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Yamareco

記録ID: 1298007
全員に公開
沢登り
甲信越

米子沢

2017年10月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
15:57
距離
12.1km
登り
1,373m
下り
1,358m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
14:48
休憩
1:07
合計
15:55
距離 12.1km 登り 1,373m 下り 1,375m
5:53
40
6:33
721
18:34
19:19
10
19:29
51
20:20
20:30
26
20:56
21:00
40
21:40
21:48
0
21:48
ゴール地点
天候 曇りのち霧
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
濡れているスラブで1名転倒、1名滑落
その他周辺情報 山の宿やまごさんにお世話になりました。
朝。駐車場から米子沢の反対方面を望む
2017年10月14日 05:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 5:54
朝。駐車場から米子沢の反対方面を望む
作戦会議?ではなくトイレ
2017年10月14日 05:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 5:57
作戦会議?ではなくトイレ
行きますよ
2017年10月14日 06:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 6:00
行きますよ
入渓地点が分からず迷って、少し戻ってここから入る
2017年10月14日 06:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 6:16
入渓地点が分からず迷って、少し戻ってここから入る
入渓地点はもう少し上だったらしく、余計な堰堤越えをする。
2017年10月14日 06:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 6:23
入渓地点はもう少し上だったらしく、余計な堰堤越えをする。
正しい入渓地点はこの右付近。口の空いた堰堤が目の前
2017年10月14日 06:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 6:30
正しい入渓地点はこの右付近。口の空いた堰堤が目の前
口の空いた堰堤
2017年10月14日 06:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 6:32
口の空いた堰堤
2017年10月14日 07:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 7:20
くの字ナメ滝
2017年10月14日 07:23撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 7:23
くの字ナメ滝
くの字ナメ滝
2017年10月14日 07:25撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
10/14 7:25
くの字ナメ滝
右巻
2017年10月14日 07:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/14 7:27
右巻
4mナメ?
2017年10月14日 07:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 7:30
4mナメ?
ナメ沢出合
2017年10月14日 07:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 7:32
ナメ沢出合
ナメの沢出合上の右岸高巻きから40m大滝を
2017年10月14日 07:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 7:38
ナメの沢出合上の右岸高巻きから40m大滝を
ナメの沢出合上の右岸高巻きから
2017年10月14日 07:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 7:49
ナメの沢出合上の右岸高巻きから
まる3.釜を持つ10m滝。先行は直登トライ中
2017年10月14日 08:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 8:01
まる3.釜を持つ10m滝。先行は直登トライ中
天気が悪い
2017年10月14日 08:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 8:08
天気が悪い
栂の沢出合か
2017年10月14日 08:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 8:23
栂の沢出合か
天気悪いし
2017年10月14日 08:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 8:30
天気悪いし
5mトイ状か。
2017年10月14日 08:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/14 8:42
5mトイ状か。
リード中
2017年10月14日 08:45撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 8:45
リード中
ビレイ中
2017年10月14日 08:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 8:50
ビレイ中
ビレイ中
2017年10月14日 08:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 8:52
ビレイ中
17m滝の右岸から滝が流入
2017年10月14日 08:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 8:58
17m滝の右岸から滝が流入
ぬれてつるつるなのでみんな苦労
2017年10月14日 09:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 9:03
ぬれてつるつるなのでみんな苦労
結構荒れている?
2017年10月14日 09:07撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 9:07
結構荒れている?
ゴルジュ入口の5m滝は右側を巻く。右が日影沢
2017年10月14日 09:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 9:20
ゴルジュ入口の5m滝は右側を巻く。右が日影沢
トラバース
2017年10月14日 10:03撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 10:03
トラバース
2017年10月14日 10:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/14 10:13
2017年10月14日 10:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 10:15
2段10M?右側を登るもうまくなく引き返す。結局この滝に2時間を費やしてしまった!!
2017年10月14日 10:38撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 10:38
2段10M?右側を登るもうまくなく引き返す。結局この滝に2時間を費やしてしまった!!
手前の右岸高巻に失敗。
2017年10月14日 11:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 11:59
手前の右岸高巻に失敗。
やっぱり登る
2017年10月14日 12:17撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 12:17
やっぱり登る
左側を登る
2017年10月14日 12:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 12:38
左側を登る
ビレイしっかりな
2017年10月14日 12:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/14 12:52
ビレイしっかりな
2017年10月14日 13:03撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 13:03
ゴルジュ出口の7m滝?
2017年10月14日 13:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 13:11
ゴルジュ出口の7m滝?
支点が下向きになってしまいザイルをうまくひっぱれなかった。
2017年10月14日 13:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 13:41
支点が下向きになってしまいザイルをうまくひっぱれなかった。
2017年10月14日 13:50撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 13:50
2017年10月14日 13:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 13:51
この上の滝の右を高巻くが、これも1時間かかってしまった。
2017年10月14日 14:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 14:00
この上の滝の右を高巻くが、これも1時間かかってしまった。
お助け紐をつなげて苦労のビレイ
2017年10月14日 14:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 14:52
お助け紐をつなげて苦労のビレイ
2段15m?
2017年10月14日 15:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 15:18
2段15m?
ザイルであげる
2017年10月14日 15:42撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 15:42
ザイルであげる
岩が濡れてて滑るので草付きとの境を登るが時間がかかる
2017年10月14日 16:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 16:08
岩が濡れてて滑るので草付きとの境を登るが時間がかかる
ぬるぬるの岩で助け紐がないと怖い怖い
2017年10月14日 16:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 16:17
ぬるぬるの岩で助け紐がないと怖い怖い
つるつるでびびる
2017年10月14日 16:39撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 16:39
つるつるでびびる
2段6m
2017年10月14日 16:40撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 16:40
2段6m
2段6m.右を巻くが、ロープを出して時間がかかる。
2017年10月14日 16:52撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
10/14 16:52
2段6m.右を巻くが、ロープを出して時間がかかる。
右股はダメヨダメダメ
2017年10月14日 18:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 18:08
右股はダメヨダメダメ
やっと沢から脱出
2017年10月14日 18:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 18:32
やっと沢から脱出
やっと避難小屋着
2017年10月14日 18:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 18:34
やっと避難小屋着
晩御飯
2017年10月14日 23:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10/14 23:02
晩御飯

感想

 またN氏のわがままな希望により、紅葉のきれいな時期に米子沢に行きたいとのことで、10月の中旬という少し寒くなる時期に遠征することになった。神戸からは遠いので、各自1日有休を使って3連休にして前後1日を移動日とした。もっともその前の3連休にいかなかったのは、このときに中央縦走でもしようと思って計画を立てていた自分のわがままで、こちらの計画は雨天予報によりあえなく立ち消えになった。(いつになったら行けるのか・・・)
だが結局のところ、天気が悪くきれいな紅葉は見えなかったし、それどころか大変なことになった。。。4年前の米子沢ーブサノ裏沢継続も大変だったが、今回もえらかった。

 金曜日の朝から移動し、夕方にようやく到着。さすがに遠い。しかしここは東京からは近い。朝には車で駐車場はいっぱいだった。天気は昼くらいから少し悪くなる予報。朝から曇っている。なるべく早くに遡行完了したかったがそうはいかなかった。

 1.入渓地点
事前に入手したGPSログを頼りに進むが少し行きすぎてしまう。しかしログ通りに行こうとすると藪?の中に入らないといけない。それで少し下の入りやすいところから入渓したが、トポにはない堰堤があり、いきなり堰堤の右岸高巻き。後続のパーティーがすぐに来て、この堰堤の上から入渓していた。ようするにGPSログどおり行くのが正解。しょっぱなから失敗して出だしが悪い。その上は、口の空いた堰堤でここからが本当のスタート

2.入渓地点〜ナメ沢出合
我々は4人パーティーで足も遅い。水もそこそこ冷たい。休憩中に後続のパーティーには余裕で抜かされる。しかしこのパーティーの方とはナメ沢出合で追い越したあとには出会わなかった。引き返したのか、もしくはうちらが高巻き失敗〜懸垂中に抜かされたのか??ナメ沢出合までは難しいところもない。

 3.ナメ沢出合〜栂の沢出合
ナメ沢を過ぎると右岸の長めの高巻き。40mの大滝を高巻きから見下ろす。ここら辺から本格的な沢登りになってくる。高巻きが終わったところで後続が続々とくる。3人パーティーが2組。中にはねじり鉢巻きのオールド沢屋スタイルの方もおり、普段の関西の沢では出会わないタイプなので衝撃だった。釜を持つ10m滝は素直に右側の岩裏を通る。先行の強そうなパーティーは直登をトライしていた。その後進むと栂の沢出合

 4.栂の沢出合〜日影沢出合
栂の沢出合を過ぎるて最初の核心が5mトイ状。1番手のパーティーは右岸を高巻こうとして高巻きすぎて大変そう。2番手はトイ状のすぐ左を登り後続をお助け紐で確保していた。これが正解だろうが、それでもちょっと難しそう。自分らのパーティーでは、自分がリードするしかない。なかなかうまく離陸できなかったが2回目のトライでなんとか登れる。残りの3人も苦労していたが、お助け紐のおかげでなんとかクリア。4年前に行ったときはこんなに難しかったか?霧で岩が濡れているせいもあるのか?

 5.日影沢〜
日影沢からゴルジュの始まり。ここまでは順調だった。先行パーティーがゴルジュ入口の5m滝を高巻いているのも見えた。しかしここでまず第一の失敗をする。道があるようで藪漕ぎになってしまい、うまく進めなくなる。ようするに高巻すぎてしまった。戻ってほんの少し高巻いた地点で沢に降りるところを見つけてトラバース。お助け紐も出した。ここで40分かかってしまう。
次に2段10m?の大きな滝が見えた。ここで最大の第二の失敗をする。第一の失敗のときに時間がかかってしまい先行パーティーはもう見えない。しかも予習をしっかりしていなかったので、どこを登ったらいいのか分からない。自分が偵察で右側を登るが途中で少し難しい。後続が登れるか微妙だったので降りて戻る。あとで調べたら、ここが正解で、このまま進めば問題なかった。少し戻って滝の手前の壁を大きく高巻こうとするも、少し行ったところでまた進退窮まってしまう。結局懸垂下降で元に戻ることになり大幅にロス!再度滝の下に行くと、滝の左側に残置ハーケンがあった。ここをザイルを出して登る。最初の出だしが少しいやらしいがなんとか突破!結局この滝の突破に2時間を費やしてしまった!!
次のゴルジュ出口の7m滝?は滝の右側の草付きをトラバース、濡れてて危なそうなのでザイルを出す。しかしそのためここでも40分を費やしてしまう。その後霧が出て日の当たらないゴルジュの中は寒く、カッパを着る。
その後ゴルジュは抜けて、ピンクテープで巻き道が印されているところに出る。しかしそのまま進むとまた藪漕ぎになってしまった。ここも戻ってトラバースをするがあまり足元が良くない。しかも偵察だけのつもりでお助け紐で行ったので長さが足りず、継ぎ足したりしてここも50分費やしてまった!これが第3の失敗。この時点でもう15:00.天気も悪くなってきてしまい先を急ぐ。
次の2段15m?は左側を高巻く。ザイルを出すか迷ったが残置スリングとハーケンもあり、ザイルを出して登った。上部には支点となるハーケンもあった。ここでようやく滝の部分は終わり、大ナメ帯に入った。時間がかかりすぎているのでスピードアップしたいが岩が濡れているので難しい。そんなときにWさんが10mほど滑り落ちてしまう。幸い滑り台のようなところを落ち、下に小さな釜があったので無傷で済んだが、下で落ちるところを見てるほうはびっくりした。これでみんなびびってしまい、晴れて乾いていれば快適なはずの大ナメ帯が恐怖の大ナメ帯になってしまった。これで進みは余計に遅くなってしまい、途中でお助け紐も2,3回出す。前回は快適な大ナメ帯で一度もお助け紐を出したりはしなかったのに。最後の2段6mは右側を巻く。ここでも念のためにロープを出したが、笛も聞こえず連絡がうまくいかなかったこともあり時間がかかってしまう。ここで30分を費やし17:10、とうとう暗くなってしまいヘッドライトをつける。その後は大きな滝はなくヘッドライトでも問題なく進めた。避難小屋へ向かう分岐も先頭は行き過ぎたが、GPSをみて確認し、よく見るとピンクテープもあり、あまりロスすることもなく進めた。
18:34ようやく避難小屋に到着。小屋には泊まりの方が一名だけ。ほとんどまともに食事もとってなかったので、ここでカップラーメンを食べて休憩し、沢装備からアプローチシューズに履き替える。宿や下山連絡先にも電話が繋がった(Docomoでないとうまく通じない)。寝袋もなく服も濡れているので、ここから頑張って下山。下りのスペシャリストのI氏に先頭を行ってもらい飛ばす。2時間30分で登山口に下山21:40。登山口ではなんと宿のご主人(元救助隊長)が迎えに来てくれていた。宿について風呂に入り食事をとる。食事は期待以上においしかった。相当疲れていたので夜は爆睡。

 次の日は道の駅さかえに寄ってリンゴをひと箱買占める。さらに野沢温泉で共同浴場を3箇所はしご。その後妙高から北陸道で帰宅する。

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