になってしまい中々身動きが取れない状態。先に降ったバディが下からアドバイスをするも、上がよく見えない状態。1峰から見てる自分らはほぼ正面なので状況がよくみえる。まさかの事態に備えて救助要請をしようかと考えていた時、およそ15分〜20分程で何とか体制を立て直し2峰に登り直せていました。とりあえず一安心といった所で自分らも歩を進めます。この先は踏み跡が多数出て来るので、きちんとしたコースへのルーファイが必須です。個人的には奥明神沢のコル周辺が高度感がありドキドキしました。なんやかんやで前穂高岳直前で先ほど間一髪パーティの2峰から降って来た方と合流し、話しをしました。なんと兄弟で、失敗したのは弟だとか。弟さんは2峰から引き返し、岳沢小屋か上高地で合流するんだとか。。既にに16時前。。ちゃんと合流出来たのか心配ですが、この時お話したお兄さんが凄くしっかりしていたので大丈夫だろうと見送りました。この後、ビバーク地を見つけのんびり。夕焼けに赤く染まる穂高と雲の掛かり具合が見事でした。
早くに就寝し、2日目。あまり寒くもなく、テント内の結露もなく。最高の朝を迎える事が出来ました。程無くして前穂高岳に。まあ、ものすごい眺望だ。そのままじゅんさんの考案で紀美子平に降りずに吊尾根に直接ぶつかるルートで高度を下げて、程無く分岐点へ。そのまま吊尾根を上がり奥穂高岳へ。山頂の標識は撮影待ちの渋滞が出来ていたので、祠の前で記念撮影。いよいよジャンダルムへと向かいます。緊張感のある馬の背もじゅんさんと喋りながら行くと笑っちゃって緊張感も薄れたかも(笑)順調に進み、いよいよジャンダルム直下へ。巻かないで直登してみとじゅんさんの司令が。ええ、必死で直登しましたよ。そしてたどり着いたジャンダルムは凄く綺麗でした。一生忘れないであろう景色を堪能し、下山へ。下山はなんだかんだあっと言う間でした。
ただ、天狗のコルから岳沢小屋は落石注意です。喋りながら下山してしたらあっと言う間に岳沢取り付きに辿り着きました。最後の感想としては、今回の山行は2017年の集大成の山行になりました。夏から振り返って初めての沢登り、クライミングにバリエーションと。その全ての要素が詰まった今回のルート。。考案してくれたじゅんさんに感謝です。足を引っ張らない程度にこれからも付いていきたいなと思います。山ってサイコー!
すぐ後ろから歩いていた二人組です。
その日のうちに、七番標識まで下山し、合流することが出来ました。
事前準備は大切ですね…
同じところにビバークしたかったです!!
じゅんさんに、沢渡で発見されたとか・・悪いことはできませんね
前穂での夕暮れ、槍ヶ岳の山頂で、おんなじように、眺めていました。
まさかね、じゅんさんがいたとはね、きれいに夕日を浴びて浮かび上がっていた穂高の前穂にね。
北鎌を目指してはいましたが、上高地からの行き帰りが、ながーくて、いやなんで、明神にかえよっかなって、まじで、バスの中で、考えたりしていました。
長いロープがないんで、懸垂できないなあ、とかね、それなら逆コースかなあ、それだとザレザレで下りにくいかなあなんて・・
でも、まあ、北鎌はやっておかないと宿題をまた残すことになるので、やっといてよかったですが、次は確実に明神か、剣の北方かな。
北沢峠・仙丈岳みたいに、バッタリもあるから、期待していますね。
ハスラーにご用心
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する