燧ヶ岳・至仏山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 1,936m
- 下り
- 1,766m
コースタイム
- 山行
- 1:40
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:00
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:20
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:40
二日目夜:東電小屋宿泊 食事付
天候 | 9/28小雨 9/29晴れ時々曇 9/30晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
名古屋→バスタ新宿(夜行高速バス JR東海バス) バスタ新宿→大清水(尾瀬直行高速バス 関越交通バス) 大清水→一ノ瀬登山口(乗合ワゴンタクシー) <下山> 鳩待峠→戸倉(乗合ワゴンタクシー) *戸倉に宿泊、翌日白根山登山の為にタクシーで日光白根山ロープウェイ(丸沼高原スキー場)へ移動 |
コース状況/ 危険箇所等 |
燧ヶ岳から尾瀬見晴への下りに使った見晴新道は、災害で通行不能となった旧道から新たに道がつけかえられ数年前に開通したばかりのルートだが、事前にネット上の情報等にあった通り、泥ぬかるみがひどい。標高2150m〜1600mあたりまでが新たにつけかえられた新ルートだが、その間は延々と「ぐちゃぐちゃ」が続く、特に危険というわけではないが足元が泥に包まれる覚悟必要。特に標高1900m付近より上部は斜度もあり特に登りはしんどそう、スリップ注意。 小屋の方いわく、たとえ晴れていても泥ぐちゃの残念なルート、いずれは解消されるのかもしれないが当分はこんな状態つづきそうとの事。 *参考写真あり |
その他周辺情報 | 大清水に売店あり。 鳩待峠には山小屋のほかに、食事もできる大きな売店あり。戸倉への乗合タクシー又はバス(共通)のチケットは売店で購入、乗り場は道路を少し下った所。 戸倉ではバス乗り場広場の目の前の温泉旅館「玉泉」に宿泊。コンビニはないが道路沿いすぐの所にお酒や自販機等もある売店あり。 |
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
テーピング
細引き(4mmX6m)
目出帽
シュラフカバー
非常燃料
ウエストポーチ
ゴミ袋
充電器
折畳み傘
|
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備考 | 水3Lと食糧を含み、重量計12.2kg (登山靴、行動着は含まず) *小屋泊2泊3日 ストックは新規に買ってもっていったが結局使わなかった(半分は忘れていた、もう半分は結局面倒だった) |
感想
<感想・雑感>
登山なんてものを知らない頃から、夏がく〜れば思い出す〜の歌で知っていたはるかな尾瀬、よく登るようになってからはいつもほのかに憧れていた大湿原の広がる地に、齢40を過ぎて少しのお金と時間を経験を得て、ついに足を運んでこれました。
さすがにその昔からひっきりなしにハイカー・登山者が押し寄せる大人気地だけあって、噂にたがわぬ感動的山岳景観でした(つくづく晴れて良かった・・・)
只見川の源流部に広がる本州では比類なき大湿原、本当に真ったいらの見事な広がりようで、しかもその東西に燧ヶ岳・至仏山という立派な名山が配置されており、それらをつないでの贅沢な秋の山旅となりました。
贅沢といえば、食事付の山小屋に二日続けて泊まる山行は今回が初めて。しかも、さすが尾瀬の山小屋、快適な寝所に豪勢な食事はおろか、なんと「風呂」がついていて・・・食事前に一風呂あびながら、こんな贅沢をしていいんだろうか明日大丈夫だろうかなんて思ってしまいました。さすがにこんな快適な小屋は尾瀬ぐらいのものでしょう。山小屋の数もすごいですが、人の数もすごい尾瀬、小屋はだいぶ前から基本すべて「完全予約制」となっているようです。
尾瀬をはじめとして、群馬・新潟・福島・栃木の四県境付近に名山がひしめく山域が広がっていますが、このエリア、今回初めて足を踏み入れました。(東北、北海道の山は、なんだかんだでこれまで色々あって結構登ってるのですが)
山頂部から周囲に見える山景色は実に新鮮でした。このエリア、南北アルプスに負けず劣らず百名山がずいぶんかたまっていて、広域地図をみてると心踊る感じ・・・・時間作ってまたぜひ登りに来たい
<アプローチ、水場、施設等>
名古屋発
夜行高速バス 名古屋駅〜東京(バスタ新宿)事前ネット予約で4000円位、JR東海バス
尾瀬直行バス バスタ新宿〜戸倉〜大清水 3800円 関越交通バス 要予約
大清水から一ノ瀬まで約1時間の林道歩きのところを、乗合ワゴンタクシーに乗っていくことができる。日中30分おきに走っていて700円。
トイレもある一ノ瀬休憩所から橋をわたってすぐ左手が入山口。意外と入山口に何の標識もなかった。
鳩待峠のバス・乗合ワゴンタクシーの乗り場は、小屋・売店のある峠から少しだけ下ったところ。乗車券は峠の売店で購入。
鳩待峠〜戸倉、980円(バス、乗合タクシーどちらにも乗れる共通券)
戸倉にはバスターミナルと、有料大駐車場あり。
戸倉〜鳩待峠間はマイカー規制かかっている。
一ノ瀬から沢沿い少し登って沢を離れるあたりに「岩清水」の水場あり。
見晴の「弥四郎小屋」前に誰でもくめる水場あり。
尾瀬沼ヒュッテ 一泊二食付 9000円 トイレは水洗、なんとお風呂あり
平日空いてたせいか?四畳ぐらいの個室を一人で泊まれた
東電小屋 一泊二食付 9000円 トイレは水洗、なんとお風呂あり
部屋は別棟の男女別大部屋で、全て立派な二段ベッド(カーテン付)、同部屋の宿泊者は3人でゆったり過ごせた
夜は小屋の主人による尾瀬の自然や歴史の解説会(DVDスライド、約1時間)を楽しめた(週末限定?)
尾瀬沼ビジターセンターはそれなりの自然に関する展示物あり、入館自由。
現在、少し山側に新しいセンターが建築中のところだった。
尾瀬内でのテント泊は、山の鼻、見晴、尾瀬沼の3か所で可能。
尾瀬沼はビジターセンター裏手で、混雑期はいい場所とるにはできるだけ事前予約連絡が好ましいとのこと。
尾瀬地区にあるすべての山小屋は一般的な山小屋とは違い「完全予約制」を採っており、事前予約なしでは宿泊不可。混雑期でも必ず一人一畳の就寝スペース確保されているとの事。ある程度の人数での個室も多数あるみたい。
<コース状況、その他>
尾瀬の至る所にある二列ならんだ木道は、基本右側通行らしい。
山の鼻から至仏山のルートは、登り専用。植生保護の為、下りに使うことが禁止されている。
さすがに尾瀬だけあってルートはよく整備されており、特に一般登山的には迷うような箇所や危険と思われる箇所はなし。
木道や木階段などがありとあらゆるところで整備されている。
ただし木道などは濡れるとすべりやすいので注意。二日目の朝、霜がおりていて二度ほど滑ってころびかけてしまった。
ケータイ電波は、山中では、竜宮十字路付近と、東電小屋内(本館)で電波入ってネットも使えた。(ドコモ系)
特に直近被害は出てないが、尾瀬内でもたまに熊が目撃されるようで注意が促されていた。特に東電小屋〜ヨッピ吊橋の間が一番よく出るとのこと。(熊を脅すための鐘がコース上に設置されてた)
一ノ瀬〜三平下、なだらかで歩きやすいルート、木道多し。
大江湿原ではまだ、濃く目立つ紫色のリンドウの花の姿も。
草紅葉はもう終わりかけ、木々の紅葉はこれから見ごろ本番といったところ。
二日目朝の気温4度。湿原にはびっしり霜がおりていた。
長英新道は下部はとてもなだらかで四合目あたりまでややぬかるみ多い(といっても見晴新道の泥ぬかるみに比べればへでもない)。
五合目、標高2000付近から樹林帯ぬけてきて、途中背の高い笹もあり、六合目あたりで展望ひらけ気持ち良い。燧ケ岳山頂部はハイマツ帯、岩がちで、俎瑤伴動濁瑤瞭鵑弔了劃債床爾任麓蠅盪箸Δ箸海蹇△笋箋淌亶澆里箸海蹐△蝓
柴安瑤ら見晴新道への下りは、下りはじめが急、転滑落・落石に注意。
途中、廃道となった旧温泉小屋ルートの分岐跡があり、ロープで遮られてはいるが注意。急下降で谷の源頭部におりたつと、まだ真新しい道標があり、谷底沿いに進む旧道はロープで遮られていて(災害で通行不能)、向かって左手へトラバース気味に進むようになる。ここからが数年前開通した新ルートらしく、沢の少し南側にそっていかにも急ごしらえで切り開いた感じのやや歩きづらい道がつづく。再び旧道に戻る標高1600あたりまで、延々と泥ぬかるみのひどい道で、靴は少なくともくるぶしまで泥につかる。スパッツ(ゲイター)必携。*写真参照
特に標高1900あたりまでは傾斜もあるところで、スリップ注意。登ってくる方とも何人もすれちがったが、このコースは登りはさらに輪をかけてしんどそう・・・
見晴分岐で久しぶりに出会った木道が天国に思えた。
東電小屋はなんと新潟県であった。
ヨッピ吊橋付近に三県境がある(新潟県、群馬県、福島県)
東電小屋前には蛇口からゴムホースで伸びる水場あり、そこで泥まみれの靴などを洗ってもよいとの事で大変助かった。
山ノ鼻から至仏山への登り、途中標高約1650m付近でもう樹林限界となっていた。氷期岩塊斜面とかいう所為のようで、蛇紋岩からなる山ということもあり至仏は「山の自然学」的にも貴重でおもろい所のよう。
至仏山頂まで、なだらかでもなくさして急でもない登りが延々とつづく。木階段箇所が多い。山頂部付近は思っていたより岩がちで、スリップ注意(とくにテカっている蛇紋岩は滑るので要注意)
土曜日ということもあり山頂は大賑わいとなっていた。
小至仏山までも険しいというほどでもないが岩がちが道がつづく。
オヤマ沢田代あたりからは鳩待峠まではたらたらの歩きやすい下りがつづく、ずっと木道・木階段多し。
戸倉では温泉旅館「玉泉」に宿泊。一泊二食で8000円ぐらい。
(翌朝、白根山に登る為にタクシーで日光白根山ロープウェー乗場へ移動した)
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