八海山〜中ノ岳(大倉口発、十字峡下山;小屋2泊)
- GPS
- 22:43
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 3,103m
- 下り
- 3,083m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:45
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:10
天候 | 10/27(金)晴 10/28(土)曇 10/29(日)雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
まだ軽アイゼンすら必要ありませんでした。 八ツ峰〜五竜岳〜御月山までは鎖場など険しい岩場があるので、悪天候時は入るとリスク大。 |
写真
感想
10/27(金)
週末2泊3日の登山を計画、週末に台風が接近してなんとか金土は雨が降らなそうな新潟方面の越後三山縦走を計画。
3時過ぎに出発、マナーの良いドライバーばかりでストレス無く関越道を降り、5時半過ぎに坂本神社手前の駐車場に入る。
舗装され区画ラインのある広い駐車スペースに自分の車1台。
朝食をとり、装備を調えて出発。
徐々に明るくなり、風もなく登山に絶好の天候。
雲もほとんど無く日差しが山並みを緑に際立たせる。
上はキャプ3とインサレーションベストのみでOKであった。
丸山屋で登山届を提出し、坂本神社で手を合わせ右手から登山開始。
大小様々な碑が建っている。
木々に覆われた登山道。
4合半目でロープウェーからの登山道に合流。
これまで誰にも会わなかったが、いきなり軽装備の登山者が多く現れる。
女人堂で休憩。周りも休憩。おばちゃんよくしゃべっている。
少し先に看板のある祓川で今晩と翌日の給水をする。
12時頃8合目千本檜小屋に到着、本日の行動はここまで。
小屋の前に販売の広告に八海山のTシャツが出ている。
裏に八海山避難小屋があり荷物を置き、小屋前で吉例の1日目お疲れ様の乾杯をする。
小屋の方に協力金2,000円/泊を支払う。
小屋前に中ノ岳から駒ヶ岳の稜線、3日目の下山ルートが一望できよく確認。
時間もあるので迂回ルートを進む。
避難小屋には結局自分一人宿泊、小屋内は寒くもなく、上下厚手ウールの下着のみ。
真冬用寝袋が暑すぎた。19時就寝。
夜は雲が出てきていた。
小屋周辺ではスマホが通じる。
10/28(土)
薄い雲が広く高高度を覆っているため、太陽はほぼ出ていないが遠くまで見渡せる天気。
本日が八ッ峰と中ノ岳への稜線を進む、この登山の核心日。
天候はOK。
この日も上はキャプ3+インサレーションベストでOK。
稜線で冷たい風のところはレインウェアを羽織る。
暗い中での隘路通行は避けたいので朝は遅め、4時に起床、ゆっくり準備し、薄明かりの6時前に小屋を出発。
すぐに鎖場を登り地蔵岳、不動岳を登頂通過、警戒していたほど大変さは無しで大日岳、入道岳を通過。
この中では入道岳が一番難しいか?
標識のない五竜岳を越えて、昭文社地図破線ルートに入る。
しかしでかいザックを担いでいても困難ではない。落ちればただではすまなそうだが普通の難易度か。
このルートでもだれにも会わず一人黙々と自分のペースで破線ルートと向き合う。
曇っていて、雲海も見えるが雨は降らなそうだ。
祓川で給水。水が細いが流れていて助かる。
ここで今晩と翌日の水を入れたため、最後の登りのきつさが増す。
1,900mあたりから溶けきらないで残った雪が地面に散見される。
小屋は最後の最後まで顔を出さず、登り切ったところで15時過ぎようやく避難小屋とご対面。
1階は閉ざされていて階段で2階の窓から小屋に入る。
でかいザックを窓に入れるのに難儀する。
小屋は1階にトイレもあり、広い。
しかしまたもや誰も居らず。
台風が近づいているのに小屋泊もないかと思いつつ、荷物を置いて中ノ岳山頂へ。
少々雪をかぶっている。
小屋では通じないが山頂ではスマホが通じた。
風が強くなっているのですぐに戻り荷物を整え乾杯をしつつそのまま夕食。
日没が早いのですぐに暗くなり19時半就寝。
風と雨音で時折目覚めるが暗すぎて外の様子がわからない。
10/29(日)
この日は越後駒ヶ岳に進んで川沿いを進んで大倉口にもどる予定であったが、
雨が降って増水が心配であったので、ルート変更をして十字峡に降りて交通機関を利用して大倉口に戻ることとする。
この日はキャプ3とレインウェア。
雨が降り続いていて風も強いので外の様子を見つつ出発を遅らせ、4時半起床で6時半過ぎ出発。
日の出時間は過ぎたがガスに覆われ山の状態がわからず。
雨は風ともに弱い。もう一度中ノ岳山頂を通過、下山に入る。
岩が滑りやすく過度に足に力が入る。
雨はいったん上がり、ガスも切れて紅葉の山々が広がる。
しかし暫くするとまた小雨が降り始める。
登山路も雨水が流れるところも出てきて、一部は沼のようで靴がぬかるみにはまる。
目の前にずっと見えていた5合目の測候所の軒下で雨をよけつつ休憩。
ここでもスマホが通じる。
バスの時間を確認すると南越後観光バスが野中から六日町駅までのバスを運行しており、野中始発が13:30。
ここから余裕があるバスの出発時間だ。
降るにつれ紅葉の鮮やかさが増してくる。緑のしゃくなげ湖も右手に見えてきている。
雨も止まず、ひたすら降りのルートで、岩、滑りやすい土で足下が取られる。
湖が近づいてきて道路に出る。
十字峡登山センターが目の前。
大型バスが何台も目の前の道路を通過する。
どうやらここらでいったん観光客を下ろし雨の中紅葉ショート見物をさせているのか。
湖南側の道路を進むとなんと通行止め。またレストハウスに戻って北側の道路をひたすら歩く。
下界の雨はそれなりに弱くなく冷たい。
ダム管理事務所を通過し、町に入ると野中バス停1.0kmを案内する標識。
標識に従ってバス停13時頃到着。
ありがたいことに屋根のある待合スペースで、急いで濡れた装備を整える。
暫くするとバスが来て乗車、申し訳ないので終点六日町駅まで立っていた(400円)。
しかし、途中1名しか乗らず。
13:57到着した六日町駅で14:00発浦佐駅行きバスに乗り換え。
14:22に浦佐駅着(290円)。タクシーなし。東口に行って見るもタクシー無し。
スマホで調べると西口駅前に浦佐タクシー営業所があるではないですか。
事務所に入るとお茶まで出されて、タクシー乗車し駐車場まで(2,560円)。
車に戻ってようやく濡れたウェアを着替えられ、早速近くの八海山酒造に向かう。
デザインが洗練された建物群と広い駐車場。
土産に現地限定の生酒と純米酒を購入。
そのまま道の駅ゆのたにに向かい、なめこと舞茸を土産に購入。
見晴らしの湯こまみで汗流し(600円)。
それから帰宅前にへぎそば小松屋で1.5人前1,180円と野菜天ぷら640円で腹ごなし。
下山後の空腹状態でも満腹感がただならず。
土砂降りの中関越道をひたすら運転。
3ヶ月ぶりの登山となる自分の体力と、冬になろうかというシーズンの登山で難しさを想像していた。
が以外にキツさも少なく岩場を楽しめた。
これは自分の体力というよりも、参考としていた昭文社地図上の標準ルート時間の実態に合わない長さに惑わされていたか。
実際八海山避難小屋から中ノ岳避難小屋まで参考ルート時間は10時間を越え、到着が日没を覚悟していたが2時間早く着いていた。
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