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Yamareco

記録ID: 1292500
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積雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山「冠雪の新山はジャンダルムもぶっ飛ぶ難易度でした」

2017年10月19日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.8km
登り
1,275m
下り
1,268m

コースタイム

日帰り
山行
7:31
休憩
0:10
合計
7:41
6:32
20
6:52
48
7:40
116
9:36
29
10:05
10:10
46
10:56
11:01
44
11:45
148
14:13
0
14:13
ゴール地点
天候 tenki.jp登山天気の予報では晴れでしたが、終日曇り。
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
18日 金沢出発、道の駅あつみで車中泊。
19日 鳥海山登山、道の駅にしかわで車中泊。
20日 月山登山、また道の駅にしかわで車中泊。
(21日の予定取消、月山下山後帰宅)
21日 大朝日岳登山、下山後、金沢直帰若しくは道の駅朝日で車中泊。
コース状況/
危険箇所等
七高山までは、新雪時でも想定内の登山でした。
新山は火口の中にあり、外輪山の七高山から一旦急こう配のがれきを下った後の登り返しをしなければならないこと、登り返すにあたって、想定外の新雪が積もって岩に書かれたマーキングがほとんど見えなくなり、自分が登り易いルートを探してピーク群に到達。
ピーク群も似たような高さのピークが7つぐらいあって、雪が降ると岩に書かれた矢印(マーキング)が見えなくなり、どれが目指す山頂か分からない。
しかもどのピークにも登頂者が記念に何か岩に彫って書き込んでいるので益々本物のピークが分からない。それだけ皆さんも迷ったということでしょうか?
周りは岩々の断崖絶壁、どこも落ちたら死にますし、似たような岩ばかりですので帰り道を失うと岩の塔の迷宮に嵌ること必至!
夏場、矢印が見えていれば迷うことなく到達できるのでしょうが、初雪時の難易度は夏場のジャンダルムを軽〜く上回り、厳冬期の西穂より怖いかも…です。
06:30 湯の台コース登山口着。
2017年10月19日 06:31撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 6:31
06:30 湯の台コース登山口着。
1階トイレ、2階休憩所。トイレは18日1700で閉鎖との張り紙!
2017年10月19日 06:31撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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1階トイレ、2階休憩所。トイレは18日1700で閉鎖との張り紙!
登山案内板。
2017年10月19日 06:32撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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登山案内板。
登山口の登山届ポスト。
2017年10月19日 06:32撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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登山口の登山届ポスト。
沢に架かる立派な橋。
2017年10月19日 06:48撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
10/19 6:48
沢に架かる立派な橋。
滝ノ小屋。
2017年10月19日 06:52撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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滝ノ小屋。
紅葉
2017年10月19日 06:58撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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紅葉
振り返れば、ベタ凪の日本海。
2017年10月19日 07:11撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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振り返れば、ベタ凪の日本海。
草紅葉。
2017年10月19日 07:33撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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草紅葉。
心字雪の一部。
2017年10月19日 07:36撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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心字雪の一部。
河原宿小屋跡に隣接して建てられたトイレ。
2017年10月19日 07:40撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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河原宿小屋跡に隣接して建てられたトイレ。
鳥海山方面。
2017年10月19日 07:54撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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鳥海山方面。
道標。
2017年10月19日 07:56撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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道標。
鳥海山。
2017年10月19日 07:57撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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鳥海山。
沢も凍っている。
2017年10月19日 07:59撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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沢も凍っている。
雪渓の残り少なく、雪渓トラバース用のアイゼンは不要。
2017年10月19日 08:22撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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雪渓の残り少なく、雪渓トラバース用のアイゼンは不要。
霜柱でバリバリだった道がいつのまにか雪道へ。
2017年10月19日 09:00撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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霜柱でバリバリだった道がいつのまにか雪道へ。
長さ50cmはあったでっかいつらら。
2017年10月19日 09:04撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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長さ50cmはあったでっかいつらら。
樹氷というよりエビの尻尾。
2017年10月19日 09:21撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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樹氷というよりエビの尻尾。
ここからが長かった。
2017年10月19日 09:33撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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ここからが長かった。
伏拝岳山頂の三角点。
2017年10月19日 09:36撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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伏拝岳山頂の三角点。
新山山頂付近はまだガスに覆われている。
2017年10月19日 09:43撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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新山山頂付近はまだガスに覆われている。
新山と行者岳。
2017年10月19日 09:46撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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新山と行者岳。
やっと、七高山山頂(真ん中の頂き)を捉えた。
2017年10月19日 09:59撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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やっと、七高山山頂(真ん中の頂き)を捉えた。
新山の山頂はどこ?
2017年10月19日 10:00撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 10:00
新山の山頂はどこ?
10:05 鳥海山七高山山頂に立つ。
2017年10月19日 10:05撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10:05 鳥海山七高山山頂に立つ。
七高山山頂三角点にタッチ
2017年10月19日 10:06撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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七高山山頂三角点にタッチ
外輪山の七高山から下ってはるかに登って新山。
2017年10月19日 10:07撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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外輪山の七高山から下ってはるかに登って新山。
七高山山頂から頂上小屋方面を望む。
2017年10月19日 10:07撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 10:07
七高山山頂から頂上小屋方面を望む。
雲海と外輪山。
2017年10月19日 10:08撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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雲海と外輪山。
七高山東側斜面の三段紅葉。
2017年10月19日 10:08撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 10:08
七高山東側斜面の三段紅葉。
取り敢えず自撮り。
2017年10月19日 10:10撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 10:10
取り敢えず自撮り。
偶然見つけた胎内くぐりの穴。これを見つける前に1つ関係ないピークを登っている。
2017年10月19日 10:45撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
10/19 10:45
偶然見つけた胎内くぐりの穴。これを見つける前に1つ関係ないピークを登っている。
岩は氷と雪。滑ったら終わり。
2017年10月19日 10:49撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 10:49
岩は氷と雪。滑ったら終わり。
2つ目のピークを登ったら、頂上標識が落ちていた。やっと、新山頂上に辿り着けた。
2017年10月19日 10:56撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 10:56
2つ目のピークを登ったら、頂上標識が落ちていた。やっと、新山頂上に辿り着けた。
2017年10月19日 10:56撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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鳥海山山頂、標高2236m!
2017年10月19日 10:57撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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鳥海山山頂、標高2236m!
もっと遠くからでも分かる山頂標識を立ててほしい。
2017年10月19日 11:00撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 11:00
もっと遠くからでも分かる山頂標識を立ててほしい。
いやー登れて(辿りつけて)よかった。
2017年10月19日 11:01撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 11:01
いやー登れて(辿りつけて)よかった。
あれに見えるは月山。
2017年10月19日 11:01撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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あれに見えるは月山。
胎内くぐりの正規の出口(入口?)
2017年10月19日 11:08撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 11:08
胎内くぐりの正規の出口(入口?)
おおぜさでなく、回り中こんな岩ばかりでどこから帰ったらいいのかも分かりかねます。
2017年10月19日 11:13撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
10/19 11:13
おおぜさでなく、回り中こんな岩ばかりでどこから帰ったらいいのかも分かりかねます。
2017年10月19日 11:13撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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無事、七高山側に戻って来ても自分が登ったピークがどれか分からない。
2017年10月19日 11:45撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 11:45
無事、七高山側に戻って来ても自分が登ったピークがどれか分からない。
2017年10月19日 11:47撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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秋田県側の日本海。
2017年10月19日 11:58撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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秋田県側の日本海。
2017年10月19日 12:04撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 12:04
伏拝岳から心字雪を見る。もっと雪が残っていたら心に見えるね。
2017年10月19日 12:11撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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10/19 12:11
伏拝岳から心字雪を見る。もっと雪が残っていたら心に見えるね。
2017年10月19日 12:52撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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明日登る月山。
2017年10月19日 12:52撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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明日登る月山。
河原宿小屋跡。
2017年10月19日 13:16撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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河原宿小屋跡。
光る日本海。
2017年10月19日 13:30撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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光る日本海。
2017年10月19日 13:47撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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無事、下山。
2017年10月19日 14:13撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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無事、下山。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール

感想

19日から23日の休暇を活かして、まだ登っていない山形の百名山三座、鳥海山、月山、大朝日岳に登ることにしました。飯豊山は福島県側から去年登っているので。

遠い所から近い所へというのと天候が19日が天気が良くて20日は曇り一時雨、21日が曇り予報だったので、一番いい時に一番登りたい山に登ろうということから、鳥海山、月山、大朝日岳の順番になりました。

鳥海山のイメージとして、たおやかな独立峰というイメージが頭の中で出来上がっていて、現に五合目くらいからは日本海や庄内平野を見ながら伏拝岳に至り、七高山から鎖場を下り新山へ登り返すところまではまさかこんなに厳しく難しい登山になるとは夢にも思わなかったのです。
今回、雪が積もって岩に書かれた矢印がほとんど見えない中、最初に極めたピークは途中まで矢印が見えていたのですが、いざピークを極めても頂上には落書きだけで新山の看板はありませんでした。
少なくとも矢印が途中まであったのですから、そこから近くに聳える3つくらいあるピークを調べるもどのピークにも頂上標識柱はなく、どのピークにも人が登ったことを示す岩への彫りこみ文字だらけで、どれが鳥海山ピークの新山頂上か分かりませんでした。
一つ目に登ったピークはニセピークでした。いったいホントのピークはどこ?というあせりと恐怖感が沸き上がりました。
一つ目のピークを下りて二つ目のピークに登ろうとした途中でなんか岩窟らしき穴を偶然見つけたのはよかった。
たしか以前どなたかのヤマレコに掲載されていた胎内くぐりってのはこれだなとピンときました。この近くにホントのピークがあるはずだと確信したものの、岩は雪から完全な氷へ、雪の量も多くなり、エベレストの隠れたクレバスに積もった雪を探るようにトレッキングポールで何回も突いて空洞じゃないことを確認しながら登りました。

この時期まさかの雪と氷で覆われたひとつのピークにつぼ足で登るだけでにまさに命がけですから、何回も命を掛けようという気にはなりません。帰り道をロストしてしまう危険もありました。あとは自分の気持ちの割り切り方といいますか、百名山完登をどうとらえるかですが、次のピークが間違っていたら七高山だけで鳥海山に登ったことにしようと何回も思いました。
噴火警報で立入規制中の御嶽山や浅間山みたいに途中まで登ってOKと解釈できる山もありますし。
鳥海山に登ったというには新山じゃなきゃだめなのか?七高山じゃだめなのか?
これだけ危険な思いをして必ずしも新山に登る必要があるのか、遭難したら元も子もない。その季節・天候・時期により難易度は異なるわけだから、冬季なら難易度は10倍くらい跳ね上がる七高山でも鳥海山としてカウントしていいと思うわけです。たまたま今回は無事、新山のピークを見つけることが出来ましたが、百名山は自分の記録ですから自分が納得できる登山をやったのであればOKだと思うのです。



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